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144時間目「一刀の許嫁」

一刀「龍界での傷が癒えて寮に帰ってきた俺達、だが寮は新築するためしばらく入れない!困った俺の前に桃香達が現れて俺を部屋に入れてくれたのだがどの部屋も苦労の連続で結局安らかに眠れた日がなかったのだった 」

ある日のこと


トコトコッ


男「何だよあれ!? 」


女「今時珍しいわね!? 」


彼らが何に驚いているのかというと


モォ〜ッ! トコトコッ


そこに牛車があったからだ。しかも牛車はフランチェスカ学園の方に向かっていく


?「あぁ愛し(いとし)の一刀様、ようやくお会いできますのね 」


どうやら一刀に用があるようだがその一刀はというと


学園パンチラスポット


及川「おっ!あれは派手な下着で有名な先輩やん♪今日のパンツは何色や? 」


一刀「うぉっ!?虎柄のヒモパンだぜ!? 」


一刀は及川と共に以前及川に教えてもらったパンチラスポットに来ていた。(第3話参照)


及川「かずピー、生徒会長のお前が覗きしていいんか? 」


一刀「問題ない!これも学園の人をよく知るためだ 」


どういう理屈だ。


そしてこういうことをしていると


カツンッ!


一刀「ドキッ!?久しぶりに聞くこの音は!? 」


及川「もしかして!? 」


二人が恐る恐る後ろを見てみると


愛紗「お〜の〜れ〜ら〜は〜♯ 」


ジャキンッ!


そこには鬼の角を生やした愛紗が仁王立ちをしながら偃月刀を構えていた。


及川「やっぱり〜!?っていうか三話目とほとんど同じやんか!? 」


一刀「逃げるぞ及川!? 」


愛紗「逃がすかーっ!♯ 」


ドダダーッ!!


逃げる二人を追いかける愛紗


もはやこれは学園の名物になっていた。


及川「よっしゃ!あの時に比べて身体能力も上がってるから逃げきれるで!っていうか、かずピーは何で瞬間移動せぇへんねん!? 」


一刀「今はできないんだよ! 」


というのも一刀は龍界での戦いで魔進化と融合進化を手に入れたため瞬間移動の力を失ったのだ。(ポケモンでいうなら新しい技を覚えるために消したようなもの)


及川「よしっ!あそこの角を曲がれば男子トイレがあるから逃げられる! 」


真面目な愛紗が男子トイレに入れるわけがないという及川の作戦である。


そして及川が角を曲がろうとすると


ヌッ!


及川「えっ!? 」


ドッシーンッ!☆ミ


突然現れた牛車と激突する及川


一刀「何だよこの牛車は!? 」


一刀が牛車に驚いていると


ガチャリッ!


牛車の扉が開いて誰かが出てこようとする


そして出てきた人物は…


?「一刀様♪ 」


ギュッ! むにゅっ!


容姿は漆黒のロングストレート髪、瞳は青、身長は一刀より3センチ小さく、胸は雫より少し大きい美女がいきなり胸を当てながら一刀に抱きついてきた。


一刀「(む…胸が///)あの…君は誰? 」


一刀が聞くと


真優「お忘れですか!?一刀様の許嫁(いいなずけ・婚約者)の音無真優(まゆ)でございます! 」


女の子が言った瞬間


一刀「俺の許嫁!? 」


真優「はい、旦那様♪ 」


ギュッ! むにゅっ♪


ますます体を密着させてくる真優に


愛紗「こらそこっ!学園内でのハレンチは私が許さないぞ!/// 」


外から見ていた風紀委員の愛紗が文句を言うと


スッ!


?「失礼しました。少々お待ちください 」


愛紗「うわっ!? 」


愛紗の前にいきなり赤髪のセミロング、瞳は緑、身長は一刀と同じくらいで胸は雫より少し小さな女の子が現れた。


?「お嬢様、未来の旦那様といちゃつくのも結構ですが先に学園長に挨拶しないといけませんよ! 」


女の子が言うと


真優「それもそうですわね。では一刀様、真優は少し離れてまいります 」


パッ!


真優は一刀から離れて女の子の後ろを歩いていく


一刀「誰だったんだろう!? 」


一刀が驚いていると


ガシッ!


誰かに肩をつかまれて一刀が恐る恐る後ろを見てみると


愛紗「それはともかく覗きの罰を受けてもらおうか!♯ 」


ゴゴゴッ…!!


一刀「いや〜!? 」


ずるずるっ


この後、一刀と気絶した及川は愛紗のお仕置きを受けるのだった。


しばらくして


漢組


一刀「ひどい目にあった 」


ぼろっ


愛紗にボロボロにされた一刀が教室で休んでいると


ピンポンパンポーンッ!


急に校内放送の音楽が聞こえ


真優『はじめまして学園の皆さん 』


ずるっ!


スピーカーから真優の声が聞こえてきてずっこける一刀


真優『わたくしは今度この学園に転校してきた音無真優と申します。そして一刀様の許嫁でもあります 』

この放送が流れた直後


全校生徒『(一刀・北郷)の許嫁!? 』


全校生徒が驚いた。


一刀「やべっ!? 」


こそこそ〜


そして一刀がこそこそ逃げようとしていると


ガラッ!


桃香「一刀くんいる? 」


扉が開いて一刀大好きっ子が現れた。


漢組生徒「北郷ならそこに 」


だが漢組生徒が指差した先に一刀はいなかった。


華琳「いち早く逃げたのね!♯ 」


蓮華「校内を探しましょう!♯ 」


ドダダーッ!!


こうして全校生徒あげての一刀大捜索が行われた。


その頃、一刀はというと


放送室


ガラッ!


真優「あっ!一刀様♪ 」


放送室に入ってきた一刀を見て喜ぶ真優


だが


ガシッ!


真優「えっ!? 」


一刀は真優をお姫様抱っこすると


一刀「ちょっと来てもらうよ!? 」


ダッ!


そのまま走り去っていった。


真優「(愛の逃避行でしょうか?) 」


そして一刀が向かった先は


生徒会長室


一刀「こ…ここならば!? 」


真優「まぁ、素敵な和室ですね 」


ここは生徒会長室の奥にある旧麗羽のプライベートルームを改築した部屋である(鍵は一刀しか持っていない)


真優「わたくしをここに連れてきて子作りですか?だったら優しくして… 」


一刀「違うから!それより悪いけど俺は君をよく知らないんだ教えてくれよ! 」


一刀が聞くと


真優「忘れたんですか?だったら… 」


すると真優は


真優「…マユネーズ 」


と呟く(つぶやく)と


一刀「!?どこかで聞いたような気が!? 」


何かを思い出そうとする一刀


真優「だったら教えてあげます。暁! 」


真優が言うと


シュッ!


暁「お呼びですかお嬢様! 」


天井裏から誰かが降りてきた。


一刀「あんたは今朝の!? 」


暁「申し遅れました。私はお嬢様の親友であり護衛をしております岸本暁と申します。以後お見知りおきを 」


真優「そんなことより暁、一刀様に話してあげなさい 」


暁「承知しました 」


スッ!


すると暁はビデオとビデオデッキを取り出した。


ピッ!


そしてビデオを再生してみると


タイトル『お嬢様の恋』


音無家の長女である真優は祖父からあることを言われていた。


祖父「よいか真優よ、日本の道場の少年と勝負してお前に勝ったものを許嫁とする。ゴホッ! 」


幼い真優「おじいちゃま!? 」


音無真優 当時6才


それから真優は道場という道場に片っ端から道場破りをしていたが真優に勝てるものはいなかった。


そして38回目の時


ドォンッ!!


幼い真優「北郷剣道道場、ここも簡単に勝つのでちゅ! 」


幼い暁「(お嬢様さすがです!) 」


ちなみにこの映像は全て幼い暁が撮ったものである。


そして道場破りにきた真優だが


刃「子供同士の試合じゃと!? 」


真優「受けてくれまちゅか? 」


刃「よかろう!一刀よ、来なさい! 」


刃が言うと


幼い一刀「何だよおじいちゃん? 」


スッ!


幼い一刀(当時6才)が現れた。


刃「あの子と試合しなさい! 」


幼い一刀「え〜っ!?だってあの子は女の子… 」


この時の一刀は母からの言いつけにより女を攻撃できないでいた。(49話参照)


刃「いいからこっちに来なさい! 」


スッ!


刃は一刀を廊下に連れ出してしばらくすると


幼い一刀「ふんっ! 」


さっきとは打って変わって戦う気が満々の一刀が出てきた。


そして試合の結果は…


ビシッ!


幼い一刀「め〜ん! 」


幼い真優「なっ!? 」


一刀が勝利した。


幼い真優「わたくちが男に負けるなんて!? 」


ガックリ


真優ががっかりしていると


幼い一刀「お前強いな。ちょっと危なかったぜ、決めた!お前のあだ名は真優だからマユネーズだ! 」


幼い真優「マユネーズ? 」


幼い一刀「俺のことは一刀って呼んでいいぞ! 」


当時一刀は他人に勝手なあだ名をつけていた。


幼い真優「一刀さん、私と付き合ってくれますか? 」


幼い一刀「いいよ!いくらでもつきあうよ! 」


そして真優は残りの相手に完勝し全員倒した時にはすでに12年も経ってしまった。


だが真優が一刀の所を訪れると


刃「一刀なら東京のフランチェスカ学園に転入したぞ 」


と聞いて


真優「一刀様を探しますわよ! 」


暁「わかりましたお嬢様! 」


そしてようやく一刀を見つけ出した真優はフランチェスカ学園に転入するのであった。


真優「というわけでございます一刀様♪ 」


だが一刀は昔を思っていた。


一刀「(あの時は確か…) 」


十二年前


刃「一刀よ、あの子は女の子のように見えるが実は男なのじゃ! 」


一刀に本気の戦いをさせるため嘘をつく刃(この時優刀達は一刃と散歩に出ていていない)


幼い一刀「マジなの!?見た目は女なのに!? 」


幼い一刀は疑うことを知らなかった。


刃「そうなのじゃよ、俗に言う男の娘じゃ! 」


全然違う!


幼い一刀は真優を男だと思っていたため本気で戦ったのだった。


そして決着がついた時も


幼い真優「私とつきあってくれますか? 」


幼い一刀「(まだ戦い足りないのかな?)いいよ!いくらでも突き合うよ 」


と勘違いしていたのだ。


一刀「(今ならまだ誤解もとけるかもしれない!)あのさ、実は… 」


一刀が真優に言おうとすると


真優「もう両親には一刀様の写真を送って婚儀(結婚式)を了承してもらいましたし、式は和服もいいですけどやはりウェディングドレスで///… 」


暁「さすがですお嬢様!仲人(なこうど)は私にお任せください! 」


もはや止められなくなっていた。


一刀「(どうすりゃいいんだ!?そうだ!この子に嫌われれば許嫁なんて解消されるに違いない!) 」


だが女の子に嫌われる方法なんて一刀が知るわけがないので及川の真似をすることにした。


及川「何でワイやねん! 」


そして一刀は


ドスッ!


暁「ぐふっ!? 」


バタリッ!


真優「暁!? 」


暁を気絶させると


一刀「さぁ、エッチなことを始めようぜ! 」


にやにや〜っ


エッチな顔をして真優に迫る一刀


真優「あの(まだ日が浅いので)やめてください 」


一刀「そんなこと言わないで!結婚したら毎日こんなことしなくちゃいけないんだからさ〜… 」


そして一刀が真優に近づいたその時


ガラッ!


桃香「一刀くんはここだね! 」


雫「鍵は雫が開けたなの! 」


一刀大好きっ子が入ってきた。


と同時に


一刀「早く俺は君とエッチなことがしたいんだよ♪ 」


バンッ!


と一刀が言った瞬間


桃香「一刀くんの… 」


一刀大好きっ子『バカーっ!!♯ 』


ドガバキンッ!!☆ミ


一刀「何でみんながここに!? 」


華琳「このエロ男!♯ 」


月「最低です! 」


雫「雫の時はしないくせに!♯ 」


話を聞いてしまった一刀大好きっ子にボコボコにされる一刀


そして真優はというと


真優「(一刀様大好きですわ♪) 」


変態が嫌いな真優だが一刀のことは好きな真優だった。


凪「凪です!会長に新たなライバルができて大変です!私ももっと女を磨かなければ!そんななか私は校舎裏にあった像をうっかり壊してしまい…次回、『お猫様の呪い』そんなの嫌にゃーっ!? 」


飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー♪ 」


于吉「やけにいつもより気合いが入ってますね!? 」


飛琳「当然だよ!ついに俺を紹介する日がやって来たんだからね!それじゃあスタート! 」


神龍飛琳(フェイリン)


漢組副担任


好きなもの:リンゴ、魚、祖母直伝のスープ、自然、森、悪戯


嫌いなもの:ゼリー、こんにゃく、プルプルした食べ物、自然破壊、悪


弱点:誰も知らない


フランチェスカ学園の古文教師。卑弥呼と違い女子から人気があるが本人は女には無関心。武力と知力は完璧超人で炎を使う。光魔学園の森羅とは結構いい仲。普段は優しいが怒らせると恐く、作者が一人称を忘れるため僕、俺、私などころころ変わる。

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