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44時間目「恋のダイエット大作戦」

この小説の月日が経つのは早いもので今は10月の秋をむかえていた。


秋といえば


穏「読書の秋です〜!新しい本を読んで知識を上昇するのです〜♪ 」


2年B組 陸遜穏。本を読むとおかしくなる生徒の中では1、2を誇る爆乳の持ち主。


于吉「私は左慈と私のBL(ボーイズラブ)の本を書きますよ〜♪ 」


シュババッ!


于吉は素早い動きで本を書いていた。


後日、このことを左慈に知られて于吉はおもいっきり蹴られたという。


秋といえば…


春蘭「秋蘭だ! 」


秋蘭「違うぞ姉者、芸術の秋だろうが 」


2年A組 夏候秋蘭。魏軍の中では一番真面目な性格。実は絵が得意。


稟「私も絵を描きますよ! 」


1年A組 郭嘉稟。真面目だが桃色妄想すると鼻血を出す。


稟が筆を持って絵を描いていると


スッ!


風が現れた。


そして風は稟に近寄ると


風「稟ちゃん、今日の華琳様の下着は黒だそうですよ〜 」


すると稟は


稟「黒っ!?(ブハッ!) 」


稟は鼻血を出して倒れた。そして稟のキャンバスは鼻血で赤く染まっていた。


これを見た風は


風「稟ちゃんのおかげで助かったのですよ〜、赤色の絵の具が切れたのでこの鼻血をもらいますね〜♪ 」


命がけの採取である。


秋といえば…


美以「スポーツの秋にゃ〜!だからみんにゃで鬼ごっこするのにゃ〜! 」


ミケ・トラ・シャム『オーッにゃ〜! 』


鬼ごっこはスポーツではないと思うが!?


そして秋といえば忘れてはいけないのが食欲の秋だ。


秋は食べ物が美味しくなるので注意が必要なのだ。


これはそんな秋をうっかりしてしまった人達の物語


聖フランチェスカ学園女子寮・桃香、愛紗、鈴々の部屋


むにっ!


桃香「ちょっとお肉がついちゃったかな? 」


桃香は自分のお腹をむんずとつかんでいた。


桃香「これってもしかして!? 」


そして何かに気付いたようだ。


蓮華、シャオの部屋


いつものように蓮華が制服を着ていると


蓮華「んっ!?入らないぞ!? 」


スカートが最後まで閉まらなかった。


蓮華「これはもしや!? 」


そして何かに気付いたようだ。


聖フランチェスカ学園大浴場


華琳が朝風呂を浴びていると


華琳「久々に計ってみようかしら 」


スッ!


華琳は体重計の上に乗った。そして…


華琳「まさかっ!? 」


華琳は驚いた。そして三人は同時に思った。


桃香・蓮華・華琳『もしかして…太ってる!? 』


しばらくして朝のHR(ホームルーム)前、屋上


桃香「ハァ〜、そういえば最近新しく出来たケーキ屋のケーキバイキングに通っていたからなぁ 」


蓮華「ハァ〜、最近は姉様に似たのか食っちゃ寝を繰り返していたからなぁ 」


華琳「ハァ〜、最近部活で作ったお菓子が美味しすぎてついつい食べ過ぎたのが原因ね 」


三人がそれぞれ太った原因を考えていると


桃香「あっ!? 」


蓮華「あらっ!? 」


華琳「まぁっ!? 」


三人の目があった。


そして三人は同じことを思っていた。


桃香・蓮華・華琳『(もしかしてこの人達も太ったな!?) 』


そして太り者同士で話をすることにした。


蓮華「最近うっかりぐうたらしてしまってな 」


華琳「私もついつい食べ過ぎてね 」


二人が話していると


桃香「一刀くんって太ってる娘は好きなのかな? 」


ピクンッ!


桃香の一言に華琳と蓮華が反応した。


〜華琳の妄想〜


一刀「華琳、太ったんだってな!胸はないのに腹が出るとは笑っちまうぜ! 」


〜蓮華の妄想〜


一刀「蓮華、胸はでかくて尻もでかくて腹もでかいからまるで肉団子だな 」


〜どちらも終了〜


華琳「誰の胸がないですってー!!# 」


蓮華「尻がでかいとはなんだ!!# 」


ガタンッ!


急に二人が叫び出した。


どちらも二人の妄想なのだが…


桃香「私も心配になっちゃったな〜 」


〜桃香の妄想〜


一刀「俺は腹が出る桃香よりもスタイルのいい愛紗の方が好きなんだ! 」


〜妄想終了〜


桃香「ひどいよ一刀くん! 」


ガタンッ!


桃香も叫び出した。


三人の考えすぎで一刀を知る者ならば一刀がそんなことをいうはずがないと思うのだが、三人はそこまで感付いてなかった。


そして三人が考え抜いた結論は


桃香・華琳・蓮華『痩せなきゃっ! 』


ただそれだけだった。


そして三人は実行に移る。


桃香の場合


桔梗「今日の体育はマラソンじゃ!体が倒れるまで走るがいい! 」


桔梗先生の地獄の授業、地獄マラソン。最も多く走ったものは成績を上げるという地獄の授業なのだ。(逆に一番周回が低いものは体調不良以外ならば成績が下がる。)


桃香は毎回最下位レベルなのだが


桃香「(今日だけはこのマラソンに感謝しないとねぇ〜♪) 」


桃香は一気にマラソンで脂肪を燃やすつもりだった。


そして授業が始まると


30分後


桃香「もうダメ〜! 」


バタンッ!


桃香は無理をしすぎてしまい倒れた。


桔梗「だから無茶したらいかんと言ったのに!?誰か保健室に連れていってやれ! 」


桃香は保健室に連れて行かれた。


蓮華の場合


思春「蓮華様、いきなり呼び出して稽古とはどういうことですか? 」


思春は蓮華に呼び出された。


蓮華「最近体がなまってきたから思春に久々に稽古をつけてもらおうと思ってな! 」


ホントの理由が痩せるための運動だとは言えない蓮華


しかし思春は


思春「この思春感動しました!まさか蓮華様が運動するために私を呼んだなんて思った私をお許しください! 」


図星だった。


思春「では、本気で向かいますので覚悟してください! 」


少しばかり手を抜いてほしいのだが


30分後


蓮華「もうダメ!? 」


思春「まだまだですよ蓮華様!あと30分はやってもらわないと! 」


余計なことを言ってしまった蓮華だった。


華琳の場合


桂花「華琳様、大量のダイエット品が届きましたがどういうつもりですか? 」


桂花が聞くと


華琳「あらっ、理由をいちいちはなさなきゃいけないのかしら? 」


桂花「いいえ!別に! 」


桂花はその場を去った。


華琳「フフフッ!これだけの品があればどれかが当たるはず…いくわよ! 」


ガババッ!


華琳はてあたりしだいに薬を飲みまくった。(マネをしたらいけません!)


30分後


華琳「苦しい〜!? 」


華琳は薬の飲みすぎで見た目が前より太っていた。


そして昼休み


桃香「足がくたくただよ〜! 」


蓮華「体中が痛い! 」


華琳「お腹が苦しいわ! 」


結局三人の減量作戦は失敗に終った。


桃香「食べても太らない恋ちゃんや鈴々ちゃんが羨ましいよ〜! 」


蓮華「私もあんなにごろごろしながらプロポーションを維持できる姉様が羨ましいわ! 」


華琳「季衣は何で太らないのかしら! 」


三人が愚痴を言っていると


桃香・蓮華・華琳『太らないといえば! 』


そして三人の目先は一致した。


天和「一刀〜、今日のお弁当だよ〜♪ 」


地和「ちぃ達が作ったんだから残さず食べなさいよね! 」


人和「後で今後のために感想を言ってもらえると嬉しいです 」


一刀「あ…ありがとう 」


今日は張三姉妹だけだが、いつもは6人分食べているにもかかわらず、体が変化しない一刀に三人の目線が集中していた。


桃香「男の人って太りにくいのかな? 」


蓮華「一刀の場合厳しい鍛練をしてるからではないのか? 」


華琳「少し調べてみる必要があるわね 」


そして深夜、男子寮


他の部屋の電気は切れているのに対して一刀の部屋の明かりがついていた。


桃香「こんな遅くまで何してるのかな? 」


蓮華「勉強か何かかしら? 」


華琳「気になるわね 」


じっと見つめられるなか、部屋の中で一刀は…


一刀「ふんっ!ふんっ! 」


自主トレをしていた。


一刀は6人分の昼食を残さず食べるために自主トレをしていたのだ。


以前は外でやっていたのだがそれが原因で学園7不思議になったので部屋の中でするようになった。(19話参照)


寮の外で見ていた三人は


桃香「考えてみたら一刀くんは見た目で判断するような人じゃないよね 」


蓮華「確かにその通りだな 」


華琳「そこまで考えてなかった自分が馬鹿になってきたわ 」


三人はようやく考え直した。


桃香「でもダイエットはしなくちゃ! 」


蓮華「すぐにリバウンドしてしまうからな 」


華琳「秋だからって怠けたり食べ過ぎは禁物ね 」


その後、三人はまともなダイエットをした結果


元の体重より痩せたという。


だが…


愛紗「最近太ってきたな!? 」


春蘭「やはり食べ過ぎたしな!? 」


思春「蓮華様とは久々の鍛練だったしな!? 」


愛紗・春蘭・思春『ダイエットせねば! 』


ダイエットの脅威は次々と広まるのだった。


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