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243時間目「最強戦士・及川祐!」

最強×不死身=史上最強ですかね?

それはある夜のこと


フランチェスカ学園


ビュゴォーーッ!!


男子寮・一刀の部屋


ニュースキャスター「只今入りましたニュースによりますと大型台風30号は東京に接近中とのことで物凄い風と雨がありますので住民の方は絶対外出しないようにお願いします! 」


ニュースキャスターが言うように現在東京は大型台風が接近しているのだ。(そのため学園は休校)


狐々「…一刀、狐々怖い 」


ギュッ!


本当はあまり怖くないのだが一刀に抱きつきたいがために怖がるふりをする狐々


一刀「確かに大型台風なんて珍しいからな、まぁこんな日に外に出るような馬鹿なんていないだろう 」


ところがだ


男子寮・屋上


ビュゴォーーッ!!


及川「ひーっ!?飛ばされる〜!? 」


台風が吹き荒れるなか、及川が外に出ていた。


別に罰ゲームというわけでもなく、その理由は…


及川「くっそー!!台風の馬鹿め!折角わいが脱衣場にセットした覗きカメラのアンテナをへし折りおって!! 」


ということであった。


そして


カチャッ!!


及川「よしっ!補強完了!これでもう大丈夫や♪ 」


喜ぶ及川であったが


ビカッ!!


空が一瞬光ると


ゴロゴローーッ!!


及川「ぎゃーっ!? 」


ビリリーッ!!


及川に雷が直撃し


バタンッ!!


及川はそのまま気絶してしまった。


そして台風が無事にさった次の日


プスプスッ…


男子寮屋上にて雷で黒焦げになった及川と壊れたアンテナが発見されたのだが


男子「なんだ及川かよ 」


男子「いつものことだな 」


と冷たい態度をとられてしまった。


及川「(お前ら〜、後で覚えてろよ!!♯) 」


この時、及川の体に怒りが流れた。


そしてこの時、及川は気づいてなかったが


ビリビリッ…


及川の体を微弱な電流が流れていた。


更に次の日の登校日


及川「ふぁ〜、眠いなぁ 」


昨日の怒りはどこへやら?無事な姿の及川が学園に向かっていると


ドンッ!!


及川「いたっ!!どこ見てんねんこのボケッ!!♯ 」


人にぶつかってしまい怒鳴る及川であったが


ヤクザ「あぁん、兄ちゃんいい度胸してるじゃねぇか!!♯ 」


バァンッ!!


及川がぶつかったのは運悪くヤクザであった。


及川「し…失礼しました!! 」


くるっ…


及川はUターンして逃げようとするが


ヤクザ「おい待てよ!落とし前をつけてもらわねぇとな!! 」


ガシッ!!


ヤクザに捕まってしまった!


及川「お…落とし前といいましても金なんて持ってません!? 」


ヤクザ「だったら体で払いやがれ!!♯ 」


ブォンッ!!


ヤクザの拳が及川に繰り出される!!


及川「ひっ!?やめてください!? 」


ドンッ!!


及川はヤクザを軽く押すがその瞬間!


ビュゴンッ!!


ヤクザ「あれ〜!? 」


キランッ☆


ヤクザは及川によって星の彼方へと飛ばされた。


及川「あれっ?どうなってるの? 」


呆気にとられる及川であったが


及川「やべっ!?いそがな遅刻する!? 」


ダダッ!!


遅刻すると卑弥呼のキスを食らうため学園へ急ぐ及川であった。


しばらくして


フランチェスカ学園・食堂


及川「しかし今朝の出来事は何やったんやろ? 」


及川が今朝起きたことを不思議に思っていると


春蘭「んぎーっ!!瓶の蓋が開かない!? 」


秋蘭「姉者、頑張れ! 」


桂花「あんたがきつく閉めたんでしょ!早く開けなさいよ!! 」


桂花達が瓶の蓋を開けようとしているのだがなかなか開かないようだ。


春蘭「ダメだ〜!? 」


秋蘭「こうなったら北郷にでも開けてもらうか 」


桂花「それだけは嫌よ!!あんな全身精液変態男に借りを作りたくないわ! 」


そして桂花達がもめていると


スッ!


いつの間にか及川が近づき、瓶を持つと


桂花「ちょっと触らないでよ!妊娠したらどうするのよ!!♯ 」


秋蘭「瓶が妊娠してどうする気だ? 」


春蘭「ハハハッ!及川よ、開けようとしても無駄だぞ!何せ力持ちの私ですら開けられなかったのだ。お前では開けるどころか1ミリたりとも動きはせん… 」


という春蘭だったが


キュルッ! カパッ!


及川「開いたで 」


及川は大した力を入れずに瓶の蓋を開けてしまった。


その直後


春蘭「しゅ…秋蘭、今日は私の力が落ちる日なのだ!でなければ及川に開けて私が開けられないはずがない!? 」


秋蘭「あぁ、きっとそうに違いない!? 」


現実拒否をする二人


及川「(もしやもしや!?) 」


そしてこの時、馬鹿な及川でも自分の力を理解しつつあった。


その後、及川は


及川「せりゃっ!! 」


バタッ!!


鈴々「にゃにゃっ!? 」


鈴々との腕相撲で勝利し


及川「お先ーっ!! 」


ビュンッ!!


霞「なっ!? 」


霞との徒競走で勝利するなど、普段ならば絶対勝てない勝負で勝ち続けていた。


及川「間違いない!何故かはわからんがわいにすごい力が与えられたんや!? 」


馬鹿な及川でもここまでは理解したようだが


及川「やっぱ日頃の行いがええからやろうな!神様ありがとう! 」


その理由が雷であることを知らない及川であった。


及川「この力さえあれば、フフフッ…! 」


この時、及川に邪心が生まれた。


そして…


3年A組(蒼魔、焔、孤狼のクラス)


ガラッ!


教室の扉がいきなり開かれると


及川「たのもうっ!! 」


バァンッ!!


及川が教室に乗り込んできた


蒼魔「なんだ。及川じゃねぇか 」


焔「変なしゃべり方しやがって、時代劇の見すぎだぞ 」


孤狼「何か用か? 」


A組を代表する三人が答えると


及川「蒼魔のバカ!!焔のふにゃちん!!兄貴のアホタレ!!悔しかったらかかってこい!おしりペンペン♪ 」


ペンペンッ!!


三人にお尻を向けてバカにする及川


当然三人は


蒼魔「いい度胸してるじゃねぇか♯ 」


焔「骨まで残らないと思いな♯ 」


孤狼「謝るなら今のうちだぜ♯ 」


ドォンッ!!


及川に対して殺意を見せる三人


そして更に及川は


及川「お前らなんてこわないわい!ぺぺっ!! 」


三人に向けてつばを飛ばしてきた。


この及川の行動が


ブッチーンッ!!


三人の逆鱗に触れてしまい


三人『くたばりやがれっ!!♯ 』


ババッ!!


三人は一斉に及川に襲いかかった!!


その頃、一刀のいるS組では


一刀「ぐおーっ! 」


一刀がいびきをかいて眠っていた。


すると…


朱里「はわわ!?一刀さん大変です〜!? 」


朱里と雛里が慌ててS組に入ってきた。


一刀「むにゃっ?そんなに慌ててどうしたんだよ?学園長(貂蝉)の全裸でも見たのか? 」


雛里「それはそれで驚きますけど違います! 」


朱里「蒼魔さん達が及川にやられてるんです!? 」


朱里が言うと


一刀「おいおい、エイプリルフールはとっくに過ぎてるんだぜ 」


本気にしない一刀であったが


雛里「嘘じゃありません!! 」


朱里「疑うならついてきてください!! 」


ぐいっ!!


そして朱里に手を引かれて校庭へと連れられた一刀が見たものは…


一刀「あっ!?あれは!? 」


バンッ!!


傷ついて倒れている蒼魔、焔、孤狼であった。


一刀「おい蒼魔、何があったんだよ!? 」


ガバッ!!


一刀が蒼魔を抱き起こして話を聞いてみると


蒼魔「うぅ…すまねぇ一刀、あいつが相手だと思って油断しちまったぜ!? 」


一刀「誰にやられたんだよ!? 」


一刀が更に聞いてみると


及川「それはわいやかずピー! 」


バァンッ!!


一刀の後ろに及川が現れるが


一刀「及川、話は後にしてくれ!蒼魔、誰にやられたんだよ!? 」


及川を無視する一刀


すると


孤狼「か…一刀、情けない話だが俺達は及川に負けたんだよ!? 」


一刀「何だって!? 」


焔「すげぇ力と不死身の回復力で俺達は負けちまったのさ!? 」


及川「その通り!今のわいは無敵の力を手に入れた!かずピー、わいと勝負しろ! 」


ビシッ!!


及川が一刀を指差しながら言うと


一刀「仕方ねぇ、仲間を倒された敵討ちだ!恨むなよ及川! 」


ブォンッ!!


一刀は及川に拳を繰り出すが


バシンッ!!


及川「それで全力かいな? 」


一刀「なにっ!? 」


一刀の拳は及川に受け止められた!


及川「今度はこっちからいくで! 」


パッ! ブォンッ!!


及川は一刀の拳をつかんでいた手を離して拳を繰り出してくる!!


一刀「(はやいっ!?) 」


サッ!


及川とは思えない拳の速さに一刀は何とか腕で防御することに成功するが


ドッカーンッ!!


一刀「ぐはっ!? 」


ドンッ!!


一刀の体が飛ばされ、校舎に激突した!


及川「わははっ!かずピーですらもぶっ飛ぶこの力、もはやわいに勝てる奴なんていない!とどめをさしたるでかずピー! 」


バッ!


及川は一刀にとどめをさすべく駆け出した!


だがその時!


ゴロゴローーッ!!


及川「みぎゃーっ!? 」


及川に雷が落ち


プスプスッ…


黒焦げになる及川だったが


及川「なんのこれしき!くらえ必殺『及川ソバット』! 」


ブォンッ!!


雷のダメージをもろともせず、及川は一刀に必殺技を繰り出した!


そして!


ボキンッ!!


攻撃により骨が折れてしまった!


及川「あががっ!? 」


一刀「へっ? 」


及川の足の骨が…


固い一刀の体に渾身の蹴りをぶちこめば折れるのは当然である。鉄棒を木の枝で殴るようなものであった。


及川「な…何でやねん!?さっきの力はどこにいったんや!? 」


及川がパワーダウンしたことに驚いていると


ヌッ!


及川「へっ!? 」


及川の後ろに三つの影があらわれ、驚く及川であったが


蒼魔「どうやらさっきまでの力が出せなくなったようだな!!♯ 」


焔「テメェにやられた屈辱を返させてもらうぜ!!♯ 」


孤狼「今更謝っても許さねえから覚悟しな!!♯ 」


ゴゴゴーッ!!♯♯♯


及川に殺意を向ける三人


そして及川がとった行動は…


及川「なに怒ってるんだよ!? 」


開き直ることであった。


その直後…


蒼魔「ふざけるなこの野郎!!♯ 」


焔「くたばりやがれっ!!♯ 」


孤狼「死ねぇーっ!!♯ 」


及川「ぎゃーっ!? 」


ドガバキンッ!!☆ミ


三人に制裁を受ける及川であった。


一刀「まぁ自業自得だろ 」


そしてその後、華佗の父が経営する病院にてミイラ男と化した及川が目撃されたという


及川「良い子の皆さん、すごい力を手に入れたからって威張るのはやめましょう!? 」


西森「西森です。一流漫画家を目指す見習い漫画家の私はある日、取材をかねて東京のフランチェスカ学園を訪問します。そこで起きたこととは…次回『最終回!おいでよフランチェスカ学園』 」

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