表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
167/244

167時間目「孤狼の女」

一刀「俺がいつものように部屋に帰ると、俺を中に入れないように通せん坊する狐々。何とか狐々を退けて中に入るとそこには下着姿の女の子が!?その女の子は俺の昔の幼馴染みである美咲玲奈ちゃんだった。なんと玲奈ちゃんは俺に会いにフランチェスカ学園に来たが空き部屋がないためしばらく俺の部屋に暮らすことになった。翌日、俺はその事を知った桃香達から厳しい目にあわされるのだった 」

それはある日のこと


それは偶然起きた出来事であった。


ブロローッ!!


フランチェスカ学園の前に一台のバイクが停まる。


ファサッ!


バイクに乗っていたドライバーがメットを外すと


?「ここにあの人がいる 」


そこにはピンク色のストレートロングの髪をした桜井葵という女性がいた。


おなじく同時刻


百代「ふんふんふ〜ん♪ 」


川神学園の川神百代がフランチェスカ学園の近くを楽しそうに歩いていた。


百代「今日は大和からお金を借りて気分がいいからあいつに会いに行くとするか♪ 」


実際は借りたというより奪い取ったという言葉があっていた。


さらにおなじく同時刻


星「くっ!?私としたことが!?メンマの研究レポートを書いていたらすでに学園が始まっている時間だなんて!?完全に遅刻だが欠席よりはマシだ!それより早く先に漢組に行ってあのお方に会わなければ! 」


ダダーッ!!


星が学園に向けて走っていった。


そして


バッタリ!


同じ人に会おうと思っていた三人が出会ってしまった。


そして三人はすぐにわかった。


三人『(この二人もあの人に会いに行くに違いない!?) 』


しばらくして


漢組


ラブラブ〜っ♪


現在、漢組はラブラブムードが満開であった。


以前の漢組ならば女子と付き合うなんてことはなかっただろうが多数の女に好かれている一刀を筆頭に次々と女子と付き合うようになった漢組の男子達


だがこの男だけは変わっていなかった。


及川「ケッ!何がラブラブなんや!学生の本分は恋愛やのうて勉強やろうが! 」


及川祐 漢組で必要以外に女子から声をかけられたことすらない男


左慈「別に女なんて邪魔なだけだろうが 」


左慈の場合、寄ってくる女はいるがすべて断っていた。


于吉「そうですよね左慈、やはり左慈は私と結婚… 」


ドグボッ!!☆ミ


左慈「しねえよ♯ 」


左慈は于吉を蹴り飛ばした。


一刀「それより今日帰ったらどこか遊びにいくか? 」


一刀が言うと


蒼魔「悪い、今日は八雲ちゃんとデートなんだ 」


友人より最近付き合い始めた八雲を大事にする蒼魔


孤狼「まぁいいじゃねえか、恋愛は人間にとって必要なものだからな、俺は漢組全員の恋を応援してやるぜ! 」


ゴォーッ!!


恋の応援人・孤狼が燃え上がる。


とその時!


ガラッ!


教室の扉がいきなり開いて


桃香「一刀くん! 」


桃香を筆頭に一刀大好きっ子が漢組に入ってきた。


華琳「あなたという人はまだ足りないみたいね! 」


蓮華「英雄色を好むというがいい加減にしろ! 」


一刀「ちょっと待って!?俺が一体何したの!? 」


一刀が理由を聞いてみると


月「校門で星さんと百代さんと知らない誰かが戦ってるんです!? 」


天和「きっと一刀を取り合っているのよ!男なら責任とって仲裁しなさい! 」


ぐいっ!


一刀「そんなバカな〜!? 」


一刀は一刀大好きっ子達に拉致されていった。


及川「ハハハッ!モテ男くんは辛いなかずピー♪ 」


華佗「まぁ及川には及川を取り合うなんてこと一生ないだろうがな 」


ズキンッ!!


華佗の言葉が及川に深く突き刺さった。


孤狼「百代に星に知らない女ねぇ、ちょっと面白そうだし俺もいってくるぜ♪ 」


ダッ!


そして孤狼も校門の方に向かっていった。


フランチェスカ学園・校門


星「ハァッ! 」


シュッ!


愛槍・龍牙を構える星


百代「おりゃーっ! 」


ブォンッ!!


拳を振るう百代


葵「ハァッ! 」


ブォンッ!!


そして大剣を振るう葵が校門にて激しい戦いを繰り広げていた。


一刀「すごい戦いだな!? 」


凪「驚いてないで早く止めてください! 」


一刀「でもホントに俺がらみなの? 」


雫「そうでなくてもダーリンは生徒会長なんだから早く止めるなの! 」


無茶苦茶な理由である。


一刀「でも仕方がないな 」


何はともあれ、校門での戦いを阻止するべく一刀は立ち向かう!


一刀「君達、ちょっと話を… 」


一刀は止めようとするが


葵「邪魔! 」


星「一刀殿は黙っていてくだされ! 」


ドンッ!


葵と星に弾き飛ばされた。


一刀「戦いを止めろ! 」


それでも一刀は立ち向かおうとするが


スッ! ガシッ!


一刀「えっ!? 」


後ろから来た百代に捕まってしまい


百代「戦いの邪魔をするなーっ! 」


ブォンッ!!


百代は一刀を抱き締めたまま後ろに飛び


ドガッ!!☆ミ


一刀「がはっ!? 」


一刀に脳天バックドロップを食らわした。


桃香「一刀くん!? 」


そして一刀を倒した三人は再び戦いを開始する。


華琳「どうやらあの三人は一刀を取り合っているわけじゃなさそうね 」


蓮華「だったらあの三人は誰のことを言ってるんだ!? 」


三人の会話を聞いてみると


葵「私はあの方に命を救われてからあの方のことが忘れられなくなりました!あの方は私のものです! 」


星「それは聞き捨てならんな、我はあの者と話をすると楽しくてたまらんのだ。あの者は我と一緒にいた方がよいのだ! 」


百代「抜かせ!私はあいつと戦って負けてからというものずっと修行を続けていたのだ!私があいつと一緒になるんだ! 」


さっきから三人はあの方、あの者、あいつを取り合っていた。


どうやら同一人物らしい


三人の戦いはますますヒートアップしていき


百代「かわか〜み〜波ーっ!! 」


ズドンッ!!


百代はかめ〇め波のようなものを撃ちだし


葵「『火炎剣』! 」


ボォーッ!!


葵は大剣から炎を出してきた。


この中で唯一遠距離技が使えない星が不利だと思うが


星「よっ!ほっ!さっ! 」


星は二人から繰り出される攻撃を軽く避けていた。


恋「…星、前より強くなってる 」


学園対抗武道大会、デーヴァ戦、龍界での戦いで星の実力は以前よりも比べ物にならないくらい上がっていた。(これは星だけでなくほとんどの生徒が言えること)よって簡単に避けることができるのだ。


だが二人が遠距離技を使ったことにより星が避ける度に建物が次々と破壊されていく!


桃香「一刀くん!?早く起きてよ!?起きて三人を止めてよ!? 」


ゆさゆさっ!


桃香はさっきの攻撃で気を失った一刀を起こそうとするが一刀は目を覚まさない。


華琳「このままじゃ学園どころか町内が破壊されちゃう!? 」


この三人の戦いを誰か止められる人はいないのかと思ったその時!


孤狼「一体何が起きたんだよ!? 」


バッ!


孤狼が校門に現れた。


蓮華「孤狼!? 」


月「そういえば孤狼さんの武力は一刀さんと互角でしたね!? 」


月がその事を思い出すと(正確には肉弾戦なら孤狼の勝ち)


華琳「孤狼、一刀に代わってあの三人を止めてきなさい! 」


華琳が言うと


孤狼「なるほど、一刀を倒すほどのやつらならお安いご用だぜ! 」


ダッ!


孤狼は戦いの中に入っていった。


孤狼「おらおらっ!戦いなら俺も混ぜやがれ! 」


孤狼が叫びながら戦いに参戦していくと


三人『(ぴたりっ!) 』


三人の動きが急に止まり、そして…


三人『孤狼(様・殿)! 』


ササッ!


三人は孤狼に寄っていった。


葵「会いたかったです孤狼様♪ 」


百代「テレビでの決着をつけようじゃないか! 」


星「我が家に伝わる秘伝のメンマをぜひ 」


スッスッスッ!


三人はそれぞれ孤狼に話しをしていく


これをみた桃香達は


桃香「もしかしてあの三人が会いたかったのって!? 」


華琳「どうやら孤狼のようね!? 」


蓮華「一刀ではなかったようだな 」


ほっ…


一刀をとられなくてほっと安心する一刀大好きっ子達


だが


一刀「(俺はどうしてこんな目にあうんだ!?) 」


やられ損な一刀であった。


一刃「一刃だよ♪今日は待ちに待った始業式♪今日からお兄ちゃんと同じ学園に入れるなんて幸せだな♪次回、『波乱万丈始業式』えっ!?あの人って!? 」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ