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210時間目「孤狼出生の秘密」

一刀「鳥取県鳥取砂丘にやって来た兄貴達一行。そこで星と葵のラブバトルが少し展開するなか、目の前に砂嵐が発生する。兄貴は蹴りで砂嵐を何とか退けるがそこに砂嵐を操っていた悪光軍・闘狂神狼が現れた 」

鳥取県・鳥取砂丘にやって来た孤狼一行


そして観光かと思いきや戦闘狂である孤狼は観光する気分ではなかった。


そして砂丘を歩いていると砂嵐に襲われてしまう!


だが孤狼の攻撃により砂嵐は消滅したのだが砂嵐を操っていた張本人である悪光軍の一人、闘狂神狼が現れた。


そして神狼のものすごい闘気を感じた孤狼はただ一人で神狼に戦いを挑むのだった!


そしてみんなは狼と戦っているなか


葵「ダメよ孤狼!悪光軍の力は恐ろしいのよ!いくら孤狼が強いといっても一人で勝てるはずがない!ここは全員でいくべきよ! 」


葵は孤狼に叫びまくるが


孤狼「うるせぇ!!こいつの相手は俺がする。これはもう決定だ!邪魔する奴はたとえ仲間であっても容赦しねぇ!わかったら引っ込んでろ、このおせっかい女(葵)にわがまま末っ(シャオ)にケツでか星人(蓮華)にメンマバカ(星)に年増ババア(祭)!♯ 」


突如みんなに暴言を言いまくる孤狼


普通なら怒るところだが葵以外のみんなは孤狼が何故こんなことを言っているのか理解した。


『この戦いに巻き込ませるわけにはいかないからさっさといけ!』と


そして理解したみんなは


蓮華「わかったぞ孤狼 」


シャオ「そんな奴倒しちゃってね! 」


星「勝利を信じてますぞ! 」


ダッ!


孤狼の勝利を信じて巻き込まれないよう狼を連れてその場から立ち去る蓮華、一蓮、シャオ、星


祭「必ず帰って来るのじゃぞ!帰ったら説教してやるからな!♯ 」


演技とはいえババア呼ばわりされたことを怒る祭先生


そして祭先生も狼を連れて去ったのだが


葵狼「母さんも行こうよ! 」


葵「… 」


ただ一人、葵は動かなかった。


狼「ガルルッ!! 」


そしてぼっと突っ立っている葵に狼が襲いかかるが


ズバンッ!!


葵「私はたとえ孤狼に嫌われようとも、一緒に残る! 」


葵は得物の巨大剣で狼を真っ二つにした。


孤狼「ちっ!仕方ねぇな、ただし自分の身は自分で守れよ、俺は一切手を貸さん! 」


葵「了解! 」


葵狼「父さん、俺も母さんを守るよ! 」


孤狼「良いこと言うじゃねえか!さすがは俺の息子だぜ! 」


そして孤狼は二人から目線を外すと


孤狼「さぁて、待たせちまったが俺の相手をしてもらうぜ神狼さんよ! 」


バシュンッ!!


孤狼は頭に血がのぼっていなければ冷静な戦いができる。通常形態では勝てないと感じた孤狼は一気に混沌覇龍神へと二重進化した!


初めて孤狼が二重進化してから約80話…


その時は制御できずに戦えば体がボロボロになるほどであったが数々の戦いや鍛練を経て、今では長時間暴れても傷つかないようになった。


孤狼「食らいやがれ! 」


ブォンッ!!


孤狼は先制を仕掛けるべく右の拳を神狼に繰り出す!


普通ならば早すぎて見えないのだが


サッ!


神狼は軽く避けた!


孤狼「だったら… 」


ぐらっ!


右の拳に体重をのせすぎてよろける孤狼


だが


パシッ!


瞬時に左手を地につけてバランスをとると


孤狼「おらよっ! 」


ブォンッ!!


今度は蹴りを繰り出す孤狼


今度こそ食らうかと思いきや


サッ!


またも神狼は避けてしまった。


すると


神狼「この程度の実力で俺と殺り合おうと思ったのか?次は避けないでやるから一発食らわせてみろ 」


ピキンッ!!♯


この言葉に孤狼がキレた。


孤狼「上等だ!食らってくたばっても俺は知らないぜ!♯ 」


ゴォッ!!


孤狼は両腕に光と闇の気を送り込み


孤狼「『混沌螺旋双撃』! 」


ギュルルーッ!!


入り混じった気をまとわせて貫く勢いで繰り出した!


ドゴォッ!!


技は見事神狼に命中!


だが…


神狼「・・・ 」


孤狼「なにっ!? 」


神狼は額から少し血を流しただけで平然としていた。


神狼「これで最大級の威力だとしたら笑わせる。やはり貴様は失敗作のようだな 」


孤狼「どういうことだそりゃ!? 」


神狼の言葉を不思議がる孤狼


神狼「お前は疑問を感じたことはないのか?平凡な家庭に産まれたお前が何故すごい才能をもっているのかを? 」


一刀の親は父が最強クラスの実力者、蒼魔は叔父が強力者なので強さの秘密はわかるが孤狼の親は単なるうどん屋であり武術とは関係なかった。


神狼「その理由を教えてやるよ!今から数十年後の未来世界のことだ! 」


今から数十年後、未来の世界


ドカッ!!


神狼「俺の強さは銀河一だぜ! 」


闘狂神狼。まだ悪光と出会う前、未来世界では連戦連勝の負け知らずだった。


そんな時、彼はものすごいことを思い付いてしまった。


神狼「俺のDNAを過去の世界の人間に移植してやろう。そいつが成長すればやがて世界を破壊する奴になる 」


これは未来世界では歴史を変えてしまう恐れがあるため第一級犯罪である。


そして神狼は時空監理局の目を盗んで過去へと飛んだ。


現在より数十年前の世界


神狼「目立つ奴に移植すると時空監理局の奴らにバレちまうからな、なるべく平凡な奴に移植しねえと… 」


そして神狼が移植する人間を探していると


「う〜ん!! 」


近くの家で叫び声が聞こえてきた。


神狼「どうやら出産らしいな、しかし時代の進化は素晴らしいねぇ、今(未来世界)じゃあ赤ん坊を瞬時にとり出す装置があるから痛みも感じないというのに 」


と神狼が思っていると


神狼「これ以上この時代にいたら時空監理局に嗅ぎ付けられちまうな、仕方がない!この家で産まれる赤ん坊に俺のDNAを移植してやるぜ! 」


スッ!


神狼は自分のDNAを産まれる前の赤ん坊に移植し、未来世界に帰っていった。


この移植された赤ん坊こそ後の孤狼である。


そしてこのまま進めば成長した孤狼が人類を死滅させかねない魔王になる!


…と神狼は予想していたが


優しい両親、戦友である一刀達との出会いによりDNAに植え付けられた悪の心は消えてしまい身体に優れた男になってしまった。


神狼「俺のDNAを継いだお前はもはや俺のクローンのようなもの、だが貴様は弱い!どうやら失敗作のようだ!貴様のような失敗作は再び俺の体に戻るがよい! 」


神狼が言うと


孤狼「さっきから黙って聞いてりゃ何がお前は俺のクローン元だ!ふざけやがって!俺はお前のクローンなんかじゃねぇ!俺は楠舞蓮樹(はすき)楠舞千羽(ちわ)の間に産まれた楠舞孤狼だ! 」


今、初めて孤狼の両親の名が明かされた!


神狼「信じるも信じないのも自由だが一つの真実を教えてやるよ! 」


ブンッ… バキンッ!!


孤狼「がはっ!? 」


神狼はいきなり孤狼の胸元を攻撃した。


すると…


バンッ!!


孤狼の胸元には十字の傷跡があった。


神狼「俺はクローンの目印として産まれた時からあって一生消えない傷跡をつけといたのさ、そして… 」


スッ!


神狼は自分の胸元を見せる。


すると…


バンッ!!


孤狼と同じ傷跡があった。


神狼「産まれた時から胸元のこの位置に同じ傷跡がある者こそ俺のクローンの証し、お前は紛れもなく俺のクローンなのさ! 」


ガシッ!


神狼は孤狼の両肩をつかむと


神狼「お前は再び俺と一つになれ!そうすれば悪光なんて目じゃない!奴が現れるまで俺は最強だったんだ!! 」


神狼は過去でクローンを誕生させた後、悪光と出会い敗北し部下になったのだ。


神狼「お前が俺に吸収されることで俺は再び最強になれる! 」


ズズズッ…


孤狼の体が神狼に引き込まれていく!


孤狼「この野郎!? 」


必死で逃げようとする孤狼だが神狼の力が強すぎて離れない!


そして


神狼「『魂吸収(アブソーブソウル)』! 」


キュイーンッ!!


孤狼「ぐおーっ!? 」


シュンッ!!


孤狼は神狼に吸収されてしまった!


葵「葵です。孤狼が吸収されちゃった!?よくも孤狼をやってくれたわねと神狼に向かっていく私!だけどその時!次回『牙の抜けた狼』頑張って孤狼! 」

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