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230時間目「遅れてきたあいつ」

一刀「悪光と激戦を繰り広げる俺達。その戦いのなか、俺は蒼魔達が消されたことで悪光に憎しみを感じ逆鱗形態へと変化してしまう。だが逆鱗であっても悪光には勝てず倒れる俺の心に未来からやって来た俺の激励を受けて俺は復活したのだった! 」

悪光と激戦を繰り広げる一刀達


だが仲間達を消された怒りで一刀が禁断の秘技・逆鱗を発動させてしまい暴れまくる!


だが一刀の力が未来と違いすぎていたため逆に返り討ちにあってしまう。


その時、一刀の心の中で未来一刀が激励を送り、一刀は逆鱗から解放され、もとの姿に戻ったのだった。


悪光「フッ!いきなり逆鱗を使ってまた戻るなんて本当に北郷一刀、お前って奴は今まで俺が戦ってきた奴で一番変わってるぜ 」


一刀「へっ!お前なんかに誉められても全然嬉しくないぜ 」


悪光「かわいくねえガキだな、いっそのこと龍として死んだ方がまだマシだったってのに俺に殺されに甦るなんてな 」


一刀「悪いが俺はお前に倒されるわけにはいかねぇ、今度はお前を絶対倒す! 」


スッ!


一刀は構えると


一刀「ハァッ!! 」


ジャキンッ!!


一刀は一気に真・神騎士光龍へと融合進化した。


悪光「バカな!?貴様に気は残っていないはず!? 」


悪光が驚いていると


一龍「俺達がいることを忘れるんじゃねぇぞ悪光 」


スッ!


一刀から黒騎士一龍の声が聞こえてきた。


賊龍「一刀が力の限り戦うっていうのなら 」


陽龍「共に戦う我々も死力を尽くして戦うのみ! 」


スッ! スッ!


さらに一刀の体から賊龍と陽龍の声が聞こえてきた。


確かに一刀の体には融合進化どころか超進化さえする気はない。


だが一刀と融合している黒騎士一龍・賊龍・陽龍達が自分達が持っている気を一刀に分け与えてくれたおかげで融合進化することが可能なのだ。


ただし、この手は融合進化する本人の気が融合進化に足りなく、なおかつ融合する龍達が協力してくれないとできない手段である。


一刀「ありがとうな、みんな!いくぜ悪光! 」


ビュンッ!!


真・神騎士光龍となった一刀は悪光に向かっていく!


悪光「フッ!北郷一刀、やはり貴様はバカなようだな!! 」


ガシッ!!


だが一刀の突進は悪光の片手一つで食い止められていた。


悪光「真・神騎士光龍だか何だか知らないがその姿じゃ最初の俺じゃないと倒せないだろうよ! 」


確かに悪光の言う通りなはずなのだが


ぐぐっ!!


悪光「なにっ!? 」


一刀「うおーっ!! 」


ぐぐいっ!!


少しずつながら一刀は押していた!


悪光「(こいつのどこにそんな力があるっていうんだ!?)おのれ! 」


ブォンッ!!


一刀「しまった!? 」


悪光は一刀に蹴りを食らわそうとする!


だがその時!


シュパッ!! すかっ!!


悪光「なにっ!? 」


一刀の姿が消えて悪光の蹴りは空振った!


悪光「どういうことだ!? 」


悪光が驚いていると


スッ!


悪光「お前は!? 」


悪光の背後に


バァンッ!!


一刀を小脇にかかえたシャドウがいた。


さっき一刀が悪光の攻撃を避けたのも、一瞬シャドウが時間を止めて一刀を助け出したからである。


一刀「来るのが遅いんだよ! 」


シャドウ「来てやっただけありがたいと思え! 」


二人が口喧嘩をしていると


悪光「どういうことだシャドウ!お前の愛する女を生き返らせたくないのか!! 」


悪光がシャドウに向かって言うと


シャドウ「僕は北郷一刀と戦ってわかったんだよ!悪光、お前の言うことを聞いてアリスを生き返らせても彼女は喜ぶどころかむしろ悲しむ!彼女が喜ぶこと、それはすなわち彼女が好きだった北郷一刀を助けること、それを守るために僕はお前と戦ってやるぜ!! 」


ビシッ!!


悪光を指差しながら叫ぶシャドウ


悪光「早い話が俺を裏切るってわけか、だったら地獄で愛しの女と再会しやがれ!! 」


バビュンッ!!


悪光はシャドウに向かってくる!


だが


一刀「おいおい、俺を忘れるんじゃねえよ!! 」


ドカッ!!


悪光「がっ!? 」


一刀は悪光に横から不意討ちを食らわした!


悪光「ちくしょう!!雑魚が何匹集まっても、所詮は雑魚なんだよ!! 」


シュッ!


悪光は気弾を油断した一刀にぶつけようとする


シャドウ「あぶねぇ一刀!? 」


ドンッ!!


シャドウは一刀を助けるため押すが


ドォンッ!!


シャドウ「がはっ!? 」


一刀「シャドウ!? 」


代わりにシャドウが攻撃を食らってしまった!


シャドウ「うぅっ!? 」


一刀「シャドウ!? 」


バンッ!!


悪光「俺に逆らうからだよ、バカな奴め 」


悪光の攻撃を食らい、シャドウの右腕が傷ついていた。


ビリッ!! ギュッ!!


一刀は自分のシャツを破ってシャドウの血止めをする。


一刀「(くそっ!?どうやってあいつを倒せばいいんだよ!?) 」


悩む一刀、とその時


一刀「(そういえば昔、父さんからこんな話があったな) 」


それは一刀が父である優刀から剣を習い始めた時のころ


九州の北郷家


幼い一刀「たぁーっ!『カレー寿司団子』! 」


※本人は俄龍四神弾と言っているつもり


だが技名はどうあれ気を送っているので


ブワッ!!


まだ一刀の気が少ないため威力は弱いが技は発動できていた。


すると


優刀「ほう、一刀はもう俄龍四神弾が出せるようになったのか 」


スッ!


一刀の父である優刀が現れた。


優刀「いずれ一刀は僕を越えるかもしれないな 」


幼い一刀「ほんと!? 」


優刀「あぁ、数年もしたら越えるさ 」


なでなで


幼い一刀「きゃはっ♪ 」


最強と呼ばれた父を越える。それが一刀が今も思っている夢であった。


優刀「そんな一刀にもう一つ新しい技を教えてあげよう 」


幼い一刀「どんなのなの? 」


新しい技と聞いて幼い一刀は興味津々であった。


優刀「これは一刀に友達が多く集まれば集まるほど威力が強大になる技なんだ。その威力は聖には効かず悪を滅すると言われている 」


幼い一刀「技名は? 」


優刀「その名は… 」


とここで回想が終わった。


一刀「(今ならあの時教えてもらった技を使えるかもしれない!) 」


一刀はそう思うと


一刀「おいシャドウ 」


シャドウ「何だ? 」


一刀「お前の残った力で悪光をどのくらい押さえつけられる? 」


一刀が聞くと


シャドウ「正直にいうと今の僕じゃ1分ももたない、だがそれがどうした? 」


一刀「それだけありゃ十分だ 」


スッ!


一刀はシャドウの肩に手を置くと


ゴォッ!!


一刀はシャドウに自分の気を送り込んだ!


シャドウ「何する気だ!? 」


一刀「今から悪光を確実に倒すための準備をする。そのためお前には時間稼ぎをしてもらうぜ! 」


一刀が言うと


シャドウ「嫌な役だな、だが悪光と共に多くの人達を(あや)めてきた僕にはちょうどいいかもしれないな! 」


バシュンッ!!


気を出しまくるシャドウ


シャドウ「確実に成功させろよ、さもなくばこの場にいる全員が死ぬからな 」


一刀「わかってるよ!! 」


シュッ!!


そしてシャドウは悪光に向かっていった!


すると一刀は


シュパッ!!


一旦融合進化を解くと


スッ!


一刀は座禅を組み


スッ!


手に剣を握りしめて構えた!


そして


一刀「(この世界に生きるみんな、力を貸してくれ!) 」


ゴォッ!!


一刀は地球に生きるみんなに念を送り出した!


この時、さっきの回想の続きが一刀の中で再生された。


幼い一刀「すごい!?これがみんなからもらった気なの!? 」


ふわっ!


幼い一刀の手のひらに気弾が集まっていた。


優刀「そうだよ、今の一刀じゃ友達が少ないからまわりの草木から気をもらっているけど一刀に友達が増えれば増えるほどその力は強大になるんだ 」


幼い一刀「へ〜!? 」


優刀「ただし、むやみに使っちゃいけないよ、一刀がどうしても敵わないという人が現れた時のみ使いなさい 」


幼い一刀「わかったよお父さん、それでこの技の名前は? 」


幼い一刀が聞くと


優刀「その名も『真俄龍気力弾』って名さ! 」


という技を一刀は優刀から教わっていたのだ。


月「月です。どういうことでしょう?一刀さんが座禅を組んだ瞬間、頭の中に一刀さんから力を貸してほしいという声が聞こえてきました。次回『全世界の集大成』一刀さんが今まで頑張ってくれたんですから次は私達が一刀さんに力を貸してあげる番です! 」

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