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28時間目「北郷家の人々」

今回、一刀の家族が全員揃います。(一刃以外の)

一刀についてきた女子達の泊まる先はとりあえず一刀の実家に決まった。(理由はこれだけの大勢を泊められるのは一刀の実家しかないため)


蒼魔達と別れて一刀がみんなを連れて実家に向けて歩いていると


華琳「(一刀のご両親と会うとわかっていたらもう少し化粧すればよかったわ) 」


桃香「(やった〜♪準備しといてよかった♪) 」


蓮華「(両親に対する第一印象は大事だからしっかりせねば!) 」


彼女達がそんなことを考えている間に


一刀「着いたよ 」


一刀の実家に到着した。


一刀の実家の第一印象は


鈴々「おっきいのだ〜!? 」


愛紗「実家が道場とは聞いていたがまさかこれほどとは!? 」


一刀の実家である剣術道場はでかかった。


一刀「爺ちゃんいるのー? 」


シ〜ン


一刀は叫ぶが返事がなかった。


一刀「庭かな?ちょっと見てくるから待ってて 」


一刀は庭に向けて走り出した。


一刀が去ってからすぐ後


?「グルルー!! 」


焔耶「(ビクッ!?) 」


焔耶が何かの気配に気付いた。


桃香「焔耶ちゃんどうしたの? 」


桃香が聞くと焔耶は


焔耶「今、犬の気配がして!? 」


焔耶は犬が苦手なのだ。


?「グルルー!! 」


バッ!


そして気配を消していた犬は姿を現すと飛びかかってきた。


焔耶「ギャー!! 」


バタッ!


焔耶はあまりの恐怖に気絶してしまった。


しばらくして


一刀「何だ今の叫び声は!? 」


焔耶の悲鳴を聞いて一刀が駆け付けてきた。


駆け付けた一刀が見てみると


?「クゥン? 」


焔耶「(ヒックヒック!?) 」


気絶している焔耶の上に大きなシベリアンハスキーがのっていた。


恋「…かわいい 」


なでなで。


恋はシベリアンハスキーが気に入ったようだ。


ねね「恋殿〜!?そんな犬よりセキトや張々がいますぞ〜!? 」


ねねは恋にうったえるが当の本人(本犬?)達は


セキト「ハッハッハッ 」


張々「ワンッ♪ 」


すっかりじゃれあっていた。


桃香「一刀くん!?早くしないと焔耶ちゃんが!? 」


このままほっといてもいいかもしれないがそれだと焔耶が起きないので桃香が言うと


一刀「(ケン)!こっちに来な! 」


一刀が呼ぶと犬は


剣「ワンッ♪ 」


ガバッ!


尻尾を振りながら一刀にのしかかってきた。


剣「(ペロペロッ) 」


一刀「くすぐったいからやめろって♪ 」


犬は一刀の顔を舐めまくっていた。


華琳「この犬は一刀の犬なの? 」


華琳が聞くと


一刀「そうだよ、北郷剣っていうんだ 」


剣は一刀が小さい時から飼っている犬だ。


一刀「そういえば剣!爺ちゃん知らないか? 」


犬に聞く一刀に対して


桂花「あんたバッカじゃないの!犬が人の言葉を理解出来るわけないでしょ 」


と桂花は言うが


剣「ワンッ! 」


ダダッ!


剣は理解したのか道場の中に入っていった。


一刀「道場の中だったのか 」


一刀は剣の後に続いて道場に入り、女子達も一刀の後に続いて入っていった。


北郷剣術道場内


みんなが道場に入ると


ポツン。


一人の老人が道場の真ん中に座っていた。


一刀「爺ちゃん只今! 」


一刀は再び叫ぶが


老人「・・・ 」


老人はピクリとも動かなかった。


桃香「ボケすぎて耳が遠いのかな? 」


桃香が言うと


愛紗「違いますよ姉上、達人というものはいかなる時でも平常心なんですよ 」


愛紗はまともなことを言うが


一刀「違うよ、爺ちゃんは寝てるだけだからさ 」


ズコッ!


一刀の言葉に全員がずっこけた。


一刀「一度寝た爺ちゃんはそう簡単には起きないからな 」


蓮華「では起きるまで待つのか? 」


蓮華が聞くと


一刀「そんなに待てないから今すぐ起こすよ 」


この時、みんなは?を浮かべた。さっき簡単に起きないと言ったくせにすぐ起きることが出来るのかと


すると一刀は


一刀「ハイレグ着たすっごい爆乳の美女が近くにいるぞー(小声) 」


一刀が小声で言うと


愛紗「そんなことで起きるわけが… 」


しかし


ガバッ!


爺ちゃん「ハイレグ美女はどこじゃ!? 」


さっきまで寝ていたはずの老人がいきなり起き出した。


ズコッ!?


これに対して女子達はずっこけるしかなかった。


一刀「相変わらずだな爺ちゃん 」


一刀が呼ぶと


爺ちゃん「なんじゃ、一刀かい 」


残念そうに答える爺ちゃんだったが


しかし、


ズラーリッ!


周りにいた桃香達を見付けると


刃「はじめまして、一刀の祖父の北郷刃です。趣味は盆栽と碁を少々… 」


ズコッ!?


急に態度が変わる爺ちゃんを見てずっこける女子達だった。


そんな会話をしていると


切刃「道場の方が騒がしいから来てみれば、何してるんですかお父さん!!! 」


道場の扉には青筋を立てた一刀の母である切刃が立っていた。


刃「切刃!?違うんじゃよ、これには深い訳が!? 」


しかし、そんな言い訳が通じるはずがなく


切刃「この馬鹿父がー!!! 」


ドッカーン!!。


刃「ギャー!!? 」


娘に制裁される情けない父であった。


しばらくして


切刃「成程ね、そういうことならうちにしばらく泊まっていいわよ 」


あの後、切刃に桃香達を泊めていいかを聞いた一刀は母から了解を得るのであった。


切刃「とりあえず狭いけど道場で寝泊まりしてね、それと… 」


切刃は縛られて吊された刃を見ると


切刃「このスケベ爺さんがエッチなことしたら殺しても構わないからね 」


実の娘の言う台詞だろうか?


そして切刃は桃香達を見渡すと


切刃「(一刀、ちょっと来なさい) 」


一刀を呼び寄せる。


一刀「何だよ母さん? 」


そして呼んだ一刀の耳に囁いた(ささやいた)。


切刃「あの娘達の中で誰が本命なの? 」


一刀「ブッ!? 」


一刀は吹き出した。


一刀「何言ってるんだよ母さん!? 」


切刃「だって一刀が男友達以外でうちに連れてくるなんてこと今までなかったからさ♪ 」


切刃は一刀をからかうように言う。


そんな時、


?「只今〜 」


玄関から誰かが帰ってきた。


切刃「あの声はダーリンだわ!待っててねダーリン♪ 」


切刃はスキップしながら家の玄関に向かっていった。


華琳「この家は性格変わる人が多いのね!? 」


その点は驚くしかなかった。


北郷家・玄関


切刃「おかえりなさいダーリン 」


優刀「切刃さん、ただいま! 」


北郷優刀


一刀の父で武力は北郷家一の腕前で料理が得意。髪は黒で瞳は緑、見た目は20代の美男子で職業は会社のサラリーマン(役職は課長)ほとんどの女子社員にモテるが妻のことが一番好き。性格は優しく怒ることは滅多にない。普段は単身赴任中で家には殆んどいない。


切刃「単身赴任ご苦労様♪今日は一刀が女の子をたくさん連れてきたのよ 」


優刀「ほう、一刀がねぇ、切刃さん今日は御馳走にしなくちゃね♪ 」


切刃「もちろんよ♪今から近所のスーパーに買い物行ってくるわ! 」


やる気が出る夫婦だった。


しばらくして、北郷家・台所


切刃「さてと、張り切って御馳走を作らなきゃ 」


料亭の女将である切刃が張り切って食事の準備をしていると


華琳「待ってくださいなお母様 」


さりげなくお母様と呼ぶ華琳だった。


切刃「あなたは一刀の友達の、何か用なの? 」


切刃が聞くと


華琳「あれだけの大人数の料理を作るのは大変ですから我々も手伝いますわ 」


流琉「料理なら任せて下さい! 」


月「微力ながらお手伝いします 」


料理に自信のあるものが名乗り出た。


愛紗「私もやるぞ! 」


春蘭「華琳様がやるなら私もやるぞ! 」


料理を作ると危険な人も名乗り出たが


全員『それはダメ!? 』


全員が必死に止めたので食い止めることが出来た。


そして夕食の時間


桃香「この料理美味しいね♪ 」


蓮華「一刀の料理がうまいのは両親の遺伝だったのか!? 」


みんなは一刀の両親が作った料理に驚いていた。


恋「…おかわり 」


鈴々「おかわりなのだ! 」


季衣「おかわりだい! 」


1年A組 許緒季衣。小柄な怪力娘で大食い。鈴々とはよく喧嘩をする。同じクラスの流琉とは親友同士の仲。


大食いが三人いるのは大変だったが


桃香「片付け手伝いますよお母様 」


蓮華「私も手伝いますよお母様 」


さりげなく二人もお母様と呼ぶのであった。


三人の反応に切刃は何かを気が付いた。


切刃「(この娘達が特に一刀のことが好きなのね) 」


いわゆる女の勘である。


しばらくして


風呂場


カポーン


さすがに全員入るのは無理なので分かれて入ることにした。


桃香・華琳・蓮華組


桃香「私こんな釜のお風呂に入るのはじめてなんだ♪ 」


華琳「確かに珍しい感じね!? 」


蓮華「今時ゴエモン風呂とはな!? 」


三人がゴエモン風呂につかっていると


華琳「一刀、ちょっとぬるいからもう少し熱くしなさい! 」


一刀「わかったよ 」


一刀は風呂炊きをしていた。


蓮華「一刀、わかってると思うがもし覗いたら命の保証はないからな! 」


一刀「わかってますよ、俺だって命は惜しいわけだしさ 」


一刀は渋々風呂を炊くのであった。


桃香「でもすごいよね一刀くんって、こんな大きな家に住んでて武力は強いし、家族愛に溢れてるよね 」


華琳「確かに最近は生徒会長としても頑張ってるようだしね 」


蓮華「だからこそ好きになったのかもしれないな 」


桃香・華琳・蓮華『/// 』


ちなみにこの会話は外に聞こえないよう小声で話しています。


桃香「私、一刀くんを譲る気ないし負けないよ! 」


華琳「私だって欲しいものは絶対に諦めないわよ 」


蓮華「私も負けるわけにはいかないな! 」


三人が決意していると


ジ〜。ジ〜。


風呂場を覗く二つの単眼鏡を発見した。


バシャッ!!


三人が風呂炊き口めがけて熱いお湯をかけると


一刀・刃『あちちっ!? 』


そこには一刀と自力で脱出した刃がいた。


三人に見付かってしまった一刀達は


刃「一刀の奴が見ようと言い出して… 」


一刀「何言ってんだ!爺ちゃんが先に見ようって言ったじゃないかよ! 」


どちらにしろ共犯である。


この後、悲鳴をあげた三人の声を聞いて愛紗・春蘭・思春が駆け寄り、一刀と刃をボコボコにしたあげく、直ぐ様切刃が現れて二人にお仕置きしたのだった。


そして三人は思った。


一刀がスケベなのは爺ちゃんからの隔世遺伝だということを


北郷家の武力


1、北郷優刀

2、北郷一刃

3、北郷切刃

4、北郷刃

5、北郷一刀

6、北郷剣


こうして見ると学園最強男子の一刀が弱く見えますね


刃の性格は前作とは違います。


ここで一つお知らせです。


オリキャラを全員出してほしいと要望がありましたが数が多くて大変なので今後、新たなオリキャラを送られても登場はさせません。誠に申し訳ありませんが西森も大変なんです!?

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