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233時間目「さよならは言わない別れ」

一刀「俺が悪光を倒す真俄龍気力弾の力をためる一方、悪光を必死に押さえまくるシャドウは自分に流れる龍の血を使ってまで悪光を止めようとする。そして気が溜まり、俺は悪光を押さえつけているシャドウごと技を放ち悪光は滅びたがシャドウは正義に目覚めたため無事なのであった 」

長い長い悪光達との戦いであったウォーファイト


一刀達は苦戦しながらも悪光軍を倒していき


一刀「くらえ悪光! 」


悪光「ぐおーっ!? 」


シュンッ!!


悪光軍首領であった悪光も一刀の一撃を食らい滅び去った!


その結果、一刀達は地球全体を巻き込んだウォーファイトに勝利したのだった!


そしてウォーファイト終了後、傷ついた一刀達を体力回復と校舎の修復という名目でフランチェスカ学園は一週間休校となった。


華佗の親が経営する洛陽病院


華佗父「しかしまぁ、まさか病室が満員になるなんてな 」


バンッ!!


病室は傷ついたフランチェスカ学園の生徒達で埋め尽くされていた。


特に重傷だったのが一刀、蒼魔、孤狼、焔の四人である。


普通ならば再起できるかどうかわからないほどの重傷なのだが一刀達は回復力も強いため何とか数日で治るそうだ。


及川「ちくしょーっ!!ワイかて必死で戦ったっていうのに何で入院せえへんねん!! 」


桂花「あんたの目的は看護婦でしょうがこの全身精液変態眼鏡!!裏切り者のあんたは唾でもつけて治しなさいよ!♯ 」


不死身体質なのが(あだ)となる及川であった。


そんなことがありながらも早くも一週間が経過した。


この日から授業が始まるのかと思いきや


貂蝉「ではみんなグラスは持ったわね♪ 」


バンッ!!


校庭の一面にグラスを持った一刀達が並び立つと


貂蝉「それじゃあ勝利を祝してかんぱーい♪ 」


全員『かんぱーい♪ 』


カーンッ!!


フランチェスカ学園全員が校庭にて乾杯をした。(一刀達は未成年なのでグラスの中身はジュース)


というのもあれほど激しい戦いをしたので勝利を祝って祝勝会ということになったのだ。


そして校庭には学園の料理自慢(華琳や流琉、祭先生など)が作った様々な料理が並べられていた。


そんな会場の状況は


森羅「はい飛琳先生♪ 」


飛琳「ありがとうございます 」


焔「こいつはうまいから食いな 」


人和「どうもです 」


地和「むむっ!?何だかあの二人って怪しい雰囲気じゃない!? 」


激戦を終え、イチャイチャな雰囲気が漂うみんな


そして一刀はというと


桃香「一刀くん、これ食べて♪ 」


華琳「一刀、これは私の自信作だから食べなさい 」


蓮華「一刀、これを食べてくれるとうれしいのだが 」


月「あのぅ、これを食べてください 」


いつものように料理を手に取って一刀にすすめる一刀大好きっ子達


一刀「ではいただきます 」


ガツガツッ!!


そして一刀も入院中はまともなものが食べられなかったので差し出された料理を全てたいらげるのであった。


刀桃「父さんは相変わらずすごい食欲だな!? 」


桃刃「昔っからママ達の料理をたいらげるために胃袋を鍛えてたって聞いたけどこの時からだったのね!? 」


父の食欲に驚く一刀の子供達


その一方では


大人璃々「はい、了解しました 」


ピッ!


大人璃々が誰かと連絡を取っていた。


大人璃々「いつかこの日が来るかと思っていたけど早いものね!? 」


大人璃々が呟くと


璃々「お姉ちゃんどうしたの? 」


現在の璃々ちゃんが近づいてきた。


大人璃々「いや、何でもないのよ!? 」


璃々「ふ〜ん、あっちでお母さんが料理を用意しているから食べにいこうよ♪ 」


ぐいっ!


大人璃々「そうね!? 」


璃々ちゃんに手を引かれる大人璃々


そしてこの後、大人璃々の口からそろそろ未来に帰るという言葉を聞く一刀達であった。


元々大人璃々がこの時代にやって来たのは時空を越えてやってきた悪光を捕らえるためである。(刀桃達は勝手にやって来た)そして悪光が倒された今、この時代に長くいる必要がなくなったため未来に帰らなければならないのであった。(これ以上この時代に大人璃々や一刀の子供達がいると歴史に変化が起きることもあり得るため)


そして祝勝会が終わった次の日


ブォンッ!!


校庭に刀桃達が乗ってきたタイムマシンが出現した。


シャドウ「それじゃあな 」


一刀「おうっ! 」


悪光軍はこの時代に残しておくと色々問題が発生するため未来に連れて帰ることになった。


シャドウに関しては悪光達と共に残虐行為はしていたものの今回の件で罪が多少は軽くなるらしい


そして悪光達を積み終えた後


大人璃々「ではみんな、マシンに乗り込んで… 」


大人璃々が言うと


刀桃「ちょっと待って璃々姉ちゃん 」


スッ!


刀桃は璃々を止めて一刀のところに向かう


刀桃「父さん、短い間でしたけど色々ありがとうございました 」


※現実的には刀桃達が登場してから一年近くも月日が経っているが実際的には数日くらいしか経っていません。


桃刃「これでお別れだねパパ 」


ほろりっ


涙を流す桃刃だが


スッ!


桃刃の涙を拭う(ぬぐう)一刀


一刀「バカだな、お別れじゃないだろ。未来に帰っても未来の俺が待っているからお別れじゃないじゃないか、サヨナラなんて言わないお別れだ 」


ニカッ!


と笑いながら言う一刀


桃刃「もうパパったら/// 」


娘までも照れさせる恐ろしい一刀であった。


そして一刀の後ろでは


華琳「(桃香や恋の子供が一番上のようだけどそうはさせないわ!帰ったらラブホを予約して子作りしなくちゃ♪) 」


蓮華「(歴史を変えてでも一刀との最初の子は私が産む!) 」


月「(精一杯頑張ります!) 」


何やら歴史が変わってしまうということが起きようとするなか


大人璃々「あっ!そうだ忘れてた 」


スッ!


大人璃々は懐からある機械を取り出すと


大人璃々「記憶消去装置スイッチON♪ 」


ポチッ!


大人璃々が機械のスイッチを押した瞬間


ビビッ!!


一刀達の頭に小さな電気が流れだし


大人璃々「さぁみんな行くわよ! 」


刀桃「えっ!? 」


桃刃「ちょっと璃々姉ちゃん!? 」


ぐいっ!!


大人璃々は無理矢理みんなをタイムマシンに乗せると


大人璃々「発進! 」


ポチッ!!


ゴォーーッ!! シュパンッ!!


タイムマシンを発進させタイムワープさせた。


そして刀桃達が去った後


一刀「あれっ?どうしてこんなところにいるんだ? 」


桃香「さっきまで誰かと話をしていたんだけど誰だったっけ? 」


一刀達の記憶の中から刀桃達に関する記憶が消えてしまった。


タイムマシン内


刀桃「何で父さん達の記憶を消すんですか!? 」


タイムマシン内で刀桃達が大人璃々に抗議すると


大人璃々「子が産まれることを事前に知ったらみんながお兄ちゃんを取り合って産まれる順番がおかしくなって歴史が変わる恐れがあるの、まぁ悪光達に関する記憶は残してあるけどね 」


実際消えたのは刀桃達の存在だけであった。


大人璃々「それよりみんな!帰ったらお母さん達に説教してもらうから覚悟しなさい! 」


刀桃「えっ!? 」


桃刃「璃々姉ちゃん勘弁してよ〜!? 」


刀桃達は母親である桃香達に内緒で過去に向かったため説教を受けるのであった。


そして大人璃々は


大人璃々「さてお兄ちゃんを出してあげなくちゃ♪ 」


ブォンッ!


未来に帰りついた大人璃々は一刀を迎えに監獄へと向かう


悪光が倒されたため一刀ははれて自由の身となるのだ。


そして監獄に着いたのだが


監獄長「あっ!黄忠時空管理官ですか!?北郷皇帝を出迎えに来たんですね!? 」


大人璃々が現れた瞬間、監獄長が急いで向かってきた!


※璃々ちゃんの名前は黄忠璃々


大人璃々「そうですけど、そんなに慌てて何かあったんですか? 」


大人璃々が慌てる事情を聞くと


監獄長「早く北郷皇帝を引き取ってください!? 」


大人璃々「? 」


大人璃々が?を浮かべながら一刀の牢獄に行くと


看守A「あぁん、北郷皇帝様ったら私のタイプ〜♪ 」


看守B「私達をお嫁さんにしてくださ〜い♪ 」


一刀の牢獄に何故か美人看守が二人もいて


未来一刀「もう十数人も嫁がいるんだから君達くらい軽く嫁さんにしてあげるよ♪ 」


バンッ!!


未来一刀は両手に花のような感じで浮かれきっていた。


監獄長「何でも牢獄から出されようとした瞬間、女に飢えていたようで美人看守を差し向けたらこのようになってしまいまして!? 」


一刀の女癖は未来でも変わらない。むしろ悪化していたりする。


これを見た大人璃々は


大人璃々「お兄ちゃん!♯ 」


バンッ!!


青筋を浮かべて一刀の前に立ちはだかった!


未来一刀「ゲッ!?璃々ちゃん!? 」


未来一刀が璃々の登場に驚くと


ピポパッ!


どこかに電話をかけようとする大人璃々


かけた先は…


大人璃々「あっ!桃香さん達ですか?お兄ちゃんったら… 」


未来一刀「!? 」


一刀が最も恐れる桃香達のところであった。


そして大人璃々は今の現状を伝え終わると


大人璃々「さぁお兄ちゃん、皆さんがすごい歓迎をしてくれるらしいから帰ろうね♪♯ 」


未来一刀「いやーっ!?もう十年くらいここにいるーっ!? 」


大人璃々「つべこべ言わずにさっさと来なさい!!♯ 」


未来一刀「あーっ!? 」


未来一刀が恐れるもの、それは悪光ではなく怒りの桃香達であった。


焔「焔だ。悪光戦が終わり学園に吹き荒れるラブな雰囲気。俺には似合わねえと思っていたがまさかこんなことになるなんてな、次回『熱いデート』俺はお前が好きだ!! 」

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