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22時間目「聖フランチェスカ学園学園祭その2」

いよいよ学園祭突入です。今回一刀は主人公なのに前半は全く出ません。

聖フランチェスカ学園学園祭当日


初日は生徒だけだが二日目からは一般客も参加できるのだ。


及川「ついにこの日がやって来たんやな! 」


華佗「やっぱり学園といったら学園祭だよな 」


左慈「何ガキみたいにうかれてるんだか 」


于吉「そういう左慈も昨日はぐっすり眠れなかったくせに♪ 」


ドカッ!


左慈「余計なこと言うんじゃねえ/// 」


于吉「照れる左慈も素敵ですね 」


左慈に蹴られながらも言う于吉だった。


及川「ところでかずピーはどこや? 」


及川が聞くと


華佗「一刀なら蜀軍に手を貸しているから初日は見れないんで俺に食堂タダ券3枚でビデオ係を頼んでいたぞ 」


華佗の手にはビデオカメラがあった。


及川「何で華佗なん!わいが撮ったるのに! 」


及川が抗議すると


華佗「お前が撮ると女子の胸や尻のアップばかり写るからだろう 」


ギクッ!?


まさにその通りであった。


左慈「俺は機械は苦手だし、于吉は俺ばかり撮るしな 」


于吉「当然ですよ! 」


ビシッ!


はっきり言う于吉だった。


華佗「それより早く行かないといい場所を取られてしまうぞ! 」


及川「そやな!いそがなっ!? 」


そして4人は講堂に走っていった。


講堂


講堂にほとんどの生徒が集まるなか、


陳琳「それではこれより第35回聖フランチェスカ学園学園祭を始めます! 」


陳琳の言葉の後


生徒達『わぁっー!! 』


生徒達が騒ぎ出した。


陳琳「まずは呉軍による演舞からどうぞ! 」


パチパチ!


拍手が飛び散るなか幕が開き蓮華達が現れる。


蓮華「ハッ!! 」


ジャジャンッ!


蓮華を筆頭に思春・穏・明命・亞莎・シャオ・大喬・小喬が舞い踊る。


しかしそんななか、


舞台裏


猪々子「麗羽様ホントにやるんですか!? 」


麗羽「当然ですわ!わたくしより目立つ奴らなんて恥をかけばいいのよ! 」


麗羽達が何かを企んでいた。


斗詩「だからって蓮華さんのふんどしに切れ込み入れるのはやりすぎじゃ!? 」


斗詩が注意するが


麗羽「お黙りなさい!ふふふっ蓮華さん後で恥じかくとも知らずに 」


しかしいくらたってもふんどしは千切れる気配はなかった。


麗羽「これはどういうことですの!!! 」


麗羽が怒鳴ると


猪々子「知りませんよ!?確かに昨日の晩言われた通りに蓮華さんのふんどしに切れ込み入れといたのに!? 」


そして呉軍の演舞が終わった。


蓮華のふんどしがちぎれなかった理由、それは…


及川「どうしたんや?朝早く呉軍の会議室に忍び込んで蓮華ちゃんのふんどしパクっといたのにちょっと引っ張ったら勝手に千切れたで!? 」


及川が事前に蓮華のふんどしを盗んでおいたからだった。(現在は予備のふんどしを着用)


陳琳「では続いて董卓軍の演劇です! 」


そして再び幕が開かれる。


題名は『洛陽の犬』


詠「あるところに貧しい二人の娘と二匹の犬が仲良く住んでいました 」


ナレーター・詠

脚本・月


劇が進むなか、またしても麗羽達が何かを企んでいた。


麗羽「今度こそ大丈夫ですわ!こっそりと本番前に恋さんの台本の後半をすりかえておきましたから! 」


そして劇は終盤になる。


ねね「うぅっ!? 」


ガクッ!


がっくりするねね


ねね「ごめんなのです恋殿、セキト、張々。お金は全て借金取りに払ったからお金が無いのです 」


恋「…ねね 」


この後、麗羽がすりかえた台本にかわる。


恋「…ねね、恋と結婚する! 」


ねね「へっ!? 」


シィ〜〜ン。


この時、場が静まった。


恋「…結婚して二人で幸せになる 」


これに驚いた斗詩は


斗詩「麗羽様、一体何とすりかえたんですか!? 」


斗詩が聞くと


麗羽「こちらの雑誌ですわよ! 」


スッ!


麗羽が見せた雑誌、それは『幸せになる方法』の結婚のページだった。


恋の言葉に場が静まるが


詠「こうしてねねと恋は結婚し、二人は幸せに暮らしましたとさ! 」


詠が無理矢理劇を終わらしたが


生徒達『うぉっー!! 』


生徒達からはすごい反響だった。


陳琳「続いては魏軍による演劇。題は『華麗なる華琳様の武勇伝』です 」


幕が開かれて華琳達が出てくる。


桂花「ある名家に華琳という名のそこら辺の美女がうらやましがるほどの美貌を持った女の子が産まれました 」


ナレーター・脚本 桂花


桂花「そんな華琳様の元に猪馬鹿と姉馬鹿が側近として華琳様のそばにつきました 」


春蘭「誰が猪馬鹿だ!!!!! 」


春蘭が怒鳴る。


秋蘭「姉者、今は本番中だから抑えてくれ 」


怒鳴る春蘭を秋蘭が静めるのであった。


そしてまたまた麗羽達が何かを企んでいた。


猪々子「麗羽様〜、華琳達には何を仕掛けたんですか? 」


猪々子が聞くと


麗羽「フンッ!もっとも憎らしいくるくるおちびさんにはすごい仕掛けを仕掛けましたわ!おーほっほっほっ! 」


猪々子が何を仕掛けたんだろう?と考えていると


斗詩「(文ちゃん、上を見て!) 」


上を指差す斗詩がいたので猪々子が上を見てみると


ユラリンッ!


舞台の上には吊されたバケツがあった。


猪々子「(なるほど!あれに入っている水を華琳達めがけて落とすわけか!) 」


頭の悪い猪々子もわかったようだ。


そして劇は終盤になる。


華琳「我が名は華琳。偉大なる覇王であるぞひざまづけ! 」


華琳が舞台の中心に移動した時


麗羽「今ですわ! 」


クイッ!


麗羽はバケツに仕掛けられているひもを引っ張る。が…


シィ〜〜ン。


バケツは何も起きなかった。


麗羽「どういうことですの? 」


麗羽が?を浮かべていると


斗詩「あのぅ麗羽様 」


斗詩が何かに気が付いた。


斗詩「もしかしてバケツに水を入れるのを忘れたんじゃ!? 」


斗詩が言うと


麗羽「(ギクッ!?) 」


忘れていたようだ。


麗羽達が馬鹿なことをしている間に


華琳「全ての者は私に従いなさい! 」


桂花「こうして華琳様は天下を統一したのでした 」


劇が終わってしまった。


麗羽「キッー!!何て運のいい奴!! 」


運の問題だろうか?


猪々子「どうするんですか麗羽様!? 」


斗詩「残るは蜀軍しかありませんよ!? 」


二人が言うと


麗羽「大丈夫ですわ、既に手はうってますから 」


そんな麗羽の企みを知らずに蜀軍の劇が始まる。


陳琳「次は蜀軍の演劇、題は『桃雪姫』です 」


幕が開いて愛紗が姿を現す。


愛紗「とある昔、桃のように綺麗で、雪のように肌が白い姫がいました 」


ナレーター・愛紗

脚本・朱里・雛里


桃香「私の名前は桃雪姫〜♪今日も元気に遊びます〜♪ 」


しかしそんな桃雪姫の美しさに嫉妬した母親(翠)は


翠「鏡、世の中で美しい女は誰なんだ? 」


すると魔法の鏡(星)が答えます。


星「それはやはり桃雪姫ですな。性格も胸もお主より素晴らしいものをもっているが私はお主のような形の胸が好みでな… 」


翠「んなことは聞いてねぇよ!!! 」


2年A組 馬超翠。馬術部のエースでキレやすい性格。失禁(おもらし)する癖を内緒にしているがほとんどの人にばれていることを本人は知らない。


翠「こうなったら殺し屋を雇って姫を暗殺してやるぜ! 」


そこで翠が用意した殺し屋(焔耶)でしたが


焔耶「私にはあなたのような美しい人を殺すことなんて出来ない!早く逃げてください! 」


殺し屋は姫を殺さずに逃がしてやりました。


城から逃げ出した桃雪姫は逃げてる途中で眠くなってしまい森の中にあった小さな家で仮眠をとることにしました。


桃雪姫が寝ていると


鈴々「ハイホー!ハイホー!なのだー! 」


朱里「はわわ〜/// 」


雛里「恥ずかしいです〜/// 」


タンポポ「ここにいるぞー♪ 」


4人の小人が歌をうたいながら歩いていました。


実は桃雪姫の寝ていた家は小人達の家だったのです。


桃香「勝手に入ってごめんなさい!お世話するから許してください! 」


小人達は桃雪姫を許す代わりに家の手伝いをさせました。


一方その頃、桃雪姫が死んでいないことを知った翠は


翠「馬鹿か!!逃がしてどうすんだよ!! 」


焔耶「貴様に馬鹿よばわりされる筋合いはないわ!!! 」


殺し屋と口論していると


翠「こうなったらあたしが殺してやるぜ! 」


スッ!


翠は置かれていたリンゴを手に取った。


麗羽「フフフッ、あのリンゴには眠り薬が入ってますのよ、主役が起きなければ劇は失敗ですわ! 」


麗羽の企みを知らずに劇は進んでいく。


翠「桃雪姫、美味しいリンゴをやるぜ! 」


桃香「ありがとうございます! 」


パクッ。


桃香は眠り薬が入っているリンゴを知らずに食べてしまい


バタッ!


その場で眠ってしまった。


桃香「ZZZ〜 」


しかし周りのみんなは


愛紗「(さすがです姉上、まるでホントに寝ているような名演技ですね) 」


ホントに寝ているのに演技だと思っていた。


そして劇は終盤へ


鈴々「うわ〜ん!呪いでお姉ちゃんが死んじゃったのだー!! 」


小人達が泣いていると


パカポコッ


馬の足音が聞こえて現れたのは


一刀「君達どうしたんだい? 」


ジャーンッ!


華琳・蓮華『(一刀!?) 』


突然の一刀の登場に二人が驚いた。


一刀「かわいそうな姫、俺が呪いを解いてあげよう 」


一刀は桃香に唇を近付ける。


一刀「(演技なんだしギリギリでいいよな) 」


ピタッ!


一刀は唇が触れ合うギリギリの位置で止めるが


桃香「う〜ん、しまった!?いつの間にか寝てた!? 」


ガバッ!


桃香が目を覚まし、起き上がろうとした時


ブチュッ。


一刀「!? 」


桃香「!? 」


二人の唇が触れ合ってしまった。


桃香「はふっ!?/// 」


ボンッ!!。


桃香の顔が一瞬でゆで蛸のように真っ赤になり、


一刀「ご…ごめん!?/// 」


一刀が顔を赤くしながら謝っていると


ジャキンッ!


一刀にとって嫌な音が聞こえてきた。


愛紗「貴様は懲りもせずにまた姉上にハレンチなことを!!! 」


蓮華「そもそも何で一刀が劇に参加してるのかしら!!! 」


華琳「これはお仕置きが必要ね!!! 」


武器を持って青筋を立てた三人が舞台に上がってきた。


一刀「うわっ!? 」


一刀はその場から逃げようとするが


男子達『ほ〜ん〜ご〜う〜、許さんぞ!!! 』


桃香ファンの男子達に前をふさがれた。


一刀「うわっ〜!!? 」


ピューッ!!


一刀は逃げようとするが


ほとんどの生徒『待て〜!!一刀〜!!! 』


ドドドッー!!。


一刀はほとんどの生徒に追い掛けられるのだった。


そして講堂に残ったのは


陳琳「それでは最後は袁軍による歌劇です! 」


司会の陳琳と


麗羽「二人共いきますわよ! 」


猪々子「行くのは構わないんですけど 」


斗詩「行ってもねぇ 」


最後の出番の袁軍と


麗羽「それではいきますわよ! 」


バッ!


麗羽達は股間に白鳥がついたバレエスーツを着て舞台に上がるが客席を見ると客席にいたのは


桃香「うへへっ/// 」


顔を赤くしている桃香と


華佗「(ジー) 」


ビデオを撮っている華佗と


左慈「ZZZ〜 」


于吉「左慈〜ZZZ〜♪ 」


眠っている左慈と于吉しかいなかった。


麗羽「何故誰もいませんの!!! 」


他のみんなは全員一刀を追い掛けていた。


董卓軍の出し物の元ネタはフランダースの犬です。


一刀を追い掛けている人は嫉妬の人、おもしろみの人、ただついてきた人などがいます。

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