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193時間目「愛の融合進化」

一刀「大阪で警備をしていた飛琳先生達。だが悪光軍無限の策にはまってしまい飛琳先生と森羅先生が動物園に閉じ込められてしまった。それでも生徒を巻き込まないよう隠れる二人。だが無限の生物を兵器にする能力を見た飛琳先生は森羅先生を逃がして一人で戦おうとする。だが後に森羅先生も戦列に加わり、二人で戦おうとするのだった 」

飛琳「ハァッ! 」


シュバッ!


炎による遠距離攻撃だと動物を傷つけてしまう恐れがあるため接近戦で戦うことにした飛琳先生


サッ!


無限「そんな攻撃が食らうかよ! 」


だが遠距離技が主力の飛琳先生の攻撃はことごとく外れてしまう!


無限「食らいやがれ! 」


ジャキンッ!!


無限はマシンガンを構えるが


森羅「『月桂樹の(ベイリーフシールド)』! 」


カカカンッ!!


マシンガンの弾は森羅先生に弾かれていた。


無限「(攻防一心のコンビってわけか、ならどちらかを潰せば俺に勝機がある!) 」


確かに無限の言う通りなのだが


森羅「飛琳先生危ない! 」


カンッ!


飛琳「森羅先生危ない! 」


サッ!


二人は見事なコンビネーションで互いをかばいあっていた。


そのため無限でも簡単に倒すことができなかった。


無限「ちっ!急造タッグのくせに抜群のコンビネーションをしやがって! 」


確かに二人が組んで戦うのはこれが初めてである。


だが飛琳先生は元々回りにあわせるのがうまく、森羅先生は飛琳先生をいつも見ていたので行動パターンを熟知していた。


森羅「(飛琳先生、私はあなたと初めて出会ったあの日からあなただけを見つめていました) 」


西園寺森羅 現フランチェスカ学園保健医


西園寺グループの跡取りとして産まれた彼女には昔から友達というものがおらずいつも一人でいた。


何故かというとクラスメートはみんな西園寺グループの名を聞くと森羅から離れていったからである。


おかげで好きな人ができても恋が実ることがなかった。


そんなある日、とうとう森羅は家を飛び出して昔から興味のあった植物学者になることになる。


そして研究発表に植物を守るプロジェクトを発表するが周りから相手にされないでいた。だがある日、森羅の植物会話能力を気に入って光魔が光魔学園保健医として引き込んだのだ。


だが飛琳先生との戦いにおいて光魔に利用されていたことがわかり光魔が逮捕された後、フランチェスカ学園の教員試験を受けてついにフランチェスカ学園に入ることができたのだ。


その日以来、森羅先生は飛琳先生を遠目で見る日が続き、時には昼食に手作り弁当持参で誘う時もあった。


そのほぼストーカー的な行動により、いまや森羅先生は目を閉じていても飛琳先生がどのように動くのか理解していた。


無限「(だが奴らのコンビネーションは互いが互いをかばい合うという友情ごっこのようなもの、それなら勝機があるぜ!) 」


ピタッ!


無限は近くにいた象に手を触れると


無限「『吸収』! 」


キュィィーンッ!!


無限は触れた生物を兵器化することができるのだ。


ジャキンッ!!


そして象は戦車と化した!


スッ!


無限は象戦車に乗り込むと


無限「ターゲットロックオン!ファイヤッ! 」


ドカカカッ!!


飛琳先生に砲撃をしだした。


森羅「何度やっても無駄です!『月桂樹の盾』! 」


バッ!


森羅先生はさっきのように弾を防ごうとするが


無限「かかったな! 」


ニヤリッ!


これが無限の狙いだったのだ!


無限「『タスクミサイル』! 」


カチャッ! ドッカーンッ!!


無限は弾を撃ちながらミサイルを放った!


飛琳「危ない森羅先生!? 」


森羅「!? 」


キィィーンッ!!


ミサイルが森羅先生に迫る!


そして森羅が盾を出している間は他の攻撃が使えないので


ドッカーンッ!!


森羅「きゃあっ!? 」


森羅先生はミサイルに飛ばされてしまった!


飛琳「森羅先生!? 」


シュンッ! パシッ!!


飛琳先生は爆風で飛ばされた森羅先生を受け止める!


森羅「うぅ… 」


普通ならば即死なのだが。さすがこの小説に出ているだけあって森羅先生は生きていた。


飛琳「何故です!?月桂樹の盾を自分に向ければ攻撃を防げたというのに何故しなかったんですか!? 」


飛琳先生が聞くと


森羅「飛琳先生が先にやったじゃないですか… 」


飛琳「!? 」


森羅「大切なものを守るためには己を犠牲にするってね、私にとって大切なものは飛琳先生、あなたなんですよ… 」


森羅先生は初めて学園対抗武道会にて出会った時から飛琳先生に恋心を抱いていたことを話した。


もしあの時、飛琳先生がいなかったら森羅先生はこの場にいなかったかもしれないのだ。


すると…


飛琳「なら俺も同じですよ 」


森羅「えっ…? 」


飛琳「俺もあなたと学園対抗武道会で初めて出会う前の研究発表の時からあなたに恋心を抱いていました! 」


森羅「飛琳先生/// 」


イチャイチャな雰囲気を出す二人に


カパッ!


無限「俺をほっといてイチャイチャするんじゃねえっての!♯ 」


無限が戦車から顔を出して文句を言ってきた。


森羅「飛琳先生、私の代わりに頑張ってくださいね! 」


スッ!


森羅先生は飛琳先生に種を渡すと


ガクンッ!


力尽きて眠ってしまった。


飛琳「この飛琳、女性との約束は破ったことがないですから安心してください! 」


スッ!


そして飛琳先生は無限の方を向くと


飛琳「お前の生物を道具としか見ない態度にキレました!よって少し本気を出してあげます! 」


スッ!


飛琳先生はドラグロッチを取り出すと


飛琳「(俺に力を貸してくれ!) 」


ピピッ!


ドラグロッチのスイッチを起動させた!


『ダウンロードOK

 紅蓮戦士龍・銃装備蒼龍 ・金剛騎士鎧龍

 セットアップ! 』


すると…


ゴォーーッ!!


飛琳先生の体から炎が噴き出し、体を包み込んでいく!


そしてさらに…


バリバリーッ!!


炎に雷撃が落ちた瞬間!


ババンッ!!


炎の中から左腕は紅蓮戦士龍のデザインである赤い鎧と兜をつけた人型の龍、右腕は銃装備蒼龍のデザインである水色の体のサイボーグの龍、背中は金剛騎士鎧龍の鎧を身に纏い、神の兜、姿は神のような姿をした飛琳先生が現れた!


これが飛琳先生の融合進化・神人炎龍である!


この姿になると炎だけでなく光まで操ることができるのだ。


無限「それがどうしたって言うんだ!融合進化したからって勝てると思うなよ! 」


ドカカカッ!!


無限は象戦車に乗り込み、弾丸を撃ちまくる!


シュシュシュンッ!


だが今の飛琳先生は弾丸をくるよりも早く動くことが可能なのだ。


パカッ!


無限「おのれっ!こうなったら新しい兵器を! 」


ダッ!


象戦車から降りた無限は新たな兵器を探そうとする


だが


飛琳「そこだ! 」


シュッ! ズボッ!


飛琳先生は森羅先生からもらった種を無限に投げ込んだ。


すると…


ニュルニュルッ!


無限「なっ!? 」


ギュッ!


種はすぐに芽が出て無限を縛り付けた!


無限「な…何故だ!?たかが植物のくせに何故ほどけないんだ!? 」


飛琳「その種は油鎖草(ゆさそう)の種だ。江戸時代の拷問に使われ、芽がすぐに出て絡み付く!そして特徴として硬度は鉄より固く、火に燃えやすい! 」


ボッ!


飛琳先生は腕から炎を出すと


飛琳「我が一撃を食らうがよい! 」


ボォーーッ!!


飛琳先生は炎で巨大な剣を作り出す!


そして…


飛琳「『天神(あまかみ)の聖剣斬り』! 」


ズバッ!!


飛琳先生は巨大な炎の龍の剣で無限を切り裂いた!


普通の威力でも物凄い威力なのだが…


ゴォーーッ!!


無限「ぐほーっ!? 」


今の無限には燃えやすい油鎖草が巻き付かれており炎の威力が通常時と格別に違っていた!


飛琳「(森羅先生、約束は守りましたよ!) 」


勝利した飛琳先生だが


ヨロッ…


飛琳「くっ!? 」


頭にできたかすり傷で少しの間動けなくなったという。


大阪の戦い


勝者・飛琳先生率いるGグループ


一刃「一刃だよ♪私の実家がある九州にやって来た火焔ちゃんと悟君、久しぶりに我が家に帰ってきたわけだけどそこには悪光軍の敵がいた!次回、『ボロボロ一刃』って何よこのタイトル!?私どうなるの!? 」

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