231時間目「全世界の集大成」
一刀「逆鱗から復活した俺は足りない気を一龍達からもらい悪光と戦う。だが悪光には勝てず窮地に陥った俺を助けたのは悪光を裏切ったシャドウであった。共に戦う俺達だがそれでも悪光には敵わない!その時、俺の頭の中に父さんから教わった秘伝が流れ、戦いをシャドウに任して実行するのであった 」
悪光と激戦を繰り広げる一刀達
一刀は逆鱗から解き放たれ奮闘するが悪光には敵わない!
そして戦いの中で悪光軍の一人、シャドウが救援として駆けつけてくれた。
だが状況は変わらず、一刀は最終手段として父である優刀から教わった『真俄龍気力弾』の準備にかかるのだった。
スッ!
一刀は座禅を組んで剣を持つと
一刀「フンッ!! 」
パァーッ!!
一刀「(この世界に生きるみんな、力を貸してくれ!) 」
一刀はこの世界に生きるみんなに念を送っていた。
そしてこの様子を見ていた桃香達は
桃香「一刀くん、どうしたんだろう?戦いをシャドウって人に任せて自分は座禅なんか組んじゃったりしてさ!? 」
愛紗「一刀に何か考えがあってのことでしょう 」
みんなが思っていたその時!
一刀「(この世界に生きるみんな、力を貸してくれ!) 」
ピクンッ!!
桃香「あれっ!?今、一刀くんの声が聞こえたよ!? 」
愛紗「私もです!? 」
驚く二人だが
華琳「私も聞いたわ!? 」
蓮華「私もだ!? 」
月「へぅっ!?私もです!? 」
恋「…恋も 」
雫「な〜んだ、雫ちゃんだけにダーリンの愛のメッセージが届いたと思ったのにな 」
さらに声は一刀大好きっ子のみならず
華佗「今の声は一刀か!? 」
左慈「俺にも聞こえたぜ!? 」
于吉「私もです 」
璃々「璃々も〜!? 」
男や璃々ちゃんにまで聞こえていた。
一刀「(今、俺はある奴と戦っている。そいつを倒すにはみんなの力が必要だ!俺に力を貸してやるという奴は『力を貸してやる!』そう思ってくれるだけで構わない!頼むぜ!) 」
そして一刀のメッセージが終わると
スッ!
桃香がいち早くお祈りを開始した
桃香「(一刀くん、私なんかの力じゃ何の役にも立てないけどそれでも力を貸してあげる!) 」
と桃香が思った瞬間
パァーッ!!
桃香の体が輝きだし
スッ!
桃香の体から光が放たれ
バシュンッ!!
一刀の剣に命中し、剣が輝いた!
凪「先程桃香の体から出たのは気ですね。気は誰であろうと少しは持っているんです。そしておそらく会長は気を剣に集めて悪光を倒すつもりです!? 」
凪の解説が終わると
華琳「なら一刀を助けないわけにはいかないわね! 」
蓮華「一刀にはたくさんの借りがある! 」
月「今度は私達も一緒に戦う番です! 」
恋「…恋も一刀に気を送る! 」
凪「会長、我が力を受け取りください! 」
天和「一刀、頑張ってよね♪ 」
雫「本当は気だけじゃなくて体もあげたいけど今は気だけで我慢するなの 」
狐々「…一刀 」
愛紗「絶対負けないで! 」
スッ!
一刀大好きっ子達が一刀のために祈ると
鈴々「鈴々もお祈りするのだ! 」
桂花「あんな全身精液変態男のために祈りたくないけど華琳様が祈るなら私だって! 」
ねね「負けやがったらちんきゅうキックを食らわしてやるのです! 」
スッ!
学園の女子達が祈り
華佗「俺の祈りよ、一刀に届け!! 」
左慈「女ばかりにやらせてたまるかよ! 」
于吉「左慈がやるなら私も祈ります! 」
スッ!
男子達も祈り
桂花「こら全身精液変態眼鏡!気絶してないであんたも祈りなさい!♯ 」
ドカッ!!☆ミ
及川「ぐぎゃんっ!?かずピー!? 」
麗羽「おーほっほっほっ!わたくしが頑張ったのですから頑張りなさい! 」
及川と麗羽も祈り
呂井門「僕も祈るよ 」
左慈「無事なのかよ呂井門!? 」
悪光によってバラバラにされた呂井門なのだが
飛琳「何とか頭だけは修復できたからね!? 」
華佗「飛琳先生!?大丈夫ですか!? 」
悪光に腹を貫かれた飛琳先生もいた。
森羅「私の気で何とか止血はしときました 」
飛琳「とはいえ戦線復帰は無理だな!?教え子に任せるのは教師としてどうかと思うのだが仕方ない! 」
スッ!
呂井門、飛琳先生、森羅先生が祈り
大貴「後はお前の戦いだ! 」
卑弥呼「元漢組の根性を見せるがよい! 」
貂蝉「勝ったらご褒美にキスよ♪ 」
卑弥呼以外のフランチェスカ学園達『それはやめろ!! 』
貂蝉「何故なのん? 」
ご褒美が貂蝉のキスじゃあ罰ゲームである。
そんなことがありながらも
ポォッ…!! シュッ!
学園のみんなやドラグーンナイツからもらった気が一刀の剣に集中していく!
シュパンッ!!
そして最初はただ光っていただけの剣が現在は青と赤の中間の色になっていた。
及川「よしっ!それで悪光を倒したれ! 」
ところが
凪「いいえ、おそらくあれではまだ気が足りません!? 」
桃香「どういうことなの? 」
凪「会長はたぶん、気の最強色を狙っているんです 」
送られた気は色によって強さが決められる。
光るだけ…初期形態(0%)
白色…本のちょっと気が溜まりました。(10%)
黄色…ちょっと気が溜まりました。(20%)
青色…少し気が溜まりました。(30%)
赤色…半分気が溜まりました。(50%)
紫色…ある程度気が溜まりました。(75%)
銀色…かなりの気が溜まりました。(100%)
金色…気が満タンです。(120%)
これらは気を放つ人物によって溜まる気が違ってくる。
分かりやすく説明すると同じくらいの気を送ると一刀なら黄色でも及川なら一気に金色ということがおきるのだ。
ちなみに今の一刀の気はだいたい40〜50%ぐらいである。
蓮華「恋、雫、飛琳先生と強い気の持ち主がいるというのにまだ足りないのか!? 」
狐々「…それだけ一刀の気を溜める力がすごいということ 」
だがそれだけに大変である。
凪「会長が金色になるにはおそらく地球人全員の気が必要です!? 」
華佗「まだ全員祈ってないのか!? 」
すると
『ふざけるな!』
『上から目線がムカつく』
『誰が祈るかよ』
天和「この声は何なの!? 」
一刀の近くにいたフランチェスカ学園のみんなに祈ることを否定するような声が流れ出した。
凪「これは一部の地球人のみんなの声です。会長のメッセージに返信してるようなものです 」
そしてこの返信は地域の人々が避難しているシェルターからも流れていた。
左慈「野郎!!祈らない奴は俺が蹴り飛ばしてやるぜ!! 」
于吉「暴力は禁止ですよ!? 」
桃香「お願いだから祈ってよう!! 」
だが少なくともシェルターからの気は生徒の保護者以外の人から送られることはなかった。
華琳「このままじゃヤバイわね!? 」
悪光を押さえているシャドウが倒されたら次は一刀が狙われる。だが今の一刀は無防備であるため瞬殺は間違いないだろう。
桃香「そんな!?一刀くんはいつだって地球のために戦ってくれたんだよ!その一刀くんが力を貸してくれってお願いしてるのに何で地球人はわかってくれないの!?地球人のわからずや!! 」
ほろりっ!
桃香が涙を流しながら叫んだその時
キィーンッ!!
全員『えっ!? 』
学園からではない別の方から大量の気が流れてきた。
さらに
ゴゴゴッ…!!
光の扉からも送られていた!
一体誰が送っているのだろうか!?
九州の翠川家
一刃「お兄ちゃん! 」
一刀の妹の一刃
優刀「父さん、『子の喧嘩に親は助太刀無用』というのがうちの家訓だけど気を送るくらいなら別にいいよね 」
優神「フンッ!勝手にしろ、しかし我が孫があの技を使うなんてな 」
一刀の父・優刀、祖父・優神
切刃「一刀、男なら頑張りなさいよ! 」
一刀の母・切刃
東京のとある場所
鳳賀「避難せず残っておいてよかったな 」
九龍「ガンバレ一刀! 」
一刀のクラスメイト鳳賀、九龍
人間界とは別世界の龍界
怒龍「龍界の者共よ!!龍界を救いし英雄、北郷一刀の危機である!!遠くの彼方からでも別に構わぬ!祈るのだ!! 」
現龍界皇帝である怒龍が叫ぶと
龍人『うぉーっ!! 』
龍人達が雄叫びをあげた!
龍宮神殿
白龍「このわしの祈りも受けとれ! 」
龍宮神殿の主、白龍(ぱいろん・正体は項羽)
別の外史世界の東京
一刀「負けるなよ俺!愛、愛も別世界の父さまを応援しなさい! 」
愛「?わかりました 」
作者の作品である『〜乙女大乱改〜』の一刀とその娘の愛
また別の外史の呉
一刀「これくらいしかできぬが頑張られよ! 」
同じく作者の作品である『孫呉の忍』の一刀
パァーッ!!
次元を越えたり、遠くの彼方から一刀に気が送られてきた!
バチバチッ!
だが一刀という器が大きすぎるためそれでもまだ剣の色が銀であった。(現在約100%)
凪「まだ満タンではありません!? 」
というのも気を送るといってもわずかしかもらっていないためなかなか満タンにならないのだ。(生命の源である気を多く気をとると命にかかわるため)
華佗「やはり地球人全員が祈らなきゃダメなのか!? 」
左慈「やっぱり俺がシェルターに入って無理矢理にでも祈らせてやる!! 」
于吉「ダメですよ左慈!?あのシェルターは一度開けたら二度と閉まらないんですよ!? 」
※一般の人には悪光達との戦いであるウォーファイトの詳細は内緒にしている。よってシェルターを開けたら閉まらないしパニックになるのだ。
左慈「じゃあどうしろってんだ!!地球を救った偽者のヒーローがみんなに呼びかけてくれるってのかよ!! 」
みんなが焦ったその時
ゴゴゴッ…!!
シュババッ!!
どこからやってきたのやら、三つの気が一刀に向かっていった!
八雲「今の気、なんだか蒼魔の気に似ていたような!? 」
葵「私も孤狼の気を!? 」
人和「私も焔の気を感じました!? 」
そしてこの気が出された場所は
バンッ!!
次元の間(何もない無の世界)
蒼魔達三人は何もない次元の間に飛ばされていた。
蒼魔「戦えない俺達ができることといえば 」
孤狼「一刀にありったけの気を送るだけだ! 」
焔「一刀、必ず勝ちやがれ!! 」
三人は別の場所に飛ばされながらも一刀の力になろうと気を送ったのだった。
そして
バチバチーッ!!
三人から送られた気を一刀の剣が受け取り、気の色がMAXの金色になっていた!
一刀「(これなら勝てるぜ!!) 」
今この時、悪光編のクライマックスを向かえていた!
シャドウ「シャドウだ。一刀が気を溜めている間、俺は悪光を一刀に近づけさせないため戦いまくりついに一刀の力が溜まった!次回『ウォーファイト決着!』いけ一刀!俺ごと悪光を殺れ!! 」