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242時間目「ご先祖様あらわる」

今回は歴史の偉人の名が数名出ます

楽しく、激しかった修学旅行から数日が経ったある日のこと


一刀のいるS組


飛琳「はい、今日の歴史の授業は明治時代の頃の偉人について勉強しましょう 」


カツカツッ!


そして黒板に書かれたのは


・福沢諭吉


・夏目漱石


飛琳「さて、偉人であるこの二人やったことがわかる人いますか? 」


という飛琳先生の質問に


桃香「はいはーい!! 」


バッ!


いつもは滅多に手を上げない桃香が真っ先に手を上げた。


飛琳「それでは劉備さん、答えてください 」


そして桃香の答えは


桃香「お札のモデル! 」


ズデンッ!!


桃香の答えに全員がずっこけた。


飛琳「劉備さん、違いますよ!? 」


桃香「えっ!?だって一万円札は福沢さんだし千円札は夏目さんでしょ!? 」


※この話を書いている時の千円は野口英世ですがその前は夏目漱石です。


飛琳「では他に同時代で有名な偉人について話しましょう 」


ひどいかもしれないがとりあえず桃香を無視する飛琳先生


カツカツッ!


そして飛琳先生が黒板に偉人を書いていくなか


・坂本龍馬


・西郷隆盛


・新撰組


と書かれた瞬間


一刀「えっ!? 」


いつも授業中は寝ているかエロ本を読んでいる一刀が黒板に書かれた字を見て驚いていた。


華琳「(一刀ったら、あんな反応してどうしたのかしら?) 」


と華琳は一刀を不思議に思っていた。


そして休み時間


華琳「一刀、さっきの授業中に何か驚いていたようだけどどうしたの? 」


華琳が一刀に聞いてみると


一刀「いやちょっとさ、昔爺ちゃん(刃)が言ってたことが頭に浮かんでさ 」


華琳「へぇ、何て言ってたの? 」


更に華琳が聞いてみると


一刀「爺ちゃんがいうには…『一刀よ、聞いて驚くな!儂の祖父であり、お前のひいひい祖父さんに当たる北郷正刃(せいば)という人物は剣術の達人でな、そして様々な偉人と出会ったものだ。ある時は坂本龍馬と切り合い、またある時は西郷隆盛と握手をし、またまたある時は新撰組とマラソンで対決したものだ』ってね 」


だが当時の一刀はまだ幼いため本気で聞いていなく


一刀が大きくなってからは刃は嘘つきだと言われていたので本気にしていなかったのだ。


そしてその頃


パァーッ!!


遥か空高く上空に光輝く神殿があった。


この光輝く神殿のような場所は死んだ人がいく天国であり、飛行機やヘリコプターに絶対見つからない仕組みになっている。


この天国にて


?「うぃ〜♪/// 」


一人の古ぼけた老人が歩いていた。


老人「しかしまぁ天国の酒はほとんど飲み尽くしちまったがうまい酒はねぇなぁ、よしっ!ちょっくら下界(この世・現世)にでも降りて酒でも飲むか♪ 」


ぴょいっ!! ひゅーっ!!


そう言うと老人は天国から抜け出してしまい


すたんっ!!


この世に降りてしまった。


老人「さて下界に降りたわけだが百年以上も経つと随分変わっちまってるな!? 」


回りの変化に驚く老人であったが


人「あの爺さん空から落ちてきたよな!? 」


人「まさか!?きっと映画の撮影でしょ!? 」


回りの人も急に空から落ちてきた老人を見て驚いていた。


老人「何でみんな儂を見て驚いとるんだ?老人がそんなに珍しいのか?さて、そんなことより酒屋にでも向かうか♪ 」


スッ!


そう言って酒屋に向かう老人だが


?「こんばんは 」


老人「んっ?はい、こんばんは 」


突然声をかけられる老人であったがそのかけた人物は


アナウンサー「お昼のテレビショッピングの時間です 」


バンッ!!


テレビのアナウンサーであった。


アナウンサー「そこのあなた!現在何か悩んでいますか? 」


老人「別にそんなことありませんがねぇ 」


テレビを知らないためテレビと会話する老人


アナウンサー「そんなあなたにはこれが一番! 」


老人「だからありませんがねぇと言ってるでしょう! 」


そして次の瞬間!


ガォーッ!!


老人「どひゃあっ!? 」


ずでんっ!!


テレビに恐竜が映し出され、驚く老人


アナウンサー「悩みなんてこれでぶっ飛ぶ!恐竜印のダイナソードリンク! 」


老人「お…おのれっ!よくもこの儂をびっくりさせおったな! 」


ジャキンッ!!


老人は刀を取り出すと


老人「この妖術使いめが!! 」


ズバンッ!!


老人はテレビを切ってしまった!


老人「フッ!剣術の達人である儂に切れぬものなんてない! 」


自慢気になる老人だが


ガシッ!!


警官「ちょっとお祖父さん!何をしてるんですか!ちょっとそこの交番まで来てください!! 」


駆けつけた警官に捕まってしまった。


だが


老人「ていっ!! 」


ブォンッ!!


警官「うわっ!? 」


老人は警官を投げ飛ばすと


老人「儂を誰だと思っとる!天下の剣豪・北郷正刃じゃぞ!儂を捕まえたくば新撰組を全員連れてくることだな! 」


ダッ!


そして正刃は逃げてしまった。


その頃、フランチェスカ学園食堂では


一刀「さてお昼を食べるとするか♪ 」


華琳「今日の当番は私だから残さず食べなさい 」


一刀「ではいただきま… 」


そして一刀が華琳特製の弁当を食べようとしたその時!


アナウンサー「番組の途中ですが臨時ニュースです 」


食堂に置いてあるテレビからニュースが流れ


アナウンサー「今日の午後、東京の西地区(フランチェスカ学園の近く)にて刃物を持った北郷正刃と名乗る老人が電気屋のテレビを破壊し、警官から逃走中とのことですので付近の皆さんは注意してください 」


このニュースが流れた瞬間!


一刀「北郷正刃だって!? 」


華琳「まさか!?一刀の先祖がこの世にいるわけないじゃない… 」


ところがそうとも言えない、別世界である龍界から破壊者が現れたり、ロボットが通学したり、未来の犯罪者が攻めてくるこの小説では先祖が現れてもおかしくないのであった。


一刀「とにかく行かないと!? 」


華琳「私もいくわ!? 」


ダダッ!!


食堂から慌てて駆け出す一刀と華琳


一方その頃、


ウーウーッ!!


西地区ではパトカーが正刃を囲んでいた。


警官「そこの老人、警告です。刃物を捨てて大人しく投降しなさい! 」


警官がスピーカーで呼び掛けると


正刃「そんなでかい声で叫ばんでも聞こえとるわい!老人だと思って耳が遠いと思ったら大間違いじゃぞ!! 」


刃物を片手に正刃が叫ぶ


警官「仕方ない。こうなったら突撃だ! 」


そして警官が突撃指令を出そうとしたその時!


華琳「ちょっと待ちなさい!! 」


バンッ!!


華琳が警官達に叫んだ!


警官「これは華琳御嬢様、ここは危険ですのでお下がりください 」


華琳「騒がせて悪いけど、あの老人は私の知り合いなの、だから大人しく去りなさい! 」


警官「はい、ただいま! 」


ザッ!


華琳の一声で警官達が去っていく


華琳の父は警視総監にコネがあり、華琳の一声で警官をクビにできるので従う警官達であった。


正刃「何じゃ?襲ってこんとは張り合いがないのぅ 」


という正刃を


一刀「ちょっと爺ちゃん!こっちに来て!! 」


ぐいっ!!


正刃「だ…誰じゃお前!? 」


一刀「わけは後で話すから今はこっちに来てくれ!! 」


ダダーッ!!


無理矢理人気のない場所に連れていく一刀であった。


それからしばらくして


正刃「じゃあお前は儂の孫の孫にあたるわけなんじゃな 」


一刀「理解してくれるんだな!? 」


華琳「すごいわね!? 」


それはそれで驚きであった。


一刀「そういえば爺ちゃん、聞きたいことがあるんだけど 」


正刃「何じゃ? 」


一刀「爺ちゃんの孫の刃爺ちゃんが言ってたけど坂本龍馬と切りあったり、西郷隆盛と握手したってのはホントなの? 」


一刀が聞くと


正刃「どうせ儂は過去の人間じゃ嘘をついても仕方ない、正直に言うとあながち間違いではないがちょっと違うな 」


一刀「どの辺が違うんだ? 」


正刃「龍馬と切り合ったのは儂が龍馬の女の風呂場を覗き見して激怒した龍馬が切りかかってきたから、西郷さんは握手ではなく腕相撲。結果は儂の敗けじゃがな、新撰組は悪さをした儂を新撰組が追いかけてきたからじゃ 」


ずでんっ!!


噂の真実を知って一刀と華琳がずっこけた!


華琳「どうせそんなことだろうと思ってたけど一刀の覗きは先祖代々のようね!? 」


一刀「面目ない 」


北郷家に生まれた男はスケベになるという説が誕生した。


すると


一刀「そんなことより爺ちゃん、天国から来たのなら帰らなきゃ! 」


一刀は言うが


正刃「嫌じゃ!儂は酒を飲みに下界にやって来たんじゃ!せめて一口だけでも飲まんと帰らん! 」


意外と頑固な爺さんである。


だが


正刃「しかし、飲もうにも儂の好きな酒がないからな、来る途中で酒が入っている箱(自販機)を開けて飲んでみたがびーるというのは不味すぎる!やはり時代が違うから飲むのは無理じゃろうな。浦島太郎になった気分じゃわい 」


あきらかに窃盗だが少しかわいそうになってきた。


すると


華琳「その酒の名前ってわかる? 」


正刃「熊虎焼酎という酒じゃがもう手に入らんじゃろう 」


落ち込む正刃だったが


ピポパッ!


華琳が電話をかけると


華琳「あっ!お父様、華琳だけど確かお父様って熊虎焼酎持ってたわよね。あれを飲みたいという私の知り合いがいるから頂戴。えっ、大事な年代物だから無理ですって!そんなこと言うならお父様を嫌いになるわよ!! 」


と華琳が言った瞬間


キキィッ!!


一刀達の目の前に1台のリムジンが停まり


ガチャッ!!


リムジンから華琳の家の爺やが酒を片手に降りてきて


爺や「華琳御嬢様、旦那様が華琳御嬢様に嫌われるならこんな酒くらいくれてやるといってました 」


スッ!


華琳「ありがとう。お父様に嫌わないから安心してと言っといて 」


爺や「かしこまりました 」


キキィッ!!


そして爺やは去っていった。


華琳「ほら、熊虎焼酎よ。永久保存してあるからいつでも飲めるわ 」


正刃「すごいお嬢ちゃんじゃな!? 」


一刀「さすがは曹操グループの令嬢!? 」


華琳にしかできない手である。


そして


正刃「色々と世話になったな、この酒は天国で飲むことにするよ 」


一刀「爺ちゃん元気でな 」


華琳「お元気で 」


正刃「死んだらあの世を案内してやるからな 」


スゥ…


そして正刃は空高く飛んで天国へと帰っていった。


それから数日後、フランチェスカ学園・食堂


一刀「あれから数日、爺ちゃんはどうしてるだろ? 」


華琳「天国で楽しんでるんじゃないの 」


一刀「かもしれないな 」


一刀達が天国にいる正刃のことを思っていると


アナウンサー「臨時ニュースです!数日前に現れた謎の老人がまた暴れています! 」


一刀・華琳『えっ!? 』


そして現場中継が映されると


正刃「さっきから言うとるじゃろう!儂は酒に合うつまみを取りに下界に降りてきたってな! 」


ずでんっ!!


一刀「もう嫌!? 」


とんでもない先祖であった。


及川「及川や!激しい台風の中、アンテナ調整していたわいに雷が直撃!だが不死身のわいは雷は平気だったのだが…次回『最強戦士・及川祐』今のわいは史上最強やで! 」

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