138時間目「大逆転」
一刀「カオスシャインを倒した闇一刀、そして俺は陽龍からドラゴンジュエルを貰い皇龍のいる次の世界へと行く。だが着いて早々敵の罠にかかり俺は仲間達と分断され一人で皇龍に挑み敗北する。降伏を求める皇龍だが俺は降伏せず諦めないようにするが皇龍の逆鱗に触れてしまい皇龍は七天皇将軍を自分の手先として復活させ俺を瀕死状態にするのだった 」
一刀は皇龍と七天皇将軍の攻撃をまともに食らいながらも微かに生きていた。
皇龍「まだ生きているとはしぶとい奴め! 」
スッ…
皇龍が一刀に止めをさそうとすると
?「…皇龍兄、待って! 」
誰かが皇龍に攻撃を止めるように言ってきた。
皇龍が辺りを見渡してみると
皇龍「おぉ、狐々ではないか 」
バンッ!
そこには皇龍の妹である狐龍こと狐々がいた。
及川「あれっ?あの子は確か…あそこにいる鬼と一緒にいた女の子!? 」
左慈「及川がいうなら間違いないな 」
于吉「及川は一度見た女の子(美女)は絶対忘れませんしね 」
鬼龍、宝石龍と戦っているみんなが言うと
狐々「…そいつ(一刀)は皇龍兄に逆らう奴のための見せしめになるから殺しちゃダメ! 」
狐々に言われた皇龍は
皇龍「なるほど、確かにその通りだな。よしっ、こいつは明日の日が沈む時、私に逆らったらどうなるかの見せしめに殺してやるとしよう!さすがは私の自慢の妹だな狐々よ 」
これを聞いたフランチェスカ学園のメンバーは
華琳「あんな娘が皇龍の妹ですって!? 」
蓮華「そんな、一刀が殺されるだなんて!? 」
驚いたりショックをうけるみんな
皇龍「狐々よ、私はこいつらを北郷と一緒に殺すため捕まえておくから北郷を牢屋に入れといてくれ 」
狐々「…わかったよ皇龍兄 」
ひょいっ
そして狐々は一刀を担いで城の中に入っていった。
桃香「一刀くん!? 」
鬼龍「ふんっ!人のことより自分のことを心配しな! 」
宝石龍「こいつらぁぁ、弱すぎだぜぇぇぇ! 」
一龍「くっそー! 」
この後、フランチェスカ学園のみんなは健闘するも龍界でも攻撃力の高い鬼龍と防御力の高い宝石龍相手では勝つことができず全員捕まってしまうのだった。
その頃、城の牢屋に続く廊下では
狐々「…一刀、会えて嬉しい。けど… 」
狐々の肩にはパッと見死んでいるような一刀がいた。
狐々「…一刀を助けたいけど、狐々の力じゃ一刀を助けられない。おまけに皇龍兄相手じゃあ狐々は勝てない 」
皇龍の妹である狐々は誰よりも皇龍の強さを理解していた。
そして狐々が牢屋の前を通りすぎようとすると
?「久しぶりですな狐龍様 」
狐々「…誰っ!? 」
牢屋の中から狐々を呼ぶ声が聞こえてきた。狐々が牢屋の中を見てみると
?「この老いぼれをお忘れかな? 」
狐々「…怒龍!? 」
バンッ!
そこにいたのはかつて皇龍達の父・斬龍に一番長く仕えていた怒龍がいた。
怒龍「私はただ一人斬龍様を殺した皇龍に従わなかったため十年前から終身刑になりましたからな 」
そのため飯ももらえず怒龍のかつての鋼の肉体はがりがりに痩せ衰えていた。
怒龍「ほう、そいつですかな皇龍に逆らった人間というのは 」
牢屋の中にテレビがあるため外の情報がわかるのだ。
狐々「…名前は一刀、狐々は一刀を助けたいけど治す力がない 」
狐々が言うと
怒龍「変わりましたな昔は殺戮女龍と呼ばれた狐龍様が人間を助けようだなんて 」
狐々「…一刀は知らなかったとはいえ龍人である狐々にご飯を作ってくれた。今まで狐々が見てきた人間は龍を見たら殺そうとする野蛮人ばかり、でも一刀は… 」
狐々が先を言おうとすると
?「それは違うぜ 」
狐々「…!? 」
声が聞こえてきた。そしてその声の主は…
一刀「俺はたとえ狐々が龍の姿で出会ったとしても飯を食わせてたよ。だって龍は人間の友達だからな! 」
瀕死の状態の一刀だった。
狐々「…一刀!? 」
一刀「悔しいけど体が動けねぇ、あいつを一発ぶん殴りたかったけどな 」
一刀が言うと
怒龍「お主、私がその体を何とかしてやろう 」
一刀「えっ!? 」
怒龍「狐龍様、その人間をこちらに 」
狐々「…どうするの? 」
スッ
狐々は言われた通り一刀を怒龍の牢屋に入れる。
怒龍「今から私の中にあるすべての龍気(龍が使う気)をお前に入れる。そうすればお前の体は完全回復し、以前よりも強くなるだろう。だが、そのためには苦痛を伴う(ともなう)ことになり、最悪の場合死ぬ。無理強い(むりじい)はしないがどうする? 」
怒龍が聞くと
一刀「やってくれおっさん!俺はどうしても皇龍をぶん殴らなくちゃ気がすまないんだよ! 」
一刀が言うと
怒龍「了解した。覚悟するがよい 」
スッ
怒龍が一刀に手を当てると
怒龍「『龍界秘技・龍気伝進』! 」
ゴォーッ!!
怒龍の体から龍気が流れ出して一刀に注入されていく
だが
一刀「ぐおーっ!? 」
ブシュブシュッ!
一刀の体にどんどん傷が増えていく
怒龍「これ以上続けたら死ぬぞ!今ならまだ止められるがどうする? 」
怒龍が聞くと一刀は
一刀「冗談じゃねぇ!俺は皇龍を倒すって決めたんだ!こんなところで死んでたまるかよ!続けてくれ 」
怒龍「わかった 」
ゴォーッ!!
怒龍は一刀に龍気を送り続ける。
一刀「ぐおーっ!? 」
だがその度に一刀の悲鳴が牢屋に響き渡るのだった。
だがこれは好都合だった。
皇龍「フフフッ!狐々の奴め、相当ひどい拷問をしているな 」
皇龍は一刀の叫びが拷問を受けていると勘違いしていたのだ。
皇龍「七天皇将軍達よ、龍界全域に中継するから準備しろ 」
七天皇将軍『了解です皇龍様! 』
一刀達の味方であった陽龍と賊龍までもがいまや皇龍の手下になっていた。
及川「皇龍様、他の奴らは殺していいからわいだけは靴磨き(くつみがき)でも草履とりでもしますから命だけは助けてください! 」
皇龍「お前なんぞトイレの紙にすらならんわ!安心しろ、北郷を殺した後でお前達も順番に殺してやるから覚悟しておけ! 」
及川「そんな… 」
もはや命はないと思い落ち込む及川だが
皇龍「と言いたいとこだがチャンスをやろう。お前達全員が私に土下座すればお前達の命は助けてやるがどうする? 」
及川「そりゃもう土下座どころか鼻でスパゲッティだって食べますよ!なぁみんな♪ 」
及川はみんなの方を見るが
桃香「誰があんたなんかに従うもんか! 」
華琳「私が土下座なんてするはずないでしょ 」
蓮華「お前に従うくらいなら死んだ方がマシだ! 」
バンッ!
土下座を拒否するみんな
及川「ちょっとみんな!? 」
左慈「バカかお前は!あの野郎が素直に俺達を見逃すはずがないだろう。からかわれているだけだ! 」
皇龍「その男の言う通りだ。龍界で散々暴れまくった貴様らを逃がすわけがないだろう 」
及川「そんな!? 」
たった一つの希望が砕かれてショックをうける及川だった。
そんなとき
陽龍「皇龍様、龍界全域への中継準備が終わりました 」
皇龍「そうか御苦労 」
中継準備が終わってしまった。
しばらくして
皇帝神魔城
この城の広場で皇龍が龍界全域にむけて中継の準備をしていた。
火龍「いつでも中継できますよ! 」
皇龍「では始めろ! 」
パパッ!
皇龍の指示で龍界全域の反射物(鏡、窓ガラス、水溜まり等)に広場の状況が映し出された。
皇龍「龍界全域にいる龍人達よ、私が龍界カイザー軍皇帝の皇龍だ 」
龍界の各世界
龍人「皇龍様だ 」
龍人「一体何の用だ? 」
ざわざわっ
各世界の龍人達がこの中継に注目していた。
皇龍「これより皇帝である私に歯向かったものがどうなるかを教えてやる。これを見るがよい! 」
バッ!
そして画面には牢屋に入れられた桃香様が映し出された。
皇龍「この者達は愚かにも私を倒そうと考えてやってきた人間である。さぁみんな笑え! 」
龍人「バカな奴らだぜ皇龍様に逆らうなんてよ 」
龍人「人間ってやつは頭がいかれてるようだな 」
ガハハッ! ワハハッ!
龍界を救うために戦ってきた桃香達を笑いまくる龍人達
及川「わっはっはっ! 」
于吉「及川のやつ、頭がいかれたようですね!? 」
左慈「その方がうるさくないからほっとけ 」
皇龍「そして次は私を殴るなんて言った愚かな人間の処刑を行う! 」
バンッ!
そして今度は画面にボロボロにされた一刀が映し出された。
龍人「皇龍様を殴るだってよ 」
龍人「そんなことできるわけがねぇよバカな奴だぜ! 」
一刀をバカにしまくる龍人達
桃香「一刀くん、お願いだから目を開けてよ! 」
一刀「・・・ 」
桃香は必死で一刀に叫ぶが一刀は答えない。
皇龍「どうやらすでに死んだようだがそれでは私の気がすまん 」
スッ!
皇龍が斬首用の巨斧をつかむと
皇龍「この私自らが首をはねてやる! 」
ブォンッ!!
皇龍は一刀の首めがけて斧を降り下ろした。
ドカッ!!
桃香「一刀くん!? 」
サッ!
みんなは一刀の首が落とされたと思って目を閉じるが
皇龍「がはっ!? 」
桃香「? 」
聞こえてきたのは皇龍の苦しむ声のみ、そしてみんなが目を開けてみると
一刀「ようやくお前を殴れたぜ! 」
バンッ!
そこには一刀が皇龍の顔を殴っているのが見えた。
及川「これは夢や!?死んだはずのかずピーが皇龍を殴るなんてありえへん!? 」
だが現実である。
皇龍「バカな!?貴様は生きていたというのか!? 」
一刀「あぁ、二人のおかげでな! 」
ビシッ!
一刀が指差した先には
怒龍「やるな人間 」
狐々「…一刀強い 」
怒龍と狐々がいた。
皇龍「あいつらが貴様を治したというのか!?まぁいい、だが貴様一人で私と七天皇将軍に勝てるかな? 」
ズラリッ!
皇龍の後ろにずらりと並ぶ七天皇将軍達
?「一人じゃないぜ 」
皇龍「なにっ!? 」
何処からか声が聞こえ、皇龍が声の場所を探してみると
蒼魔「ここだよ! 」
バンッ!
一刀「蒼魔、焔、飛琳先生 、ドラグーンナイツ!? 」
何と上空から各世界で休んでいた蒼魔達が現れた。
そして
ゴゴゴッ…!!
皇龍「何だあれは!? 」
突然時空の裂け目が発生すると
ニュッ!
孤狼「俺もいるぜ! 」
時空の裂け目から重力空間にいたはずの孤狼が出てきた。
一刀「アニキ!? 」
孤狼「待たせたな一刀 」
蒼魔「体を休ませていた分暴れさせてもらうぜ! 」
焔「北郷を倒すのは俺だ! 」
飛琳「さてと久しぶりに暴れるとしますかな 」
全員が揃い、戦いはさらに激化するのだった。
一龍「一龍だ。一刀の仲間達が合流し、七天皇将軍と激突する。何とか陽龍と賊龍が正気に戻るも皇龍相手では苦戦する俺達だった。次回、『伝説の融合進化』あばよみんな! 」
飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」
朱里「はわわ!?軍師キャラが一巡したのでまた私ですか!? 」
飛琳「では紹介にいきましょう! 」
張天和
2年A組
好きなもの:歌、音楽、イチゴ大福
嫌いなもの:ストーカーのファン
弱点:悪口を言われること
人気アイドル数え役満姉妹の長女。巨乳。元気が溢れているがショックをうけると落ち込む。妹の地和とは喧嘩もするが仲良しであり人和からはよく無駄遣いを注意されている。一刀には助けてもらった恩があるため弁当を作る(他の二人は今は作っていない)。
飛琳「元気が明るくて桃香とかぶってるね。あれっ?朱里ちゃんどこに行くの? 」
朱里「はわわ!?次のコーナーがあるので先にいきます! 」
雛里「朱里ちゃん始めるよ 」
朱里「そうだね雛里ちゃんそれでは一緒にいくよ… 」
朱里・雛里『はわわ・あわわ軍師の豆知識 』
朱里「今回から始まったこのコーナーはこの話に登場する言葉を説明します 」
雛里「あわわ!?今回は龍気についてでしゅ! 」
朱里「龍気とは龍人が使う気のようなものです。だけど力は気の数倍近くあります 」
雛里「だけども人間に龍気を送り込むと会長さんのように傷つきますので危険なのです!? 」
朱里「今回はここまでですまた次回 」