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217時間目「真なる融合進化」

一刀「東京にて北郷シャドウと出会った俺達。こちらは俺と刀桃が立ち向かうことになった。だがシャドウの力の前に苦戦してしまい危機に陥る。するとシャドウが何のために戦うのかを話し出した。その理由は未来世界にて悲しい事件にて亡くなったアリスという女を生き返らせるためであった。そんなシャドウを俺は説得するが聞き入れてもらえず、俺は最終手段である封印を解く決意をするのだった 」

悪光軍の一人、北郷シャドウと出会った一刀達


だがシャドウの力は凄まじく、一刀と刀桃の二人がかりでも勝てないほどであった。


そして戦いの最中、シャドウが悪光に協力する理由は自分を唯一愛してくれたアリスを蘇生させるためであった。


それを聞いた一刀はシャドウが悪いことをした結果、アリスが生き返っても喜んでくれないと言い


さらに!


一刀「お前なら相手なら封印解いても大丈夫だよな 」


とシャドウに言い放つのだった。


桃香「うそっ!? 」


翠「さっきまで力を封印して戦っていたってのかよ!?一刀の奴、どれくらい強ければ気がすむんだ!? 」


一刀の発言にみんなが驚くが


シャドウ「封印解除だと、はったりはいい加減にしろ!お前にそんな力なんてない! 」


と言い放つシャドウ


すると一刀は


一刀「はったりかどうかは…こいつを見てからにしな! 」


シュンッ!


バサッ!!


一旦融合進化を解いてフランチェスカ学園の上着を投げ捨てた!


すると


バンッ!!


一刀の体には封印の術式らしきものが描かれていた。


鈴々「何なのだあれ!? 」


桃香「あんな術式いつの間に!? 」


みんなが驚いていると


桃刃「そういえばお父さんから聞いたことがある! 」


一刀の娘である桃刃が何かを思い出した。


桃刃「『翠川流の継承者は健康な体で戦って負けた時、気の多くを封印する』って!? 」


一刀の父方の姓は翠川である。そして一刀が健康状態で負けたのは悪光との初戦のみである。(皇龍との初戦でも負けたがその時は一刀がダメージを受けて戦ったためノーカウント)


シャドウ「なるほどな、だが僕を今まで強化されるのを黙って見ていた奴らと一緒にするなよ、パワーアップさせる隙なんて与えるものか! 」


キィンッ!!


シャドウが一刀に迫ったその時


バッ!


刀桃がシャドウの前に立ちはだかった!


刀桃「さっきは不覚したが今度はそうはいかない!父さん!こいつは僕が引き受ける!だから封印を解くんだ! 」


刀桃が言うと


一刀「わかった!なるべく早く封印を解くから時間稼ぎ頼むぜ! 」


スッ!


一刀は座禅を組んで精神統一する


それを見ていたみんなは


鈴々「鈴々も暴れてやるのだ! 」


愛紗「わ…私も加勢しよう! 」


翠「ならあたしだって!タンポポ、流琉、桃香と桃刃を頼んだぞ! 」


バッ!


刀桃に加勢する三人


たとえ敵わなくても少しでも時間稼ぎするため戦うのだった。


桃香「う〜、私だって戦いたいけど足手まといになるからな〜!? 」


確かにこのメンバーの中で一番弱い桃香がいっても足手まといになるのは目に見えていた。


シャドウ「面白い。数人がかりで僕を止めようとする気のようだが果たして何分もつかな? 」


バッ!


シャドウが刀桃達に向かっていく!


刀桃「なめるな! 」


鈴々「現代人の力を見せてやるのだ! 」


愛紗「一刀の邪魔はさせない! 」


翠「暴れてやるぜ! 」


バッ!


そしてシャドウを迎え撃つべく、愛紗達もシャドウに向かっていった!


その間に一刀は


シュシュッ!


印を結ぶと


一刀「封印・解! 」


ゴォッ!!


封印を解除する準備に取りかかった。


一刀「(ごめん爺ちゃん、こいつ相手なら別に構わないよな!) 」


実はウォーファイト開催前、こんなことが起きたのだ。


世界中の人々が逃げまくり、蒼魔達が修行するなか、一刀は一人、実家である九州に帰っていた。


一刀の父方の父(祖父)の実家である翠川家


バンッ!!


その道場にて一刀が上半身裸で座禅を組んでいた。


優神「では一刀よ、掟に従い、お前の気を封印する 」


一刀の祖父である翠川優神


ジューッ!!


優神は焼きごてを手に持つと


優神「封印・封! 」


ドンッ!!


一刀「あちちっ!? 」


焼きごてを一刀の胸に押し付けた!(※危険ですので絶対マネしないでください!)


すると


ジューッ!!


一刀の胸に封印の術式が現れた。


優神「気を封印する多さによって焼きごての熱さが違う。今の熱さでも融合進化はできるが本来の数%くらいしか力が出せん。それと特例として封印解除は自分でできるようにしておいた。これからの戦いへのサービスじゃ 」


優神が言うと


キュッ!


一刀「ありがとう爺ちゃん、でも今度の戦いはできる限りこの状態で勝ってみせるよ! 」


上着を着た一刀が気合いを入れると


優神「あまったれるでない、お前の力なんて昔の儂や全盛期の優刀に比べればへなちょこじゃ、やばいと思ったらすぐに封印を解くがよい!ただし… 」


更に続きを言う優神


優神「もしお前が軽い気持ちで封印を解いたり、少しでも気が緩んだら焼き跡が燃え盛り、お前を焼き尽くす!解除には心してかかるがよい! 」


恐ろしい封印解除である


優神「一刀よ、死ぬでないぞ! 」


一刀「あぁ、いってくるぜ爺ちゃん! 」


ダッ!


そして一刀は学園に戻り、鍛練をするのであった


現在


ゴゴゴッ…!!


紅く燃え上がる気が一刀を包み込んでいく!


ここからもし気が緩んだら一刀は焼き殺されるのだ!


一刀「(落ち着け!集中するんだ!) 」


一刀は落ち着くようするが


シャドウ「邪魔だ! 」


ドカッ!!


刀桃「がはっ!? 」


愛紗「ぐふっ!? 」


ジュッ!


一刀「(あちっ!?) 」


仲間思いの一刀が仲間がやられているのを見て平然とできるはずがなかった。


一刀「(落ち着け!) 」


だがついに


鈴々「ぐわーっ!? 」


ドサッ!!


シャドウ「ようやく終わったな 」


バンッ!!


桃香「愛紗ちゃん!?みんな!? 」


シャドウを押さえつけていた刀桃達が全員倒されてしまった!


シャドウ「では殺るとするか! 」


スッ!


シャドウの手が一刀に向かう


一刀「(このままでは間に合わない!?こうなったら…) 」


ゴォッ!!


シャドウ「なにっ!? 」


一刀は持っている気を勢いよく封印に流し込む!


普通はゆっくり流した方が安全なのだがそんなことしていたら大変なことになってしまう!


一刀「(俺はどうなっても構わない!俺の封印よ、解けろ!) 」


普通ならば体が激痛に耐えかねなくて死ぬ確率があるのだが一刀は痛さをこらえていた!


ピシピシッ…


だが、そのおかげで


バキンッ!!


一刀にかけられた封印が解けた!


すると


バシュシュンッ!!


シャドウ「何だこの気は!? 」


一刀の封印によって押さえつけられていた気が一気に溢れていき


一刀「ハァーッ!! 」


ジャキンッ!!


一刀はドラグロッチ無しで以前とは違う融合進化をした。


その姿は銀色の×印をつけた兜とロングヘアー、上半身は赤と黄金の鎧、下半身の左足はオレンジ炎柄の二爪と足の白虎の鎧、右足は黄金龍の体と頭の鎧、右肩は究極騎士光龍の体と青龍の頭部、左肩は聖騎士光龍の体と白虎の頭部、背中には4枚の黄金の朱雀の翼、左手には二頭の玄武の形をした銃、右手には純白と赤の長い日本刀『無双光龍剣』を持った新たな姿へと変わっていた!


これは一刀が封印してきた気と持っていた気、そして鍛練の時に新しく溜まった気が合わさったことによりできた名付けて、真・神騎士光龍である!


桃香「すごいね!? 」


タンポポ「まさか更に上があるだなんて!? 」


流琉「驚きです!? 」


倒れたみんなを抱き起こそうとする桃香達が見ていると


シャドウ「それがどうした!所詮姿が変わっただけだろうが! 」


ドドンッ!!


シャドウは一刀に攻撃を放つが


ドカカンッ!!


一刀は避けずにそのまま受け止めた!だが一刀には無傷であった。


シャドウ「僕は必ずアリスを生き返らせる!そのためには北郷一刀、お前を殺さなきゃいけないんだ!! 」


ゴゴゴッ…!!


シャドウは大きく邪悪な気をためると


シャドウ「くたばれーっ!! 」


ドォンッ!!


一刀に攻撃を放ったが


一刀「まだわからねえのか! 」


スッ!


シャドウに向かって叫んだ一刀は構えると


一刀「お前がそんなことをしてアリスって人が喜ぶとでも思っているのか! 」


ゴォッ!!


剣に浄化の炎を送り付け


一刀「『聖炎日輪朱雀撃』! 」


ズバンッ!!


シャドウの攻撃を切り裂いた!


そして一刀は


一刀「くらえーっ!! 」


キィンッ!!


そのままシャドウに向かっていく!


シャドウ「ひっ!?く…来るな!? 」


自分との戦闘力の違いを感じたシャドウはもはや怯えるしかなかった。


一刀「ハァーッ!! 」


ブォンッ…


そして一刀はシャドウを切りつけようとするが!


『やめてください!!』


一刀「!? 」


ぴたりっ!!


突然誰かの声が聞こえてきて攻撃をやめる一刀


すると


シュパンッ!!


何と一刀は融合進化を解いてしまった!


スッ!


そしてシャドウの前から立ち去る一刀


その一刀の様子を見たシャドウは


シャドウ「何故だ!?情けをかける気か!! 」


シャドウは何故自分を倒さないようなことをするのかを聞くと


一刀「俺だって本当は倒すつもりだったさ、でも急に女の声が聞こえたのさ『やめてください』ってな 」


シャドウ「なにっ!? 」


一刀の言葉を聞いてシャドウはその女が誰なのかすぐにわかった。


一刀「覚えときな、愛する女ってのは肉体を失っても男の心の中で生き続けるのさ 」


スッ!


そして一刀はみんなのところに歩いていく


そんな一刀をシャドウは攻撃することができなかった。


シャドウ「アリス、どうやら僕は間違っていたようだ。北郷の言う通り、僕が殺戮を繰り返して生き返ったとしても君は喜ばない、むしろ自分のせいでと思ってしまうだろう 」


ようやくわかったシャドウであった。


北郷シャドウ


戦意喪失により


勝者・一刀達


その時


ピピッ!!


一刀「何だ? 」


一刀達が持っていた通信機が一斉に鳴り出した。


ピッ!


通信機に出てみると


朱里「はわわ!?一刀さん達ですか!? 」


ひどく慌てた朱里が話しかける


一刀「どうした朱里、何があった!? 」


すると朱里は


朱里「は…早く戻ってきてくだ…!? 」


プツンッ…


とここで通信が途絶えてしまった。


雛里「あわわ!?雛里でしゅ。私達の時間は一刀さん達が来る数時間前にさかのぼります。悪光が一刀さん達がくるのを待っていた時、あることがきっかけで悪光が急に暴れだしたのです!?次回『強敵の価値』一刀さん、早く戻ってきてください!? 」

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