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25時間目「女おとしの転校生」

最近主人公なのに一刀が後半しか出なかったり、ひどい目に合うオチが多いですがこれも面白くするためです。(一刀ファンの人にはすみません)

ある日のこと


キキィッ!。


聖フランチェスカ学園前に一台のリムジンが止まった。


?「弟よ!ここが今日から俺達の通う学園だ 」


?「ここにはかわいい女の子がたくさんいるって聞いたから楽しみだね兄さん♪ 」


?「その通りだとも弟よ、この学園の女子全てを我らが兄弟のとりこにするのだ! 」


漢組教室


卑弥呼「今日からこのクラスに転校してきたものが二人おる 」


ザワザワッ


及川「先生!男かいな女ですかいな? 」


及川が言うと


漢組生徒『ギャハハッ! 』


教室中に笑いが溢れた。


及川「何でみんな笑うんや? 」


及川が不思議がっていると


華佗「馬鹿かよお前は!このクラスは男子限定教室じゃないか!女子が転校しに来るわけないだろ 」


華佗に言われた及川は


及川「すっかり忘れてたわ!? 」


ギャハハッ!


また笑いが溢れだした。


卑弥呼「オッホン!では入ってきたまえ! 」


卑弥呼が言うと


ガラッ!


教室の扉が開いて中に入ってきたのは


ウィ〜ン。ウィ〜ン。


ロボットが二体だった。


及川「転校生はロボットかいな!? 」


及川が驚いていると


左慈「そんなわけないだろ!? 」


左慈が突っ込んだ。


卑弥呼「一体それは何のつもりだ? 」


卑弥呼が転校生に聞くと


?「これは失敬、この教室の臭いがあまりにも不潔だったので防臭スーツを着てるんですよ 」


転校生が答えると


卑弥呼「学園ではそんなものは脱ぐように! 」


卑弥呼に言われた転校生は


?「わかりましたよ!弟よ、脱ぐぞ 」


?「仕方ないね兄さん 」


スルッ。スルッ。


二人はスーツを脱ぐと


玄徳「聖ローズマリー学園から来た双子の兄の偽田玄徳(にせだげんとく)です! 」


天空「同じく双子の弟の偽田天空(てんくう)です! 」


バァンッ!


防臭スーツを脱いだ二人は漢組の生徒と比べたら月とすっぽんというくらいの差がある美男子だった。(聖ローズマリー学園とはイケメンばかりの通う上品学園である。)


教室を見渡した二人は


玄徳「見ろよ弟よ、あれがブサメンというものだぞ! 」


天空「ホントだね兄さん!今まで転校し続けてきたけどこれほどひどいブサメンはいなかったよね 」


イケメン二人に好き勝手言われて黙る漢組の生徒ではなかった。


漢組生徒1「この野郎! 」


漢組生徒2「イケメンだからってなめんじゃねぇぞ!! 」


漢組の華佗達を除く生徒が一斉に飛びかかる。


しかし避けようとしない二人は


玄徳「(天空、あれをしてやれ!) 」


天空「(わかったよ兄さん) 」


スッ!


天空が男子に向けて手をかざすと


漢組生徒1「うっ!? 」


漢組生徒2「体が!? 」


バタバタッ!


漢組の生徒達は次々と倒れていった。


及川「なんやあいつ!?妖術使いかいな!? 」


及川が驚いていると


華佗「違う!薬の一種で眠らせただけだ 」


華佗だけが原因に気が付いた。


玄徳「ほぅ、弟の薬技に気付くとはなかなかやるねきみ 」


玄徳が言うと


華佗「俺は医者の息子なんでな薬に関しては詳しいほうなんだよ 」


華佗が言うと玄徳達は


玄徳「弟よ、この学園の女子を全員ものにするには厄介な奴らが数人いるから時間がかかるな 」


天空「僕も感じるよ兄さん、このクラスには厄介なのが3〜4人はいるね 」


二人が言う3〜4人。それはすなわち、華佗・左慈・于吉そして一刀!…って一刀がいなかった。


及川「かずピーは今日は休みかいな? 」


及川が聞くと


華佗「一刀なら風邪だから病院に行ってから来るそうだぞ 」


そのようであった。


及川「なぁにっ!かずピーの代わりにわいが! 」


及川は偽田兄弟に挑みかかるが


玄徳「ブサメンは黙ってろ! 」


ドカッ!


軽くやられてしまった。


天空「兄さん、こんな男臭い教室はほっといてこれからガールハントに行こうよ♪ 」


天空が言うと


玄徳「それもそうだな弟よ!ではガールハントに出発だ! 」


ダダッ!


二人は教室を出ていった。


二人が去った後、


卑弥呼「生徒が4人しかいないので今日は自習にする! 」


また卑弥呼の勝手な判断で授業が潰れてしまった。


及川「授業潰れてよかったけどあいつら一体何者なんや? 」


及川が不思議がっていると


于吉「今、調べましたらあの二人はちょっとした有名人ですよ 」


華佗・左慈・及川は于吉の話を聞いてみる。


于吉「あの二人はローズマリー学園以外にも転校し続けてるんですよ!それも転勤や退学でなく学園の女子全てをとりこにする度に転校し続けている学園の女子荒らしです 」


于吉の話を聞いた及川は


及川「それって大変やんか!?あいつらこの学園の女子をとりこにしに来たんやな! 」


及川は立ち上がると


及川「かずピーがおらん今、学園の平和はこの及川祐が救ったる! 」


及川は教室を出ようとするが


華佗「やめとけ及川! 」


華佗に止められた。


及川「止めるなや!学園の平和は… 」


華佗「そんな事しなくてもあいつらは勝手に自滅するさ 」


華佗の言葉に及川は?を浮かべた。


及川「何でなん? 」


及川が聞くと


華佗「この学園の女子は一味も二味も違うからな 」


及川はまだ華佗の言う事が理解できていなかった。


一方、偽田兄弟は


玄徳「年上の3年には興味ないからな、俺は2年を攻めるから弟は1年を攻めてくれ 」


天空「わかったよ兄さん! 」


二人はそれぞれ分かれていった。ちなみに二人は2年生である。


2年側


玄徳「やはり女の子は同い年にかぎるな!さてと、どの娘から狙おうかな? 」


玄徳がターゲットを探していると


桂花「あぁ華琳様♪今日もあなたは美しい 」


華琳を遠く眺めている桂花を見付けた。


玄徳「そこの猫耳フードのかわいこちゃん!俺と遊ばない? 」


ポンッ!


玄徳が桂花の肩に手を置いた瞬間!


桂花「キャー!?犯されるー!! 」


バッチーン!。


桂花のビンタを玄徳は喰らってしまった。


玄徳「きみ何するの…!? 」


玄徳が聞くと


桂花「この全身精液変態白濁はらませ男!私に触れていいのは華琳様だけなのよこの馬鹿っ! 」


言えるだけの悪口を言って桂花は去っていった。


桂花に散々言われた玄徳は


玄徳「この偽田玄徳。産まれて17年、女の子にあんなこと言われたのは初めてだ!? 」


ショックをうけていた。


そんな玄徳の前に


穏「そんなところで何してるんですか〜? 」


穏が現れた。穏を見た玄徳はさっきのショックはどこへやら?すぐに立ち直った。


玄徳「なんにもないよ彼女♪それより君は何するところかな? 」


玄徳が聞くと


穏「私は〜こっそり借りてきた初めて読む本を読もうと思いまして〜 」


穏が言うと


玄徳「本読みなら俺が付き合ってあげるよ 」


穏「それはありがとうございます〜♪一緒に読みましょう 」


この後、何が起きたかはしっての通りである。


時は少し戻り、1年側


天空「やはり俺は年下の女の子を調教するのが一番だぜ! 」


好みが違う兄弟だった。


天空が女の子を探していると


月「一刀さんはまだ来てないか 」


歩いている月を見付けた。


天空「かわいこちゃん、僕と遊ばない? 」


ポンッ!


天空の手が月の肩に置かれた瞬間!


詠「月に何してるのよ馬鹿チ〇コ!!! 」


ドグボッ!。


突然現れた詠に膝蹴りを喰らう天空であった。


詠「月!あんな痴漢に近寄っちゃダメよ! 」


月「あの人大丈夫かな? 」


天空はそのまま置き去りにされた。


天空「この美しい僕が…馬鹿チ〇コだなんて!? 」


天空が倒れていると


美以「んにゃっ? 」


美以に見付かった。


美以「(くんくんっ)お前からいい臭いがするのにゃ! 」


その臭いは天空の持つ薬の材料のマタタビの臭いだった。


すると美以は


美以「決めたのにゃ!こいつをおもちゃにするのにゃ〜! 」


天空「えっ!? 」


天空は美以に襲われた。


そして時は進み、食堂


玄徳「はぁはぁ!?ここまで逃げてくれば!? 」


興奮した穏から玄徳は何とか逃げ出した。


玄徳が逃げた食堂に


天空「兄さ〜ん!? 」


美以にボロボロにされた天空が現れた。


天空「この学園は怖いし転校しようよ!? 」


玄徳「なに弱音をはいてるんだ!せめて一人でもとりこにしなければ! 」


玄徳が辺りを見渡すと


桃香「一刀君が来るまで食堂で待ってようよ 」


華琳「そうね、せっかく作ったお弁当を無駄にするわけにはいかないし 」


蓮華「すぐ来ることを祈ろう 」


体がボロボロになった偽田兄弟の目にうつったのは桃香達であった。


玄徳「見ろよ弟よ!この学園にはまだあんなかわいこちゃんがいるんだぞ 」


天空「本当だね兄さん、神はまだ僕達を見捨てていなかったんだね! 」


そして二人が桃香達に飛び付こうとすると


ガラッ!


食堂の扉が開き


一刀「遅くなってすまないな! 」


一刀が入ってきた。


一刀が入ってきた瞬間


桃香・華琳・蓮華『一刀(くん)! 』


ドドドッー!!。


ドカンッ!


三人は飛び出そうとした偽田兄弟をはね飛ばして一刀に近付いていった。


飛ばされた二人は


玄徳「なんなんだあの男は!!俺達より目立ちやがって許せん!弟よ、あれを奴にふりかけるんだ! 」


天空「わかったよ兄さん! 」


ババッ!


天空がふりかけた薬は男にのみ効く女に嫌われる薬である。


それが一刀にまかれたが


一刀「何だこの粉は? 」


ムズムズ


薬が一刀の鼻にかかると風邪の一刀は


一刀「へっ…へっ…へくしょいっ! 」


盛大なくしゃみをした。


ピュ〜


一刀のくしゃみに飛ばされた薬は


スゥ〜


玄徳「ゲッ!?薬がこっちに!? 」


天空「どうしよう兄さん!? 」


薬は偽田兄弟の方に飛び散ってしまった。


その直後


桃香「何だかあの二人嫌な気がしませんか? 」


蓮華「確かに嫌な気がするな 」


華琳「女の子に嫌な気を感じさせる男は最低よ! 」


ズッキューーンッ!!


桃香達に散々言われた偽田兄弟は


玄徳「もう女の子なんてこりごりだー! 」


天空「待ってよ兄さん!? 」


二人は泣きながら逃げ出していった。


一刀「あの二人誰なんだ? 」


その後、学園から逃げ出した偽田兄弟はその日のうちに転校し、


あたらしく男子校に転校したという。


今回出てきた双子の偽田兄弟のモデルは玄徳がアニメに出てきた偽劉備。弟の天空は西森の前作に出てきた偽の御遣いがモデルです。(どっちも似たようなものですけどね)

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