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195時間目「因縁の兄弟対決」

一刀「九州・鹿児島に降り立った一刃達。兄について語り合っていると悪光軍の一人、翠川砕刀が現れた!しかも何と砕刀は俺と一刃の父である優刀の兄であり、俺達の叔父であった!それでも何とかして戦う三人。抜群のコンビネーションで砕刀を攻めるがあまりの力の差に悟と火焔が倒れ、残った一刃も殺されそうになったその時!父さんが現れたのだった 」

九州・鹿児島で悪光軍の一人である砕刀の猛攻に苦戦する一刃達


そしてついに全滅してしまい一刃が殺されそうになったその時!一刃を助けに来た男が現れた!


その男とは…


一刃「(お…お父さん!?) 」

バンッ!!


一刀と一刃の父である北郷優刀であった。


砕刀「まさか優刀、お前が来るなんてな、だが真面目なお前なら一族の掟を知っているはずだろう 」


砕刀と優刀は実の兄弟である。


砕刀「翠川家の掟、子の戦いに親は協力するべからずってな! 」


優刀の実家である翠川家にはそのような掟がある。


だから今までの戦いにおいても優刀は一刀を助けに現れなかったのだ。


すると優刀は


優刀「兄さん、確かに一族にそのような掟があるけど、目の前で自分の子供が危ないのに助けない親なんていないんだよ! 」


ギロリッ!!


優刀は砕刀を睨み付ける!


スッ!


優刀「一刃、よく頑張ったね 」


優刀は一刃をお姫様抱っこで抱き上げると


一刃「お父さんごめんなさい。私勝てなかった 」


ぽろっ


今まで負けたことがない一刃にとって初めての敗北であり悔し涙を流す一刃


優刀「泣かなくていいんだよ。あとは父さんに任せてゆっくり休みなさい 」


ひょいっ! ひょいっ!


そして優刀は先に倒された悟と火焔を持ち上げて


サッ!


安全な場所に移動させた。


一刃「お父さん勝てるの? 」


一刃が優刀に聞くと


優刀「大丈夫だよ一刃、お父さんは絶対負けないからさ 」


ポンッ!


一刃の頭に手をのせて安心させる優刀


優刀「さて、それじゃあ行ってくるよ! 」


バシュンッ!!


そして優刀は砕刀のところに向かっていった。


シュバッ!!


優刀「さぁ兄さん、戦おうか 」


スッ!


兄である砕刀に対して構える優刀


そして今の優刀は顔はいつも通りだが心の中では噴火寸前のマグマのように怒りが煮えたぎっていた。


砕刀「優刀、子を殺されそうになって苛立っているようだが俺だってお前に苛立ってるんだぜ!お前がいなければこの世は俺の天下になっていたんだからな!だが相手がお前で助かったぜ、何せお前は俺に一度も勝ったことがないんだからな! 」


優刀「・・・ 」


ここで話は昔に戻る。


それはまだ砕刀と優刀が15歳の時のこと


長男 翠川砕刀 16歳


次男 翠川優刀 15歳


二人は世間では仲のいい兄弟として言われていた。


二人は互いに武力と知力に優れ、実力は互角と世間では言われていた。


そんなある日のこと


優神「ではこれより翠川家の継承者を決める模擬試合を開始する! 」


翠川優神…優刀の父であり一刀の祖父


翠川家は子供が男の場合、15を越えた時に継承者を決める儀式が行われる。翠川家には俄龍四神弾等の強力な技があるが継承者には更に上の技を教えてもらう権利があるのだ。


そして本来ならば継承者に選ばれるのは一人だけなのだが兄である砕刀が優刀と決着をつけたいというのでこのような模擬試合が行われることになった。


この模擬試合で勝ったものが継承者に選ばれる。


そして試合前


砕刀「優刀、お前を倒して俺は継承者になるぜ! 」


優刀「僕だっていつまでも兄さんに負けてないよ! 」


そして模擬試合が開始された!


試合状況は互いに互角の実力であり、なかなか決着がつかなかったが


砕刀「(まさか優刀のやつ、こんなに実力を上げていたなんてな、こうなったらあの力を使うしかない!) 」


すると砕刀は


砕刀「ハァーッ!! 」


ゴォーッ!!


優神「むっ!? 」


優刀「(どういうことだ!?兄さんの気の色が変わっている!?) 」


今の砕刀の気の色は普段の白から黒へと変化していった。


砕刀「食らえ優刀!『邪俄龍四神弾』! 」


ドゴォーッ!!


普段の光の気ではなく、闇の俄龍四神弾が優刀を襲う!


その時!


優神「フンッ!! 」


バシンッ!!


優神が優刀の前に出てきて邪俄龍を打ち消した!


砕刀「なんだよ父さん、儀式の邪魔するなよ 」


スッ!


砕刀が優神の前に出ると


バシンッ!!


優神は砕刀に平手を食らわした!


優神「このバカ者が!!♯ 」


砕刀「何するんだよ父さん!? 」


優神「翠川家は代々光の気のみを扱うことに決められた一族、闇の気を使うものは即座に一族から抹消させるのが一族の掟なり。砕刀、闇の気を扱ったお前は勘当(親子の縁を切ること)だ!二度と我が家にくるでない!♯ 」


優刀「待ってよ父さん、兄さんだってその掟は知らなかったんだよ。許してあげてよ!? 」


優しい優刀は兄の砕刀を助けようとするが


砕刀「フッ!優刀、お前は何も知らないんだな 」


優刀「に…兄さん!? 」


兄の豹変に驚く優刀


砕刀「俺はそんな掟を知っていて使ったんだよ。優刀、お前を倒して継承者になるためにな! 」


優刀「何故だよ兄さん!?僕らは仲のいい兄弟じゃない!? 」


砕刀「仲のいいだと…ふざけるな!俺はお前が生まれた時からお前が憎くてたまらなかったんだ!お前が生まれなければ自動的に俺が継承者になれたんだからな!だが優しいお前なら優しくしてれば俺に継承者を譲ると思ったが生憎それは叶わなかった。だからこの儀式でお前を殺して継承者になろうとしたんだよ! 」


優刀「に…兄さん!? 」


実の兄の言葉にショックを受ける優刀


砕刀「出ていけって言うならこんな家、出てってやるよ!だが優刀、俺はお前を絶対に許さない!いつの日かお前を殺してやるぜ! 」


ダッ!


そして砕刀は家を飛び出していった。


優刀「兄さん、嘘だよね!? 」


優神「優刀、これも一族の掟なのだ。ではお前に奥義を教えてやろう 」


そしてこれを機に砕刀は二度と家に帰ってくることはなかった。


優刀が結婚した時も、一刀と一刃が産まれた時も、行き先がわからないままだった。


現代


砕刀「家を出た後、俺は誰にも見つからない龍帝山で修行しまくった!そして俺の跡継ぎを作るため、そして数年後、生まれつき気が強くて親からも捨てられた赤子に出会い俺の息子にした!それが千刀だ!そして山にこもって数十年後、俺は未来から来たという悪光に出会い息子共々配下にしてもらったのさ! 」


つまり砕刀と息子の千刀は未来人ではなく現代人である。


砕刀「俺の苦しみをお前の体で味わうがよい! 」


ゴォッ!!


砕刀は強大な気をまとった。


優刀「悪いけど兄さんの苦しみなんて僕には理解できないよ。でもこれだけは言える。僕は兄さんを倒すってね! 」


ゴォッ!!


優刀も砕刀に負けないくらいの気をまとった!


砕刀「フンッ!山にこもっていた俺と裕福に育ったお前とは力の差が違うんだよ! 」


バシュンッ!!


砕刀が優刀に迫る!


砕刀「『俄龍光拳』! 」


ブォンッ!!


そして砕刀の拳が優刀に迫る!


優刀「くっ!?『俄龍光拳』! 」


ガキンッ!!


二人の拳はぶつかり合った!


砕刀「まさか互角の威力とは驚いたぜ!だが… 」


サッ!


砕刀は優刀から距離をとると


砕刀「お前は絶対俺に勝てない理由があるんだよ!『俄龍第四の勝利』! 」


ドゴォッ!!


砕刀は両手を前に出して龍の気を一直線に放った!


だが


シュンッ!!


その狙いは優刀から大きく離れていた。


優刀「(何を企んでいるんだ?…まさか!?) 」


そう、砕刀の狙いは優刀ではない


バンッ!!


砕刀の狙いは倒れている一刃であった!


優刀「危ないっ!? 」


キィンッ!!


砕刀の狙いに気づいた優刀は直ぐ様攻撃を追いかけていき


優刀「『俄龍四神弾』! 」


ドゴォッ!!


ボカンッ!!


砕刀の攻撃を粉砕した。


だが…


ズブシュッ!!


優刀「がはっ!? 」


砕刀「優刀、お前は戦闘中であっても他人をかばってしまう甘ちゃんなんだよ!優しさがお前の弱点だ! 」


油断した優刀は砕刀に体を貫かれてしまった!


優刀「どうも優刀です。兄である砕刀の猛攻に深手を負った僕は苦戦してしまいます。でも僕は絶対兄に勝つ!次回、『優刀の融合進化』久しぶりだなお前達 」


西森「どうも西森です。いつもこの小説を読んでくれている読者の皆さんには感謝しております。そしてもうすぐ200話ということで200話を募集します。195話以前に出たキャラなら誰でも可能です。あのキャラとこのキャラが一緒になれます!正義も悪も関係ありません!出されたアイディアの中から西森が1つ選んで決定します 」


期限 198話目投稿予定の6/6終了まで


発表 199話目の後書き


ちなみに応募がない場合は西森がオリジナルで作ります

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