165時間目「伝説の番組」
一刀「ある日のこと、俺と友達の直江大和くんが会話をしていると突然テレビのディレクターが現れて番組に出るよう言われた。俺達が了承すると数日後、番組が開始されフランチェスカ学園VS川神学園が開始されたのだった 」
西森「では孤狼、百代両選手が戻ってこないので先に戦いを進めていきましょう!両総大将は出場選手を決めてください 」
そして一刀と大和が選んだ選手は
大和「クリス! 」
一刀「雫! 」
この二人であった。
クリス「フッ!どうやら自分の出番のようだな 」
クリス…本名クリスティアーネ・フリードリヒ。ドイツから留学してきた。日本については詳しく知らずよく騙される。ぬいぐるみといなり寿司が好き。武器はレイピア。KY
雫「勝ってダーリンに誉めてもらうなの♪ 」
そしてこの二人の勝負は
バンッ!
『西洋武器対決』
西森「二人には西洋(外国)の武器を使って戦ってもらい、相手に参ったと言わせた方が勝ちとなります 」
カーンッ!
そして試合が開始される
クリス「ふんっ!貴様には恨みはないがこれも勝負なのだ 」
スッ!
クリスはレイピアを構えると
クリス「死んでもらう! 」
バッ!
クリスは雫に突っ込んでいった。
だが
ジャキンッ!
クリス「へっ!? 」
雫はクリスに愛銃『海龍』を構えると
雫「そりゃそりゃーっ♪ 」
ドキュドキュンッ!
容赦なくクリス目掛けて撃ちまくる!
クリス「うわーっ!? 」
サササッ!
何とか避けるクリスだが近寄れない!
クリス「き…貴様、飛び道具だなんて卑怯だとは思わないのか!! 」
雫「銃だって立派な外国の武器なの♪ 」
ドキュドキュンッ!
クリス目掛けて撃ちまくる雫だが
カチカチンッ!
雫「あっ!? 」
どうやら弾切れのようだ
そこへすかさず
クリス「いまだ!くらえっ! 」
ビュンッ!!
クリスが突っ込んでくる!そして…
ブスッ!!
クリスのレイピアが雫の体を突き刺した!
雫「がはっ!? 」
ばたりっ!
お腹にレイピアが突き刺さり倒れる雫
クリス「へっ!?おい待て!?どうせ演技なんだろう!? 」
ピタッ!
クリスは雫の体に触れてみるが
クリス「冷たくなってる!?ってことは…。自分がこいつを殺してしまった!? 」
人は死ぬと体が冷たくなるという
この歳で殺人犯になってしまい驚くクリス
ガバッ!
クリス「頼むから生き返ってくれ!自分にできることなら何でもしてやるから! 」
クリスが雫の体を持ち上げながら叫ぶと
?「じゃあ参ったっていうなの 」
クリス「それくらい言ってやるさ!参った!自分の負けだ!!…ってあれ? 」
今の台詞は誰が言ったんだろう?
とクリスが考えていると
むくっ!
雫「ばぁ〜っ!! 」
クリス「うわっ!? 」
死んでいたと思われていた雫が生き返った。
雫「ふふんっ♪雫ちゃんの体は水にできるから刺されても死なないなの♪おまけに体温はもとから冷たいなの♪ 」
クリス「なっ!? 」
まんまとはめられたクリスであった。
西森「では続いて第四試合の選手を決めてください 」
一勝一敗でむかえたこの勝負、次の選手はというと
一刀「鈴々! 」
大和「ワン子! 」
鈴々「がってんなのだ! 」
ワン子「任してよね! 」
川神一子…通称ワン子。百代の妹で元気もりもり。頭が悪い。クリスとはよく口喧嘩する。日々鍛練をしている。肉が好き。武器は薙刀
そんな二人の対決は
バンッ!
『大将の元へゴー!対決』
西森「二人には迷路を通って総大将のところに向かってもらいます。早く着いた方の勝ちです 」
一見簡単そうなルールなのだが
鈴々「ここはどこなのだ? 」
ワン子「迷っちゃったよ〜? 」
二人は頭が悪いため迷路で迷っていた。
この勝負は引き分けかと思いきや
大和「悪いが北郷くん、この勝負はもらったぜ! 」
スッ!
大和は笛を取り出すと
ピィーッ!!
おもいっきり鳴らした。すると…
ワン子「大和が呼んでる! 」
ビューッ!!
ワン子は大和のいる笛の音が聞こえたところに走っていった。
実は大和達の持つ笛を吹くとワン子がどこにいてもどんな場所でもやって来る仕組みになっているのだ。
一刀「くっ!?だったらこっちも! 」
スゥーッ!!
一刀は大きく息を吸うと
一刀「鈴々ーっ!!美味しいご飯が待ってるぞーっ!!早く来ないと無くなるぞーっ!! 」
と大声で叫んだ。
すると
鈴々「美味しいご飯は鈴々のものなのだーっ!! 」
ドドォーッ!!
鈴々は物凄い勢いで一刀の元に向かう
だが
ワン子「もう邪魔! 」
鈴々「邪魔なのだーっ!! 」
バキバキンッ!!
二人は迷路を壊しながら突き進んでいたため
西森「迷路を壊したので二人とも失格!この勝負は引き分け! 」
一刀・大和『ゲッ!? 』
結局この勝負は引き分けになってしまった。
それからも試合は続けられた。
『ガクトVS季衣 重量上げ対決!』
ガクト「ついに俺様の出番だぜ! 」
島津ガクト…百代を恋する筋肉バカ。モテない性格
ガバッ!
自信満々のガクトは100キロのバーベルを苦しみながらも持ち上げるが
季衣「ほいっと! 」
ひょいっ!
ガクト「なっ!? 」
季衣は200キロのバーベルを軽々と持ち上げた。
勝者 季衣
『麗羽VS九鬼 高笑い対決!』
麗羽「おーほっほっほっ! 」
九鬼「がーはっはっはっ! 」
九鬼英雄…九鬼財閥の御曹司。俺様主義者。ワン子のことが好き
二人とも見事な高笑いだが
ぐきんっ!
麗羽「あひょはひゃふへちゃひまひひゃわ!?(あごが外れちゃいましたわ!?) 」
九鬼「ひゃふひ、ひゃふへへふへ!(あずみ、助けてくれ!) 」
あずみ「了承しました! 」
忍足あずみ…九鬼に仕えるメイド。表向きは真面目だが裏では腹黒い
二人ともあごが外れてしまったため引き分け!
『美羽VS風間 運の強さ対決!』
風間「やっと俺の出番だぜ! 」
風間翔一…通称キャップ。大和達がいる風間ファミリーのリーダー。強運の持ち主
そしてフランチェスカからは麗羽を使ってしまったため美羽が出ることになったのだが
一刀「美羽が勝手に歯医者に行ってしまったのでこちらの敗けです 」
風間「戦えないのかよ!? 」
不戦勝により勝者 風間
『及川VSヨンパチ スケベ対決!』
ヨンパチ「見ろ!俺は女子更衣室の写真を撮ったぜ! 」
ヨンパチ…本名福本育郎。猿顔のスケベカメラマン
及川「あまい!わいは女湯の写真やで! 」
バンッ!
ヨンパチ「ま…負けた!? 」
及川「君もなかなかの腕やな、これからはいいライバルになれるで! 」
勝者 及川
だがこれにより二人に対する女子の評価が下がったという
『呂井門VSクッキー 高性能ロボ対決!』
呂井門「負けない! 」
クッキー「必ず勝つ! 」
クッキー…九鬼財閥が開発した人工頭脳搭載ロボ。ポップコーンが作れる。他に100以上の変形が可能
スッ!
二人が舞台に立つと
及川「ダンボール対玉子ロボの対決なんてつまらないな 」
カチンッ♯
という及川の言葉に二人は腹を立て
呂井門『バトルフォーメーション始動! 』
クッキー「クッキー第二形態! 」
ジャキンッ!!
及川「へっ? 」
二人は戦闘タイプに変形すると
呂井門「くたばりやがれ!♯ 」
クッキー「この野郎!♯ 」
ドカバキンッ!!☆ミ
及川「ぎゃーっ!? 」
二人で及川を攻撃しまくる。
どちらもすごい変形ができるので引き分け!
そして
西森「さぁ、残すところ後三試合!ここまでの点数は全く互角!では次の選手を選んでください! 」
スッ!
一刀と大和が試合内容が書かれている紙を見ると
一刀「華琳! 」
大和「不死川! 」
二人は選手を指名した。
華琳「ようやく私の出番ね! 」
不死川「待ちくたびれたのじゃ! 」
不死川心…高貴な家柄の出身でエリート意識が強い。
この二人の勝負は!?
バンッ!
『貧乳お嬢対決!』
西森「お二人にはどちらが貧乳のお嬢様か競いあってもらいます!貧乳のお嬢様が勝ちです! 」
一刀「華琳、お前以上に貧乳お嬢はいない! 」
大和「不死川、俺はお前が勝つと信じているぜ! 」
男達が言いたいことを言った後
ドガバキンッ!!☆ミ
不死川「このバカ共め!♯ 」
華琳「今ならまだ冗談で許してあげるわよ♯ 」
一刀・大和・西森『す…すいませんでした!? 』
不死川と華琳にボロボロにされる男達であった。
両者試合放棄につき引き分け!
西森「では次の対決といきましょう! 」
スッ!
一刀と大和が紙を見ると
一刀・大和『こ…これは!? 』
紙を見た途端驚く二人
一刀「蓮華! 」
大和「まゆっち! 」
そして二人は選手を指名した。
蓮華「何をそんなに驚いているのだ? 」
まゆっち「どうしたのでしょう? 」
松風『おいら的にすごいことが起きそうな気がするぜ 』
黛由紀江…通称まゆっち。剣の使い手。尻と胸と料理が完璧。友達ができないのが悩み
松風…まゆっちの持つ馬型ストラップ。九十九神がやどっている。まゆっちの数少ない友達の一人(?)
西森「お二人の対決はこちらだ! 」
一見共通点がなさそうな二人だが実は一つだけ共通することがあった。
それは…
バンッ!
『裸エプロン対決!』
実はこの二人は裸エプロンの経験者であった。
西森「お二人には裸エプロンをしてもらい美しさを競ってもらい… 」
西森が最後まで言おうとすると
ドカンッ!!☆ミ
蓮華「そんな格好できるか!♯/// 」
まゆっち「は…裸エプロンだなんて!?/// 」
両者拒否により引き分け!
西森「では最後の対決!やはり最後は総大将にやってもらいましょう! 」
一刀「よっしゃ! 」
大和「やってやるぜ! 」
勝負に気合いの入る二人
西森「最後の対決はこちら! 」
バンッ!
『告白対決!』
西森「二人にはカメラの前で好きな女の子に告白してもらいます。先に告白できた方が優勝です 」
一刀・大和『ゲッ!? 』
とはいえなかなか答えない一刀と大和
これがハーレム主人公の苦難である。誰を選んでも他の女の子から責められてしまうのだ。
そして二人のとった行動は
一刀「三十六計 」
大和「逃げるにしかる! 」
ダダッ!
二人はカメラの前から逃げ出した。
桃香「あっ!逃げた!? 」
京「追いかける! 」
ドドドォーッ!!
そして各学園のみんなも二人を追いかけていく
そんななか
孤狼「ちょっと疲れちまったな!? 」
百代「少し休憩しよう 」
外に出ていた孤狼と百代が帰ってきた。
その時!
ドンッ! バシャッ!
一刀達が百代に当たり、百代は持っていた桃ジュースを落としてしまう。
百代「おまえら〜♯ 」
桃ジュースを落とされた怒りで怒りまくる百代。
そして百代は
百代「『川神流 人間爆弾』! 」
百代が言うと
ドッカーンッ!!☆ミ
スタジオが爆発してしまった。
バタバタリッ
そして全員が倒れているなか
ぽつんっ
爆発の影響で頭がアフロになっていた西森が立っていた。
西森「視聴率はとれたけど…スタジオを壊したから私はクビ確定だ〜!? 」
その後、フランチェスカ学園の近くの公園で寝泊まりしている西森が発見されたという
一刀「一刀です。俺がいつものように学園から帰ってきて部屋に入るとそこには着替えをしていた女の子がいた!?次回、『運命の再開』もしかしてきみは!? 」