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72時間目「ドキドキの温泉旅行」

一刀「大会が終わり、フランチェスカの勝利かと思われたが光魔が異議を唱え始めた。ところが飛琳先生が現れて光魔の不正を発表、追い詰められた光魔は真の力を出して皆殺しを企むが怒った俺にボコボコにされてしまい光魔の世界支配という野望を粉砕されたのだった 」

あの白熱した学園対抗武道大会から一週間後


一刀や入院していたみんなの怪我も治り、学園対抗武道大会優勝を記念して貂蝉が一泊二日の温泉旅行をプレゼントしてくれたのだった。(ちなみに副賞である望みは光魔がコロシアムをめちゃめちゃに壊したため少し遅れることになった。)


温泉に向かうバスの中


及川「えぇー、この度は学園の優勝とみんなの退院を祝って温泉旅行に来たわけやでー♪ 」


やけに及川が浮かれているのには理由があった。それは…


及川「(水中カメラに湯煙防止カバー、何でも揃えたから絶対に覗いたるで♪) 」


100%覗く気まんまんだった。


華琳「何だか約一名バカが張り切ってるようだけど気にしないようにしましょう 」


蓮華「そうした方がよさそうね 」


月「へぅ 」


そして我らが主人公であり、大会の最優秀賞に輝いた北郷一刀はというと


桃香「一刀くん、そこのお茶取って 」


一刀「はいはい!? 」


前回の追加のお仕置きで今日一日は桃香達の犬と化してしまった一刀だった。


そうこうしている間に


及川「おっ!温泉旅館が見えてきたで! 」


温泉旅館が見えてきたようだ。


キラーンッ☆


そこはまるで高級ホテルのような外見であった。


于吉「(あんな豪華な場所で左慈と一日を過ごせるなんて♪) 」


左慈「言っておくが俺は絶対お前とは違う部屋に入るからな! 」


みんなは旅館の外見に浮かれていたが


貂蝉「何言ってるのよん、私達が泊まるのはあっちよん♪ 」


スッ


貂蝉が指差した先を見てみると


ボロ〜ン


そこはまるで幽霊屋敷のようにボロボロだった。


華琳「ちょっと一刀!旅行資金等は生徒会長であるあなたが仕切っているはずよね!♯ 」


蓮華「それなのにどういうことよ!♯ 」


みんなが会長である一刀を責めてくると


一刀「何だか俺が入院している間に帳簿が塗り替えられたみたいで…!? 」


実は一刀が入院している間に麗羽達がこっそりと帳簿を塗り替えていたのだ。(そのため麗羽達はこの場にはいない)


その頃、麗羽達は


麗羽「おーほっほっほっ!学園の皆さんはのんきに温泉、そしてわたくしは南の島でバカンスだなんてすごい差ですわねおーほっほっほっ! 」


塗り替えた帳簿のお金を使って南の島でバカンスを過ごしていた。


斗詩「麗羽様、これがバレたら大変なことになっちゃいますよ!? 」


猪々子「つ〜か、10月に南の島なんて雰囲気が合いませんよ 」


忘れている人もいると思うが今の季節は10月の秋である。


麗羽「お黙りなさい!せっかくあなた達を連れてきてあげましたのよ!感謝は言われても文句を言われる筋合いはありませんわ! 」



斗詩「南の島なら五月にもグアムに来たのにね(ひそひそ) 」


猪々子「あんときはアニキ(一刀)に誘われちまったから今度は自分で行きたかったんだろよ。しかも一人じゃ寂しいもんだからアタイ達を無理矢理誘ってさ(ひそひそ) 」


二人がひそひそ話していると


麗羽「あなた達!それ以上話すとお仕置きですわよ!♯ 」


と、こんな日々を過ごしていた。


一方、温泉の一刀達は


最初は及川を含む男子達が騒いでいたが


女将「いらっしゃいませ、当旅館の女将であります岡見と申します 」


仲居「仲居の中井と申します 」


和服美人の女将と仲居を見たとたん


及川含む男子達『この旅館に決定! 』


態度を180度変えた。


そして温泉旅行といえば


カポ〜ン


一刀「やはり露天風呂だよな〜 」


左慈「戦いの疲れが癒えるぜ 」


華佗「まったくだな〜 」


戦いの疲れを癒す三人


于吉「左慈、こっちに一緒に入れば友情が上がる風呂がありますから一緒に入りましょう♪ 」


左慈「テメェ一人で入りやがれ♯ 」


一方、女湯では


桃香「愛紗ちゃん、お風呂場に偃月刀持ち込んでどうしたの!? 」


愛紗「なぁに、変態の北郷が覗きに来たときのためですよ! 」


愛紗にとって一刀のイメージは最悪だった。


思春「しかし、北郷が覗かなくてもあの変態(及川)は必ず覗きに来るだろうな 」


春蘭「もし来たら三枚に下ろしてやる! 」


恐ろしい会話が聞こえてくるが


華琳「それなら大丈夫よ、たとえ変態が覗こうとしても最強のガードマンが守ってくれるからね 」


愛紗・思春・春蘭『ガードマン? 』


一方、男湯では


及川「にしし、折り畳みはしごに湯煙遮断カメラ、仕込みはバッチリ!では、覗くで! 」


ダダッ!


まさに及川が女湯を覗こうと男湯と女湯の仕切りに向かうが


バンッ


一刀「そこまでだ及川! 」


及川の前に一刀が立ちはだかった。


及川「カズピー!?いったい何の真似やねん!? 」


一刀「お前に女湯を覗かせるわけにはいかないんだよ! 」


本来ならば一刀も覗く側の人間であるが、華琳達に命令されてガードマンをしているのだった。


及川「たとえカズピーが言ってもそれだけは聞けへんで!わいは絶対に覗くんや! 」


シュンッ!


そして及川は普段よりも素早く走ってきた。


一刀「ならば天誅を下してやるまでだ! 」


ブンッ!


一刀は及川に木刀を振るうが


サッ


普段の及川では避けることができない一刀の一撃を避けた。


及川「カズピーの動きは全部分かっとんや!絶対覗いたるで! 」


人は欲望だけで強くなれるのだった。


一刀「絶対に覗かせはしないぜ! 」


ブンッ!


一刀も少しずつ本気を出してきた。


女湯


ドタバタンッ!


鈴々「男湯から音が聞こえてくるのだ!? 」


蓮華「どうやら変態が覗こうとしているのを一刀が防いでいるみたいね 」


愛紗「(なんとっ!?私は北郷のことを誤解していたのかもしれないな) 」


愛紗の一刀に対するイメージが少しは良くなった。



男湯


一刀「くそっ!?ちょこまか逃げやがって!? 」


及川「へへ〜ん♪カズピーなんて怖くないわい! 」



さっきから及川は一刀の攻撃をことごとく避けていた。


調子にのる及川に対して



ブチンッ!


一刀「及川、もう手加減しないぞ♯ 」


一刀がぶちギレた。


スッ


そして一刀は構えて気を溜めると


一刀「『俄龍爆撃流星』! 」


ドドドーーッ!


一刀は刀に最大の気を送り、龍の気を及川に放った。


及川「ひーっ!? 」


ピューッ!


及川は技を食らうまいと必死で逃げ続ける。


ドカカカーッ!


及川が逃げる道を龍の気が追っているので次々と露天風呂が破壊されていく


そして


ドカッ!


及川「ぐはーっ!? 」


ようやく技は及川に命中した。


一刀「ふんっ!天罰だ… 」


そのとき


ゴゴゴッ…!!


一刀の攻撃に露天風呂の竹製の仕切りが耐えきれなくなり


バッコーンッ!


仕切りは崩壊した。


これにより男湯と女湯を遮るものが無くなり


バッタリ


一刀は女湯にいた女子達と対面した。(ほとんどの女子はタオルを巻いていなかった)


華琳「へぇ、まさかガードマンのあなたが覗くだなんてね♯ 」


愛紗「貴様、覚悟はいいだろうな♯ 」


ジャキンッ!


タオル一枚のどこに隠してあったのか?武力に自信のある者は武器を取り出した。


一刀「あのぅ、これは不可抗力では…!? 」


ほぼ女子全員『問答無用ー!!♯ 』


ドガッ!バキッ!バシッ!ボコッ!ドゴッ!


一刀「ギャーッ!? 」


その場にいた女子のほとんどからリンチを受ける一刀だった。ちなみに他の男子達は巻き沿いを食らうまいとして一刀と及川が戦っている間に風呂から出ていった。


しばらくして


旅館の外


ビューッ


一刀「さむっ!? 」


一刀は旅館の外に放り出されていた。


一刀は覗いた罰として夕食禁止と朝まで旅館追放


及川は覗こうとした罰として夕食禁止となった。


一刀「毛布があるけど今夜は冷えるな!? 」


一刀が少し震えていると



ガラッ


旅館の扉が開いて


月「大丈夫ですか? 」


浴衣姿の月が現れた。


月「今夜は冷えるそうですからどうぞ 」


スッ


月は一刀に暖かいお茶入りのポットを差し出した。


一刀「ありがとう月 」


月「へぅ/// 」


そして月は旅館に戻ろうとするが


ガチンッ


月「あれっ? 」


旅館の鍵がかけられていて中に入れなかった。


月「さっきまで開いてたのにおかしいな? 」


トントンッ!


月は扉を叩くが誰にも聞こえなかった。


ビューッ!


月「へぅ!? 」


ぶるっ


そして月が寒そうにしていると


スッ


一刀「毛布に入れば少しはましになるよ 」


一刀は月に毛布に入るように言った。


月「へぅ!?/// 」


月は恥ずかしがっていたが仕方がないので入ることにした。


そして二人が毛布に入っていると


月「(この状態だけで熱いよ〜///) 」


ポ〜ッ!!


月の顔は煮えた湯が入ったやかんのように真っ赤になった。


月「(でもこれはいいチャンスかもしれない!) 」


くるっ


月は一刀の方に顔を向けると


月「一刀さん、私は入学式の次の日、はじめてあなたに出会ったときに胸が暑くなりました。それから一週間は授業を聞いても頭に入らないくらいでした。だから正直に言います。私はあなたのことが…/// 」


月が勇気を出して告白しようとしたその時


一刀「ぐおーっ! 」


一刀のいびきが聞こえた。


どうやら一刀は月が毛布に入ったときから眠ってしまったらしい。


これを知った月は


月「へぅ〜/// 」


ボンッ!!


顔が一気に茹で蛸のように真っ赤になると


月「でもいつか本当の告白をしますからね♪ 」


スッ


一刀の頭を自分の膝にのせて膝枕の体制にし、自分もそのまま寝てしまった。



その頃、扉のすぐ内側では


星「会長殿の鈍感には呆れますな 」


弧狼「情けないぜ一刀! 」


扉に鍵をかけた張本人である星と弧狼が立っていた。


そして翌日の朝


月を探しに来た詠によって一刀と月は見つかってしまい


詠「このバカチ〇コーっ!♯ 」


ドカッ!!


詠におもいっきり蹴られる一刀だった。


華琳「華琳よ、大会優勝記念にみんなでビデオを撮ることになったの監督は私よ、そして主演はもちろん一刀♪あともう一人は…。次回、『華ざかりの君達へ美少女パラダイス』一刀、あなたの姿に期待してるわよ 」

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