21時間目「聖フランチェスカ学園学園祭その1」
時期的には早いと思いますが西森が書きたかったので学園祭編に突入します。
まだ時期的に早いと思うが、もうすぐフランチェスカ学園の学園祭が開催される。
学園祭は二つに分けられており、初日には演劇や合唱。二日目には模擬店を行うのだ。
一刀「さてと、それじゃあ各軍のチェックにでも行くかな♪ 」
学園祭の出し物は生徒会長が認めたものしかできない。
つまり生徒会長である一刀は危険があったり、過激すぎでないか確認しなければならないのだ。
及川「わいもついてこっと♪ 」
華佗「他のクラスの出し物を参考にできるかもしれないしな! 」
左慈「面白そうだし、ついていくぜ♪ 」
于吉「左慈が行くなら私も! 」
こうしていつものメンバーで出し物の確認に行くことになった。
呉軍
一刀「呉軍はダンスと喫茶店ということだけど… 」
一刀はみんなの格好を見る。
蓮華「あんまり見るな! 」
スッ!
蓮華は服の裾を引っ張る。
彼女達の格好は赤のミニスカスタイルに白い袖の服だ。(簡単にいうと恋姫の思春の服)
そして下着はもちろん…
一刀「学園祭でふんどしはどうかと!? 」
ジャーンッ!
全員さらしふんどしの下着だった。
一刀の言葉に
及川「何言ってんねんかずピー!ふんどしのどこがあかんねん!! 」
及川が抗議してきた。
一刀「しかしそんなひわいな下着はちょっと… 」
一刀が言い渋ると
思春「貴様!ふんどしのどこがひわいだ! 」
そして思春は
ガバッ!
思春「ふんどしこそ真の下着、これをはかねば呉の演技は成り立たないのだ! 」
バァーンッ!
思春は服の裾をめくりふんどしをみせびらかした。男子の前で…
蓮華「思春!男の前で何をしているのだ/// 」
蓮華が注意すると
思春「ハッ!?/// 」
思春がようやく気付いたがもう遅い。思春のふんどし姿はバッチリと見られてしまった。
男子の反応は
一刀「うおっ!?/// 」
華佗「あの腰の筋肉はよく鍛えてあるな 」
左慈「俺はふんどしに興味ねぇよ/// 」
于吉「左慈のふんどしスタイルなら見たいのですが… 」
まぁまぁの反応だったが
及川「お宝映像や〜♪もっと見せて〜な♪ 」
及川の反応を見ると
思春「貴様ら出てけー!!! 」
ドタバタッ!!。
思春は男子に攻撃してきた。
華佗「さらば〜!? 」
左慈「一時退却だ!? 」
于吉「待ってくださいよ左慈!? 」
及川「わいを置いてかんといてや〜!? 」
一刀「わかりました!認めますから許してくださ〜い!? 」
ピューッ!!。
男子達は逃げ出した。
魏軍
一刀「魏軍は演劇と喫茶店か 」
この学園では模擬店をすると喫茶店が多くなり、売り上げ勝負になるのだ。
秋蘭「演劇の方は華琳様の武勇伝を題材にしたものだから危険はないし別にいいだろう? 」
秋蘭が聞くと
一刀「確に演劇の方は問題ないが、この喫茶店の『華琳様の味がする喫茶』ってのはどういう意味だ? 」
一刀が聞くと
桂花「決まってるじゃない!しぼったジュースを華琳様の素足にかけて舐めさせるのよ! 」
バンッ!
過激すぎだ。
一刀「そういうひわいな物はちょっと… 」
一刀が言い渋ると
及川「何言ってんねんかずピー!わいは誰が言おうと賛成やで! 」
あきらかに足を舐めるのが目的で賛成する及川だが
華琳「言っておくけど、舐めるのは女性限定よ 」
ピシッ!
華琳の言葉を聞いて及川はショックのあまり体にひびがはいった。
桂花「当たり前じゃないの!華琳様の綺麗な素足を汚い全身精液男が舐めたら華琳様の素足が腐っちゃうじゃないの! 」
桂花が言うと
華琳「でも生徒会長なら別に舐めてもいいわよ♪ 」
華琳が言った後、場が静まったかと思ったら
春蘭「貴様ら出てけー!!! 」
ブォンッ!
春蘭が大剣・七星餓狼を振るって襲いかかってきた。
一刀達『わぁーっ!!? 』
一刀達は何とかその場から逃げ出した。
一刀達が去った後
桂花「華琳様、さっきのは冗談ですよね!? 」
華琳「どうかしらね? 」
華琳が桂花をからかっていた。
董卓軍
一刀「董卓軍は演劇と模擬店か 」
月「はいご主人様♪(ニコッ) 」
月は男子寮メイドになって以来、男子をご主人様と呼ぶ様になった。(ただし、一刀にだけは気持ちを込めて言っている)
及川「月ちゃん、わいにもご主人様って言って頂戴な♪ 」
及川が調子にのっていると
詠「調子にのるな!!! 」
ガツンッ!
詠が及川をおぼんでおもいっきり殴った。
一刀「まぁ、この軍は問題無さそうだから別にいいな♪ 」
一刀が認めると
月「へぅ〜、ありがとうございます/// 」
一刀に話しかけられて顔を赤くする月だったが朴念仁の一刀は
一刀「(何で顔を赤くしてるんだ?) 」
全く理解していなかった。
袁軍
華佗「ここは行ってもどうせ麗羽が『わたくしの提案に口答えする気!! 』て言われるのがオチだから行かなくてもいいんじゃないか? 」
その通りかもしれないのが麗羽だ。
一刀「確かにここは別にほっておいても… 」
一刀達が袁軍の会議室を通りすぎようとした時
麗羽「おーほっほっほ! 」
ガラッ!
麗羽の声が聞え、会議室の扉が開いて中から出てきたのは
麗羽「おみこしわっしょいですわ! 」
御輿に乗った麗羽だった。(ちなみに担ぎ手は猪々子と斗詩と袁兵兄弟)
麗羽「わたくしの素晴らしい提案を聞かないだなんて残念な人達ですわね 」
聞かないのではなく、聞きたくないだけであることを麗羽は知らない。
一刀「では聞かせてください 」
一刀が力なく聞くと
麗羽「あなた達のようなブ男に教える義務はありませんわ 」
じゃあ聞くな。
斗詩「すみません!これがうちの出し物です!? 」
スッ!
麗羽に代わって斗詩が謝りながら出し物が書かれた紙を渡す。
一刀「何々、歌劇と美女会? 」
一刀は美女会を知らなかったので聞いてみると
猪々子「簡単に言うと麗羽様だけのファッションショーだよ 」
麗羽「わたくしの美しさを周りの者に見せ付けてやりますのよ。おーほっほっほ! 」
かぎりなく客が0になるであろうつまらなそうなものだが
一刀「じゃあ了承 」
ここで断ると麗羽がうるさいので認めることにした。
役萬姉妹
天和「私達は初日は参加しないけど二日目はコンサートを開きま〜す♪ 」
地和「ちぃ達の魅力で観客をメロメロにするんだから♪ 」
人和「これが成功すれば売上金でさらなる宣伝が可能ですしね 」
すごいやる気だった。
ここは断ると後が怖いので認めることにし、一刀達が去ろうとすると
天和「待って一刀! 」
一刀が天和に呼び止められた。
一刀「何か用? 」
一刀が聞くと
スッ!
天和から二枚のチケットが渡された。
天和「私達のコンサートの一番見やすい席だよ♪二枚あるからお友達を誘ってね♪ 」
パチンッ。
天和からウインクされた一刀は
一刀「あ…ありがとう 」
お礼を言うのであった。
しかし後に天和はチケットを二枚渡したことを後悔することになるのを現時点では知らなかった。
南蛮軍
美以「美以達は南蛮の踊りを披露するのにゃ〜♪ 」
ミケ・トラ・シャム『するのにゃ〜♪ 』
1年C組 孟獲美以。南蛮からの留学生で学園を騒がすちびっ子。
1年B組 永田ミケ。1年C組 梶田シャム・高田トラ。美以の南蛮での同級生で暴れん坊トリオ。
袁術軍
美羽「妾の歌でみんなをとりこにするのじゃー♪ 」
七乃「お嬢様さすがです〜♪ 」
1年B組 袁術美羽。麗羽の従姉妹で蜂蜜好きなわがまま姫。
1年C組 張勲七乃。本来なら2年なのだが、美羽の世話をしたいがために留年した。時々美羽に対して悪戯をする小悪魔娘。
そしていよいよ桃香達蜀軍の番になった。
桃香「私達は演劇と喫茶店ですよ 」
一刀は桃香から渡された出し物表を見ると
一刀「特に問題点はないから認めよう! 」
蜀軍の出し物は認められた。
及川「ほなわいらも教室戻って出し物考えよっか 」
そして一刀達が去ろうとすると
桃香「あっ!?一刀君は待って!? 」
一刀が呼び止められた。
一刀「悪いみんな!後で行くから先に話を先に進めといてくれ 」
一刀が言うと
華佗「わかった!こっちは俺達で進めとくからさ 」
左慈「なるべく早く戻れよ! 」
于吉「それではお先に 」
華佗達が去った後で
一刀「お待たせ!用件は何? 」
一刀が聞くと
桃香「あのね/// 」
桃香は顔を赤くしながら言う。
桃香「私達の劇に出演してほしいの!ダメっ? 」
桃香が聞くと一刀は
一刀「まぁ初日は俺も暇だし別にいいよ 」
一刀は了承した。
しかし、この時断っておけばあんな目にはあわなかったと後で後悔する一刀であった。
そして各軍準備が進み、いよいよ学園祭当日になった。
漢組の出し物については秘密です。