137時間目「北郷一刀最期の日」
一刀「カオスシャインによって再び闇に目覚めてしまった俺、だが俺は闇を突き放さず受け止めることにし、俺の中に新たな人格・闇一刀が誕生したのだった。これにはカオスシャインも驚き戦うことになったのだが闇一刀の力はカオスシャインを上回っており、最後は精神体となった陽龍が手を貸してくれたおかげでカオスシャインを倒すのだった 」
カオスシャインの体を貫いた闇一刀
カオスシャイン「バカな!?この俺が負けるだなんて!? 」
シューッ!
そして陽龍にいたカオスシャインの人格は消滅したのだった。
だがカオスシャインが去ったからといって陽龍が平気なわけではない
一刀(精神体)「ありがとうな闇一刀 」
闇一刀「フンッ!甘ちゃんのお前じゃあ陽龍ごとカオスシャインを倒すなんてできないだろうしな、それじゃあ俺は少しばかり休ませてもらうぜ 」
※一刀(精神体)の声は闇一刀にしか聞こえません。
シュンッ!
そして闇一刀が一刀に戻ると
陽龍「ぐふっ!? 」
陽龍が意識を取り戻した。
一刀「大丈夫かよ陽龍!? 」
一刀が慌てて近寄ると
陽龍「…大丈夫だ。それより礼を言うぞ一刀よ 」
一刀「何を言ってるんだよ!俺はお前を倒したんだぜ礼を言われる筋合いはねぇよ! 」
陽龍「…構わん!あんな奴に体を乗っ取られるくらいなら死んだ方がマシだ 」
一刀「死ぬな!死ぬんじゃねぇよ陽龍!待ってろよ、華佗程ではないが俺の気で治療してやるからな!? 」
スッ!
一刀が気を集めようとすると
陽龍「寄せっ!自分の死くらいわかっている。その気は皇龍をぶん殴るまでとっておけ! 」
治療を断る陽龍
陽龍「それとこれを持っていくがよい 」
スッ!
そして陽龍は懐からドラゴンジュエルを取り出して一刀に渡した。
陽龍「そのドラゴンジュエルが必要になるときが必ずやってくる。龍界を頼むぞ一刀! 」
スゥッ
そして陽龍の体はどんどん光の粒子になって消えていく。
陽龍「もし私が生き返ることがあるならば、その時は一刀、お前に忠義を尽くすからな… 」
シュンッ!
そして陽龍は跡形もなく消えてしまった。
一刀「陽龍!?陽龍ーっ!! 」
陽龍が死に、一刀は叫びまくるのだった。
城の外
桃香「一刀くん、大丈夫かな!? 」
今にも崩れそうな城の外で桃香達が一刀を待っていると
パァーッ!
華琳「あれは光の柱!? 」
蓮華「ということは一刀が!? 」
光の柱が現れるということは陽龍が自力で開けるか、カオスシャインが倒されたということだ。だが一刀の生死はわからない。最悪の場合として相討ちとなったのかもしれないとみんなが思ったその時
一刀「待たせたな 」
ヌッ!
城の中から一刀が出てきた。
桃香「一刀くん 」
バッ!
そして一刀が現れた瞬間飛び付こうとする桃香だが
ガララッ!
華琳「ちょっと重いから早く退きなさい! 」
蓮華「そうはいうが絡まってしまってなかなか抜け出せられないんだ!? 」
月「へぅ〜、苦しいよ〜 」
恋「…動けない 」
雫「早く退くなの!雫ちゃんがダーリンに抱きつくなの! 」
凪「ずるいです!私が最初に抱きつきます! 」
天和「わーぉ!凪ちゃんが積極的だね!? 」
一刀に飛び付こうとするのが桃香だけなはずがなく一斉に飛び付いてしまいみんな絡まってしまった。
一刀「そんなことよりいくぜ!皇龍の待つ次の世界にな! 」
スッ!
そして一刀達は光の柱を通って皇龍の待つ次の世界に向かうのだった。
パッ!
そして次の世界に現れた一刀達
一刀「いよいよ皇龍の番か、腕がなるぜ! 」
張り切る一刀だが
一龍「(一刀のやつ気づいているのか?俺たちが全員傷ついているのを) 」
カオスシャインとの戦いで一刀だけではなく全員が傷ついてしまった。(無傷なのは麗羽と紫苑に守られた璃々ちゃんくらいのようなものである)
一龍「(いくら一刀でも今の状態じゃ皇龍に勝てない。せめて全員でいかないとな) 」
一龍が考えていると
ゴゴゴッ…!!
桃香「この音は何なの? 」
突然地鳴りが聞こえてきて
ガーッ!
地面から透明な壁が現れて一刀と仲間達が分断されてしまった。
一龍「しまった!?罠だったのか!? 」
一刀「みんな!? 」
一人残された一刀に
?「ようこそ人間 」
一刀「えっ!? 」
後ろから声が聞こえてきたので一刀が振り向くと
皇龍「直接会うのは初めてだったな 」
バンッ!
そこには皇龍がいた。
皇龍「まさか七天皇将軍を全員倒した上に陽龍に忍ばせておいたカオスシャインまで倒すとは人間ながらたいした奴だ 」
一刀をほめる皇龍に対して一刀は
一刀「皇龍、会えて嬉しいぜ!とうとうお前をぶん殴れるんだからな!♯ 」
皇龍に対して敵意を丸出しにしていた。
皇龍「この私をぶん殴るだと、まったく人間というものは冗談がうまいものだな。もしそれができたならば人間界侵略は止めにしてやる。まぁ、できるはずがないがな 」
そして二人の対決が始まろうとした時
一龍「やばい!?今の一刀は気も体力も疲労困憊(疲れすぎ)だ。ぶん殴るどころか100%負けるぞ!? 」
桃香「早くここから出て一刀くんを助けなくちゃ!? 」
桃香達は必死に壁から出ようとするが壁が頑丈すぎて出られない!
しかも
?「人の心配より自分の心配をするんだな 」
蓮華「誰だ!? 」
そしてみんなが見た先にいたのは
鬼龍「また会ったな人間 」
宝石龍「こ〜こを通りたければ〜俺達を倒さなくてはなぁぁ〜っ! 」
バンッ!
そこにいたのは茶髪で歳は二十代前半の美男子型の鬼の龍、皇龍の弟の鬼龍と全身宝石で包んだ体をした巨大な龍、宝石龍だった。
一龍「やばい!?こいつらは強いぞ!? 」
二人の強さを知る一龍が言うと
ジャキンッ!
恋「…たとえ相手が強くても戦わなきゃダメ 」
雫「ダーリンが頑張っているんだから雫も頑張るなの! 」
華琳「どうせこいつらを倒さなくちゃいけないしね 」
凪「全力で戦うまでです! 」
一刀と同じで気も体力も少ないみんなが戦おうとしている。
及川「降参で〜す 」
一部を除いて…
そして一刀はというと
ドカッ!
一刀「がはっ!? 」
カオスシャインとの戦いで気も体力も使い果たした一刀はもはや超進化すらできずに苦戦していた。
皇龍「どうした?私をぶん殴るんじゃなかったのか?一発だけでいいのだ…ぞっ! 」
ドグボッ!!
一刀「がはっ!? 」
傷ついた一刀に皇龍は容赦なく攻撃を繰り出しまくる。
ぶらんっ
皇龍「これが最後のチャンスだ。『皇帝様、私が悪かったです。どうか許してください』と言えば命までは奪わない。さぁどうする? 」
皇龍が動けない一刀の足をつかみながら言うと
一刀「…俺の声は小さいからもっと近くに寄ってくれよ(小声) 」
皇龍「どうやら降参する気になったらしいな 」
スッ!
そして皇龍が一刀に顔を近づけると
ぺっ! ベチャッ!
一刀は皇龍に唾をとばした。
一刀「俺はお前のような悪党には死んでも降参なんてしないんだよバ〜カ! 」
一刀が皇龍を馬鹿にすると
ブチンッ!!♯
皇龍「ふざけるなよこの下等種族がーっ!!♯ 」
ドガガッ!!
ぶちギレた皇龍は一刀に攻撃を繰り出しまくる!
皇龍「ちょっと強いからといって情けをかけてやった私が馬鹿だったぜ!お前ごときを殺すのに私の力を使うのは勿体ない、あいつらを使うとしよう! 」
シュシュシュッ!
皇龍は印を結ぶと
皇龍「『龍界秘伝技・傀儡再生』 」
バッ!
皇龍が印を結び、両手を地につけると
ズズズ…
そこから黒い気体が生まれ、やがてその気体が人の体と化していく。
そして驚くことにその形は!?
ババンッ!
今まで一刀達が戦ってきた七天皇将軍の姿になった。
月「あれは確か火龍、黒龍、木龍、水龍、賊龍さん、砂龍!? 」
于吉「しかもさっき死んだばかりの陽龍までいますよ!? 」
倒したはずの七天皇将軍が復活したことに驚くみんな
皇龍「この秘技は龍界の王族が受け継ぐもの、死の国より死者を蘇らせて(よみがえらせて)自分の操り人形と化することができるのだ。さぁ蘇りし七天皇将軍よ、この私に逆らってきた北郷一刀を殺せ! 」
七天皇将軍達『はい皇龍様! 』
ズラリッ!
そして皇龍の操り人形になってしまった七天皇将軍達は前から順に水龍、賊龍、陽龍、火龍、木龍、黒龍、砂龍の順に並ぶと
七天皇将軍達『龍界奥義・惑星直列! 』
ゴォーッ!!
七天皇将軍は龍気で体を光らせる。この技は七天皇将軍全員が協力してようやくできる技なのだ。
七天皇将軍達は一刀に突撃を仕掛ける。
そして…
ドグボッ!!
一刀「がはっ!? 」
一刀は倒されたのだった。
桃香「そんなっ!?一刀く〜ん!! 」
皇龍「これで私に逆らうものはいなくなったのだ!。さてこいつをどうする…なにっ!? 」
皇龍は驚いた。何故ならば七天皇将軍の攻撃が急所を外れたとはいえ
一刀はまだ生きていたのだから
狐々「…狐々。一刀が生きてくれてよかった。だけど皇龍兄は一刀を牢屋に入れ、他のみんなも牢に入れて身動きがとれないようにした。せめて一刀だけは助けたいけど、そうだ!次回、『大逆転』一刀だけは絶対助ける! 」
飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」
于吉「どうも、一応立場は軍師の于吉です 」
飛琳「今回のキャラはこの人だ! 」
呂布恋
2年B組
武器:方天画戟
好きなもの:動物、ごちそう、家族、昼寝、肉マン
嫌いなもの:食べ物を粗末にする人、家族を傷つける人
弱点:時々物忘れをする
学園の女子最強の実力者。大食らいののんびり屋であり動物好き。頭にある触覚のような髪は美味しいものを探知する。究極進化ができる。誰とでも友達になろうとする性格。セキトやねねは家族だと思っている。
飛琳「学園の最強の女子だよね 」
于吉「仲良くなる力はすごくデーヴァまでも仲間になるくらいですからね 」