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161時間目「フランチェスカイレブン」

一刀「新入生がやって来た。その中には俺の妹である一刃まで新入生としてやって来た。他にも及川の弟や焔の妹。他にも蒼魔の彼女の天川八雲や西園寺森羅先生が転入してきて学園がまた新たな騒動になると感じる俺であった 」

季節は四月に入り、フランチェスカ学園ではスポーツ大会が行われていた。


フランチェスカ学園のスポーツ大会は他の学園とは一味違い、各スポーツで分かれた選手達がそのスポーツで有名な学園と戦う大会なのだった。


一見不利に見えるため負けることがあるが時には


剣道大会


一刀「面っ! 」


ビシッ!


審判「一本!勝者、フランチェスカ学園北郷一刀 」


射撃大会


蒼魔「ふんっ! 」


ドキュキュンッ!


『パーフェクト!』


バスケ大会


焔「おりゃっ! 」


ダンッ! ピピィーッ!


審判「勝者、フランチェスカ学園! 」


空手大会


孤狼「おらっ! 」


ドカッ!!


審判「勝者、フランチェスカ学園楠舞! 」


といったように他で負けていても一刀達が挽回していった。


そして結果は全十種目のうち九種目が終り5勝4敗であった。


一刀「あと一つか 」


蒼魔「確か最後はサッカーだったな 」


孤狼「次で学園の勝利が決まるわけだし応援でもしに行くとするか 」


一刀達がサッカーの応援をしにサッカー出場選手のいるところにいくと


バタリッ!


部屋から倒れる音がした。


一刀「どうしたんだ!? 」


一刀が部屋に入るとそこには


ぐったり


サッカー出場選手が全員倒れていた。


焔「まさか対戦相手の不正か!? 」


蒼魔「しっかりしろ!一体何があった!? 」


蒼魔が倒れていた選手に聞くと


選手「あ…愛紗さんから勝手に持ってきた弁当を食べたら急にお腹が… 」


選手達は全員愛紗のファンであり学園でも愛紗の料理の味は数少ない人しか知らなかったのだった。


孤狼「なんてこった!?全員出られないぞ!? 」


蒼魔「このままじゃ不戦敗かよ!? 」


一刀達が落ち込むと


一刀「こうなったら最後の手段しかないな!? 」


蒼魔達『えっ!? 』


そして一刀のとった行動は


一刀「このまま不戦敗にするくらいなら俺達でやるしかないだろ! 」


孤狼「戦わずして負けるのは嫌だしそれしか無さそうだな 」


サッカー出場選手に代わって一刀達が出ることだった。


しばらくして


審判「それではこれよりフランチェスカ学園VSJリガ学園の試合を始めます! 」


(ジェイ)リガ学園…卒業生にはプロ選手が多いサッカーの名門校


試合が始まることになったのだが


解説「いよいよ試合が始まることになったのですがどういうことかフランチェスカ学園は出場選手が全員違いますね 」


フランチェスカ学園メンバー


FW:一刀、孤狼


MF:左慈、蒼魔、焔、鳳賀


DF:華佗、于吉、呂井門、及川


GK:九龍


スッ!


そして一刀達がフィールドに出ると


一刀大好きっ子達『頑張れ一刀〜♪ 』


八雲「蒼魔殿、頑張ってください! 」


女子達からの黄色い声援


スッ!


そして最後尾の及川が出ると


女子達『引っ込めーっ!♯足引っ張ったら殺すぞ!♯ 』


及川「何でやねん! 」


女子達からの罵声を浴びる及川


そんな一刀達を見て


?「ハハハッ!ふざけた奴らだぜ! 」


?「武力は有名らしいがサッカーは素人同然じゃねえか 」


?「乱闘騒ぎになるなよ! 」


バカにするJリガ学園


Jリガ学園メンバー


FW:ナカダ、モラス


MF:カス、ナガムラ、オーノ、シーコ


DF:トルチェ、ヤナジサワ、ヤジンオカニョ、オカダ


GK:ガワグチ


※彼らの名前は西森の知るサッカー関連人物がモチーフです(ポジション等はバラバラ)


ピーッ!


そしてあっという間に試合が始まった。


パシッ!


Jリガ学園ボールで試合が開始され


孤狼「止めるぞ一刀! 」


一刀「おうっ! 」


ダッ!


一刀と孤狼が止めに入る


だが


ナカダ「甘いぜ! 」


サッ!


一刀・孤狼『なにっ!? 』


ナカダは一刀達を避けていった。


ナカダ「モラス!シュートを決めろ! 」


パシッ!


モラス「オーケー! 」


モラスがナカダからボールを受け取ると


モラス「『ダイナミックシュート』! 」


ズバンッ!!


物凄いシュートがゴールに向かって放たれた。


蒼魔「九龍、止めろ! 」


蒼魔がGKの九龍に言うと


九龍「俺に任せる! 」


スッ!


九龍は手を構えるが


九龍「あっ!いけねぇや 」


スッ!


何故か出した手をまた引っ込んだ。


そして


ズバンッ!!


九龍が手を出さなかったせいでゴールが決まってしまった。


鳳賀「九龍、どうしたんだよ! 」


タタッ!


みんなが九龍の方に集まって理由を聞いてみると


九龍「だってサッカーって手を使ったらダメなんだろ。だから俺、手を出さなかった 」


九龍が言うと


焔「馬鹿かテメェ!キーパーは手を使ってもいいんだよ!♯ 」


蒼魔「手を使ってもいいからお前をキーパーにしたんだよ 」


九龍「あっ!そうか 」


今頃その事に気付く九龍だった。


孤狼「取られたもんは仕方がねぇ、こっから逆転するしかねえだろ! 」


一刀「それしかないな 」


一刀達は気合いを入れ直すが


サッ!サッ!


何とか点は取られなかったものの苦戦する一刀達


客席


桃香「一刀くん達は強いのにどうして苦戦してるの!? 」


八雲「おそらくこれがルールのある遊びだからです。普段戦いなれている皆さんにとって遊びというのは慣れていないから難しいんです!? 」


八雲の言う通りである


一刀達が本気を出せばこんな相手なんて簡単に倒せるかもしれないのだがそれだとルール違反になりかねないので本気が出せないのだった。(もちろん技や超進化もルール違反)


そして前半終了が間近に迫った時


一刀「くそっ!なめられてたまるか! 」


バシッ!タタタッ!


一刀がボールをパスカットして前に進むと


一刀「食らえ!声優繋がりの必殺技! 」


ぐぐっ!


一刀は蹴りの構えをとると


一刀「『流星ブレード』! 」


ズバンッ!!


物凄いシュートをうち出した!


ガワグチ「くっ!?なんてすごいシュートなんだ!? 」


相手キーパーのガワグチが驚いている間に


ズバンッ!!


一刀のシュートが決まった!


一刀「よっしゃ! 」


そしてその瞬間


一刀大好きっ子達『キャーッ!! 』


一刀に声援を向ける一刀大好きっ子達


そしてその直後


ピーッ!


前半終了のホイッスルが鳴り響いた。


モラス「アイツラ油断シタラ負ケルカモシレナイ!?


ナカダ「わかってるさ、だがあいつさえ抑えれば必ず勝てるさ! 」


ピーッ!


そして後半戦が開始されたのだが


ササッ!


後半開始早々にJリガ学園は一刀を囲んでいく


孤狼「ちっ!これじゃあパスが出せないぜ!? 」


苦戦するフランチェスカ学園


そうこうしている間に


ナカダ「モラス!シュート! 」


パシッ!


モラス「オーケー! 」


再びモラスにボールがきてしまった。


モラス「二点目モラウゼ! 」


ぐぐっ!


シュートしようと構えるモラス!


焔「ちっ!DF(ディフェンダー)止めやがれ! 」


焔がDF陣に指示するが


及川「無茶いうなや!?あんなシュート止められるかい! 」


華佗「いや、ただ一つだけシュートを止める方法がある!于吉、呂井門! 」


于吉「わかりました! 」


呂井門「了解! 」


タタタッ!


及川を除くDF陣は及川に近づくと


ガシッ!ガバッ!


及川「えっ!? 」


及川を抱き上げた。


モラス「『ダイナミックシュート』! 」


ズバンッ!!


と同時にモラスのシュートがゴールに迫る!


その時


華佗・于吉・呂井門『必殺・バカガード! 』


ドガンッ!!☆ミ


及川「げふっ!? 」


三人は及川を盾にしてシュートを止めた。


華佗「ほらよっ左慈! 」


バシッ!


左慈「おうよっ! 」


その後、華佗が左慈にパスすると


左慈「周りは敵だらけだが空中なら大丈夫だろうよ! 」


ズバンッ!!


左慈はボールを空高く蹴りあげた。


すると


ダダッ!!


一刀、孤狼、蒼魔、焔が空高く上げられたボールに向かって走っていく!


そして


ダッ!


全員が高く飛び上がると


一刀・孤狼・蒼魔・焔『ブレイヴヒーローズ 』


ドカッ!!


4人が同時にボールを蹴った。


その瞬間


ドッカーーンッ!!


ボールが物凄い勢いでゴールに向かっていく!


ナカダ「ちっ!全員で止めろ! 」


ババッ!


Jリガ学園は全員で止めようと壁になるが


カコーンッ!!


Jリガ学園『ぐわぁーっ!? 』


キーパーを除くJリガ学園の選手はシュートの威力に負け、ボーリングのピンのように弾かれてしまった。


ガワグチ「げげっ!? 」


キィィーーンッ!!


そしてキーパーのガワグチさえも


ガワグチ「うわぁーっ!? 」


ダダッ!!


あまりの恐ろしさにゴールから逃げ出すのだった。


そして


ズバンッ!!


ゴールが決まりその瞬間


ピピィーッ!!


試合終了のホイッスルが鳴り響いた。


審判「この勝負、2VS1でフランチェスカ学園の勝ち! 」


一刀達『やったー!! 』


喜びまくる一刀達だが


及川「ちょい待て!わいを犠牲にして何喜んどんねん!♯ 」


怒りまくる及川に


一刀「悪かったって及川、今回のMVPはお前だよ 」


ポンッ


一刀が及川の肩を叩くと


及川「マジ!?わいがMVPやなんて夢みたいやわ〜♪ 」


喜びまくる及川だが


一刀「そんな及川には学園長からお祝いのプレゼントがあるからあげよう 」


及川「マジ!?何をくれるん? 」


スッ!


手を差し出す及川だが


一刀「それは… 」


貂蝉「私のあつ〜いキスよん♪ 」


ブチュッ!


及川「ぎゃーーっ!? 」


この後、及川はしばらく学園を休んだという


狐々「…狐々。休日に一刀が何をしているのかと桃香達に聞かれてしまったから撮影することにする。次回、『北郷一刀の一日』一刀の行動があきらかに! 」

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