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14時間目「GWはグアム島で!その4」

グアム島編最終回です。

次回から日常に戻ります。

あの後、結局一刀は避けきれずに思春の攻撃を受けてしまい蓮華が止めるまで斬られ続けた。


普通ならば即死亡のはずだが一刀の頑丈さと華佗の治療によりなんとか一刀は一命をとりとめるのであった。


そして今はホテルのレストランで全員で食事をしていた。


及川「か〜ず〜ピ〜!うっきーから聞いたで、わいが警察にいる間に蓮華ちゃんとイチャイチャしてたそうやないか! 」


一刀「してねぇよ!大体お前が撮りまくるのがいけないんだろうが! 」


及川はまだ未成年ということと初犯ということで釈放されたが代わりに卑弥呼が逮捕された。


警察署・牢獄内


卑弥呼「ワシは無実じゃ!早く出さんかい! 」


警察「ウルサイ!オマエハヘンジンザイ(変人罪)デタイホダ! 」


というわけである。


ホテル内


シャオ「ぶー!お姉ちゃんずる〜い!会長さんとイチャイチャしていたなんて! 」


シャオがふくれていると


蓮華「べ…別に何もしてないぞ!/// 」


本当のことが言えない蓮華であった。(前話参照)


その蓮華の様子を見ていた華琳と桃香は


華琳「(蓮華のあの様子じゃ絶対に何かあったわね!次は私が一刀とイチャイチャするんだから!///) 」


桃香「(蓮華さん一体何をしたんだろう?私も頑張らなくちゃ!) 」


グッ!


拳を握る桃香。


そんなことを考えている二人に


春蘭「華琳様、何顔を赤くしているのですか? 」


愛紗「姉上、拳を握ってどうされました? 」


そこで二人は「あっ!?」と驚いた。


華琳「べ…別に何もないわよ! 」


桃香「これはジャンケンのグーの練習だよ!? 」


二人は何とかごまかすのだった。(桃香のは無理があるが)


そしてナンパされたと勘違いしている麗羽は


麗羽「さっきの人、なかなかの殿方でしたわね。決めましたわよ!あの人をわたくしの婿にしてみせますわ! 」


グッ!


拳を握って決意する麗羽


しかし側近の二人は


猪々子「なぁ斗詩、昼間の男って女連れてたよな 」


斗詩「麗羽様には女の姿が見えなかったんだね 」


どうせ言っても「そんなことありませんわ! 」とでも言われそうなので言わない二人だった。


そして日がたつのは早く、グアム一日目が終了した。(ちなみに蓮華は今日の出来事を思い出して眠れなくなり寝不足になった)


そしてグアム二日目


一刀「う〜ん!朝か 」


一刀がベッドから目を覚ますと


トントンッ!


扉をノックする音がした。


桃香「北郷くん、起きてますか? 」


声の主は桃香だった。


一刀「起きてるけど何か用? 」


一刀が聞くと


桃香「あのね、街でお買い物したいんだけど英語分からないからついてきてもらおうと思って、迷惑だったかな? 」


桃香の問いに一刀は


一刀「わかった。すぐに着替えるからホテルのロビーで待ってて 」


ガチャガチャッ!


そして一刀は着替えた後に寝ている華佗をおいといて出かけるのだった。


ホテル内・ロビー


一刀「待たせたね!それじゃあ行こうか! 」


桃香「うんっ♪ 」


一刀が桃香と出かけようとすると


愛紗「お待ちください姉上! 」


後ろから聞こえてきた愛紗の声に反応して二人が振り向くと


愛紗「姉上、勝手な行動は危険ですからお止め下さい! 」


鈴々「桃香お姉ちゃんだけお出掛けなんてずるいのだ。鈴々もお兄ちゃんと一緒にお出掛けしたいのだ! 」


バンッ!


二人の後ろには桃香の義姉妹である愛紗と鈴々がいた。


桃香「愛紗ちゃん、鈴々ちゃん!?何でついてきたの!? 」


桃香が聞くと


愛紗「ここは見知らぬ地です。そんなところでこの男と二人きりなぞになられたらきっと… 」


愛紗は昨日の一刀のことですっかり一刀を嫌っていた。


愛紗の回想


桃香「ねぇ北郷くん、何でこんな人が少ない道に来ちゃうの? 」


桃香が聞くと一刀は


一刀「わかってるくせに、それはもちろん… 」


バッ!


そう言って一刀は上着を脱ぎ出すと


一刀「桃香を食べるためさ! 」


ガバッ!


一刀は桃香に襲いかかった。


桃香「いやっ!助けて〜誰か〜! 」


桃香は叫びまくるが


一刀「ムリムリ、こんな道じゃあ叫んだところで誰もきやしないさ!それじゃあいただきます♪ 」


桃香「いやっー!! 」


回想終了


愛紗「…ということになりかねません 」


ビシッ!


愛紗が回想を話すと


一刀「俺がそんなことするか!!! 」


一刀は怒鳴った。


桃香「はぁ〜///北郷くんが私を/// 」


桃香は赤面し、


鈴々「桃香お姉ちゃんを食べるって、お姉ちゃんは美味しいのかなのだ? 」


鈴々は?を浮かべていた。


愛紗「ともかく、蓮華さんにしたように次は姉上に手を出すかもしれないので私もついていきます! 」


鈴々「鈴々も行くのだ〜♪ 」


二人がこう言ったら止められないので仕方なく二人も連れていくことにした。(一人は護衛のため、もう一人は遊びのために)


そして4人はホテルを出ていった。


グアム島・街内


まず4人はショッピング街に到着した。


鈴々「お兄ちゃん、鈴々あそこのソフトクリームが食べたいから通訳お願いするのだ 」


鈴々は一刀の腕を引っ張りながら言う。


一刀「わかったから引っ張らないで!? 」


一刀は鈴々に引っ張られながら店に到着した。


桃香「鈴々ちゃんってホントに甘えんぼだね 」


桃香が笑うと


愛紗「義姉妹でありながら悩みの種です 」


愛紗は頭を抱えずにはいられなかった。


一刀「桃香と愛紗もソフトクリーム食べる? 」


一刀が聞くと


桃香「はぁい、食べま〜す♪ 」


愛紗「はぁ、ここにも悩みの種がありましたか 」


義姉妹に苦労する愛紗だった。


その後、4人はソフトクリームを食べた後服屋に寄った。


桃香「ねぇ北郷くん、似合うかな? 」


ジャーンッ!


桃香が見せたのは南国風の腰みのスタイル。


桃香「(蓮華さんがあぁいう格好なら私はこう攻めるんだから) 」


桃香は蓮華に対抗心を燃やしていた。


桃香の腰みのスタイルを見た一刀は


一刀「に…似合ってると思うよ/// 」


直視しないように顔を横に向けて言った。


桃香「ぶ〜!!ちゃんと見てよう!! 」


桃香がふくれていると


愛紗「姉上、そんなハレンチな格好をしてはいけません!!/// 」


愛紗が顔を赤くして注意すると


桃香「え〜!!これのどこがハレンチなの!?だったら鈴々ちゃんは? 」


愛紗が鈴々の方を見てみると


鈴々「ウンバホーなのだー♪ 」


鈴々は腰みのスタイルに松明(たいまつ)を持って踊っていた。


愛紗「鈴々、何をしているんだ!! 」


愛紗が鈴々に怒鳴っていると


ドキューンッ!!。


店内にピストルの音が鳴り響いた。


ピストルの音に反応して4人が見てみると


強盗A「オレタチハゴウトウダ 」


強盗B「オトナシクスルッス 」


強盗C「ンダナ〜 」


どこの国にも似た奴はいるとは言うが強盗達は黄巾トリオにそっくりだった。


鈴々「何であいつらがグアム島にいるのだ!? 」


鈴々が驚いていると


一刀「いや鈴々、あいつらはそっくりさんの別人だから!? 」


一刀が突っ込んだ。


愛紗「しかし不味いな!?武器はホテルに置いてきてしまったからな、どうしよう? 」


愛紗が悩んでいると


一刀「俺が行くよ 」


スッ!


一刀が立ち上がった。


桃香「そんな!?いくら北郷くんが強いと言っても相手はピストル持ってるから危険だよ!? 」


桃香が言うと


一刀「大丈夫だって、実家の修行じゃあいつもマシンガンの弾を避けてたからさ♪ 」


どんな修行だ。


そして一刀は桃香達が止めるのを聞かずに強盗達の後ろに回ると


一刀「おいっ 」


強盗B「ナンダ? 」


強盗が振り向いた瞬間


ドカッ!!。


強盗B「グホッ!? 」


強盗は宙に飛ばされた。


強盗C「ナンダ!? 」


強盗Cは慌てて辺りを見渡すが


ドグボッ!


強盗C「グホッ!? 」


強盗Cは倒された。


一刀「(よしっ、残るは一人だな) 」


そして一刀が残る一人の強盗めがけて飛び出した時


ズキッ!


一刀「う゛っ!? 」


一刀の体が痛み出した。実は昨日思春から受けた傷が痛み出したのである。


そのためスピードが落ちた一刀は


強盗A「ナンダオマエハ!? 」


強盗に見付かってしまった。


強盗A「サテハサッキノハオマエノシワザダナフザケヤガッテ!! 」


頭にきた強盗は


ドキュンッ!!。


一刀「うっ!? 」


一刀の右足めがけて発砲してきた。


桃香「キャアッ!? 」


一刀が撃たれたことに桃香が驚くと


強盗A「コンドハシンゾウヲブチヌイテヤルゼ! 」


ジャキンッ!


強盗が再び一刀にピストルを向けると


愛紗「一人だけを見ているとは… 」


声に気付いた強盗が辺りを見渡すと


愛紗「油断大敵だ! 」


ドカッ!!。


愛紗は強盗の顔めがけて拳を繰り出した。


強盗A「グホッ!? 」


強盗が倒れると


桃香「北郷くん、大丈夫!? 」


桃香が一刀に向かって駆け寄ってきた。


一刀「大丈夫、これくらいかすり傷だからさ 」


一刀が平気だと知ると


桃香「心配したんだから〜! 」


ギュッ!


桃香は一刀に泣きながら抱きついてきた。


一刀「ちょ…ちょっと桃香!?/// 」


言い忘れていたが桃香の姿は腰みのスタイルのままである。


そんな一刀の様子を見た愛紗は


愛紗「(私はやはりこいつのことを誤解していたようだな) 」


そんな日が進み、グアム島最後の日がやって来た。


釈放された卑弥呼が運転する帰りのバスの中


桃香「ルンル〜ン♪ 」


一刀の隣の席にはジャンケンに勝った桃香が座っていた。


一刀「(何で俺の隣で喜んでるんだ?) 」


一刀が考えていると


桃香「北郷くん、牛乳飲む? 」


一刀「うん… 」


そして桃香が牛乳を取り出そうとすると


キキィッーー!。


一刀「うおっ!? 」


桃香「キャッ!? 」


バスが急ブレーキをかけて大きく揺れてしまった。


愛紗「いたた…姉上、大丈夫です… 」


愛紗が桃香の姿を見ると


バァーーンッ!


一刀が桃香の胸に蹲って(うずくまって)いた。


それを見た愛紗は


愛紗「北郷…どういうことだ? 」


愛紗は青筋を立てながら青龍偃月刀を構えた。


一刀「ふぁいふぁ!?ほはいだふぁらさ!?(愛紗!?誤解だからさ!?) 」


一刀は桃香の胸にうずまりながら答えると


桃香「くすぐったいからはなさないで〜!? 」


そして愛紗は


愛紗「ハレンチなぁー!!! 」


怒りの愛紗はバスの中で偃月刀を振りまくった。


一刀「うわっー!? 」


一刀にとってこの旅行はほとんど痛い目にしかあっていなかった。


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