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170時間目「教師のデート」

一刀「深夜、及川がパソコンを使って会話しているとハーフという人物が及川と会いたいという。そして及川が会ってみた結果、及川の好みのタイプであった。自分にもついに彼女ができると喜ぶ及川。そしてハーフに会って告白しようとした日、ハーフはなんとニューハーフだということが判明し、ショックをうける及川だった 」

それはある日のこと


森羅「はぁ〜… 」


職員室にて元光魔学園の教師で現フランチェスカ学園生物教師である西園寺森羅がため息をついていた。


森羅「(せっかく憧れの飛琳先生と同じ学園に入れたというのに私ったら失敗ばかりだな) 」


森羅は以前飛琳先生に助けてもらって以来、飛琳先生に惚れていた。(55話参照)


今年、フランチェスカ学園の教師採用試験に合格し、新たに一年生の教師(一刃達のクラスじゃない)となった森羅先生なのだが


授業をすれば教科書のページが間違っていることを生徒に指摘され


食堂で買い物しようとした時には小銭が見つからず時間をとらせてしまったりと迷惑かけてばかりなのだった。


おまけに仲良くなれる友達が植物(森羅には植物と会話できる力がある)であり時々植物と話をしていると周りから白い目で見られている。


だがそれでも


飛琳「おはようございます森羅先生 」


にこっ


飛琳先生だけは優しく接してくれた。


森羅「はぁ〜 」


そしてそんな様子の森羅を見ている者達がいた。


じーっ


そこにいたのは元光魔学園の水上雫と宮澤嵐(新学期時に編入)であった。


嵐「まさかあの森ちゃんが恋に落ちるなんてね 」


嵐が言うと


雫「わかるなの!好きな人と一緒にいたいっていうその気持ち!雫もダーリン(一刀)と四六時中一緒にいたいなの〜♪ 」


嵐「雫もずいぶん変わったねぇ、昔は大人しい性格だったのにさぁ 」


雫は元々大人しい性格だったのだが薬の影響と一刀に惚れてしまったため今のようなエッチな性格になったのだった。


雫「嵐だってずいぶん変わったなの!前は男なんて興味なかったのに好きな人を追いかけてこの学園にやって来るだなんて♪ 」


ブバッ!


雫の言葉を聞いて吹き出す嵐


嵐「べ…べつにあたしは好きな人を追ってこの学園に来たわけじゃない!/// 」


雫「ホントかなぁ〜?この間なんて一人残って部屋でゴットベイドーって叫んでたじゃん♪ 」


雫が言うと


パカッ!


華佗「ゴットベイドーじゃない!ゴッドヴェイドォーだ! 」


いきなり近くにあった消火栓から華佗が出てきて注意してきた。


嵐「あんたどっから出てきてんのよ!? 」


華佗「この間、飛琳先生から教えてもらった秘密の抜け道だ!それより話は聞いたぞ。俺達で森羅先生と飛琳先生をくっつけてやろうじゃないか! 」


華佗が言うと


雫「それはグッドアイディアなの♪参加するなの♪ 」


ノリノリの雫だが


嵐「はぁ?関係ないからパスするわ 」


スッ!


そう言って嵐が去ろうとすると


雫「ねぇねぇ華佗、嵐の好きな人を教えてあげるなの♪ 」


華佗「誰なんだ? 」


雫「それはか… 」


雫が最後まで言おうとすると


嵐「わ…わかったよ!参加すりゃいいんだろ!/// 」


こうして三人による飛琳先生と森羅先生のデート作戦が開始された。


3-S(飛琳の教室)


華佗「飛琳先生、お願いがある! 」


飛琳「なんだい華佗? 」


華佗「実はある女から相談されて困ってるから話を聞いてくれないか? 」


華佗が言うと


飛琳「(熱い華佗が女の話だなんて珍しいな)いいだろう私でよければ相談に乗るよ。後で職員室に… 」


華佗「他人には言えない話なんだ!今度の休みに駅前で頼むぜ! 」


ダッ!


飛琳「ちょっと華佗!? 」


華佗はいきなり飛琳先生から離れていった。


一方その頃


雫「森羅先生〜♪ 」


森羅「あら雫さんに嵐さん、何かご用ですか? 」


森羅先生が聞くと


嵐「用っていうか、その… 」


雫「元同じ学園のよしみで大人の森羅先生に服を選んでほしいなの! 」


森羅「えっ? 」


雫「雫も嵐も愛しのダーリンを落とすような服が欲しいなの♪ 」


嵐「ちょい待て!あたしは別に… 」


雫「お願いなの森羅先生〜 」


雫が森羅先生に頼み込むと


森羅「わかりました!私で役に立つかどうかわかりませんがあなた達の服選びに協力します! 」


了承する森羅先生


雫「やったなの〜♪それじゃあ今度の休みに駅前で待ち合わせなの〜♪ 」


ダッ!


嵐「おい待て雫! 」


ダッ!


そして二人は去っていった。


そして今度の休みの日


駅前


じろ〜っ


変装した華佗達が見つめる先には


飛琳「遅いな華佗 」


バンッ!


華佗の到着を待つ飛琳先生がいた。


そしてそこに


タタッ!


森羅「支度してたら遅れちゃった!? 」


森羅先生がやって来た。


そして


バッ!


飛琳「森羅先生、何でここに!? 」


森羅「ひ…飛琳先生!? 」


二人はバッタリ会ってしまった。


そこにすかさず


ピリリーッ!


二人の携帯が鳴り、飛琳先生が携帯を取り出す


ピッ!


華佗「悪い先生!うちの実家に急患が出たから手伝わなきゃならないんだ!?だから今日の約束は無しで! 」


※華佗の実家は病院


ピッ!


華佗からの電話は切られた。


一方


森羅「えっ!?キャンセルですか!? 」


森羅先生の方も約束をキャンセルされたようだ。


じーっ


そして勘の鋭い飛琳先生はすぐにこれが策略であることに気がついた。


飛琳「(やれやれ、生徒から気を使わされるとはな)あのぅ森羅先生 」


森羅「は…はいっ!? 」


飛琳「もしお暇なら私の用事に付き合ってくれませんか? 」


飛琳先生が聞くと


森羅「は…はいっ!私でよろしければ/// 」


飛琳「では、いきましょうか 」


スッ!


そして二人は歩き出した。


華佗「絶対飛琳先生気づいてるな 」


嵐「まぁ結果オーライだからいんじゃね?なぁ雫! 」


スッ!


嵐が雫のいる場所を見ると


パッ!


さっきまでいたはずの雫の姿が消えていた。


嵐「(あいつ、もしかしてあたしに気を使って!?) 」


華佗と二人っきりになったこの状況ではそう考えるしかなかった。


くるっ


嵐「あのぅ華佗、もし暇ならあたしと…/// 」


嵐が照れながら華佗の方を見ると


華佗「おっ!あそこに新しい薬局発見!すぐに薬を調達せねば! 」


ビュンッ!


嵐「あっ!?ちょっと!? 」


華佗は薬局の方に向かっていった。


ちなみに雫はというと


雫「休日のダーリン発見!さっそく尾行するなの♪ 」


一刀「? 」


別に嵐に気を使ったわけではなく、単に一刀を発見しただけであった。


玲奈「玲奈です。新しく部屋ができたからカズくんとの共同生活ももう終わりか、そして最後にカズくんと生活をしていると…次回、『玲奈と綾女』あなたはもしかして!? 」


クラス紹介


3年A組


関羽愛紗 氷室蒼魔

諸葛朱里 楠舞孤狼

鳳統雛里 于吉武人

荀イク桂花 日高焔

程イク風 李鳥鳳賀

郭嘉稟 

呂蒙亞莎

陸遜穏

天川八雲

岸本暁


担任:周瑜冥琳


比較的頭のいい人を集めたクラス。全国模試をうければほとんどが上位に入る実力者

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