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16時間目「一刀の妹」

今回は一刀の妹が登場します。

ここは日本に向かう上空の飛行機の中


この場所で今、大変なことが起きていた。それは…


ハイジャック犯「テメェら、少しでも怪しいことするんじゃねぇぞ、したら撃ち殺してやるから覚悟しておけ!! 」


この飛行機は今ハイジャックされているのだ。


乗客が震え上がるなか


?「あ〜もうっ!!うるさくて眠れやしない! 」


一人の乗客が言うと


ハイジャック犯「静かにしやがれこのボウズが!! 」


ハイジャック犯がそう言うと


プチンッ!!


乗客がキレた。


?「アタシは女だー!!!!! 」


バッ!


少女がハイジャック犯に飛びかかった。


しばらくして、飛行機が空港に着くと


空港警察署


ドサッ!


?「お巡りさん、ハイジャック犯捕まえたからよろしくね 」


少女がハイジャック犯を警察に引き渡すと


お巡り「あ…ありがとうねボク…!? 」


お巡りが驚いていると


?「アタシは女です!!! 」


少女は怒りながら警察署を離れてタクシー乗り場に向かった。


運転手「お客さん、どちらまで? 」


運転手が聞くと少女は


?「聖フランチェスカ学園までお願い 」


そしてタクシーはフランチェスカ学園めがけて走り出した。


?「(待ってなさいよお兄ちゃん!) 」


しばらくして、聖フランチェスカ学園


?「ここにお兄ちゃんがいるのね 」


少女が入ろうとすると


麗羽「おーほっほっほ!そこの貧民さん、何勝手に入ろうとしてますの? 」


入ろうとした少女を麗羽が呼び止めた。


?「アンタ誰? 」


少女が聞くと


麗羽「このわたくしを知らないだなんて田舎者ですわね。わたくしは袁紹麗羽、この学園で生徒会長をしておりますのよ。おーほっほっほ! 」


麗羽が言うと


猪々子「会長っていっても前会長だからね 」


斗詩「見栄をはりすぎですよ麗羽様! 」


側近の二人が言うと


ギロリッ!!


麗羽「何か言いましたか?猪々子、斗詩〜!!! 」


麗羽が二人を睨んできた。


そして会話を聞いていた少女は


?「やっぱりアンタが会長じゃなかったんだ。よかったよ 」


少女の言葉に麗羽がキレた。


麗羽「あなた、何が言いたいのですの!!! 」


麗羽が聞くと少女は


?「だってアンタみたいにおーほっほっほ!なんて古くさいセリフを言う奴が会長ならこの学園も評判落ちたと思ってね♪ 」


少女の言いたいことが終わると


猪々子「(よく言ってくれた!) 」


斗詩「(私達がずっと言いたかった言葉を代わりに言ってくれてありがとう!) 」


二人が心の中で思っていると


麗羽「キーッ!!小僧の分際で生意気ですわ!猪々子、斗詩、やっておしまい! 」


麗羽が言うと


ブチッ!


今度は少女がキレた。


?「アタシは女だー!!!!! 」


それからしばらくして


璃々「お兄ちゃん早く行こう♪ 」


一刀「ちょっと、璃々ちゃん引っ張らないで!? 」


璃々は一刀の服の袖を引っ張りながら走っていた。


実は璃々は一刀と一緒に行くため朝からバス停で待っていたのだ。


そして一刀と璃々が校門にたどり着くと人混みが出来ていた。


一刀「一体何だこの人混みは? 」


一刀が?を浮かべると


及川「かずピー大変やで!? 」


人混みから及川が出てきた。


及川「麗羽一行が謎の小僧と戦っとんねん!? 」


一刀「謎の小僧だって!? 」


そして一刀が人混みをくぐり抜けて前に出てくると


猪々子「何だよあいつ!?… 」


斗詩「私達じゃあ相手にならないほど強い!?… 」


麗羽「このわたくしが負けるなんて!?… 」


そこにはボロボロの姿の麗羽一行がいた。


そしてその中央には


?「この学園の人もたいしたことないねぇ、本気出さずに勝っちゃうなんてさ 」


及川「かずピー!?そいつが麗羽達をボロボロにした奴や早く逃げるんや!? 」


しかし一刀は逃げるどころかどんどん近寄っていく。そして一刀が少女に近付くと


一刀「一刃(かずは)、何でここにいるんだ!? 」


声をかけられた少女が振り返ると


一刃「お兄ちゃん!? 」


その時、その場が静まった。


しばらくして、生徒会長室


及川「じゃあその子はかずピーの妹っちゅうわけか!? 」


この部屋には現在、一刀と一刃、璃々ちゃん、及川しかいない。


及川「しかしどう見ても… 」


ジーッ。


及川は一刃を観察して見てみると、男っぽい雰囲気・一刀似の目つき・そしてまな板級の胸。(服装は黒のジャージ)


及川「どう見たって男やん! 」


及川がそう言った直後


ドグボッ!!。バキンッ!!。


及川は一刃に殴られた。


一刃「アタシは女だ! 」


殴られた及川は壁に埋もれていた。


一刀「それより一刃、お前どうして来たんだ?確か日本に強い奴がいないから世界の強豪探しに行ってたんじゃないのか!? 」


一刀が言うと一刃は


一刃「それはそうなんだけど、お兄ちゃんが転入したと聞いて久々に会いたくなっちゃった♪ 」


一刃が世界に旅立ったのは一刀が15歳、一刃が13歳の時である。(現在は一刀17歳、一刃15歳)


一刃「それにしても聞いたよお兄ちゃん、生徒会長やってるなんてすごいじゃん!昔は九州最強の男って呼ばれてたもんね〜 」


一刃が言うと


一刀「それより、もう顔見たからいいだろ、さっさと帰ったらどうだ? 」


一刀の冷たい言葉に一刃は


一刃「何よ!可愛いい妹が兄を訪ねてきたのにすぐ帰れなんてひどいじゃない! 」


ブォンッ!!


そして一刃が拳を後ろに構えると


一刃「お兄ちゃんの馬鹿ーー!!! 」


ドグボッ!!。バキンッ!!。


一刃の渾身の一撃に一刀は飛ばされ壁に埋もれてしまった。


一刃「もういいもん!勝手に学園見るからね! 」


ダッ!


一刃は怒って出ていってしまった。


一刃が出ていった後


璃々「お兄ちゃん大丈夫? 」


璃々が埋もれている一刀に話しかけると


一刀「何とか…大丈夫…だから… 」


一刀は壁に埋もれながら返事をした。


その頃、一刃は


一刃「うわぁ〜!?ホントにすごい学園だねぇ〜 」


一刃が学園見物をしていると


華琳「すごい学園でしょ 」


スッ!


一刃に華琳が近寄ってきた。


一刃「アンタ誰? 」


一刃が聞くと


春蘭「貴様ー!!華琳様に対してアンタとは何だアンタとは!! 」


春蘭が怒り出したが


華琳「やめなさい春蘭!私は名前を言っていないのだから知らなくて当たり前よ! 」


華琳が春蘭を止めると


華琳「申しおくれたわね、私の名は曹操華琳というのよ。話は聞いたわ、あなた一刀の妹なんですってね 」


華琳が言うと


一刃「へ〜、今朝会った金髪おばさんより礼儀正しいじゃん♪アタシの名は北郷一刃、お兄ちゃんがお世話になってるようで 」


一刃が話している間、華琳は一刃をじっと見ていた。


華琳「(こういうタイプの娘もいいかもね♪) 」


華琳は頭がいい優等生なのだが、少女趣味という変わった性格だった。


華琳「(私と一刀が結婚すればこの娘が私の妹になるのね) 」


ゾクッ!?。


この時、一刃は身の危険を感じた。


一刃「(何だか分からないけれどこの人と一緒にいたら危ないかもしれない!?) 」


一刃が身の危険を感じていると


桃香「あっ〜!?華琳さんずるいですよー!! 」


蓮華「一刀の妹と一緒だったとは!? 」


桃華と蓮華が寄って来た。


華琳「何言ってるのよ、この世は早いもの勝ちよ! 」


華琳が言うと二人は


桃香「華琳さんがそうくるなら私だって、私の名前は劉備桃香っていうのよろしくね♪ 」


蓮華「ならば私も!我が名は孫蓮華だ!よろしくたのむ 」


二人も一刃に挨拶をした。


突然現れた二人に対して一刃は


一刃「(また違う人が現れたわね!?それにしても…) 」


一刃が注目したのは二人の顔ではなく胸だった。


ボイ〜ン。ボイ〜ン。


二人のふくよかな胸を見た後、自分の胸と見比べると


一刃「(ホントにこの人達は高二なの!?) 」


驚くしかなかった。


紫苑「あらあらみんなお揃いで 」


桃香・華琳・蓮華『紫苑先生 』


三人が向いた方向を一刃も見てみると


ドデ〜〜ンッ!!


そこには桃香と蓮華をはるかに越す紫苑の巨乳があった。


一刃「(ここは魔乳の巣窟かー!?) 」


一刃が驚愕していると


紫苑「璃々を迎えに来たんだけど知らない? 」


華琳「知りませんけど 」


桃香「ねぇ、一刃ちゃんは知ってる? 」


桃香が一刃の方を向くと


一刃「・・・!? 」


一刃は驚いたままだった。


桃香「あのぅ?どうしたの一刃ちゃん? 」


桃香が聞いた瞬間


ギラリッ!


一刃の目の色が変わった。


そしてその頃、何とか壁から抜け出た一刀は


一刀「早く一刃を見つけて帰さないと!? 」


璃々「何で帰すの〜? 」


一刀に抱かれた璃々が聞くと


一刀「あの子はちょっと変わってて… 」


一刀が最後まで言おうとすると


桃香「キャーー!! 」


桃香の叫び声が聞こえた。


一刀「しまった遅かったか!? 」


ダッ!


一刀は叫び声のする方に急いだ。


そして一刀が声のした場所にたどり着くと


春蘭「ハァッー!! 」


一刃「シャッ!! 」


一刃と春蘭が戦っていた。


一刀「遅かったか!? 」


一刀が驚いていると


華琳「ちょっと一刀!一体あの子は何なのよ! 」


華琳達が一刀に近寄って聞いてきた。


一刀「あいつは昔からすごく驚くとあんな風に暴走して暴れてしまうんだよ!? 」


一刀が言うと


桃香「止める方法はないの!? 」


すると一刀の答えは


一刀「本人の気が済むまで暴れさせるしか方法がないんだ!?ちなみに一刃の武力は俺以上だから!? 」


一刀の言葉を聞いた三人は


蓮華「一刀より強いだなんてどうすればいいのよ!? 」


みんなが騒いでいると


春蘭「グハッ!! 」


バタッ!。春蘭が倒された。


一刃「シャッ!! 」


春蘭を倒した一刃は狙いを一刀達に向けた。


一刀「待てっ!?落ち着いて冷静になるんだ一刃!? 」


兄の必死の呼び掛けに一刃の反応は


一刃「シャッー!! 」


聞く耳を持たずに襲いかかってきた。


一刀・桃香・華琳・蓮華『うわぁーーっ!? 』


それからしばらくして、


一刃「シャッ…アタシ何してたの? 」


一刃の意識が戻ったが


ボロロ〜ン。


回りは一刃が暴れたため、ボロボロだった。


そして一刃は倒れている一刀達を見かけると


一刃「お兄ちゃん!?誰にやられたの!? 」


もちろん一刀は一刃にやられたのだが本人は知らなかった。


そして一刃が帰る時


一刃「今日は楽しかったよお兄ちゃん♪ 」


一刃は笑顔で言うが


一刀「あぁ…それはよかったな… 」


一刀は全身包帯まみれになっていた。


一刃「それじゃあ世界武者修行の続きに行ってくるね!あと、来年にはフランチェスカ学園に入学するからよろしくね〜♪ 」


そして一刃は旅立っていったが


一刀達は来年に対して何らかの対策を立てようと考えるのだった。


ちなみに一刃が壊した学園の修繕費は華琳が立て替えてくれた。


その頃、空港に向かっていた一刃は


一刃「あの学園っていい人ばかりでよかったな♪ 」


一刃が歩いていると


キッ!


一刃の前にリムジンが停まり、中から人が出てきた。


ガチャッ!


貂蝉「んもぅ、学園長会議は大変だったわん♪ 」


リムジンから降りてきた貂蝉を見た一刃は当然のごとく


一刃「シャッー!! 」


再び暴走状態になるのであった。


オリキャラ紹介


北郷一刃(ほんごうかずは)


一刀の二つ下の妹。13の時に日本一になり世界に挑んでいた。一刀以上の武力の持ち主。性格はボーイッシュで可愛いい服は着ない性格。胸はまな板級。普段はお兄ちゃんっ子。


本人は知らないがすごく驚くと暴走してしまい、止めるには気が済むまで暴れなくてはならない。

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