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177時間目「最強の敵・悪光」

一刀「ある日の朝、俺は桃香やみんなと結婚し、悲惨なことになるという悪夢を見て目覚めた後、学園に行く途中、突然謎の機械が現れて墜落し、中から数人の人間が現れた。しかもそのうちの一人が俺と天和を見てパパ・ママと言う始末、俺は怒り狂う桃香達と焔から必死に逃げるのだった。そしてその日の夜、逃げきった俺が寮に向けて歩いているといきなり及川がブッ飛ばされてきた! 」

及川がぶっ飛ばされたところから謎のオッサンが現れた。


一刀「(オッサンからものすごい気を感じるぜ!?)あんた、何者だ!? 」


一刀がオッサンに聞くと


?「お前には関係のないことだ。怪我したくなかったらとっとと失せな! 」


ビシッ!


オッサンは倒れた及川を指差すと


?「俺はこの北郷一刀に用があるんだからよう! 」


オッサンは言うが


一刀「は!? 」


オッサンの言葉に驚く一刀であった。


一刀「あんた何を勘違いしているか知らないけどそいつは北郷一刀じゃないぞ!? 」


?「なにっ!?貴様、本当の名は何だ!! 」


ぐいっ!


オッサンが及川を持ち上げると


及川「わいの名は及川祐です!?北郷一刀じゃありません!? 」


及川が言った瞬間


ブンッ!! ドサッ!!


オッサンは及川をゴミ捨て場に投げた。


?「ちっ!どおりで弱すぎると思ったぜ!お前、北郷一刀の居場所を知ってたら教えな! 」


オッサンが一刀に聞くと


一刀「気づいていないなら教えてやるよ。俺が正真正銘、本物の北郷一刀だ! 」


バンッ!


一刀はオッサンに名乗り出た。


すると


?「ほぅ、お前が北郷一刀だったとはな 」


スッ!


オッサンは一刀に手を向けると


?「だったらくたばりな! 」


チュドンッ!!


ドッカーンッ!!


オッサンの手から気弾が発射され一刀に命中した。


プスプスッ…


そしてオッサンの近くには一刀の死体がなかった。


及川「あぁ!?かずピーが跡形もなく殺された!?よくもかずピーを殺りやがったな!♯ 」


珍しく及川が怒る。


?「仲間をやられたのがそんなに悔しいか 」


ところがそうでもなく


及川「かずピーが死んだらもうエロ写真を高値で買ってくれる客がおらへんやんけ!♯ 」


及川は学園でエロ写真を販売し、それを一刀が高値で買っているのだった。


?「なら安心しな、奴は生きてるぜ 」


及川「へっ!? 」


及川が驚くと


?「そんなとこに隠れてないで出てきやがれ! 」


オッサンが言うと


スッ!


一刀「やはりバレてたか!? 」


バンッ!


柱の後ろから究極進化した一刀が現れた。


?「あの一瞬のうちに究極進化して移動するなんてさすがだな 」


一刀「(こいつ何で究極進化を知っているんだ!?) 」


超進化はもはやできる人が多いが、究極進化をできる人が少ないため一般には知られてないのだ。


一刀「(おまけに攻撃が早すぎる!?究極進化でもかすかに食らったからな!?) 」


プスッ!


一刀の究極進化の肩の鎧が少し焦げていた。


早さが自慢の一刀ですらも完全に避けることができなかったのだ。


一刀「お前、何者だ!確か俺を殺しにきたとか言ってたけど俺はお前なんて知らないぞ! 」


一刀が言うと


?「まぁ死ぬ前に自分を殺した相手の名前くらい覚えておいた方がいいだろうよ、俺の名は悪光純!貴様に恨みを持つ者だ! 」


バンッ!


オッサンは名前を名乗るが


名前を名乗られても一刀は悪光という名に覚えがなかった。


一刀「(とにかく!あいつの強さは桁違いだ。最初から全力でいかないとやられてしまう!?) 」


そう感じた一刀は


ゴォーッ!!


悪光「ほぅ 」


究極進化で出せる最大の気を引き出すと


一刀「『聖俄龍光撃波』! 」


ドゴォッ!!


悪光に必殺技を放った。


及川「よっしゃ!オッサンくたばれ! 」


ところが


悪光「フンッ! 」


バシンッ!!


悪光は一刀の必殺技を片手で弾いた。


一刀「なにっ!? 」


少なくとも全力で放った攻撃を簡単に弾かれたことに驚く一刀


そして


シュンッ!


一刀「(えっ…) 」


その一瞬の隙をついていつの間にか悪光が一刀の前に現れ


ドグボッ!!


一刀「がはっ!? 」


一刀をおもいっきり殴った。


ズシャシャーッ!!


殴られた一刀はそのまま地面を破壊しながらぶっ飛ばされていく!


一刀「(俺が気づかなかっただと!?) 」


こう見えても一刀は仲間の中で一番目がよく、相手の動きをとらえるのに自信があった。


その一刀が油断したとはいえ追い付けないほどの早さで悪光は移動したのだ。


悪光「どうした。お前の力はその程度か?そうならそこにいるザコ(及川)とたいしてかわらないな 」


悪光が言うと


及川「へっへーん!このバカタレオッサンめ!かずピーの力がそれくらいなわけないやろ!かずピー、何をためらってんねん!早く皇龍を倒した融合進化を見せたりや! 」


及川は一刀に言うが


一刀「別にためらっているわけじゃねえよ! 」


すくっ!


一刀は何とか立ち上がろうとする。


一刀「しないんじゃなくてできないんだよ! 」


及川「へっ!? 」


一刀の言葉に驚く及川


融合進化は確かに物凄い力だが絆で結びあった龍が三体いないと使えない進化である。


この人間界に龍がいるはずもなく一刀は融合進化ができないのであった。


一刀「だが…俺は負けるわけにはいかねぇ!! 」


ゴォーッ!!


一刀は究極進化で出せる最大以上の気を引き出す!


これ以上、気を引き出すと一刀の命にも関わるのだがもはや一刀はそんなことはどうでもよかった。


一刀「くらえっ!『項羽と光龍の融合突(ファイナルドラゴンフュージョン)』! 」


ギィンッ!!


一刀は今まで以上の威力の気を纏い、悪光に向けて突進する。


バシンッ!!


悪光は一刀の突撃を片手で受け止めた。


及川「バカめ!あれほど強い気を片手で受け止めたら腕がぐちゃぐちゃの複雑骨折に… 」


確かに普通の人間ならばそうなるのだが


ゴゴゴッ…!!


悪光は平気な顔で一刀を受け止め、逆に一刀の気がどんどん小さくなっていき


シュンッ!


気を使い果たした一刀の究極進化が解けてしまった。


悪光「どうやらここまでのようだな 」


スッ!


すると悪光は


悪光「くたばりな! 」


ドグボッ!!


一刀「がはっ!? 」


一刀の腹に拳を食らわし


悪光「やはりこの時代ではこの程度だったようだな! 」


ドガッ!!ドグボッ!!ボキンッ!!


その後はまともに動けない一刀を悪光がいたぶりまくった。


バタッ!


そしてさすがの一刀も悪光の次から次へとくる攻撃の前にダウンしてしまった。


悪光「言っておくが俺はまだ全然本気を出していないんだぜ! 」


一刀が究極進化までしたというのに悪光は未だ全力を出していなかった。


及川「(なんやあいつ!?化け物並みの強さを持つかずピーがまるで赤子扱いやんけ!?) 」


さっさと逃げればいいのに観戦していた及川が思っていると


ギロリッ!


及川「ひっ!? 」


悪光は及川を睨み付ける。


及川「ふ…フンッ!かずピーを倒したからっていい気になるなよ!次はワイが相手や! 」


珍しくかっこよく言う及川だが


ガクガクッ!! じょぼぼーっ!!


足はがくがくに震え、失禁までしていた。


だが悪光は


悪光「お前のような奴を殺したところでつまらないからな、見逃してやるぜ! 」


及川をまったく相手にしていなかった。


このままですめばよかったのだが


及川「へんっ!そんなこと言ってホントはわいの力に恐れをなしてるんやろう!この弱虫! 」


及川が余計な挑発をしたことにより


ピキンッ!♯


悪光「そんなに死にたきゃ殺してやるぜ!♯ 」


ギィンッ!!


悪光のターゲットは及川に移った。


及川「ひっ!?今のは冗談です!許してください!? 」


悪光「俺は冗談は嫌いなんだよ!♯ 」


ブォンッ…


及川「ひっ!? 」


悪光の拳が及川に迫ったその時!


ゴツンッ!!


悪光の頭に何かが当たった。


悪光「何かと思ったらカスみたいな気弾じゃねぇかよ 」


気を扱う人物はこの場には一人しかいなかった。


くるっ!


悪光は気弾が飛んできた方角を見てみると


一刀「お…お前の相手は俺だろうが! 」


バンッ!


そこには全身ボロボロに傷ついている一刀が立ち上がっていた。


悪光「驚いたぜ、まだ生きてやがるなんてな、タフは昔からというわけか 」


スッ!


悪光はターゲットを一刀に変えると


悪光「お前のタフに応えるために少しだけ本気を出してやるよ! 」


ゴォッ!!


物凄い気が悪光の右腕に集中していく!


これを食らったらいくら一刀でも死んでしまうほどの気だった。


そして悪光が一刀に拳を振ろうとしたその時!


シュパンッ!!


悪光めがけて光の矢が放たれた。


悪光「こんなもん! 」


パシッ!


向かってきた矢を弾き返す悪光


すると


ビビビッ!!


悪光「くっ!? 」


悪光の体が急にしびれてきた。


悪光「痺れ(しびれ)薬入りの矢だったなんてな!?こういうことをする奴はあいつしかいないな!? 」


スッ!


悪光は矢が飛んできた方角を見てみると


バァンッ!!


そこには紫色のツインテールで際どい服装をした爆乳美女が弓を構えていた。


悪光「やはり時空監理局の奴が来たか 」


悪光が言うと


美女「悪光!時空破壊法の罪によりあなたを逮捕する! 」


ぐぐっ!!


美女は悪光に向けて弓を構える。


悪光「さすがに痺れた状況じゃあ俺でも少し危ないかもしれないな、捕まるわけにもいかないからさらばさせてもらうぜ! 」


シュンッ!!


そして悪光はどこかに消えてしまった。


及川「へんっ!わいの強さに恐れをなして逃げるとは臆病者め! 」


胸を張る及川だが


プ〜ン


そのズボンは失禁のしすぎですっかり臭くなっていた。


そんな及川は無視して


一刀「や…野郎 」


ヨロッ


立ち上がった一刀がよろめいて倒れようとする


だが


ぽよんっ♪


美女「危なかったねお兄ちゃん 」


一刀の顔は駆け寄ってきた美女の爆乳に埋もれ


あまりの軟らかさに一刀は


ブバッ!!


美女「お兄ちゃん!? 」


盛大な鼻血を出すのであった。


璃々「璃々だよ。お兄ちゃんが大ケガして病院に運ばれたって聞いたから狐々ちゃんと一緒に病院に行ったの!そしたら先に桃香お姉ちゃん達が来ていたの。その後、お兄ちゃんに大ケガさせた男のことを美人のお姉ちゃんから聞くの、次回、『未来から来た人』璃々、このお姉ちゃんと初めて会った気がしないのは何でだろう? 」

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