141時間目「龍界最大の戦い」
一刀「一龍、陽龍、賊龍の力を借りて融合進化し、神騎士になった俺は皇龍をも圧倒する力を手に入れる。そして負けそうになる皇龍のところに弟の鬼龍が現れ助けるかと思いきや鬼龍は皇龍を吸収してしまう。だが皇龍は逆に鬼龍を吸収し、さらには残りの七天皇将軍の力を吸収し、その力は融合進化をも越えてしまったのだった 」
皇龍「私を許さないだと、許さないのはこっちの方だ！龍界カイザー軍皇帝であるこの私を散々侮辱しおって！♯宝石龍！雑魚の相手は任せたぞ！ 」
宝石龍「皇龍様ぁぁぁ、何だか強くなりすぎて恐ろしいぜぇぇぇ!?だけども俺は皇龍様に従うのみだぜぇぇぇ！ 」
バッ！
宝石龍は蒼魔達の前に立ちはだかる。
蒼魔「ちっ！こいつを倒さなくちゃ一刀を助けにいけないわけかよ!? 」
孤狼「こうなりゃさっさと倒すしかねぇな！ 」
スッ！
宝石龍を相手に構える蒼魔達
宝石龍「この俺様をなめるなよぉぉぉ！ 」
スッ！
宝石龍は構えると
宝石龍「『宝石の炎の息吹』！ 」
ゴォォーッ!!
口から宝石のような輝きをする炎を吹きかけてきた。
孤狼「この危なっかしい奴め！ 」
サッ！
攻撃を避けた孤狼が宝石龍の後ろに回ると
孤狼「『混沌狼気斬』！ 」
ズバッ！
気の刃で宝石龍を切りつけるが
宝石龍「無駄だぁぁぁ、龍界１硬い俺様にそんな攻撃が効くかぁぁぁ！ 」
宝石龍の体は固く、孤狼でも傷つけれなかった。
一刀「みんなっ!? 」
一刀がみんなの方を向いていると
皇龍「よそ見している場合では… 」
バッ！
一瞬で皇龍が一刀の前に現れ
皇龍「ないぞ！ 」
ドグボッ!!
一刀「がはっ!? 」
一刀の腹に蹴りを食らわした。
皇龍「フフフッ！鬼龍の力を食らい、七天皇将軍達の力をも手にした私にもはや貴様なんて敵ではない！食らうがよい！ 」
スッ！
皇龍は構えると
皇龍「『ヘヴィグラビティ』！ 」
ズシンッ!!
一刀「なっ!? 」
皇龍は一刀の周りの重力を強くして動けなくすると
皇龍「『ドラゴンブレスファイヤー』！『スプラッシュプレッシャー』！ 」
ゴォーッ!! バシュンッ！
口から強力な炎を、指先から強力水鉄砲を繰り出してきた。
一刀「ごははっ!? 」
ドカカッ!!
重力によって動けない一刀は皇龍の攻撃を次々と受けてしまう！
蒼魔「おいっ！あの技って!? 」
孤狼「間違いねぇ！俺たちが倒してきた七天皇将軍達の技じゃねぇか!? 」
焔「あの野郎、マジで力を吸収してやがるぜ!? 」
七天皇将軍達と戦ってきた蒼魔達は皇龍の繰り出す技を理解していた。
雫「でも何だか威力はけた違いなの!? 」
恋「…早く一刀を助ける！ 」
キィンッ！
蒼魔達は急いで一刀の元に行こうとするが
宝石龍「おーっとぉぉぉ！そうはいかねぇなぁぁぁ！ 」
バッ！
蒼魔達の前に立ちはだかる宝石龍
宝石龍「ここを通りたければぁぁぁ、俺を倒すことだなぁぁぁ！ 」
蒼魔「ちっ！こんな奴の相手をしている場合じゃないのに！ 」
蒼魔達が残念がっていると
皇龍「どうした人間よ、散々私に言ったくせに無様な姿をしおって！言っておくが今さら謝ったところで手遅れだからな！ 」
皇龍がボロボロの一刀に言うと
一刀「…誰がお前みたいな最低な奴に謝るかよ！謝るくらいなら死んだ方がマシだ！ 」
皇龍「そうか、ならさっさと死ぬがよい！ 」
ブォンッ!!
皇龍が一刀を殺すべく腕にある龍の腕の骨で攻撃しようと振り上げる！
だがその時！
ゴォッ!!
突如皇龍に衝撃波が襲いかかってきた。
皇龍「こんなものっ！ 」
ブンッ！ シュンッ！
皇龍は攻撃を打ち消して衝撃波がきた方角を見てみると
？「…ハァハァッ!? 」
そこには雫以上の胸、蓮華以上の尻をもつ謎の女性が構えていた。
一刀「(あの人誰だ？) 」
一刀はその人物に心当たりがなかったが
皇龍「狐々、またお前か 」
一刀「(狐々だって!?) 」
一刀は驚いた。
何故なら普段の狐々は幼児体型のチビッ子なのでこのグラマラスな女性なはずがないと思っていたのだから
実はこのグラマラスな姿が狐々の本来の姿であり本気を出した時に元に戻るのだ。
狐々「…一刀を殺そうとするなら、いくら皇龍兄でも許さない！ 」
狐々が言うと
皇龍「狐々よ、最愛の妹であるお前まで私に歯向かうとはな、だったら私はもう家族なんていらん！ 」
シュンッ！
狐々「!? 」
皇龍の姿が狐々の前から消えると
ドスンッ!!
狐々「!? 」
皇龍「死ぬがよい！ 」
狐々は皇龍に刺されてしまった。
一刀「狐々!?お前よくも…大事な家族だろ！♯ 」
皇龍「私には家族なんて必要ない！どうせ貴様を殺した後で龍界すべての生物を抹殺するつもりだったのだ！龍界には美雌龍と私一人だけいればいいのだ！ 」
皇龍が言うと
各世界
龍人「何だって!?それじゃあ最初から俺達を皆殺しにするつもりだったのかよ!? 」
龍人「皇龍の奴、恐ろしい男だぜ!? 」
龍界全ての龍達がざわめいていた。
ノイズランド
皇龍「この龍界に弱者は不要！美雌龍だけを生かし、私の血をひいた最強帝国を作り上げるのだ！ 」
恐るべし皇龍のハーレム計画である。
一刀「ふざけるなっ！他人を蹴散らしてまでハーレムを作るんじゃねぇ！ハーレムってものは自力で作るもんだ！ 」
皇龍「うるさい！私にとって他の者なんて捨て駒にすぎん！利用するだけ利用して自由に捨てるのさ！ 」
ゴォッ!!
皇龍は両手を上にあげて巨大な気を作る！
皇龍「この最強の技を食らって滅ぶがよい！ 」
一刀「(ちっ！あんなもん食らったら俺でもヤバイかもしれない!?かといって避けたらみんなに当たる危険がある!?) 」
一刀がピンチになっていると
陽龍「(そうだ一刀よ！) 」
陽龍が一刀に話しかけてきた。
陽龍「(ドラゴンジュエルは持ってるか？) 」
一刀「(懐に二個あるがどうする気だ？) 」
一刀は陽龍と賊龍のドラゴンジュエルを持っていた。
一刀「(まさかドラゴンジュエルの力を使ってパワーアップする気か!?だけど二個じゃ皇龍には勝てないぜ！) 」
陽龍「(他のドラゴンジュエルの在り処を今思い出したんだ！) 」
一刀「(マジかよ!?どこにあるんだ？) 」
陽龍「(その場所は…) 」
陽龍は一刀に残りのドラゴンジュエルの在り処を伝えると
一刀「わかったぜ！ 」
キィンッ!!
一刀はいきなりみんなのところに向かっていき、狙う先は
麗羽「えっ!? 」
麗羽であった。
麗羽「おーほっほっほっ！さすがのブ男さんもわたくしの力がなければ皇龍に勝てないと判断しましたのね。よろしいでしょう、わたくしの力を貸して… 」
ところが一刀が狙ったのは当然のごとく麗羽ではなく
シュパッ！
麗羽の懐にあった残りのドラゴンジュエルだった。
麗羽「あっ!?わたくしのお宝をよくも！♯ 」
麗羽はドラゴンジュエルを取られたことに怒るが一刀はもう皇龍のところに行ったあとだった。
陽龍「(よいか一刀、ドラゴンジュエルは龍人であっても七天皇将軍くらいしか制御できないものだ。おまけにそれが七つとなれば長時間の使用は命にかかわる！もって三分が限度だぞ) 」
一刀「わかってるよ。こいつ(ドラゴンジュエル)から物凄い龍気が流れているからな!?でも皇龍を倒すためには仕方ない！ 」
スススッ！
一刀は自分の体にドラゴンジュエルを七つ一遍に入れた。
すると
パァーッ!!
一刀「くっ!? 」
物凄い龍気が一刀を包んでいく！
それを見た皇龍は
皇龍「あれはドラゴンジュエル!?なるほど七天皇将軍達が持っていないと思っていたらあのアホ女(麗羽)がほとんど持っていたわけか！しかしバカな奴め、ドラゴンジュエルを七つも入れたら体がバラバラになるぞ！まぁいい、奴がバラバラになった時にドラゴンジュエルをすべて奪うとするか！ 」
そして皇龍が言っている間に
キュインッ!!
皇龍の技のチャージが終わってしまった。
皇龍「食らうがよい！『ファイナルヘルクラッシャー』！ 」
ドゴォッ!!
皇龍の放った凄まじい闇の気が一刀に放たれる！
一刀「くっ！この戦いが終わったら痛い手術も我慢するし、苦い薬も飲むから頼む俺の体よもってくれ！ 」
ゴゴゴッ…!!
一刀は体から来る激しい痛みに耐えまくると
一刀「うぉーっ！ 」
ギィンッ!!
凄まじい龍気をまとって皇龍に向かっていく！
一刀「『神俄龍四神撃』！ 」
ドゴォッ!!
一刀は剣に最大の気を送り、四神の気を放った。
バチバチッ！
激しくぶつかり合う一刀と皇龍の必殺技
一刀「うぉーっ!!俺は絶対に龍界を救ってやるんだーっ!! 」
ゴォッ!!
皇龍「バカなっ!? 」
一刀の気がどんどん膨れ上がっていく！
一刀「でいやーっ!! 」
ドッカーンッ!!
皇龍「なっ!? 」
そしてついに一刀は皇龍の技を打ち破った！
皇龍「バカなっ!?この私が負けるなんて!? 」
一刀「皇龍！お前の敗因は… 」
そして
一刀「自分から仲間を消したことだ！ 」
ズバッ!!
皇龍「ぐわーっ!? 」
宝石龍「皇龍様ぁぁぁ!? 」
皇龍の身を心配し、宝石龍がよそ見した隙に
恋「…『究極地龍撃』！ 」
孤狼「『混沌螺旋双撃』！ 」
焔「『ライトニングブラスト』！ 」
蒼魔「『究極の爪』！ 」
ドゴォーッ!!
宝石龍めがけて四人が同時攻撃をした。
宝石龍「ぐおぉぉぉっ!? 」
バキンッ!!
これには固さを誇る宝石龍もやられるしかなかったのだった。
桃香「桃香です。ついに皇龍達を倒した一刀君達。そしてみんなに別れを告げて私達は人間界に帰ることにしたんだ。次回、『さらば龍界よ』やっと戦いが終わったね一刀くん♪ 」
飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」
桂花「先生の言葉を聞きたくないからさっさと紹介してよ！ 」
飛琳「一応教師なんだけど…まぁいいや！ 」
日高焔
2年漢組
武器:大刀・邪魂大蛇丸
好きなもの:辛い物、バスケ、サッカー観戦、夏、天和
嫌いなもの:甘い物(天和関連なら平気)、炎が使えない所、弱い奴、天和以外の女、勉強(特に数学)
弱点:水、母親
元光魔学園デスドラゴンナイツのリーダーであり一刀のライバルだったが激戦を通じて仲間になる。同じく炎を使う飛琳の弟子。数え役満姉妹の天和が好きで部屋には天和の抱き枕やポスターなどが大量にある。華佗ほどではないが暑い性格の熱血漢で負けず嫌い的な面も。実は母親と中三の妹がいる。
飛琳「毎日俺が指示した(でたらめな)修業をしているんだよ 」
桂花「(この人には鍛えてほしくない!?) 」
朱里・雛里『はわわ・あわわ軍師の用語解説コーナー 』
朱里「今回はドラゴンジュエルについてです 」
雛里「ドラゴンジュエルはノイズランド以外の龍界にあるカラフルな宝石で物凄い力をもっています！ 」
朱里「これが一つでもあれば私達非力な軍師でも愛紗さん並みの力に！すべて揃えれば一刀さん以上になります！ 」
雛里「ただし龍人以外がドラゴンジュエルを体内に入れるととっても危険ですので真似しないでくださいね 」
