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71時間目「鉄拳粉砕、野望を粉砕せよ!」

一刀「試練を終えて竜宮神殿から帰ってきた俺は魔龍と化した焔と戦いを始めた。しかし、光龍を手にした俺にとってもはや焔なぞ相手ではなく焔は更に力を見せるが結局一刀の一撃が決まり、焔のボールは割れるのだった 」

一刀と焔の戦いで焔の持っていたボールが割れてしまった。


これにより


陳琳「おぉーっと!大将である焔選手のボールが割れてしまった!?ルールによると勝者、フランチェスカ… 」


陳琳がフランチェスカの勝利を宣言しようとすると


光魔「その審議待った! 」


光魔が待ったをかけた。


光魔「フランチェスカは規則違反を犯している!その証拠に登録選手でない小春選手を試合に協力させているではないか!ルール違反で失格だ! 」


確かに光魔の言い分はあっていた。


会場が騒ぎ始めるなか


光魔「(デスドラゴンナイツが負けるとは思っていなかったがまぁいい、私はどうしてもフランチェスカに勝たせるわけにはいかないのだ!そして違反をしたフランチェスカを批判してやる。それが貂蝉への最大の復讐だ!) 」


光魔が思っていると


?「違反を先にしたのはそっちじゃないか 」


何処からか声が聞こえてきた。


光魔「誰だ!?どこから聞こえてるんだ!? 」


光魔が叫んでいると


飛琳「ここだがね 」


バンッ


扉の前に飛琳が立っていた。


飛琳「この大会を安全かつ学園同士の戦争を避けるために決められた規則がある。それは試合中以外での抗争、暗殺、そして闇討ちを禁ずる。もしこれを犯した場合、直ぐ様学園は敗北となる。学園長ならば当然知っているはずだよな 」


光魔「だから何だと言うのだ!私がそんなタブー(危険行為)を犯したというのか?証拠はどこだ?総理大臣の私に変な言いがかりはやめてもらおうか! 」


Dr.バイオス「そうじゃそうじゃ!?証拠を見せんかい! 」


バイオスが焦りながら言うと


飛琳「証人ならここにいるぜ 」


スッ


飛琳が後ろを指差すと


森羅「光魔学園長、ひどいです!私はそのような規則があるとは聞いていませんでした! 」


光魔学園の森羅先生が現れた。


飛琳「彼女と病院で寝ている泉華、あとここにはいないがあんたの弟の黒羽はあんたに言われてうちの生徒の闇討ちを命じられたんだとよ 」


ざわざわっ!?


会場内がざわめきだした。


しかし光魔達は


光魔「私が教師や弟に闇討ちを命じた?バカなことをいうな!証拠はどこにあるというんだ!すべてはその女がでたらめを言っているだけじゃあないか! 」


Dr.バイオス「そうじゃそうじゃ!ちゃんとした証拠を見せろ! 」


完全にしらを切っていた。


飛琳「証拠ならあるさ、実は彼女はあらかじめ会話を録音していたんだよ 」


スッ ポチッ!


飛琳が懐から取り出したボイスレコーダーのスイッチを入れると


『光魔「どんな手を使ってもいい、フランチェスカの奴らを明日の決勝戦では動けないようにしろ! 」』



と、流れていた。


飛琳「これでもまだしらを切る気か? 」


光魔「くっ!? 」


実はこれは録音されたものではなく飛琳が森羅の話を聞いて声を変えてボイスレコーダーに吹き込んだだけである。


Dr.バイオス「おいアンタ!?どうするんだよ!? 」


バイオスが動揺していると


光魔「フフフッ… 」


光魔は笑いだして


光魔「その通りだよ!私は闇討ちを命じたのさ!役に立たない生徒のためにさ! 」


光魔は狂ったように開き直った。


警備員「光魔さん、あなたを逮捕させていただきます 」


ズラリッ!


そして光魔とバイオスの周りに警備員が囲んできた。


Dr.バイオス「どうするんじゃよ!?わしは監獄なんてごめんじゃぞ!? 」


バイオスが慌てていると



光魔「愚問だな。なぜ私が監獄に入らなければならないのだ? 」


Dr.バイオス「何でって!?これは重罪なんじゃぞわかっとるのか!この会場にいる全員がアンタが悪人だと証明するのじゃぞ!? 」


光魔「なら簡単な話ではないか、この会場にいる人間を全て殺せば私が捕まることなぞあり得ん!バイオス、黒羽の血液をよこせ!早くだ 」


Dr.バイオス「仕方ない、お前が捕まればわしも同罪じゃし、たのむぞ 」


スッ


バイオスは光魔に血液入りの注射器を渡した。


飛琳「何をする気だ!? 」


光魔「フフフッ!教えてやろうこれは弟の黒羽の血液だ。私達兄弟の血は少し変わっていてね 」


ブスッ


光魔は注射器を自分に刺すと


光魔「片方の血液をもう片方に入れると闇の力を手に入れることができるんだよ! 」


ゴゴゴッ…!!


そして光魔の姿は黒騎士のような姿に変わっていった。


光魔「これぞ兄弟融合『暗黒堕騎士(ダークネスナイト)光魔』だ!デスドラゴンナイツなんぞ私の力の研究のサンプルにすぎん! 」


※注意 兄弟といっても違う血液型を入れた場合死にますので真似しないでください。ちなみに光魔と黒羽は血液型は違います。


光魔「ふんっ! 」


バキンッ!


強化した光魔は転送装置を破壊した。


光魔「これで関ヶ原にいる連中はすぐには帰ってこれない!ここにいる奴等なんて私の敵ではない 」


飛琳「おのれっ! 」


ゴォッ!!


飛琳は怒りで紅蓮炎龍になろうとしたが


そのとき


シュンッ!


一刀「アイツが親玉か 」


瞬間移動して一刀が帰ってきた。一刀はコロシアムから悪の気を感じていち早く帰ってきたのだ。


一刀「先生、悪いけどあいつの相手は俺にやらせてくれよ 」


一刀が言うと


森羅「何をいってるんですか!?光魔さんは物凄い気を纏っているんですよ!?高二のあなたが勝てるわけ 」



森羅は心配していうが


飛琳「やってきなさい北郷、自分の気がすむまでね 」


一刀「サンキュー先生♪ 」


ダッ!


そして一刀は光魔の元に走っていった。


森羅「なぜ止めないんですか!?あなたは生徒が心配じゃないんですか!? 」


森羅が叫ぶと


飛琳「あいつは心配するような人間じゃないんだよ。いつだって約束は守るような生徒だったからな。もし北郷が負けるようなことがあるならその時は責任として辞職する覚悟ですよ 」



森羅は驚いていた。


今までこれほどまでに生徒を信頼する教師を森羅は見たことがなかったのだ。


ザッ


そして一刀は光魔の後ろに立つと


一刀「おいっ 」


光魔「あんっ 」


くるっ


光魔が振り向いた瞬間


ドグボッ!!


一刀の渾身の右ストレートが炸裂した。


一刀「生徒を道具としか見ていないお前だけは絶対に許さねぇぞ♯ 」


ゴゴゴッ…!!


一刀の怒りは限界を越えていた。


光魔「貴様、この総理である私を殴ってただですむと… 」


光魔が最後まで言おうとすると


一刀「まずこれが 」


スッ


一刀は拳を後ろに構えると


一刀「お前の命令で学園を襲撃され、病院送りになったみんなの怒りだ!♯ 」


ドドドーーッ!!


一刀は高速の拳の連打を光魔の腹めがけて殴りまくった。


光魔「ぐほっ!? 」


バシャッ!


光魔は耐えきれずに腹の中のものを吐き出した。


これは決して光魔が弱いわけではなく怒りの一刀の力が強すぎるからである。


一刀「まだいくぜ!こいつは… 」


スッ!


一刀は拳を後ろに構えると


一刀「この戦いでお前に利用された焔達の怒りの分だ!♯ 」


ドゴンッ!!ドゴンッ!!


一刀は重い一撃を十連発光魔に食らわした。


光魔「ぐべはっ!? 」


この時点で身体中の骨は数本折れており、どんなすごい回復力があっても一ヶ月はかかるほどだった。


一刀「そして最後に… 」


スッ! ゴォッ!!


一刀はおもいっきり気を溜めて拳を後ろに構えた。


この一撃を食らうまいと思った光魔は


光魔「ま…待ってくれ!?私が悪かった!金なら望むがままやる!だから命だけは助けてくれ!命乞いする人を殴るなんて正義の味方のすることか!? 」


光魔の必死の命乞いに一刀は


一刀「仕方がないな 」


シュンッ


気の流れを止めると


光魔「バカめ!『閻魔の裁きの(デスドラゴンジャッジメント)』! 」


ドゴォッ!!


光魔は不意打ちの攻撃を一刀に仕掛けた。


光魔「この技は光の気を持つお前には効果抜群でな!バカな奴め!今時あんな手にかかるとはな!ハッハッハッ! 」


光魔は一刀を倒して大いに笑うが


一刀「そんなことだと思ったよ 」


光魔「!? 」


一刀は光魔の後ろにいた。


一刀「俺が瞬間移動できるのを忘れたの? 」


一刀はあの一瞬の間に瞬間移動して攻撃を避けたのだった。


一刀「さてと、今ので一気にぶちキレたぜ!♯ 」


ドゴォッ!!


一刀はさっきよりも強く気を拳に溜め込んだ。むしろさっきのほうがましなくらいに!?


光魔「ま…待ってくれ!?今のはどうかしてたんだ!?だから助け… 」


一刀「二度も同じ手がきくかよ!『聖俄龍光拳』!♯ 」


ドッカーーーンッ!!


一刀は渾身の一撃を光魔の顔面に炸裂させた。


光魔「グボベーッ!? 」


ドシャンッ!


光魔の顔は元の顔がわからないくらい腫れてしまった。


一刀「今のは俺の怒りの分だ!それと、殺してないから安心しな 」


一刀が光魔を殴ったあと、関ヶ原にいたみんなは転送装置の修理により帰ってきて、逃げようとしていたDr.バイオスも捕まり、デスドラゴンナイツのみんなは事情聴取を受けることになった。


一刀「それにしても光魔の奴、なんでフランチェスカを憎んでいたんだろう? 」


それについてはちゃんとした理由があった。


実は数年前の大会の時


決勝戦にてフランチェスカ学園大将の貂蝉と当時高1だった光魔が戦いをしていたのだが、あろうことに貂蝉は光魔の唇にキスをしてしまい、光魔は戦意喪失により敗北となり、学園からは責められ、当時付き合っていた彼女からもフラれてしまい悲惨な高校生活を送るはめになってしまいそれ以来貂蝉を憎むのだった。(そのことを貂蝉は忘れている)


一刀「まぁなにはともあれ一件落着だな! 」


そうなればよかったのだがそうは問屋が下ろさなかった。


華琳「か〜ず〜と〜♯ 」


一刀「んっ? 」


後ろから華琳の声がしたので振り向いてみると


華琳「桃香から聞いたわよ、あなた女の色仕掛けに負けてギブアップしようとしていたんですってね♯ 」



どきっ!?


華琳がすごく怒っていた。しかも華琳だけではなく



蓮華「これは少しばかりお仕置きが必要ね♯ 」


月「それくらい当然ですよね♯ 」


桃香「覚悟してよね一刀くん♯ 」


ゴゴゴッ…!!


蓮華達もものすごく怒っていた。


一刀「あの…あれはそのぅ…!? 」


桃香達『いいわけ無用!♯ 』


ドガッ!バキッ!バシッ!ボコッ!ドゴッ!


一刀「ギャーッ!? 」


その後、桃香達からのお仕置きを受けた一刀は


試合よりも重傷を負ってしまいしばらくの間、入院するはめになったという。(ちなみに一刀の裏切り行為については桃香達の心の中に仕舞われたため露見されることはなかったという)


愛紗「愛紗だ。久しぶりだな。武道大会も終結し、学園の勝利を祝うため全員で温泉旅行に出掛けたのだが…。次回、『ドキドキの温泉旅行』北郷、姉上(桃香)の入浴を覗いたら承知せんからな! 」

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