132時間目「最強の七天皇将軍」
一刀「砂龍は兄貴(孤狼)を道連れにすべく重力の世界に兄貴ごと引っ張り混む。兄貴は先程の砂龍との戦いで後遺症が発生し砂龍から抜け出せなかったが、兄貴は砂龍の隙をついて必ず帰ると約束した。そして次の世界に来た俺達に向かってきたのはたくさんの龍人兵、だが彼らは主君である陽龍に俺達を連れてくるよう言われ俺達を陽龍のいるサンシャインキャッスルに案内する。そこにいたのは若い男だったがその男こそが七天皇将軍最強の陽龍だったのだ 」
及川「でぇ〜っ!?龍がライオンになった!? 」
陽龍の真の姿を見て驚く及川
陽龍「驚くことはない、獣型の龍人ならば誰にでもできることだ。上位級の龍ならば人間に姿を変えることができるのだ。さてそろそろ戦いを始めたいところだが私は雑魚は相手をしない主義でね 」
スッ!
陽龍は懐からコンパス(羅針盤の方)を取り出すと
陽龍「これは強い気を持つ者のみを指す強針盤というものだ。貴様らの中で誰が強いのか見てやろう! 」
するとコンパスは
くるくるーっ!!
いきなり回転し出して
ピタッ!
一刀を指した。
陽龍「まずは一人 」
一刀「… 」
くるくるーっ!!
ピタッ!
そして今度は一龍を指した。
陽龍「二人目 」
一龍「… 」
くるくるーっ!!
ピタッ!
そして三人目は恋だった。
陽龍「三人目決定 」
恋「… 」
これで戦う五人のうち三人が決定した。
雫「(となると二人のうち一人は雫ちゃんなの♪だって雫は戦ったけど気だって回復してるしね♪) 」
強針盤は気の強さを計るもの。なのでさっきまで砂龍と戦っていた雪蓮は気の量が少なくなっているのだ。
くるくるーっ!!
そして強針盤が回り出すが
くるくるーっ!!
今度は止まらずに回り続けていた。その理由は
陽龍「ほぅ、どうやら次に気の多いものが多すぎて強針盤が困っているらしいですね。仕方がない、あなた達の中から二人選ぶがいい! 」
全員『えっ!? 』
そんなことで決めていいのだろうか!?
みんなも気の量ならば雫と互角くらいに成長したのだった。
雫「(だったらダーリンと共に戦うためにも雫ちゃんが出るなの) 」
スッ…
そして雫は手をあげようとするが
スッ!
雫より先に手をあげる者がいた。その人物とは
桃香「私が戦います! 」
バンッ!
何と!?武官組の中でも一番非力な桃香だった。
愛紗「姉上、何を考えてるのですか!? 」
華琳「あなた自分の力をわかってるの!? 」
回りが責め立てるなか
桃香「私だって自分が非力だってわかってるよ!でも戦いが専門でない華佗くんや璃々ちゃんや軍師達が戦っているのを見たら我慢できないよ!私だってやるときはやるんだもん! 」
ビシッ!
何もできない自分が悔しいと思い桃香は志願するのだった。
陽龍「どうやら四人目が決定したようですね。あと一人は… 」
と、その時
ギュルルーッ!!
強針盤がいきなり強く回りだし
ピタッ!!
扉の方を指した。
陽龍「この反応は!?間違いない、この先にやって来る者こそあなた達の中で一番の気の持ち主!? 」
一刀達『えっ!? 』
陽龍の言葉に驚く一刀達
于吉「他に強い人っていましたっけ? 」
左慈「もしかして回復した飛琳先生、焔、蒼魔がやって来たのか!? 」
全員が扉に注目するなか
ギィーッ!!
扉が開いて入ってきた者は!?
麗羽「おーほっほっほっ! 」
バァンッ!
麗羽だった。
だが
陽龍「やはり来たかこの中で一番気の多き者よ 」
この陽龍の言葉に
及川「あんた何をいってんねん!あんなアホ女… 」
ゴチンッ!☆ミ
麗羽「誰がアホ女ですって♯ 」
及川は麗羽に殴られた。
麗羽「そこのライオンさん、あなたがこの城の主人のようですね! 」
陽龍相手にでかい態度をとる麗羽
陽龍「いかにも私がこのサンシャインキャッスルの主、『日輪の陽龍』だ 」
麗羽「それは好都合ですわ、この城はわたくしがもらいますからさっさと出ておいき! 」
ビシッ!
とんでもないことを言う麗羽
陽龍「この城を?いいでしょう。あなた達が勝てばこの城は明け渡そう 」
麗羽「おーほっほっほっ!いい度胸ですわね!それで次は誰が戦いますの?愛紗さん?春蘭さん?それとも暴力男2号(左慈・1号は孤狼)さん? 」
麗羽は強い人の名を挙げていくが
陽龍「お前だ! 」
ビシッ!
陽龍が指したのは間違いなく麗羽だった。
麗羽「おーほっほっほっ!そうですかわたくし…ってえーっ!? 」
これには麗羽自身が一番驚いた。
陽龍「隠さなくてもわかる!お前からとてつもない龍気が流れているからな 」
及川「龍気? 」
龍気…龍が持つ気のこと、これは七天皇将軍のように純粋な龍にしか見れない
麗羽「嫌ですわ!わたくしは戦いませんわよ!万が一わたくしが亡くなったらこの小説を見てくれている人全員が悲しみますわ! 」
ただをこねる麗羽
猪々子「麗羽様が死んで悲しむ読者なんていませんから安心してくださいよ!(むしろ喜ぶ人が多いですよ!) 」
斗詩「子供の璃々ちゃんや無力な変態さん(及川)だって頑張ったんですよ! 」
麗羽「あの二人の場合は拒否できないから仕方なくでしょう!でもわたくしの場合は拒否できますのよ! 」
どうしても麗羽は戦いたくないようだ。
そんなとき
一刀「ほっとけ!使えない奴を入れたところで何の役にも立たないさ! 」
ピキンッ!♯
この一刀の言葉に麗羽が少しキレた。
一刀「麗羽はどうせ一人じゃ何もできない奴だし、卑怯で臆病な奴だから無理なのさ。そいつの取り柄といったら家の財産と巨乳しかないからな 」
ピキピキンッ!♯
一刀の言葉に麗羽がキレまくり
麗羽「ちょっとブ男さん!誰が何もできなくて財産と胸が取り柄ですって〜♯ 」
ついに麗羽がキレてしまった。
一刀「だってそうだろ、デーヴァの時じゃあ一人だけ宇宙に逃げたくせに 」
さらに麗羽を責める一刀
麗羽「わかりましたわ、そこまで言うのでしたらわたくしの力を見せてあげましょう! 」
ドッカーンッ!!
珍しく麗羽がやる気を出した瞬間だった。
猪々子「あの面倒臭がりやの麗羽様がやる気を出している!? 」
斗詩「このやる気は夏休み終盤まで宿題をほったらかして終わらせなければ一ヶ月の小遣いなしって麗羽様の母様に言われた時以来だよね!? 」
麗羽「(どうやらわたくしには龍気という不思議な力があるらしいですからねあんなやつ楽勝ですわ!) 」
だが読者の皆さんも知っての通り麗羽にそんな力はない
実は強針盤が反応していたのは麗羽ではなく、麗羽の懐に入っていたドラゴンジュエルだったのだ。
ドラゴンジュエルは一つでも強力な気を秘めており、それが五つも集まれば一刀の気を越すのは当然である。
陽龍「それでは戦いを始めようか 」
パチンッ!
実は麗羽が弱いことも知らずに陽龍が指を弾くと
ウィーンッ!
蓮華「きゃっ!? 」
華琳「何なのよこれ!? 」
いきなり華琳達の前に分厚い壁が立ちはだかった。
愛紗「おまけに外の様子が全く見えないぞ!? 」
この壁はマジックミラーになっていて中にいる華琳達からは外が見えないが外にいる一刀達からは丸見えなのだ。
陽龍「邪魔する者がいなくなったところで 」
スッ
陽龍「全力でかかってこい! 」
バンッ!
陽龍は構えと共に物凄い気を出してきた。
一刀「(こりゃ確かに全力で戦わないと殺られてしまう!?) 」
武道派の一刀達は陽龍の物凄い気を感じて少しびびるが
桃香「何だか少し寒いね!? 」
麗羽「そうですか?わたくしは何も感じませんけど 」
気を感じれなくても悪寒を感じる桃香はマシだが麗羽は何も感じていなかった。
一刀「恋、究極進化できるか? 」
恋「…大丈夫 」
パァッ!
そして一刀達は究極進化すると
陽龍「では参る! 」
シュンッ!
陽龍は一刀達には見えないくらいの早さで高速移動すると
ドグボッ!!
一刀「がはっ!? 」
一龍「一刀!? 」
恋「…早い!? 」
一刀も気づかないうちに一撃を食らわした。
一刀「(俺が何も感じれないだなんて何て早さだよ!?) 」
一刀も相手の位置を知る力は長けていたのだが陽龍の気配は一刀でさえも見抜けなかったのだ。
陽龍「これが皇龍様をぶん殴るといった男か?今の貴様では指一本触れることすら不可能だ 」
陽龍は一刀を馬鹿にすると
恋「…一刀を馬鹿にするのは許さない! 」
シュンッ!
一龍「おい待て!? 」
恋は一龍が止めるのも気にせず一刀を馬鹿にした陽龍に向かっていった。
恋「…くらえっ! 」
ブォンッ!!
恋は陽龍に戟を振りかざすが
ガシッ!
恋「…!? 」
陽龍は恋の方典画戟を片手で受け止めた。
陽龍「仲間を馬鹿にされて怒ったようだが…相手を考えてから突っ込むのだな! 」
スッ
陽龍は片手を恋に向けると
陽龍「『シャイニングレーザー』! 」
チュドンッ!!
恋に一撃を繰り出した。
一龍「恋!? 」
一龍は恋が殺られたと思って叫ぶが
シューッ!
爆風が晴れてくると恋の姿はなく
陽龍「さすがだな。今の一撃を辛うじて避けるとは 」
陽龍が振り向いた先には
一刀「ハァハァ!? 」
恋をお姫様だっこした一刀がいた。
実は一刀は恋が陽龍の攻撃を食らう寸前、瞬間移動で恋を助けたのだ。
だが陽龍の攻撃は早く、一刀は少しばかり陽龍の攻撃を食らってしまった。
恋「…一刀、ありがとう 」
一刀「仲間なんだから助けるのは当たり前だろ! 」
陽龍「・・・ 」
一刀と恋の友情を陽龍が見つめていると
桃香「てりゃーっ! 」
ブンブンッ!
桃香が宝剣・靖王伝家を振るいながら陽龍に迫る!
だが
パシッ!
陽龍は簡単に受け止めると
桃香「ふんふんっ!動かない〜! 」
桃香は力を込めるが宝剣は一ミリたりとも動かない
陽龍「雑魚はぶっとべ! 」
ブォンッ!!
桃香「きゃーっ!? 」
陽龍は宝剣ごと桃香を投げつける。
ギィンッ!
そして桃香が壁にぶつかりそうになった時
ガシッ! ドガッ!
一刀「ぐはっ!? 」
桃香「一刀くん!? 」
またしても一刀が現れて桃香を受け止めるが勢いを止めることができず一刀は桃香を抱えたまま壁に激突した。
そのおかげで桃香には傷ひとつつかなかったが一刀は傷を負ってしまった。
スッ
そして一刀にとどめをさすべく陽龍が近づいてくる。
一龍「(くそっ!足よ動いてくれよ!でなきゃ俺は何のために来たんだよ!) 」
一刀の危機に一龍は駆けつけようとするが
ガクガクッ!!
一龍は陽龍に恐怖を感じてしまい動けなかった。
ザッ!
そしてとうとう陽龍が一刀の前にたどり着いてしまった。
桃香「このー!一刀くんには指一本触れさせないもん! 」
ブンブンッ!
桃香は手を扇風機のように回して陽龍に向かうが
ガシッ!
桃香「へっ? 」
陽龍「無力な者は消えなさい! 」
ブォンッ!!
桃香「きゃーっ!? 」
ズシャシャーッ!
桃香は陽龍に捕まってしまい投げ飛ばされた。
恋「…一刀に手を出すな! 」
ビュンッ!
続いて恋が陽龍に立ち向かうが
ズゴッ!!
陽龍の拳の一撃を食らい地面に埋もれてしまった。
陽龍「弱き者は手を出すな 」
スッ
そして陽龍は一刀の前に立つと
ズシャッ!!
一刀「ごはっ!? 」
動けない一刀に蹴りをいれる。
一龍「(動いてくれよ俺の足!) 」
一龍は助けたくとも恐怖で動けない
陽龍「バカなやつだ。他人を助けたせいで自分がボロボロになるとはな 」
またも陽龍が一刀を馬鹿にすると
一刀「へんっ!構わねぇよ 」
陽龍「んっ? 」
一刀「仲間を助けたことが馬鹿なら俺は馬鹿で構わねぇ! 」
バンッ!
一刀は倒れながらも以前デーヴァとの戦いで言った時と同じ台詞を言った。
その直後
陽龍「(こいつなら今の龍界を何とかしてくれるかもしれないな) 」
何かを思う陽龍だった。
一龍「一龍だ。一刀のあの言葉は昔優刀さんが言っていた台詞じゃねぇか!?そしてその言葉を聞いた俺は勇気を振り絞り陽龍に攻撃をする。だが結局陽龍には傷ひとつつけられなかった。次回、『限界を越えた戦い』俺だって頑張らなくちゃな! 」
飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」
亞莎「あのぅ、もう原作キャラの男子の紹介は終わりましたから次は女子ですか? 」
飛琳「それはどうかな?実はまだ紹介していない原作キャラがいるのだよ。それがこの人だ! 」
袁兵兄弟(袁兵兄、袁兵弟)
漢組 3年
好きなもの:豪快な人(兄)、優しい人(弟)
嫌いなもの:モテる人間(両方)
弱点:麗羽の説教(両方)
見た目が全く同じな双子の兄弟。兄が貧乳好きで猪々子に惚れていて、弟は巨乳好きで斗詩に惚れているが二人して思いは届けられていない。肉体派、麗羽にとっては子分にしか見られてなく初期には袁紹軍の一員として登場していた。
飛琳「もしかしたら亞莎ちゃんにも似たような姉妹がいるかもね 」
亞莎「ひぇっ!? 」
西森「ここでお知らせです。作品をローテーション投稿していきます。順番はこのようになっています。
フランチェスカ→乙女大乱→オーズ→フランチェスカの順です。
これからもよろしくお願いします 」