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213時間目「千刀の闇」

一刀「北海道にやって来た蒼魔達、戦う気満々の蒼魔に対してすっかり観光気分のメンバー達に蒼魔はキレてしまい一人孤立してしまう。だがその直後、蒼魔に結界がはられ出ることがなくなってしまい一人で戦うことになってしまった 」

北海道にやって来た蒼魔、華琳達率いるBグループ


敵が攻めてくるということで気合いを入れまくる蒼魔だが


仲間達が観光気分なためイラついて一人で行動してしまう。


その結果、蒼魔はたった一人で結界の中に入られてしまう。


そして驚くべきことに悪光軍の一人である千刀の顔が一刀そっくりであった。


蒼魔「(どうなっている!?敵の顔が一刀とそっくりだなんて!?) 」


実際は一刀と少しだけ違うが一刀と長く付き合っている蒼魔でさえも一瞬一刀ではないかと間違えていた。

千刀「俺の名は『龍殺し(ドラゴンキラー)』の北郷千刀、貴様らの中で一番強い貴様を倒せば貴様らは絶望する! 」


蒼魔「なるほど、そういうわけかよ、だが逆に俺がお前を倒せば俺達は活気に溢れるぜ! 」


千刀「やれるものならやってみるがよい! 」


スッ!


千刀は構える


蒼魔「へっ!お前は俺を倒したいらしいが、生憎俺はそう簡単に殺られねえ質なんだよ! 」


バシュンッ!!


蒼魔もいきなり究極進化した。


蒼魔は考えた末に究極進化でしか戦えないと判断したのだ。


蒼魔「(とはいえやな感じがするぜ) 」


蒼魔もやはり理解していた。


おそらく究極進化しても勝てないだろうと


何故なら究極進化した一刀が悪光に倒されるくらいである。そんな悪光が究極進化したくらい倒せる部下をつれてくるはずがないからだ。


蒼魔「(とはいえ神進化はなるのに時間がかかっちまうからな) 」


他の戦いでも一気に神進化して勝負をつけないのはそのためである。


すでに数回神進化している一刀でさえなるのに数秒かかるのだ。


そしてその頃、結界の外では


華琳「ようやく追い付いたわ!? 」


土産に夢中になっていた華琳がようやく蒼魔の元についたのだが


バンッ!!


そこには八雲しかいなかった。


華琳「八雲、蒼魔はどこなの? 」


華琳が八雲に聞くと


八雲「華琳さん、蒼魔はこの中で戦っています 」


スッ!


八雲は結界を指差した。


華琳「何なのこの結界は… 」


スッ…


華琳が結界に触れようとすると


八雲「ダメです!!触れたら痺れちゃいます!蒼魔はこの結界の中で悪光軍と一人で戦ってるんです 」


華琳「何ですって!? 」


じっ!


華琳が結界の中を見てみると、そこには蒼魔と一刀に似た人物が戦っていた。


華琳「(あの敵、一刀にどことなく似てるわね!?)とりあえず私はみんなを呼んでくるわ、八雲はせめて応援してあげなさい! 」


八雲「はいっ!頑張ってください蒼魔! 」


八雲は結界の外から蒼魔を応援する


その頃、中では


ガキンッ!!


蒼魔「おらよっ! 」


千刀「ふんっ! 」


蒼魔と千刀が激しい戦いを繰り広げていた。


蒼魔「(俺の見込み違いか?究極進化と互角だなんておかしいぜ) 」


今までの敵は一部を除いて神進化しなければ勝てない連中であった。


だが千刀は究極進化で互角の実力だったのだ。


蒼魔が思っていると


千刀「さていい加減に力を出すとするか! 」


やはり千刀は力を抜いていた。


というより戦うことで体を少しずつ慣らしていくタイプである。


スッ!


千刀は構えると


千刀「『龍殺し 死の太刀 龍砕斬』! 」


ガッ!


そして千刀が切った、いや砕いた瞬間


ガキンッ!!


蒼魔「がはっ!? 」


蒼魔の鎧が弾けとんだ!


蒼魔「(くっ!?いくら奴の一撃が強いからって普通究極進化を一撃で破壊できるかよ!?) 」


千刀の一撃の恐ろしさを感じる蒼魔


千刀「俺の通り名『龍殺し』は文字どおり龍を殺す一撃だ。超進化や究極進化とはいっても所詮は龍から力を借りているにすぎないからな! 」


千刀の言う通りである。


蒼魔「へっ!一撃食らわしただけでもう勝利な感じかよ!俺はまだまだくたばっちゃいないぜ! 」


だがいくら龍殺しと呼ばれる一撃を食らっても倒れないのが一刀達の持ち味であった。


千刀「なるほど、貴様らがタフだということはわかった。だがこれならどうかな! 」


シュシュッ!!


千刀は印を結ぶ


蒼魔「(忍術でも使おうってのか?) 」


シュッ!!


そして印が結び終わると


千刀「『結界術 終わり無き苦しみ』 」


ボワンッ!!


何やら怪しげな空間が広がった瞬間


ズキンッ!!


蒼魔「がはっ!? 」


いきなり蒼魔が苦しみだした。


蒼魔「テメェ、一体何をしやがった!? 」


千刀「教えてやるよ。俺は結界使いでな、様々な結界をはることができる。今のはお前の肉体を精神的に痛みに苦しむ結界さ、こんなこともできるんだぜ! 」


シュシュッ!


千刀は印を結ぶ


シュッ!!


千刀「『結界術 無限に続く絶望』 」


ボワンッ!!


今度は別の結界が貼られた。


すると


シュウンッ!!


蒼魔が必死で切りつけた傷が回復した!


千刀「この結界は俺の傷や体力を回復する結界さ、一度に二つの結界がはれないのが欠点だけどね 」


確かにさっきまで蒼魔を苦しめていた精神的ダメージが消えていた。


蒼魔「動けりゃこっちのもんだ! 」


すくっ!!


倒れていた蒼魔は立ち上がると


蒼魔「『アルティメット…』 」


必殺技を繰り出すべく力をためる


だが


千刀「無駄だ!『結界術 あらがえぬ運命』 」


千刀の印の方が先だった。


蒼魔「『ランチャー』!! 」


ドゴォォーンッ!!


構わず攻撃を繰り出す蒼魔だが


パシンッ!!


蒼魔の攻撃は千刀の平手で弾かれてしまった


千刀「驚いただろう。今のはお前の身体能力を下げ、俺の身体能力を倍にする結界さ、究極進化まで破られたお前に勝ち目はない! 」


千刀と蒼魔は実力的に差があった。


いや、たとえ孤狼や焔が相手だとしても結果は同じだったかもしれない


千刀「俺は憎き北郷一刀を倒すためにこの力を手に入れたんだ! 」


千刀が叫ぶと


蒼魔「お前、一刀の何なんだよ! 」


蒼魔が聞いてきた。


千刀「いいだろう冥土の土産に教えてやるよ。俺の親父は翠川砕刀、北郷一刀の父・優刀の兄さ、つまり俺は北郷一刀の従兄弟(いとこ)なんだよ! 」


バンッ!!


衝撃的な話である。


千刀「俺は産まれてまもなく親父にスパルタ特訓を受けさせられた。全ては親父の宿敵である優刀の息子、北郷一刀を倒すため!北郷一刀を倒すことで俺が最強だということが立証されるんだ! 」


千刀が叫ぶと


蒼魔「へんっ! 」


千刀「何がおかしい!!♯ 」


千刀を鼻で笑う蒼魔


蒼魔「さっきから聞いてりゃ要するに一刀を倒したい理由が親父の復讐じゃねえか、一刀はお前なんかに殺られる男じゃないんだよ! 」


蒼魔が千刀に言うと


千刀「なんとでも言え、言いたいだけ言った後に絶望を味わうことになる 」


シュシュッ!


千刀は印を結ぶと


千刀「『結界術 閉ざされた可能性』! 」


ボワンッ!!


すると


シュ…シュンッ!!


蒼魔「なっ!? 」


いきなり蒼魔の究極進化が解けてしまった。


千刀「驚いただろう。貴様のことだから神進化でもして逆転と考えたんだろうが無駄だ。今はった結界はあらゆるパワーアップを無効化する。これで貴様の可能性は潰えた! 」


絶体絶命である!?


八雲「八雲です。蒼魔が究極進化できなくなってしまい危機に陥ってしまいます!?更に千刀は恐るべし力を隠し持っていて…次回『命がけの救出劇』今、参ります! 」


蒼魔率いるBグループ

氷室蒼魔

天川八雲

氷室美蒼

曹操華琳

北郷華刀

夏侯春蘭

夏侯秋蘭

楽進凪

北郷渚

魏延焔耶

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