表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
218/244

218時間目「強者の価値」

一刀「シャドウと戦う俺達。だがシャドウの力は凄まじく、俺は自分にしていた封印を解こうとする。愛紗達が時間稼ぎをするなか、封印を解いて真・神騎士光龍となった俺はシャドウを圧倒し、倒せたにもかかわらず、攻撃をやめる声が聞こえ、俺は戦うのをやめた。その後、朱里から緊急連絡がきたのだった! 」

シャドウとの戦いに苦戦する一刀達


だが一刀が悪光に敗れたため封印していた力を解放し、形勢逆転する。


そして一刀はシャドウを倒さなく、戦意喪失により勝利するのだった。


そんななか、突然朱里からの連絡が届き、メッセージの内容は学園が危機に陥るという内容であった。


ツーツー…


そして朱里からの連絡が完全に途絶えた後


桃香「みんなに何かあったんだよ!?ここからなら学園に近いし早く戻ろうよ!? 」


という桃香に


シャドウ「やめときな、死に行くようなもんだぜ 」


シャドウが話しかけた。


翠「どういうことだよ! 」


シャドウの発言の意味を聞くと


シャドウ「僕は一度悪光と戦ったことがある 」


実はシャドウは力をつけながらもいつか悪光を脅してアリスを生き返らせるよう策をねっていた。


そしてある日、自分の力に自信をもったシャドウは悪光に襲いかかるが


数時間後


シャドウ「がはっ!? 」


結果はいうまでもなく、悪光の圧勝であった。


悪光「今回ばかりはお前の強さに免じて許してやる。ただし、同じことをすれば死ぬと思え! 」


ギロリッ!


シャドウ「(ぶるぶるっ!?) 」


悪光の睨みにビビりまくるシャドウ


そしてこの時よりシャドウは悪光を襲うということがなかった。


現在


シャドウ「しかもその時、悪光は力をフルに使っていなかった。おそらくお前(一刀)が最初に戦った時もな 」


一刀以外全員『・・・!? 』


このシャドウの言葉を聞いてみんなは驚いた。


何故ならあの時、一刀は究極進化形態でおまけに皇龍戦と違い、体力は万全であった。


その一刀がろくに力を出していない悪光に完膚(かんぷ)なきまでやっつけられたのだ。驚かない方がおかしいといえよう。


シャドウ「お前と悪光、二人と戦った僕だからこそわかる。いくらお前が僕との戦いで全力を出してなかったとしても悪光の方が上だ!行けば殺されるだけだぞ! 」


シャドウは一刀に忠告するが


一刀「忠告ありがとう。だけど、『(ダチ)に危険が訪れた時には例え己に危険があっても助けに行け!』と昔から父さんに言われてるんでね、俺はいくよ! 」


スッ!


一刀は悪光と戦う気であった。


そしてそれを見たみんなは


桃香「一刀くんがいくならいかなきゃね 」


鈴々「みんなを助けるのだ! 」


みんなも死ぬとわかっていながら悪光に挑む気であった。


一刀「それじゃあ、俺は一足早く行くからみんなは後から来てくれ 」


愛紗「了解です 」


ダッ!


そう言って一刀は一人だけいち早く、フランチェスカ学園に向けて走りだし、その後、怪我をしているみんなも後から続いていくのだった。


そして一人残されたシャドウは


シャドウ「けっ!みんな大馬鹿野郎共だ、殺されるとわかっていながらそれでも悪光に挑むだなんて余程の命知らずだよ、でも… 」


じーっ…


そのままシャドウは走っていく一刀達を見つめるのだった。


そして朱里からの連絡がくる前、フランチェスカ学園に何が起きたのかというと…


ここで話は少し戻る。


一刀がシャドウと戦っている頃、フランチェスカ学園では


フランチェスカ学園・校庭


一刀が来るまでの間、待っていた悪光は


及川「あら、えっさっさ〜のほいさっさ〜♪ 」


イワン「テンテケテケテン、テケテンテン! 」


すっかり悪光の部下となってしまった及川とイワンから接待をうけていた。


そしてそれを見ていたみんなは同じことを思ったという


『この裏切り者!』と


及川「どうぞ悪光様、ぬるくて不味いですがビールをどうぞ 」


イワン「旦那、肩を揉みましょうか? 」


悪光「ふっ!テメェらなかなか気がきくじゃねえか、俺が北郷一刀を殺し、世界を征服した暁には領土を少しばかりくれてやるぜ 」


ぐびっ!


そう言いながら悪光が差し出されたビールを飲むと


イワン「旦那なら北郷一刀なんて軽く倒せるでしょう。何せ奴はめちゃくちゃ弱いんですから 」


及川「そうですよ。あんな奴、悪光様が手を出さずともわいらだけで倒してみせますって♪ 」


と二人は好き勝手言うのだが


ピキンッ!!


悪光「今、テメェら何て言った? 」


悪光が聞くと


イワン「えっ?だから北郷一刀なんて弱いと… 」


とイワンが言った瞬間


グワシッ!! スッ!


イワン「ぐわっ!? 」


悪光がイワンの顔をつかんで持ち上げた


そして


悪光「北郷一刀は弱い?お前らごときで倒せるだと… 」


悪光が言うと


悪光「ふざけるんじゃねえぞこの野郎!♯ 」


グチャッ!!


及川「ひっ!? 」


悪光はイワンの頭蓋骨を握りつぶした!


悪光「北郷一刀は未来世界とはいえ俺を瀕死の状態にまで追い詰めた奴だぞ、それがお前らごときに倒されるなら俺はお前ら以下の武力か!!♯ 」


突然怒りまくる悪光


華琳「何で悪光はあんなに怒ってるの!? 」


蓮華「自分が馬鹿にされたならともかく馬鹿にされたのは一刀なのに!? 」


驚くみんなだが


孤狼「なるほど、奴も武人ってわけか 」


孤狼は何故悪光が怒るのか理由がわかっていた。


華琳「どういうこと!? 」


孤狼「武人ってのはたとえどんな奴であっても多少は相手の力を認めあうものだ。そして同じ武人を馬鹿にされたんじゃ怒るもんだ 」


わかりやすく言うと


例えばプロが素人に勝負で負けたとする。そしてその素人が『プロに勝った。プロなんて弱い』と言いふらされれば他のプロはその素人に怒りを感じるものなのだ。(毎度毎度わかりにくい説明ですみません)


そして一刀と同じ強者である悪光は強者を馬鹿にされたと感じて怒っているのだ。


悪光「おいっ!! 」


及川「ひぃっ!? 」


ガシッ!


悪光は及川の頭をつかむと


悪光「さっきお前は何て言った?言っておくが俺は嘘が嫌いだぜ 」


及川に究極の選択が迫る!


とはいってもどちらも死にかわりはない


及川「(あわわ…!?お助けを…!?) 」


じょぼぼーっ! ちらっ!


恐怖のあまりにおしっこを漏らしまくる及川はみんなに救いの視線を向けるが


サッ! サッ! サッ!


及川「(薄情もん!?) 」


当然、裏切り者の及川を助ける人なんていなかった。


悪光「恨むんなら薄情もんの仲間と裏切り者の自分を恨むんだな! 」


ブォンッ!!


及川「ひぃっ!? 」


悪光が及川の顔面に拳を食らわせようとしたその時!


キィンッ!!


飛琳「ハァーッ!! 」


横から融合進化した飛琳先生が突っ込んできた。


飛琳「そんな奴でも一応我が学園の生徒なんでね! 」


及川「(飛琳先生!?) 」


この時、及川は飛琳先生に感謝するのだが


飛琳「『七頭龍神雷(ななずのりゅうじんらい)』! 」


バリバリッ!!


ゴォーッ!!


飛琳先生は上空に最大の気を放ち、上空から巨大な七頭の雷龍を悪光に放った!


及川「ぎゃーっ!? 」


ビリリーッ!!


及川もろとも


よろりっ


飛琳「くっ!?やはり力が回復しきっていないから痛みがくるな!? 」


そして飛琳先生がよろめいたその時!


ブォンッ!! ドグボッ!!


飛琳「がはっ!? 」


悪光「隙ありだぜ先生よ 」


バンッ!!


雷龍の煙から現れた悪光は飛琳先生の隙をついて腹に一撃を食らわし、拳を貫かせた!


悪光「このまま胴体を真っぷたつにしてやるぜ! 」


ガシッ!


飛琳「ぐわっ!? 」


悪光が飛琳先生の傷口に手を触れたその時!


呂井門「『バトルフォーメーション始動』! 」


ジャキンッ!!


呂井門「変型!バトル呂井門!飛琳先生をはなせーっ!! 」


ゴォッ!!


戦闘形態へと変化した呂井門が飛琳先生を助けるべく悪光に向かうが


悪光「鉄屑は引っ込んでろ! 」


ドガッ!!


呂井門「ぐわっ!? 」


ボキンッ!!


悪光の蹴りひとつで呂井門はバラバラにされてしまった。


華琳「よくも呂井門を!! 」


蓮華「飛琳先生を助けるぞ!! 」


ダダッ!!


学園に残っていて動ける者はみんな悪光に向かっていく!


及川「あれっ!?みんな、わいの時と態度違うやんけ!? 」


桂花「あんたなんてさっさとくたばればいいのよ!♯ 」


及川「そんな冗談を!? 」


マジである。


悪光「ちっ!うっとおしい雑魚共め! 」


ゴォッ!!


悪光は両腕に気をためると


悪光「『ダークエンドバースト』!! 」


ババーッ!!


自分の周囲から闇の波動を放った!


春蘭「ぐわーっ!? 」


雪蓮「きゃっ!? 」


雛里「あわわ〜!? 」


悪光の波動に吹き飛ばされていくみんな!


この時点で無事なのは…


蒼魔「みんな!? 」


月「へぅ〜!? 」


学園で治療中の蒼魔、孤狼、焔、雫、恋、大貴


みんなの治療係りである月と息子の一月と璃々ちゃん


そして学園の中枢にいる貂蝉と卑弥呼だけであった。


他のみんなはというと


ボロッ!!


すっかり全滅してしまった。


悪光「ちっ!やはり雑魚ばかりだな、ちょっと準備運動しただけでこのざまかよ 」


歯応えのなさに面白くない悪光


すると


朱里「はわわ〜!? 」


と声が聞こえ悪光が近づくと


朱里「はわわ〜!?一刀さん、早く来てくだ… 」


朱里が続けて言おうとしたその時!


バキンッ!!


朱里「はわわ!? 」


悪光が朱里の持っていた通信機を破壊した!


悪光「北郷一刀を呼んだところで無駄だ。どうせテメェらは死ぬんだからよ! 」


ブォンッ!!


朱里「はわわ!? 」


悪光が朱里を殴ろうとしたその時!


麗羽「おーほっほっほっ!まだわたくしが生き残っていますわよ悪光さん 」


バンッ!!


麗羽が久々の高笑いで悪光の視線を向けた!


悪光「誰だテメェは? 」


麗羽「わたくしを知らないだなんて、あなたって案外お馬鹿ですわね 」


麗羽が悪光を馬鹿にすると


悪光「雑魚が!なめるんじゃねぇぞ!!♯ 」


キィンッ!! ドグボッ!!


麗羽「がはっ!? 」


ズシャーッ!!


悪光が麗羽の顔面に拳をぶちこんだ!


並みの人間なら首が吹き飛んでいるのだが


むくっ!


麗羽は鼻血を流しただけですぐ起き上がった。


麗羽「おーほっほっほっ!このわたくし一人殺せないだなんてあなたの武力も対したことないですわね 」


それは麗羽が馬鹿キャラなための不死身遺伝子が関連している。


猪々子「いつもは真っ先に逃げ出すか、敵に寝返る麗羽様が…!? 」


斗詩「一刀さんが来るまで時間稼ぎしている!? 」


いつも麗羽と行動を共にする二人は驚いていた。


麗羽「(わたくしだってたまには役に立ちますわ!) 」


というかっこいい台詞を言う麗羽だが


じょろ〜っ!!


しっかり失禁していた。


ドカドカッ!!


それでも麗羽は悪光のサンドバッグとして時間稼ぎをする。


しかしいくら不死身遺伝子があるといっても限界がある!


悪光「しぶとい奴め!?次で仕留めてやるぜ!! 」


そして悪光が麗羽に10発目の顔面パンチを食らわせようとしたその時!


キィンッ!!


光の気が学園に向かっていき!


ドカッ!!


悪光「がはっ!? 」


悪光にぶつかってぶっ飛ばした!


その光の気は…


一刀「待たせたな悪光! 」


バンッ!!


やはり一刀であった!


麗羽「おーほっほっほっ!麗羽ですわ。一刀さんったらようやく来たようですわね。このわたくしがわざわざ美しい顔を汚してまで時間稼ぎをしてあげたんですからそんな奴さっさと倒しなさい!次回『再戦!一刀VS悪光』まぁ、少しくらいならあなたのことを認めてあげてもよろしくてよ 」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ