13時間目「GWはグアム島で!その3」
警察に連行された及川は卑弥呼に任せ(逆に逮捕されそうだが)、一刀達はビーチで遊ぶことにした。
そして女をナンパしに来る男がいるように、逆もいた。
女「ソコノイケテルボーイタチ!オネエサントアソバナイ? 」
ボイ〜ンッ!
そこには及川だったら地獄の底までついて行こうであろう爆乳金髪ギャルが一刀達男子を誘っていた。
一刀「オレタチハベツニ…!? 」
この中で唯一会話ができる一刀が話すと
女「イイジャナイ!アソボウヨ〜♪ 」
ムニッ!
ギャルは胸を一刀の腕に絡ませた。
一刀「うっ!?/// 」
当然ながら一刀も男なので反応してしまった。
そんな一刀の様子を見た一部の女子は
華琳「(なにデレデレしてるのよ!!!) 」
蓮華「(北郷!見損なったぞ!!!) 」
桃香「(ちょっと幻滅しちゃいました!!!) 」
周りには見えないよう三人は小さく青筋を浮かべていた。
一刀・華佗・左慈の三人がどうすればいいのか困っていると
于吉「ワレワレハオンナニキョウミハアリマセン!キョウミガアルノハオトコノミデス! 」
ビシッ!
于吉が英語で話した。
女「ゲッ!?マジナノ!?ソウイウコトナラハナシハナカッタコトデ… 」
ピュッー!!
于吉の話を聞いたギャルは直ぐ様逃げていった。
只一人、英語を理解している一刀がうなだれていると
左慈「おい一刀!于吉は何て言ったんだ? 」
そして一刀が于吉の言っていたことを訳すと…
左慈「ふざけるな!この馬鹿野郎が!! 」
ドカッ!
左慈は于吉に蹴りを喰らわした。
左慈「大体なんでお前が英語を話せてるんだよ! 」
左慈が聞くと于吉は
于吉「ちょっと、あっち系の本で知りましてね 」
左慈「ふざけるなー!!!!! 」
ドカドカカッ!
左慈は于吉を蹴りまくった。
そんな小さな騒動が起きるなか、
桃香「ねぇ!北郷くんも泳ごうよ♪ 」
ムニュッ!。
桃香が一刀の腕に胸をくっつけてきた。
それを見た残りの二人は
華琳「そうね、せっかく来たんだからこの私が直々に遊んであげるわ! 」
スッ!
蓮華「そうだな、せっかく海に来たんだし泳ぐとしようか! 」
ムニュッ!。
華琳と蓮華も一刀の体に胸をくっつけてきた。
一刀「ちょっと!?みんなどうしたの!?/// 」
一刀はただ顔を赤くして慌てるのであった。
そんな一刀にくっついてる三人を見た他の人は
春蘭「放せ秋蘭!華琳様を守らなくては! 」
桂花「そうよ!一刻も早く華琳様から男をはなさないと! 」
秋蘭「落ち着け二人共! 」
華琳の前に飛び出そうとしている二人を止める秋蘭
焔耶「桃香様が大変な目に!?放して下さい桔梗先生! 」
2年B組魏延 焔耶。桃香の隠れファンだがほとんどの人に知られており、桔梗とは昔通っていた道場の師弟関係。
桔梗「落ち着かんか焔耶!女の頑張りじゃ! 」
これまた飛び出そうとしている焔耶を止める桔梗
思春「あぁ!?北郷め!もっと強く蓮華様を抱かんか! 」
先程の二組とは違う反応を見せる思春
そしてみんなはそれぞれ遊ぶことにした。
あるところでは、
鈴々「春巻きには負けないのだー! 」
季衣「ボクだってチビッコには負けないもんねー! 」
恋「…負けない 」
浜辺で大食い競争をする三人(後で代金を払うのを忘れている)
穏「日光浴できれいにやきます〜! 」
大胆にマットに寝転がる穏を見た他の人は
亞莎「お…おおきいです!? 」
明命「巨乳は敵なのです!! 」
寝転がる穏の胸を見て驚く二人
璃々「ぶ〜!!お兄ちゃんをとられた〜! 」
璃々が悔しがっていると
紫苑「大丈夫よ!璃々は全然若いからまだチャンスはあるわ!(北郷君と璃々をくっつければ私が北郷君の母になれる!) 」
目的のために娘を利用しようと企む紫苑。
大喬「シャオ様、これくらいでいいですか? 」
シャオ「もっと大きく!穏くらいにのせなさい! 」
シャオの胸に砂をのせまくる大喬。
小喬「わかりました!山ほどですね! 」
ドサドサッ!
シャオ「ちょっと!!そこはのせなくてもいいの!! 」
シャオの股に砂をのせまくる小喬。
1年A組 結本 大喬・小喬姉妹。彼女達はシャオのボディガードだが思春のように守る気もないし、忠義に従う気もない。
雛里「あわわ〜!朱里ちゃん、卵里ちゃんへのお土産何にしようかな? 」
朱里「う〜ん!珍しい形の貝でもあればいいんですけど… 」
しかしその貝が見付からない。
朱里「貝さ〜ん!出てきてくださ〜い! 」
そんなことで出てくるはずはないのだが、
タンポポ「ここにあるぞー! 」
ニュッ!
朱里・雛里『(は・あ)わわ〜!! 』
突然のタンポポの登場に二人は驚いた。
1年B組 馬岱 蒲公英。イタズラ好きな困った娘。翠の従姉妹。
タンポポ「ごめんねおどかしちゃって!でもほら、珍しい形の貝を見付けたからさ! 」
そしてタンポポは持っていた貝を二人に見せる。
しかし朱里は
朱里「確かに貝ですけど…ヤドカリですよそれ 」
確かによく見てみるとヤドカリだった。
タンポポ「なぁ〜んだ残念! 」
タンポポが残念がるとヤドカリは怒ったのか
ギュッ!
タンポポ「いったーい!? 」
ヤドカリはタンポポの指をはさんできた。
そしてその様子を見ながら悪いとは思うがつい笑ってしまう朱里と雛里であった。
麗羽「何故ですの! 」
麗羽は一人怒っていた。何故ならば…
麗羽「世の中の男の目は腐ってますわね、この絶世の美女であるわたくしに声をかけないなんて! 」
ようするにナンパされなくていらついているのだ。
猪々子「そりゃそうだよな自分で絶世の美女だと思っているけれども(ひそひそ) 」
斗詩「麗羽様は性格悪いし、他の人の方が綺麗だからね(ひそひそ) 」
二人が囁いていると
麗羽「何か言いましたかお二人さん!!!!!(ギロリッ) 」
麗羽に睨まれてしまった。
そんな時!
男「ネエ、ソコノキミ! 」
声をかけられた麗羽が振り向くと
バァーンッ!
そこには色黒イケメンがいた。
麗羽「はいっ!?何でしょうか? 」
麗羽はナンパされたと思って待っていると
男「カノジョトシャシントルカラトッテクレナイ? 」
ズガーーンッ!!
見事に空振りする麗羽だったが
麗羽「(こんなイケメンが声をかけてくるなんてやはりわたくしは絶世の美女ですわ!) 」
英語を知らない麗羽は理解していなかった。
そして一刀はというと
桃香「えいっ! 」
蓮華「それっ! 」
華琳「たぁっ! 」
海で楽しくビーチボールで桃香達と遊んでいた。
そんな時!
ザバァッーー!!。
高い津波がやって来て
蓮華「えっ!?キャアッ!? 」
蓮華を飲み込んでしまった。
一刀「蓮華っ! 」
ザブンッ!。
一刀は蓮華を助けるために津波に飛込んでいった。
しばらくして、津波はおさまったが二人の姿は消えていた。
桃香「どうしよう!?大変だよ〜!? 」
慌てる桃香に華琳は
華琳「落ち着きなさい桃香!すぐに二人を探すのよ! 」
こうして遊ぶのを一旦やめてみんなで一刀と蓮華を探すことにした。
そんな捜索が始まった頃
稟「二人はどこにいるのでしょうか? 」
1年A組 郭嘉 稟。普段は真面目な優等生の彼女が探していると
稟「んっ?何か流れてますね 」
そして稟がそれを拾いあげてみると
ブフッーー!!。
稟の鼻から物凄い勢いで鼻血が出た。
彼女は桃色妄想すると鼻血をふく癖があるのだ。
華佗「どうしたんだ!? 」
稟の鼻血の音にみんなが集まっていると
風「稟ちゃんの手に何か持っているのですよ 」
スッ!
風が稟の持っていたものを引き上げると
全員『こっ…これは!? 』
稟が持っていたもの、それは…
ジャーンッ!
蓮華の水着の上だった。
桃香「きっと流されてきたんですね!? 」
みんなが驚くなか、華琳は考えていた。
華琳「ということは… 」
その頃、一刀と蓮華は
一刀「う〜ん、ここはどこだ? 」
一刀が目を覚ますと浜辺の反対側に出ていた。
辺りを見渡す一刀は手に何かを掴んでいる感触を感じると
一刀「そうだ!蓮華は 」
クルッ!
一刀は蓮華の方を振り向いた。するとそこには…
バァーンッ!!。
見事に水着の上のない蓮華が横たわっていた。
一刀「うわっ!?/// 」
ズザザッー!。
慌てて蓮華との距離をとる一刀
一刀「(落ち着け!何で上のない蓮華がここにいるんだ!?) 」
しかし一刀の心臓は止まらないので落ち着くには円周率か素数を数えればいいという話を祖母から聞いたので数えることにした。
一刀「3.1419… 」
一刀が円周率を数えていると
蓮華「う…ん 」
蓮華が目を覚ました。
そしてすぐに蓮華は体に違和感を感じて見てみると
蓮華「キャッーー!! 」
大声で叫びまくり、一刀の姿を見付けると
一刀「3.1419… 」
スッ!
いまだに円周率を数えている一刀に背後に近付き…
蓮華「この馬鹿っ! 」
ドグボッ!!。
一刀の頭に肘打ちを喰らわした。
一刀「いったいなぁ!何するんだよ… 」
クルッ!
一刀が振り向こうとすると
蓮華「こっちを見るな!!! 」
ドカッ!!。
今度は顔面にパンチを打ち込んだ。
しばらくして
一刀「だから、俺はみてないから!? 」
実は視界にとらえた後に直ぐ様一刀は視線を外していた。
蓮華「フンッ!信じられるか!貴様も所詮男だからな! 」
蓮華はまだ怒っていた。ちなみに今は一刀が持っていたタオルを胸に巻いている。
蓮華「待ってろよ!思春に言いつけて八つ裂きにしてもらうから… 」
蓮華が続きを言おうとすると
蓮華「クシュンッ! 」
寒いのか蓮華はクシャミをした。ちなみにあのまま海岸にいたんじゃ危ないので今は使われていない倉庫の中にいる。
蓮華のクシャミを聞いた一刀は木を集めると木同士を擦りあって
シュボッ!。
火起こしをした。
一刀「ほら、あたれよ!ちょっとはましだぞ 」
一刀に言われて仕方なく蓮華は火のそばによる。
蓮華「お前、火も起こせるのだな、どれだけ万能なんだ貴様は 」
蓮華が聞くと一刀は
一刀「まぁ、小さい頃から色々と教わったからな 」
一刀は簡単に返事を返すのだった。
そして蓮華は考えていた。もしこのまま助けが来ずに一刀と二人っきりだったらどうしようと
無人島ならともかくこの場で考えることではないと思うのだが
そんなことを考えていた時!
ガタッ!
蓮華「キャッ!? 」
小屋の隅で何かが動いて蓮華は一刀に抱きついてしまった。
一刀「落ち着けって蓮華!?きっとネズミだよ!?/// 」
一刀は蓮華を安心させるため肩を掴むが蓮華は離れなかった。
蓮華「(さっきはあんな態度をとってしまったが、私はやっぱり北…いや、一刀のことが好…) 」
蓮華が続けて思おうとした時
バタンッ!
小屋の扉が急に開いて
思春「ご無事ですか蓮華様!? 」
思春が入ってきた。そして思春が見たものは
・水着の上のない状態で抱きつく蓮華。
・それを押さえ付ける一刀。
その様子を見て思春が導き出した答えは
思春「北郷!き〜さ〜ま〜!!! 」
北郷が蓮華に襲いかかったという答えだった。
チャキッ!
思春は一刀に向かって剣を振るう
一刀「落ち着け思春!?誤解だから!? 」
一刀は剣を避けまくるが
思春「問答無用だー!!!!! 」
思春は構わず剣を振るいまくった。
そして取り残された蓮華は思った。
蓮華「(もう少し思春が来るのが遅かったらどうなってたのだろうな?) 」
蓮華が思っていると
一刀「蓮華〜!?思春の誤解をといてくれ〜! 」
一刀は必死に思春の剣から避けるのだった。