168時間目「波瀾万丈始業式」
一刀「ある日、フランチェスカ学園の校門にて星、川神百代、桜井葵が出会い何故か対決をしてしまった。俺は桃香達にどうせ原因が俺だからという理由で向かわされ戦いの仲裁をしたが簡単にやられてしまう!だがそこに現れたのは兄貴である孤狼であった。そして孤狼が出た瞬間、戦いをやめる三人であった 」
何とか全員無事に三年生に進級した一刀達
そして一刀は新しいクラスになったのだが
一刀「何だか策略を感じる!? 」
桃香「そうかな? 」
華琳「別に普通じゃないの 」
一刀の他に狐々を除く一刀大好きっ子が同じクラスであった。
一刀「(何で成績トップの華琳と成績下クラスの俺が同じクラスになれるんだ!?) 」
ちなみに今年二年である月と雫も一刀と同じ三年でありその理由は下級生で行われた飛び級試験に合格したからである。(他に朱里、雛里、稟、風、亞莎が合格した)
ちなみに一部のクラスでは
麗羽「何でわたくしがこんなブ男と同じクラスなんですの!♯ 」
及川「それはこっちのセリフやい!♯ 」
この二人が同じクラスになっていた。
一刀のクラス
蓮華「そういえば明日は始業式だったな 」
恋「…一刃もくる 」
明日は始業式で一刃や及川の弟、焔の妹がやって来るのだ。
天和「一刀は前期生徒会長だからいろいろとスピーチするんでしょ? 」
一刀「まぁそうだけどやはり緊張するな 」
そしてこの会話を盗み聞きしている者達がいた。
スッ! スッ!
扉の右側には麗羽、左側には及川がいた。
そして二人は扉に耳を当てるのをやめて離れると
及川「(おのれかずピーめ!生徒会長という立場を利用して新入生の心をつかむ気やな!♯) 」
麗羽「(キーッ!!あのブ男が生徒会長にならなければわたくしが生徒会長になれたといいますのに!♯) 」
ちなみに去年の生徒会長は麗羽でありスピーチをしたのだが、学園のことよりも自分の自慢話を1時間言いまくっていたという。
逆恨みだが一刀を憎む二人は同時に思った。
及川・麗羽『((そうや・そうですわ)あの手を使えば(かずピー・ブ男)に恥をかかすことができる!) 』
ダダッ!!
そして二人は直ぐ様行動にうつるのだった。
一刀「さてと、スピーチを考えないとな 」
ガラッ!
一刀が教室を出ると
ピピピッピピピピピピッ!
一刀の携帯の音が鳴り出した。
一刀「誰だろう? 」
パカッ!
一刀が携帯を開くと
一刀「!? 」
驚く内容が書かれていた。
そして次の日
20XX年度フランチェスカ学園入学式
この日は雲ひとつない青空だった。
ずらりっ
今年は一刀人気があって例年よりも新入生の数が多かった。(全体の6割が女子)
そしてそのなかには
一刃「うふふっ♪ついに一刃も高校デビュー!お兄ちゃんと同じ学校に入れるんだ♪ 」
火焔(焔の妹)「一刀先輩♪ 」
悟(及川の弟)「(バカ兄貴には会いたくなかったが一刀先輩に会うためには仕方がない) 」
というような人達がいた。
体育館
桃香「いよいよ入学式なんだね♪何だか緊張しちゃうよ!? 」
真優「別にあなたが緊張する必要ないではないのですか? 」
在校生である桃香達も新入生達の後ろに座っていた。
そしていよいよ入学式が始まる。
貂蝉「新入生の皆さん、学園長の貂蝉よ、よろしくねん♪ 」
パチンッ!
貂蝉がウインクした瞬間
バタバタリッ!!
新入生のほとんどが耐えきれずに倒れてしまった。
左慈「さすがにあれは新入生にはきつかったか!? 」
于吉「慣れってのは恐ろしいものですね!? 」
在校生の桃香達はもはや貂蝉のウインクなんて見慣れていた。
桃香「それはさておきいよいよ一刀くんのスピーチだよね! 」
桃香のいうようにこの後は一刀のスピーチが入る。
…予定だったのだが
貂蝉「ちなみに前期生徒会長の北郷一刀くんは今日は用事があるので休んだわよん 」
ずるっ!!
貂蝉のこの言葉にほとんどの生徒が驚いた。
ちなみに一刀はというと
カタリナ学園
一刀「よく撮れてるな 」
紫苑先生に頼まれて璃々と狐々の始業式を撮影に来ていた。
フランチェスカ学園
一刀が不在のいま、普通ならば副会長が代理をつとめるのだが、フランチェスカ学園の副会長は璃々のためそれもできない
しばらくの間、静かになると
麗羽「おーほっほっほっ!皆さんお困りのようですわね! 」
バンッ!
舞台に麗羽が現れた。
華琳「あの女何する気かしら? 」
月「ろくなことしない気がします 」
生徒達が見つめるなか
麗羽「生徒会長と副会長が不在のいま、この前々期生徒会長であるわたくしが代理をつとめますわ! 」
ビシッ!
麗羽が言うと
貂蝉「まぁ時間もないし、仕方ないわね 」
スッ!
貂蝉はマイクを麗羽に渡した。
華佗「またあの長い紹介を聞かされるのかよ!? 」
左慈「欠席すりゃよかったぜ 」
于吉「同感です 」
在校生達は一度麗羽のスピーチを聞いているだけあってうんざりしていた。
蒼魔「あれっ?そういえばいま気づいたんだが及川はどこいった? 」
九龍「そういえばいない 」
鳳賀「ほっとけよ、どうせガールハントでもしているんだろう 」
ちなみに及川はというと
ここで話は貂蝉が一刀不在をいう場面に戻る。
及川「にししっ!そろそろ生徒会長の演説が始まることやな♪ 」
及川は舞台の下にいた。
及川「真桜に土下座して作ってもらった脱ぎ脱ぎマシーンを舞台の天井に吊るしてセットしてるからな、後はかずピーが舞台にやって来ればOKや♪ 」
ここで及川の企みを説明しよう。
・一刀が舞台に上がる
・及川が吊るしておいた脱ぎ脱ぎマシーンを落とす
・マシーンが起動して一刀の服を脱がす
・マシーンが開いて裸の一刀が登場!
・一刀は全校生徒から責められる。
という作戦なのだ。
及川「フフフッ!これでかずピーの女子人気はがた落ちやで♪ 」
ちなみに舞台の下は声が聞こえないので及川は一刀がいないのを知らない
現在
そして及川はわずかに見える隙間から貂蝉が誰かにマイクを渡しているのを見つけた。
及川「おっし!作戦決行や! 」
ブチッ!
及川は脱ぎ脱ぎマシーンを吊るしてあるロープを切る。
麗羽「えー、では皆さん… 」
そして丁度麗羽がスピーチを始めようとした瞬間!
ブォンッ!!
麗羽「えっ!? 」
天井に吊るされた釣り鐘のような形をした脱ぎ脱ぎマシーンが落ちてくる!
ズッシーンッ!!
脱ぎ脱ぎマシーンは麗羽を閉じ込めた。
及川「よっしゃ!作戦成功! 」
ここまでは及川の作戦通り(?)なのだが、ここで予想外のことが起きる!
それは…
ビシビシッ…
釣り鐘のように重たい脱ぎ脱ぎマシーンが急に落ちたせいで
バッキーンッ!!
及川「へっ? 」
マシーンは床を壊して舞台の下に落ちてしまった。
しかもその時!
ズッシーンッ!!
マシーンが及川の真上に落ちてきて及川はマシーンの中に閉じ込められてしまった。
マシーンの中
麗羽「これはどういうことですの!? 」
及川「なんで麗羽がここに!?ていうか何でわいがこんな目に遭うねん!出してくれーっ!? 」
二人がマシーンの中で騒ぎ出すなか
うにょうにょっ!
マシーンの中にあるアームが動き出して
ババッ!!
麗羽「きゃーっ!? 」
及川「のわーっ!? 」
ポイポイッ!
マシーンは二人の服を脱がしまくる!
マシーンの外
シーン…
マシーンの中は完全防音なので二人の騒ぎが聞こえない
桃香「何が起きたの!? 」
蓮華「わからん!?急にあれが落とされた瞬間、麗羽が閉じ込められてしまって!? 」
斗詩「麗羽様大丈夫かな!? 」
猪々子「麗羽様って案外不死身だから何が起きても大丈夫だろよ 」
みんなが落とされた脱ぎ脱ぎマシーンを見つめるなか
パカッ! プシューッ!!
マシーンが開いて煙が吹き出される。
スッ!スッ!
そして煙の中に二つの人影があった。
その正体は…
麗羽「いったい何が起きましたの? 」
及川「ひっ!? 」
バンッ!
そこには全裸姿の麗羽と及川がいた。
・・・・・
体育館が少しの間、沈黙な雰囲気になる。
そして…
男子『うひょーっ!! 』
女子『いやーっ!? 』
男子は麗羽に、女子は及川に対して反応する。
麗羽「おーほっほっほっ!何だか知りませんが男子から喜びの声が出るなんてさすがわたくしですわね! 」
ぷるんっ♪
麗羽は自分の状況に全く気づいてなく隠そうとしない
及川「見ちゃいや〜ん/// 」
及川は隠しているがキモい!
雫「最悪なもの見ちゃったなの〜!?これはダーリンのあれを見て癒すなの 」
凪「なっ!?ずるいです! 」
一刀大好きっ子が騒ぐ
そして新入生はというと
悟「(バカ兄貴が!♯同じ家族だと思われたくないぜ!) 」
火焔「あんな先輩がいるなんて聞いてないし!? 」
そして一刃は…
一刃「ぎゃしーっ!! 」
暴走形態になって暴れていた。
そしてその頃…
一刀が璃々と狐々を連れて学園に帰ろうとしていると
一刀「はっ!? 」
璃々「お兄ちゃんどうしたの? 」
一刀「今回は出番少なかったけど学園にいなくてよかったような気がする!? 」
狐々「…?意味不明 」
そして一刀が学園に帰った時には体育館が一刃の暴走と女子達による及川への攻撃によりボロボロだったという
一刀「何があったんだ!? 」
及川「及川や!わいがいつものようにパソコンで会話をしていると謎の美女から会いたいというメッセージが!こりゃさっそく会って彼女をわいのものにしてみせる!次回、『及川に春きたる』ついにわいに彼女ができるんや♪ 」