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153時間目「呂井門の怒り」

一刀「焔が入った結の扉には肥満体の火炎魔神イフリートがいた。早速攻撃を仕掛ける焔だがイフリートには炎が効かず吸収されてしまう。おまけに炎を吸収して強くなるイフリートに苦戦する焔だが逆に炎を吸収させまくり動けなくなったところを攻撃して勝利する焔だった 」

黒鬼「俺が北郷を憎むのはDrバイオスを殺されたのも理由の一つだが、他にも理由がある。それは奴が翠川優刀の息子だからだ! 」


翠川優刀とは一刀の父の名前で現在は北郷優刀である。


及川「あんたとかずピーのオヤジとの間に何が起きたんや!? 」


黒鬼「お前のような奴に話しても仕方がないが教えてやろう、あれは俺と奴(優刀)が高三の時だった 」


十数年前


桜坂黒鬼(当時高三)は転校生であり前の学校では二年連続で学年トップだった。


そして学園テストの結果発表の日


黒鬼「(こんなテストなんて簡単だったから勉強しなかったけどそのせいで1問だけ解けなかったな。まぁそれでもこの学園ならトップをとれるだろう) 」


ところがだ


黒鬼「なっ!? 」


学園テスト結果発表


1位 翠川優刀 500点

2位 桜坂黒鬼 498点


黒鬼「バカな!?俺が一位じゃないなんて!? 」


黒鬼が落ち込んでいると


生徒「優刀って頭いいよな、勉強したんだろ 」


優刀「してないよ。ただ素行の悪い人(切刃)を指導していたから勉強できなかったしね 」


切刃「悪かったわね! 」


北郷切刃。一刀の母であり当時はヤンキー


その会話を聞いた黒鬼は


黒鬼「(見てろよ翠川!俺は必ずお前に勝ってやるぜ!) 」


負けず嫌いな黒鬼だった。


そしてそれからも黒鬼は優刀がテスト勉強していない日は勉強せずに勝負し続けたが結果は全敗。おまけに…


99位 屁野屁野茂辺地 30

100位 桜坂黒鬼 10


黒鬼「バカな!? 」


勉強をサボったせいで学年ビリになってしまった。


その後、黒鬼は勉強をしまくり何とか大学に入ったものの大学では作ったロボをバカにされ続けていた。


だがそんな黒鬼を誉めるものがいた。


Drバイオス「君の研究はすばらしい!我が助手になってくれたまえ! 」


その後、黒鬼はバイオスの助手になり、サイボーグの研究をし続けて力のある人を勧誘し、サイボーグにしていったのだ。


黒鬼「だから俺をどん底に叩き落とした翠川とその息子である北郷を許すわけにはいかないんだよ! 」


完全な逆恨みである。


そして黒鬼が話終えた頃


ダダダッ!


一刀達は全ての戦いを終えて部屋の奥へと進んでいった。


そして


バタンッ!


一刀達『あっ!? 』


四人が同時に部屋の奥にあった扉を開けた。


一刀「みんな勝利したようだな! 」


孤狼「当たり前だろうが 」


蒼魔「みんなボロボロだな 」


焔「お前もな 」


一刀達が言うと


一刀「さてそれじゃあ呂井門を助けに行くぜ! 」


蒼魔達『おうっ! 』


ギィッ!


そして一刀達が黒鬼のいる部屋の扉を開けると


一刀「大丈夫か呂井門! 」


呂井門「みんな!? 」


及川「助けに来てくれたんやね!? 」


蒼魔「あっ!?及川もいたんだ 」


焔「呂井門に夢中で気づかなかったぜ!? 」


及川「ひどっ!? 」


何はともあれ呂井門(ついでに及川)を助けようとすると


黒鬼「フフフッ!まさかサイボーグ四天王を倒すとはさすがは北郷達だな 」


孤狼「お前が黒幕のようだな! 」


一刀「仲間を傷つけるような奴は許さないぜ! 」


スッ!


一刀達が黒鬼に対して戦闘体勢をとると


黒鬼「バカめ!全員ここでくたばるがよい! 」


スッ! カチッ!


黒鬼は懐にあったスイッチのボタンを押すと


ゴゴゴッ…!!


突如地震が発生した。


焔「俺達を生き埋めにする気かよ!? 」


蒼魔「とりあえず脱出だな! 」


バキンッ!! スッ!


一刀達は呂井門が閉じ込められていた牢屋をぶっ壊して呂井門を救出する。


及川「ってわいは!? 」


孤狼「お前は瓦礫の下敷きになっても生きられるだろうが! 」


ダッ!


及川「そんな!? 」


一刀達は及川を見捨てると


ババッ! ガララーッ!


何とか塔が崩れ落ちる前に脱出した。


焔「っていうか孤狼、お前何を連れてきてるんだよ!? 」


実は脱出する時に孤狼は各部屋を移動して戦ったサイボーグ四天王を救出していた。


孤狼「サイボーグとはいえ瓦礫の下敷きはかわいそうだしな、それにこいつらだって黒鬼って奴に騙された被害者だしよ 」


蒼魔「黒鬼といえばあいつは瓦礫の下敷きになったようだがな 」


一刀達が塔が崩れた瓦礫を見てみると


もこもこっ!


瓦礫の中から何かが出ようとする。


一刀「黒鬼の奴生きていたようだな!? 」


だが瓦礫の中から出てきたのは


ボコッ!


及川「わいを殺す気か!♯ 」


一刀達『やっぱり無事だったな 』


及川であった。


ところが及川が出てきてすぐに


ゴゴゴッ…!!


何かが瓦礫の中から出ようとする


そして


ゴォーッ!!


瓦礫の中から黒鬼に似た巨大ロボットが出てきた。


黒鬼「ハハハッ!これが俺の最終兵器、ブラックオーガだ!このロボットには誰一人として勝てないのさ! 」


黒鬼が叫ぶと


孤狼「舐めるなよ、このガラクタが! 」


ブォンッ!! ドガッ!!


孤狼は巨大ロボに拳をぶち当てた。


だが


孤狼「へっ!? 」


ロボには傷ひとつついてなく、おまけに


ググッ… ドグボッ!!


孤狼「がはっ!? 」


ズガガーッ!!


ものすごい拳で孤狼を殴り飛ばした。


一刀「アニキ!? 」


蒼魔「今の一撃は何なんだよ!? 」


孤狼がブッ飛ぶほどの威力に驚く一刀達


実はこのロボにはある秘密があった。それは…


黒鬼「(このロボには最新のカウンターシステムが搭載されていてあらかじめデータを入力しておけばそれ以下の攻撃を二倍にして返す機能がつけられているのだ) 」


ちなみに現在入力されているデータはデーヴァ戦での究極進化した一刀の二倍の攻撃力がインプットされている。(それが黒鬼の限界)


焔「この野郎! 」


ゴォーッ!!


拳が効かないとわかった焔は火炎放射を浴びせるが


スゥ…


ロボは炎を吸収すると


ゴォーッ!!!!


倍返しで炎を返してきた。


焔「炎まで効かないのかよ!? 」


一刀「だったらこれならどうだ! 」


スッ!


一刀は構えると


一刀「『俄龍四神弾』! 」


ドゴォッ!!


必殺技を食らわせるが


ガキンッ!!


一刀「なにっ!? 」


ロボは攻撃を弾いた。


蒼魔「だったら超進化してぶっ壊してやるぜ!超進… 」


ところが


ブォンッ!! ドグボッ!!


蒼魔「ぐほっ!? 」


一刀「蒼魔!? 」


黒鬼は超進化する時間を与えてくれない


黒鬼「ガハハッ!やはり俺は天才だ!それにしても世の中の悪の科学者はカウンターシステムすら作れないなんて余程の馬鹿だな。このシステムさえあれば北郷なんて赤子同然なのだ! 」


ガシンッガシンッ!


黒鬼は操縦席から操縦して暴れまくる


一刀「ぐほっ!? 」


攻撃しても跳ね返され、超進化する時間も与えられず苦戦する一刀達


そんな時!


呂井門「みんなは俺を助けに来てくれたんだ!今度は俺がみんなを助ける番だ! 」


ピーーッ!!


及川「うわっ!? 」


呂井門の体から煙が出ると


呂井門「『バトルフォーメーション始動』! 」


及川「お…おい呂井門どないしたんや!? 」


及川が聞くと


パカッ!


及川「ひっ!? 」


呂井門の四角い体が開いて


ジャキンッ!


中から物凄い姿をしたロボットが現れた。


黒鬼「んっ!確かあの形態はバイオスから聞いたことがあるぞ、001号(呂井門)の怒りが極限まで達した時に発動することができる001号の最強形態ではないか 」


普段は呂井門の四角い体に収納されているがこれが呂井門の真の姿である。


黒鬼「だが最強形態とはいえどこのブラックオーガに勝つほどの力はあるまい! 」

ズシズシンッ!


黒鬼はターゲットを一刀達から呂井門にかえて迫ってくる!


呂井門「お前、一刀達を傷つけすぎた。だから許さない! 」


ゴォーッ!!


黒鬼「何だ!?奴の力がどんどん増えていく!? 」


戦闘形態になった呂井門は確実に一刀を倒すためブレイクシステムという必ず相手の力を越えるシステムがつけられている。(その分エネルギーを大量に消費する)


そしてついには…


黒鬼「ブラックオーガの戦闘力を越えてしまった!?


呂井門「くたばれ! 」


ドグボッ!!


そして呂井門の攻撃がブラックオーガに当たった。


黒鬼「だがブラックオーガにはカウンターシステムが… 」


ところが


ボンッ!ボンッ!


黒鬼「なにっ!? 」


システムが発動せずに内部が爆発していく


実はこのシステムには欠点がある。それは設定した以上の攻撃を食らうとシステムがエラーして爆発してしまうのだ。


ボッカーンッ!!


黒鬼「ぐほっ!? 」


ブラックオーガは爆発し、脱出装置が作動して黒鬼は外に出された。


そして


ザッ!


一刀「よくも散々いたぶってくれたな♯ 」


蒼魔「たっぷりお返ししてやるぜ!♯ 」


焔「覚悟しな!♯ 」


孤狼「言っておくが俺は手加減できないたちなんでな♯ 」


ゴゴゴッ…♯!!


黒鬼「ひっ!? 」


周りを怒り狂う一刀達に囲まれて


ドガバキンッ!!☆ミ


黒鬼「ぎゃーっ!? 」


ボコボコにされたあげく、警察に逮捕される黒鬼であった。


そしてその後


一刀「うーっ!? 」


一刀達は友情とはいえ授業をサボった罰として補習を受けさせられた。(呂井門も自ら補習を受けた)


更に及川は宿題を忘れた罰として二倍の補習を受けてしまった。


及川「わいかて被害者なのに!? 」


そしてサイボーグ四天王は飛琳先生によって修理され安藤婆さんの家に住むことになった。


ちなみに一刀が黒鬼のことを優刀に聞くと


優刀「桜坂黒鬼?そんな人いたかな? 」


優刀は黒鬼のことを忘れていた。


?「ピー。我々は宇宙人、地球で一番強い男に変装して地球を支配する。おっ!あの北郷一刀という奴が一番強いようだな、よしっ!こいつに変装して地球を支配してやる!次回、『一刀の知らない一刀』さ〜て、何をしてやろうかな? 」


黒鬼「黒鬼のサイボーグファイル 」


ブラックオーガ


黒鬼を元に作られた巨大ロボット。設定した数値以下の攻撃を二倍にして返すカウンターシステムという機能がついている。だが設定した以上の攻撃を食らうとシステムがエラーして爆発する。


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