131時間目「第七の国サンシャインランド」
一刀「兄貴が新たな力を見せると宣言し驚く及川、だが兄貴が手に入れた力は更なる黒神ではなく超進化だった。兄貴が超進化を手に入れるきっかけを思いだし兄貴は超進化をする。だが兄貴の超進化は並のものではなく、二重超進化と呼ばれる超進化を進化させたものだった。そして二重超進化した兄貴に敵はなく砂龍を簡単に倒したのだが倒したと思っていた砂龍は何かを企んでいた 」
ガシッ!
砂龍「我は七天皇将軍一の非道な策略家、こんなところで負けるわけにはいかんのだ! 」
倒されたと思われた砂龍が孤狼が逃げられないよう手をおもいっきり掴む
孤狼「この野郎、何する気だよ離しやがれ!? 」
ぐいぐいっ!
孤狼は砂龍から離れようと手を引っ張るがなかなか離れない。
普段の孤狼ならば楽に抜けられるのだが先程の二重超進化の影響で体に痛みが走りダメージができていたため簡単には抜けなかった。
砂龍「我と共にくたばろう! 」
シュッ!
ブォンッ!!
砂龍は手からブラックホールのようなものを作り出した。
砂龍「これは我の重力で作り上げた『重力空間』。この中に入ったが最後、最大級の重力で潰されるのさ!さぁ、我と共に死のう 」
ズズズッ…
重力空間は砂龍と孤狼を引きずり込んでいく
孤狼「ちっ!俺と共に死のうってわけかよ、だがな! 」
グイッ!
孤狼は砂龍の懐に手を入れると
シュッ!
孤狼「これだけは渡してもらうぜ! 」
バンッ!
孤狼の手にはドラゴルピオの解毒剤が握られていた。
砂龍「貴様!?自分を犠牲にしてまで他人を助けようというのか!? 」
砂龍が孤狼の行動に驚くと
孤狼「犠牲?馬鹿いうんじゃねぇよ!俺は必ず帰るんだ!仲間が待っているからな! 」
そして孤狼は
孤狼「雪蓮、あとは頼むぜ! 」
シュッ! ポトッ!
雪蓮「孤狼!? 」
雪蓮の近くに解毒剤を投げると
孤狼「一刀に言っといてくれ!必ず俺の分まで皇龍の奴をぶん殴ってくれってな! 」
ギュオンッ!
そして孤狼と砂龍は重力空間に吸い込まれていった。
雪蓮「孤狼ーっ!? 」
そしてその時
ゴゴゴッ…!!
ドドドォーッ!!
砂龍の気配が消えたことにより砂の外壁が消滅した。
左慈「見ろよ!?外壁が消えていくぜ!? 」
鈴々「ということは孤狼のお兄ちゃん達が勝ったのだ! 」
孤狼達の勝利を喜ぶみんな
だが
ズランッ!
五人いるはずの人影が四人しかなかった。
愛紗「あの変態(及川)は死んでしまったか 」
于吉「及川、普段は鬱陶しい(うっとうしい)人ですが人は死んで初めて価値がわかるようなものなんですね 」
及川「生きとるわいっ!♯ 」
冥琳「そんなことより早く解毒剤を! 」
ゴクゴクンッ!
桃香「体がやっと回復したよ〜♪ 」
華琳「まだ少しふらつくけどましな方ね 」
蓮華「ところで姉様、孤狼はどうしたんですか? 」
蓮華が雪蓮に聞くと
雪蓮「孤狼は… 」
雪蓮は孤狼がどうなったのかを説明すると
星「なんと!?あのような強きものが!? 」
雛里「自分を犠牲にしてまで他人を助けようなんてさすが男でしゅ〜! 」
桂花「全身精液変態馬鹿丸出し眼鏡男(及川)には絶対できないことだわ 」
及川「うっさいわい!この貧乳猫耳女!わいだって頑張ったんやで! 」
確かに及川は砂龍の攻撃に耐えまくっていたが及川が砂龍を挑発しなければあんなことにはならなかったかもしれない。
一刀「… 」
孤狼の最後を聞いた一刀は黙り混んだ。
桃香「(一刀くん可哀想、兄貴って慕っていた人が亡くなったんだから仕方ないよね、慰めてあげよう♪) 」
と思いつつちゃっかり一刀の好感度をあげようとする桃香
だが一足遅く
月「一刀さん元気出してくださいよ 」
ズコッ!
月が先に一刀を慰めていたことにずっこける桃香
月「一刀さんがそんな調子じゃあ何のために孤狼さんが命を捨てたと思ってるんですか!しっかりしてくださいよ! 」
月が一刀を慰めていると
一刀「…ガハッ 」
月「? 」
一刀「ガーハッハッハッ! 」
月「へぅっ!? 」
突然大笑いする一刀に驚く月
詠「ちょっとアンタ!月が慰めているのに何笑ってるのよ!♯ 」
そのことに対して詠が一刀に怒ると
一刀「ごめんごめん、でも俺だって兄貴が死んだなんて思ってないさ、だって兄貴は約束は必ず守る人だから兄貴が帰るって言うなら帰ってくるのさ! 」
一刀が言うと
一刀「ありがとう月 」
ぎゅっ!
一刀は月にお礼として月の手を握った。
その瞬間
ボンッ!!
月「へぅ〜/// 」
月の顔が瞬間湯沸し器のように真っ赤になり
詠「このバカチ〇コ!なにどさくさ紛れに月の手を握ってるのよ!♯ 」
桃香「(その役は私の役だったはずなのに〜!)月ちゃんだけずる〜い!私も手を握ってよー! 」
華琳「一刀、私を断る気じゃないでしょうね 」
蓮華「わ…私の手も握ってもいいぞ! 」
恋「…恋の手も握る 」
凪「会長!自分も是非!/// 」
雫「雫の手も握るなの〜! 」
天和「私の手も握って♪ 」
いつものように騒ぐ一刀大好きっ子達
左慈「いい加減にしやがれ!♯砂龍が消えたおかげで次の世界への道が開けたんだぞ!もたもたするんじゃねぇよ! 」
于吉「そうですよ。まぁ私は一刀より左慈と握手を… 」
ドグボッ!!
于吉は左慈に蹴られた。
于吉「これぞ左慈の愛情表現… 」
左慈「一編死にやがれ!♯ 」
少々ややこしいことが起きたものの、次の世界に続く光を通る一刀達
そんなとき
麗羽「(あれはどこかしら?) 」
麗羽が砂龍が消えたと思われる辺りで何かを探していると
猪々子「麗羽様、何してるんっすか? 」
斗詩「もうみんな先に行って残るは私達だけですよ 」
二人が呼びに来た。
麗羽「ちょっと待ちなさい!コンタクトレンズを落としてしまいましたのよ!? 」
猪々子「コンタクトレンズ? 」
斗詩「麗羽様そんなのしてたっけ? 」
麗羽「ともかく!あなた達が近づいて割ってしまったら弁償ですからね! 」
猪々子「はいはい 」
斗詩「わかりましたよ 」
麗羽は何とか二人が来ないように言うと
麗羽「ありましたわ! 」
バッ!
麗羽は砂龍のドラゴンジュエルを見つけて懐に入れた。
麗羽「フフフッ!これで5つ、あとはブ男さん(一刀)の持つ一つを奪ったあと、ブ男さん達が最後の龍を倒せば解決ですわ!おーほっほっほっ! 」
猪々子「麗羽様、なに高笑いしてるんですか? 」
斗詩「コンタクトレンズは見つかりましたか? 」
麗羽「(はっ!?いけないいけない!)見つけましたわ、少しお待ちなさい! 」
斗詩「早くしてくださいよ!もうみんな先に行っちゃったんですから 」
猪々子「まぁどうせアタイ達には関係ないだろうけどね 」
そして麗羽達が騒ぐ前
一刀達は次の世界にたどり着いた。
一刀「何だよここは!? 」
キラキランッ☆
桃香「空に光のカーテンがかかってるなんて素敵だね♪ 」
華琳「あれはオーロラよ、でも普通は寒いとこにしか出ないのに変わってるわね!? 」
華琳が驚いていると
一龍「ここはどうやらサンシャインランドみたいだぜ、そしてこの国には最後の七天皇将軍であり、七天皇将軍最強の陽龍がいる 」
一刀「(七天皇将軍最強!?) 」
ザザッ!
蓮華「んっ? 」
ずらりっ!
一刀達が色々言っている間に周りはたくさんの龍人兵に囲まれてしまった。
及川「完全に囲まれてるがな!? 」
左慈「こんな大勢なら相手にとって不足はないぜ! 」
多数相手に迎え撃とうとする一刀達
だがその時!
龍人兵達『我々に貴様らと戦う意思はない! 』
龍人兵達が言うと
龍人兵達『我らが主君、陽龍様の使いで来た! 』
スッ!
龍人兵達『あそこにあるサンシャインキャッスルにて我が主君、陽龍様がお待ちだ!さっさと行くがよい! 』
ビシッ!
龍人兵達が指した場所は確かに城らしき物があった
及川「絶対罠やて、信じない方がいいで! 」
及川が言うと
一刀「いや、どうやらホントのようだぜ!?あの城から物凄い気を感じる!?俺はいくぜ! 」
スッ!
そして一刀が向かうと
桃香「一刀くんが行くなら私もいく! 」
一龍「俺もいくぜ! 」
一刀に続いていくみんな、そして
及川「ちょっとみんな!?わいだけ置いてかんといてな!? 」
バッ!
及川もあとに続いていった。
その数分後
ドッシーンッ!!
麗羽達『いたっ!? 』
一足遅く光を通って麗羽達がサンシャインランドに到着した。
斗詩「一刀さん達はいませんね 」
麗羽「まったく!このわたくしを置いていくなんて何を考えてますの! 」
猪々子「麗羽様がコンタクトレンズを探していたからじゃないですか 」
※猪々子達はドラゴンジュエルを探していた麗羽をコンタクトレンズを探していたと思っています。
三人がみんなの行方を探していたその時!
麗羽「あらっ、あのキラキラ輝くお城は… 」
麗羽が陽龍のいるサンシャインキャッスルを発見すると
麗羽「気に入りましたわ!あの城をわたくしのものにしてみせますわ!おーほっほっほっ! 」
2年C組 袁紹麗羽。欲しいものがあったらどんな手を使ってでも手に入れようとするわがまま女
麗羽「ほら猪々子、斗詩、あの城にレッツゴー!ですわ! 」
猪々子「待ってくださいよ〜!? 」
斗詩「ちょっと待って〜!? 」
麗羽達がサンシャインランドに着く前、サンシャインキャッスルにたどり着いた一刀達は
キラキラッ☆
華琳「部屋の中までキラキラだなんてね!? 」
及川「陽龍って奴は悪趣味な奴やな 」
及川が言うと
?「失礼、これは私の趣味でね 」
!?
いきなり何処からか声が聞こえてきた。
声の場所を探してみると
?「こちらだよ 」
バンッ!
一刀達の後ろにその人物がいた。
陽龍「ようこそ皆さん、私の名は陽龍。よろしくね 」
そこにいたのは金髪ロングの水色の瞳をした男だった。
及川「ほんまにこいつが七天皇将軍最強なんか?何だか弱々しい感じでわいでも勝てそうやで! 」
軽く言う及川だが
一龍「お前のように気を感じれない奴は幸福者だぜ!? 」
及川「? 」
一龍「一刀、お前ならわかるだろ陽龍の恐ろしさを 」
一刀「あぁ、こいつに比べたら今までの七天皇将軍なんて弱いものだぜ!? 」
陽龍「ほぅ、私をそれだけ評価してくれるとはさすがは皇龍様を殴ると言った人間だ。そうでなくては… 」
ゴゴゴッ…!!
陽龍の力が増すと同時に
バァンッ!!
陽龍「倒しがいがないというものだ! 」
陽龍の姿は本来の姿である獅子のような凛々しい顔立ち、赤い鎧を身に纏った二足歩行の獅子型の龍に変身した。
桃香「桃香です。陽龍と戦うことになった私達だけど陽龍は強い者しか相手にしない主義だと言って一刀くん、一龍さん、恋ちゃん…そして志願した私ともう一人は!?次回、『最強の七天皇将軍』私だって頑張るんだもん! 」
飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」
穏「私このコーナー大好きです〜♪皆さんのことが色々と知れて…ハァハァ…もう興奮しちゃいます〜 」
飛琳「とにかくスタート!? 」
于吉武人
漢組 2年
武器:術札
好きなもの:左慈!、漫画の執筆、サンドイッチ
嫌いなもの:左慈をバカにする人、
弱点:編集者のいうボツ、ピクルス
むかし左慈に助けてもらって以来左慈命の男。実はすごい実力の持ち主だが左慈の言うことしか聞かない。読書部に所属して実は月刊誌で連載している。父はオカマバーの経営者。左慈に蹴られても一種の愛情表現だと思っている。
穏「ハァハァ…また一段と興奮しちゃいました〜。飛琳先生、この興奮を解放させてくださ〜い! 」
飛琳「嫌だーっ!? 」