18時間目「華蝶連者見参!」
とある深夜、女子寮
星「う〜む 」
2年B組 趙雲星。槍の使い手でメンマをこよなく愛し、同好会まで作るほどの人物。
その彼女が部屋にて男子の写真を見ていた。
星「やはり、この人しかおりませんな 」
スッ!
星は写真の中から一刀の写真を手に取る。
ニヤリッ
そしてニヤリと笑うのであった。
そして次の日、学園
一刀「さ〜て、今日も書類の判子押しだな 」
一刀がいつものように仕事をしていると
一刀「んっ!? 」
1枚の報告書に目がついた。
一刀「なになに…学園にて不審人物あらわる。目撃者によるとその人物は蝶の仮面をつけた… 」
一刀がそんなパピヨン(武装錬金より)みたいな変人がいるのかと思っていると
トントンッ
戸を叩く音がした。
一刀「いいよ 」
一刀が璃々だと思い、入室を許可すると
ガチャッ
星「失礼するぞ 」
中に入ってきたのは星だった。
一刀「確か君は2年B組の趙雲星だったよね 」
一刀が言うと
星「ほぅ、我が名を覚えてくださるとはさすがは生徒会長ですな 」
ちなみに前会長の麗羽は生徒の名前を覚えてくれなかった。
一刀「これも生徒会長の仕事だからね、ところで何の用? 」
一刀が聞くと
星「実はおりいって頼みがあるのですが 」
一刀「俺に出来ることなら何でもするよ 」
後で一刀はこの事を後悔するのだった。
星「さすがは生徒会長殿は心が広い、実は頼みと言うのは… 」
この時、その場が静かになった。
スッ!
そして星が懐に手をのばすと
ジャンッ!
星が懐から取り出したのは蝶の仮面だった。
星「これを装着し、私と共に学園の悪を退治してほしいのです! 」
星がそう言うと一刀は
一刀「却下 」
即答で断わった。
星「何故ですか!?私はあなたの強さが欲しいのです!さっき何でもすると言ったではないですか! 」
星に言われた一刀は
一刀「でも忙しいからな〜♪ 」
ごまかすように言うと
星「ふっ!仕方がありませんな、これだけは使いたくなかったのですが… 」
そして星が懐に手をのばす
一刀「懐にどれだけ入ってるの!? 」
一刀が突っ込むと
星「女には秘密の隠し場所がいくつもあるのですよ♪ 」
スッ!
そして星の懐から写真が取り出された。
星「これを見ても断わる気ですか? 」
星が一刀に写真を見せるとそれを見た一刀は
一刀「こ…これは!? 」
ジャンッ!。
星が取り出した写真には、一刀がエロ本を部屋の畳の下に入れている姿が写っていた。
一刀「こんなものをいつ!? 」
一刀が写真を奪おうとするが
スッ!
写真は星の懐に戻されてしまった。
星「これをバラまかれたくなければ頼みを聞いてくれますか? 」
ニヒヒッ
星が不気味に笑うと
一刀「わかりました、頼みを聞きます 」
渋々承諾する一刀だった。
星「ふむ、素直でよろしいですぞ 」
趙雲星。学園で一番の悪戯好きであった。
星が去った後、一刀は考えた。
一刀「(悪って誰かいたかな?) 」
一刀が考えていると
麗羽「おーほっほっほ! 」
お馴染のあの声が聞こえてきた。
一刀が注意してもやめないのでほっておこうと思った時
ピピピッ
一刀の携帯が鳴り出した。
ピッ
一刀「もしもし 」
一刀が携帯を聞いてみると
星「何をしている!悪が現れたぞ、出動だ! 」
電話の相手は星だった。
実は星と別れる前に一刀と携帯番号を交換しあっていた。
星「早く行かないとしゃ〜し〜ん〜を〜 」
星がにやけ口調で言うと
ガタッ!
一刀「今すぐ出動します!? 」
ダッ!
そして一刀は蝶の仮面をつけて出動するのであった。
現場
麗羽「おーほっほっほ!我らはむねむね団!学園は我らの物ですわ! 」
そこには仮面をつけた麗羽一行がいた。
猪々子「麗羽様が暴れたいって言った時にはどうしようかと思ったけど 」
斗詩「変な仮面つけただけでその気になるなんてね!? 」
二人がこそこそ話していると
ギロリッ
麗羽「何か言いましたか?二人共!! 」
麗羽が睨んできた。
とその時、
?「あいや待たれい! 」
どこからか声が聞こえてきた。
麗羽「この声は!?どこにいますの? 」
麗羽達が声の主を探していると
?「我はここにいるぞ! 」
校舎の方から声の主である星…
華蝶仮面「我が名は星ではない!か弱き華を守るため、華麗に舞い散る正義の使者、華蝶仮面だ! 」
バンッ!
星こと華蝶仮面が名乗ると
麗羽「キー!!また現れましたわね、お邪魔虫さん!! 」
この二人の戦いは何度かしているようだ。
華蝶仮面「今日こそお主らむねむね団を成敗してくれる! 」
華蝶仮面が構えをとると
麗羽「おーほっほっほ!たかが一人に何ができますの? 」
麗羽が言うと
華蝶仮面「ふんっ、一人ではないぞ!いでよ、我が仲間達! 」
華蝶仮面が叫ぶと
ブシュッー!!
あらかじめ仕掛けられていたスモークが発動し、煙の中から現れたのは…
朱里「朱仮面! 」
バンッ!
1年B組 諸葛朱里。
恋「…恋仮面! 」
バンッ!
2年B組 呂布恋。
白蓮「仮面白馬! 」
バンッ!
2年A組 公孫白蓮。
そして…
一刀「一仮面! 」
バンッ!
一刀であった。
華蝶仮面「5人そろって! 」
ビッビッビッ!
全員『華麗戦隊 華蝶連者!! 』
バァーンッ!
5人は同時に決めポーズをした。ちなみに全員蝶の仮面をつけただけである。
この時、一刀は思った。
一刀「(明日から俺も変人の仲間入りか) 」
一刀が嘆いていると
朱里「大丈夫だと思いますよ、周りの人を見てください 」
朱里に言われて一刀が周りを見てみると
男子生徒「華蝶仮面に新メンバー登場かよ!?正体は誰なんだ? 」
桃香「ねぇ愛紗ちゃん、あの一仮面って人かっこよくない? 」
誰も一刀達の正体に気付いてなかった。
麗羽「おーほっほっほ!たかが5人で何ができますの!そちらが5人ならば… 」
スッ!
麗羽が手を上にあげると
麗羽「来なさい、戦闘員達! 」
ズラリッ
麗羽が叫ぶとどこから現れたのか100人を越す戦闘員が現れた。(正体は袁紹家の使用人)
麗羽「さぁ皆さん!あの変な仮面達を懲らしめてやりなさい! 」
猪々子・斗詩・戦闘員『あらほらさっさー!! 』
そして戦闘員達が一斉にかかってくると
華蝶仮面「負けるな!華蝶連者、出動だ! 」
スッ!スッ!
華蝶仮面と恋は屋根から飛び降りたが
白蓮「私は階段から行くぞ!? 」
白蓮は階段で降り、
朱里「はわわ〜!!怖くて降りられないです〜!? 」
高所恐怖症の朱里が震えていると
一刀「だったら俺につかまって! 」
朱里「へっ!? 」
スッ!
一刀は朱里を抱き上げると
ピョンッ!
そのまま落ちていった。
朱里「はわわ〜!? 」
ギュッ!
朱里は一刀から離れないようしっかりとしがみついていた。
スッ!
そして先に降りた二人に続いて一刀も着地に成功した。
戦闘員「オラーッ!! 」
しかし、休んでいる間もなく戦闘員が襲ってきた。
華蝶仮面「ふんっ、雑魚が何匹集まろうと我々の敵ではないわ! 」
ズバズバッ!
戦闘員達を見事に切り裂いていく華蝶仮面。
恋「…恋もやる 」
ブォンッ!!
こちらは豪快に倒していく恋。
戦闘員「オラーッ! 」
ブォンッ!
戦闘員は一刀にパンチを繰り出すが
一刀「パンチが遅すぎだよおじさん 」
パシッ!
一刀は簡単にパンチを受け止めると
一刀「パンチはこう早くなくちゃ! 」
ドカッ!!★彡。
戦闘員「ぐはっ!? 」
一刀に殴られた戦闘員はぶっとばされていた。
麗羽「キー!!皆さん何をやってますの!お給料を半減しますわよ! 」
戦闘員達は給料のために頑張るが華蝶連者に勝てるはずがなく、100人いた戦闘員は全員やられてしまった。
猪々子「やっぱりあいつらじゃダメだったか!? 」
斗詩「それじゃあ行こうか文ちゃん! 」
むねむね団の二人が果敢に挑んでくるが
ドカカッ!
猪々子・斗詩『ギャフンッ!? 』
所詮、彼女達が勝てる相手ではなかったため簡単にやられてしまった。
残り一人になった麗羽は
麗羽「キー!!だらしのない連中ですわ!こうなったら奥の手を使いますわ! 」
スッ!
そして麗羽は懐からスイッチを取り出すと
ポチッとな
次の瞬間!
ゴゴゴッ!
上空から巨大ロボが現れた。
麗羽「おーほっほっほ!我が袁紹家の科学を結集して作り上げたその名も『08U29C』ですわ! 」
ドシンッ!
そして麗羽似の巨大ロボが降り立った。
麗羽「いきなさい!U29C! 」
ウィーンッ!
麗羽の言葉に反応し、ロボが動き出す。
華蝶仮面「いかん!逃げるぞみんな!? 」
ヒュンッ!
慌てて逃げる華蝶連者達だが、
華蝶仮面「どうした一仮面よ、早く逃げないか!? 」
一刀だけは逃げずにいた。
麗羽「おーほっほっほ!やりなさいU29C! 」
ブゥンッ!
ロボの拳が一刀に迫る!?。
しかし一刀は刀を構えると
一刀「北郷流、『俄龍四神弾』! 」
ズバッ!
一刀の一撃はロボを切り裂いた。
突然のことに周りは驚くが、
実は一刀は気を四神(青龍・朱雀・白虎・玄武)に作り変えて攻撃していたのだ。(普通の人には見えない)
麗羽「そんな!?わたくしのロボが…!? 」
麗羽が驚いていると
華蝶仮面「では、成敗といこうか! 」
スッ!
麗羽「ヒッ!? 」
麗羽の後ろにはいつの間にきたのか、縄を持った華蝶仮面がいた。
華蝶仮面「悪党成敗! 」
シュシュッ!
麗羽「いや〜っ!? 」
しばらくして
バタンッ!
白蓮「待たせたな!仮面白馬、ただいま見参! 」
ようやく階段を降りきった白蓮の目の前には
麗羽「キー!!このわたくしに何て格好を! 」
そこには亀甲縛りにされた麗羽がいた。
白蓮「何が起きたんだ? 」
白蓮のみ真実を知らないのであった。
そしてその頃、校舎裏
華蝶仮面の仮面を外した星は
スッ!
星「この写真を返しておこう 」
星は一刀の写真を一刀に返した。
一刀「いいのか!? 」
一刀が聞くと
星「お主ほどの実力者を我のみが縛るのが嫌なのでな、やはりお主は生徒全員のものだ 」
スッ!
そして星は去っていった。
星「(まぁ、また助けがほしい時には別の写真で脅すがな♪) 」
にくめない星であった。
ちなみに男子寮・一刀の部屋
ギィッ!
月が畳をあげるとそこには大量のエロ本があった。
月「隠し場所が甘いですよ一刀さん♪ 」
月にはエロ本のことがバレているのを一刀は知らない。
一刀の技は送られてきたネタが元になっています。
 




