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145時間目「お猫様の呪い」

一刀「俺が久しぶりに下着を覗いて愛紗から追いかけ回されていると俺の許嫁という音無真優が現れた。そしてその日の昼休み、真優は校内放送で俺の許嫁というのを大胆に宣言し、俺は真優を連れ去って事情を聞くと真優は俺が小さな時に出会った人物だと言い昔俺が真優に勝ったことで許嫁になって京都から出てきたそうだ。何とか真優に嫌われようと及川の真似をして嫌われるようにするが運悪くみんなに現場を見られてしまうのだった 」

現在時刻PM9:40


凪「ハッ!ハッ! 」


この時間には誰もいない学園を凪がランニングしていた。


凪「(会長に近寄る女性は皆すごい人物で会長と親しくしているからな) 」


凪から見た一刀の周りの女性の評価


桃香…巨乳

華琳…金持ち

蓮華…美尻

月…男子寮メイド

恋…強い

雫…お色気

天和…アイドル

狐々…幼女

真優…許嫁


凪「それに比べて私は…武力は恋さんには敵わない、魅力もなく逆に傷だらけの辛い物好きな女 」


自分をマイナス的に思う凪だった。


凪「私だって一度でいいから会長とキスをしたい…/// 」


かぁ〜っ!!


自分で言っておいて顔が赤くなる凪


凪「はっ!? 」


だが凪は他の人にも負けていない点があった。それは…


凪「そういえば私は会長と結婚の約束をしたのだった///(102話参照) 」


それを思い出した凪は


凪「はずかし〜!!/// 」


ドドドンッ!!


辺りに気弾を撃ちまくった。


幸いこの時間に出歩く人は凪以外いなかったのだが


ドカンッ!


校舎裏に飛んでいった気弾が何かに当たった。


凪「何に当たったんだ? 」


スッ…


凪は校舎裏に行こうとするが


凪「やばい!?もうすぐ10時だ!? 」


時計を見て驚く凪。最近女子寮では門限が決められ10時以降許可なく外出した人は野宿に決定するのだ。


ダッ!


仕方なく急いで女子寮に戻る凪だった。


ちなみに凪の気弾が当たった校舎裏にあったものは…


ジャンッ!


凪の気弾が当たり首が落ちてしまった猫本尊(菩薩像)があった。


もや〜っ


そして猫本尊から黒い何かが出てくると


?『許さないのニャ〜!♯ 』


スッ!


そして黒い何かは女子寮の方に向かっていった。


次の日 凪達の部屋


真桜「凪〜、いつまで布団に潜ってるんや? 」


沙和「早く起きないと遅刻するの〜 」


いつまでたっても布団から出ない凪を呼ぶ真桜と沙和


ひょこっ!


すると凪は布団から顔を少しだけ出して


凪「今日は休む… 」


スッ!


また布団の中に潜った。


これを見た二人は


真桜「何や凪、お漏らしでもしたんか〜♪ 」


沙和「お漏らし属性は翠ちゃんだけで十分なの〜♪ 」


ガバッ!


凪の布団をはがそうとする二人


凪「よせ止めろ!? 」


ガバッ!


さすがの凪も二人がかりには勝てず布団を取られてしまう!そして布団を取られた凪の姿は


ふりんっ♪ ぴくんっ♪


凪「あ…あ…///!? 」


凪の姿は頭に猫耳をつけて尻尾がはえていた。


その姿を見た二人は


真桜「お宝映像や〜!高く売れるで〜!!カメラ!カメラ! 」


沙和「沙和もその猫耳つけたいなの〜!! 」


カメラを探す真桜と凪の猫耳を触ろうとする沙和


ドカンッ!☆ミ


凪「はぁはぁ…!? 」


それを見て怒った凪がすかさず拳を繰り出した。


真桜「いたた…冗談ぬきでどうしたんや凪? 」


沙和「この猫耳本物みたいなの〜!? 」


凪「あまり触るな!何だか知らないが朝起きたらこうなっていたんだ!? 」


凪が言うと


真桜「やばっ!?早よ行かんと遅刻するで!? 」


沙和「それは嫌なの〜!?凪ちゃんも急ぐなの! 」


凪「ま…待て!?このままつれていく気か!? 」


問答無用で凪を連れていこうとする二人


だが猫姿を他人に見られたくない凪は


バンッ!


帽子にロングスカートの姿で現れた。


凪「(フランチェスカが制服指定なしでよかった) 」


沙和「みんなにも猫姿見せてあげればいいのに〜 」


凪「人前で見せられるか!♯特に会長には絶対見られたく… 」


凪が言おうとすると


一刀「俺が何だって? 」


ヌッ!


いきなり一刀が現れた。


凪「か…会長!?何でここに!?/// 」


一刀「何でって、ここは校舎の前だしさ 」


凪「あっ!? 」


凪が考えている間にいつの間にか校舎の前に来ていた。(そのため遅刻常習犯の一刀と出会ったのだった)


キンコンカン…


一刀「やべっ!?ベルが鳴り終わる!?急ぐぞ凪! 」


ぐいっ!


凪「えっ!?ちょっと待ってください会長!? 」


ベルが鳴り終わる前に門の内側に急ごうと凪の手を引く一刀。だがその時


バサッ!


凪の帽子が取れてしまった。


だが凪は気づいていない


ズザッ!


一刀「セーフ! 」


そしてギリギリ校内に入った一刀と凪


一刀「何とか間に合ったな凪!? 」


一刀が凪を方を見ると


ふりんっ♪


凪「間に合いましたね会長 」


一刀「凪、その頭は? 」


凪「頭? 」


ぴとっ!


凪が頭の猫耳に触れた瞬間


凪「わぁーーっ!?/// 」


その場で叫ぶ凪だった。


真桜「あっちゃ〜、会長にバレてしまったで!? 」


沙和「ねぇそれより真桜ちゃん 」


真桜「何や沙和? 」


沙和「沙和達ベルが鳴ったのに校舎外にいるから遅刻扱いなの〜!? 」


真桜「あっ!? 」


一刀と凪に夢中で校舎に入ることを忘れていた二人だった。


しばらくして


凪のクラスの2年B組


凪「会長に見られた。会長に見られた。会長に…(以下同文) 」


凪は教室の隅で帽子をかぶり、ぶつぶつ言いながら体育座りをしていた。


沙和「凪ちゃん、落ち込んじゃダメなの〜。きっと会長だって猫好きだから大丈夫なの〜 」


フォローになっていない


凪が落ち込んでいると


ガラッ!


教室の扉が開いて


真桜「凪!猫に詳しい人を連れてきたで! 」


真桜が入ってきた。


真桜「さぁどうぞ猫名人さん! 」


そして真桜が呼び出した相手は


明命「はいなのです! 」


明命だった。


1年A組 周泰明命

隠密であり猫が大好きで部屋には猫グッズがたくさんある。


明命「お呼ばれされたのでさっそく来たのです!さぁさぁ凪さんこちらに 」


スッ!


ここで見るのはいけない気がするので女子トイレに移動する明命と凪。そしてその後をついていく真桜と沙和だった。


女子トイレ


明命「これは!?本物の猫耳と尻尾なのです〜♪ 」


さわさわっ!すりすりっ!


凪「あんまり触らないでくれ!/// 」


凪の猫耳と尻尾を見て興奮した明命は猫耳と尻尾を触りまくる。


明命「すみません!それにしても凪さんはこうなった原因に心当たりはないのですか? 」


凪「心当たりといっても、昨日はいつも通り校内ランニングをして…そうだ!うっかり気弾を撃ちまくったら校舎裏に気弾が落ちていったんだ! 」


その事を明命に言うと


明命「えっ!?じゃあ校舎裏にあった猫本尊の首が取れていたのは凪さんのせいだったんですか!? 」


明命は毎朝猫本尊にお供えをしていて誰よりも早く猫本尊を見ているのだ。


真桜「猫とはいえ菩薩に気弾当てるなんて罰当たりやな〜!? 」


沙和「もしかして一生このままなの!? 」


二人が明命に聞くと


明命「実は一つだけお猫様の呪いを解く方法があるのですよ。私も昔文献(書物)で見たのですが前にも凪さんと同じように猫本尊をぶっ壊した人がいたらしいんです。そしてそのままほっておいたらその人は完全に猫になってしまうのです!それを恐れたその人はある解決法を見つけたのです。それは… 」


スッ! ぼそぼそっ


明命が凪に耳打ちすると


ボンッ!


一瞬で顔が赤くなる凪


凪「そ…そんなこと/// 」


沙和「明命ちゃん、何を言ったなの? 」


明命「私は異性の人とどこでもいいからキスすればいいと言っただけですよ 」


凪が赤くなるわけである。


真桜「凪とキスするとなると… 」


沙和「あの人しかいないなの〜… 」


漢組


及川「へくちっ! 」


左慈「何だよ及川、風邪引いたのか? 」


于吉「バカは風邪を引かないというのは嘘のようですね 」


及川「風邪やない!きっと何処かの美女がわいの噂をしてるに違いない! 」


華佗「勝手に言ってろ 」


一刀「ハハッ! 」


一刀達が言っていると


ガラッ!


教室の扉が開いて


真桜「会長!ちょっと来てください! 」


沙和「凪ちゃんが大変なの〜!? 」


ぐいっ!


一刀「えっ!? 」


真桜と沙和が入ってきて一刀を連れ去っていった。


屋上


真桜「ほな後はよろしゅう! 」


沙和「優しくしてあげるなの! 」


バタンッ!


一刀「何なんだよ!? 」


一刀は屋上に連れてこられた。


そして一刀が辺りを見渡してみると


バンッ!


そこには猫耳の凪がいた。


一刀「凪!?今朝も思ったけどどうしたんだよその頭!? 」


凪「すみません会長、実は… 」


凪はどうして自分に猫耳がはえているのかを一刀に話した。そしてその解決法も…


一刀「男にキスされれば治るって、俺でいいの!?/// 」


凪「はいっ!よろしくお願いします!///でも恥ずかしいのでできれば(ひたい)に… 」


凪が言うと


一刀「仕方がない。生徒の悩みを解決するのも会長の役目だしな 」


スッ!


一刀は凪の額めがけてキスをしようと迫る。


凪「ひっ!?/// 」


パチッ!


恥ずかしくなって目を閉じる凪


一刀「それじゃあいくぞ凪/// 」


凪「は…はいっ!/// 」


スッ…


一刀の唇が凪の額に迫る。


ちなみに額にキスはやりにくいので凪はしゃがんでいる。


凪「(額とはいえ会長とキスができるなんて///) 」


ドキドキンッ!!


凪の心臓は今にも爆発しそうなくらいドキドキしていた。


だが凪はあることに気づいた。


凪「(体のどこでもいいのならば別に額でなくてもいいではないか!?) 」


その事に気づいた凪は


凪「会長!やはり額ではなく手に… 」


スクッ!


そして凪が立ち上がったその時!


チュッ!


凪が立ち上がったせいで凪の額を狙った一刀の唇は凪の唇と接触した。


ポンッ!


おかげで凪の猫耳と尻尾は消滅したが


その瞬間凪は…


シュポーッ!! バタッ!


蒸気機関車のごとく顔から煙を出して倒れてしまった。


一刀「凪!?大丈夫か!? 」


一刀が凪を抱き抱えると


真桜「大胆やな〜!? 」


沙和「キスしちゃったなの〜♪ 」


一部始終を見ていた二人が凪と一刀をちゃかす


真桜「それにしてもとっさに撮ったこの写真はどうしようかな〜? 」


スッ!


真桜の手にあった写真は一刀と凪がキスしたシーンが写されていた。


真桜「女子寮の壁新聞にでも貼ろうかな〜? 」


一刀「やめろっ! 」


スッ!


一刀が真桜から写真を奪うべく手を伸ばすが


ビューッ!


その時、強風が吹いてきて


ひゅーっ!


一刀・真桜『あーっ!? 』


写真は風に飛ばされてしまった。


真桜「会長に高く買ってもらおうと思ったのに〜!? 」


一刀「もうダメだ!?俺は明日で死んでしまう… 」


一刀の言う通り翌日凪以外の一刀大好きっ子達から一刀が追われるということが待っていたのだった。


そして凪はというと


凪「会長とキスした… 」


あの日以来ポケ〜っとする日が多くなったという


詠「詠よ!学園は現在占いブームだそうじゃない。ためしにボクも占ってもらうと明日の運勢はボクだけでなく学園全体が最悪!?一体何でなのよ!?次回、『UNHAPPYDay』しまった!?今日はあの日だった!? 」


飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」


冥琳「今回は誰だ? 」


飛琳「今回はこの人だ 」


狐々 狐龍


璃々の通うカタリナ学園


好きなもの:甘い物(特にクレープやケーキ)、肉、食べること、ごちそう、一刀、遊ぶこと


嫌いなもの:腐った食べ物、弱い男、つまらないこと、腹が立つこと


弱点:純粋な光と闇、幼女姿から真の姿のグラマラスになるとスピードが少し劣る


龍界カイザー軍、三大龍将軍の一人で皇龍と鬼龍の妹、実力は龍界のナンバー2。普段は着物を着た可愛らしい璃々程の幼女だが真の姿はグラマラスな美少女。狐々と呼んでいいのは一刀と一刀が認める人のみ。光と闇を操る。当時は冷酷的な殺戮者だったが一刀のおかげで穏やかになった。食欲と口調は恋と同じ。羞恥心がないので裸を見られても何とも思わない。現在は一刀の部屋で暮らしている。


冥琳「女子が男子と同じ部屋でいいのか? 」


飛琳「まぁまぁ、固いこと言わないでさ 」

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