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128時間目「第六の国サンドランド」

一刀「華琳の催眠術により船酔いが復活した俺は賊龍と戦うことになる。お互いに激闘を繰り広げるなか、俺は最後の力を振り絞って賊龍に一撃を仕掛けようとする。対する賊龍は俺を迎え撃とうと構える。そして攻撃に回転を加えた俺は防ごうとした賊龍の斧を粉砕し賊龍はブッ飛ばされ海に落ちてしまう。だが俺は賊龍のようないい奴をほっておけず助けてしまうと賊龍は思わず笑ってしまい俺達に味方してくれると言う。そして俺と賊龍が握手をしようとしたその時! 」

賊龍「ぐふっ!? 」


バタッ!


賊龍が自ら敗北し、一刀に味方すると言った直後、何かが賊龍の心臓を貫いた。


一刀「賊龍… 」


スッ


倒れた賊龍に近づく一刀


一刀「しっかりしろよ!こんなことで死ぬお前じゃないだろう!? 」


いつもは冷静な一刀が取り乱す


仲間達はただそれを見つめるばかり


そんなとき


?「七天皇将軍のくせに私にそむくとは馬鹿な奴め 」


一刀「誰だ! 」


突然声が聞こえ、声の出所を探す一刀


蓮華「ちょっとあれを見て!? 」


そんなとき蓮華が空に怪しげな雲があるのを見つけた。


ザザザッ…


そしてその雲がまるでスクリーンのように何かを写し出す。


パッ!


そして写し出されたのは


皇龍「はじめまして人間界の諸君 」


一龍「そんな馬鹿な!? 」


写し出された人物に一龍は心当たりがあった。


及川「おいおいなにを驚いてんねん、あんな渋顔のおっさんがどないしたんや? 」


及川が言うと


皇龍「渋顔のおっさんで悪かったな!私の名は皇龍、この龍界の皇帝だ! 」


及川「皇帝?冗談もほどほどに…って、えーっ!? 」


今さら驚く及川だった。


一刀「あいつが皇龍!? 」


桃香「すごく大きいよ!? 」


みんなが皇龍に驚いていると


皇龍「貴様達、下等な人間にしては七天皇将軍を五人も倒すだなんてすごいじゃないか、どうだその力を私に貸せば命だけは助けてやるぞ 」


皇龍が言うと


及川「私は皇龍様に仕えます! 」


ビシッ!


あっさり裏切る及川


桂花「あんた裏切るなんて最低ね!♯ 」


及川「やかましい!わいは強いもんの味方なんや!皇龍様、わいの命だけでも助けてちょうだいな♪ 」


皇龍「貴様のような雑魚なんて必要ない!とっととうせろ! 」


あっさり切り捨てられる及川だった。


皇龍「貴様は確か北郷一刀とかいったな、お前の実力ならば賊龍の代わりの七天皇将軍として出迎えるがどう… 」


皇龍が最後まで言おうとすると


一刀「…るな 」


皇龍「んっ? 」


一刀「ふざけるな!!♯仲間を大事にしない奴なんて俺は大嫌いなんだよ!♯待ってろよ皇龍、お前は必ず俺が倒してやるぜ! 」


ドォーンッ!!


皇龍に堂々と宣戦布告する一刀


皇龍「フフフッ!私を倒すなんて人間とはすごいことを言うものだな。いいだろう皇帝神魔城にて貴様を八つ裂きにしてやるから覚悟しておけ! 」


フッ!


そして映像が消えると


孤狼「見事だぜ一刀!俺がお前でも同じこと言ってたろうよ 」


孤狼が言うと


?「やっぱりたいした奴だなお前は… 」


!?


一刀が声の聞こえてきた方を見てみると


バンッ!


そこには心臓を貫かれて死んだと思われていた賊龍がいた。


一刀「賊龍、お前無事だったのか!? 」


一刀は賊龍に近づくが


賊龍「悪いがタフが売りの俺でもあと数分しか生きられねぇよ。それにしても皇帝に宣戦布告するなんてやっぱりお前はすごい奴だぜ…ぐふっ!! 」


喋りながら口から血を出す賊龍


賊龍「絶対皇龍を倒してくれそれが俺の最後の望みだ!それとこれを持っていけ 」


スッ


賊龍は懐から黄色の宝石を一刀に渡した。


一刀「いらねぇよ宝石なんて 」


賊龍「これはただの宝石じゃないドラゴンジュエルと言って七天皇将軍が一人一つずつ持つ王の証だ!必ずお前の役に立つから俺の代わりに連れていってくれ! 」


スッ


賊龍は一刀にドラゴンジュエルを渡すと


賊龍「生まれ変わったら俺は一刀の仲間になりてぇな… 」


ガクンッ!


一刀「賊龍… 」


そして賊龍は力尽きた。


一刀「… 」


賊龍の死を悲しんで黙り混む一刀に


桃香「一刀くん、先にいこうよ!賊龍さんのためにも皇龍をぶん殴らなくちゃさ! 」


華琳「桃香の言う通りよ一刀、立ち上がりなさい! 」


蓮華「お前がそんなに悲しんでは死んだ賊龍が悲しむぞ! 」


桃香達が言うと


一刀「あぁそうだよな 」


スッ!


一刀は懐にドラゴンジュエルをしまうと


一刀「賊龍!お前の仇は必ずとってやるぜ! 」


スッ!


賊龍が死んで出現した光の柱を通って次の世界に向かっていった。


麗羽「(まさかブ男(一刀)さんに宝石を奪われるなんて!それにしてもこの宝石が王の証だなんて驚きましたわ!?だったら全てわたくしが持っていればわたくしは龍界の王になれますわねおーほっほっほっ!) 」


麗羽も不気味に何かをたくらんでいた。


そして光の柱を通り抜けたみんなが次についた世界は


ドォーンッ!!


月「辺り一面が砂だらけですね 」


詠「これじゃ砂漠じゃない !? 」


一龍「どうやらここは砂漠の国、サンドランドみたいだな。この辺りには気の流れを邪魔する砂嵐があるから気の探索は不可能だぜ! 」


一龍の言う通り


凪「確かにさっきから皆さんの気が読み取れませんね!? 」


気の使い手である凪ですら探知できないほど砂嵐が邪魔をしていた。


そんなとき


桃香「ねぇねぇ、みんな見てよ! 」


桃香が何かを見つけた。


桃香「龍界ってやっぱりすごいんだね砂漠にザリガニがいるんだもん♪アメリカザリガニ?いやここは龍界だからリュウカイザリガニかな? 」


桃香は見つけたザリガニに言うが


一龍「アホッ!いくら龍界だからって砂漠にザリガニがいるかよ!そいつはな…!? 」


当然のごとくそれはザリガニではなく


一龍「龍界の毒蠍(どくさそり)、ドラゴルピオだよ!? 」


蠍だった。


ワサワサッ!


そして蠍達は一刀達に迫ってくる!


及川「この虫め!殺虫剤でも食らいや! 」


プシューッ!


及川は殺虫剤を蠍に吹き掛けるが


人間界の殺虫剤が龍界の生物に効くわけがなくしかも…


孤狼「馬鹿野郎!蠍は虫じゃねぇよ! 」


及川「そうやったん!? 」


※蠍は足が八本あるので虫ではなく蜘蛛と同じ節足動物です。


一刀「だが大丈夫だ!動きが遅いからすぐ逃げられる! 」


確かにドラゴルピオは動きが遅いので見つかったとしてもすぐ逃げられるのだが


ズシリッ!


一刀「えっ!? 」


急に一刀の体が重くなり、足が砂にめり込んでいく


いや、一刀だけではない


桃香「きゃっ!? 」


左慈「うぉっ!? 」


みんなが砂にめり込んでいるのだ。


愛紗「これではまともに動けない!? 」


シャオ「ヤバイよ!?蠍が来ちゃうよ!? 」


そしてそんな状態で逃げられるわけがなく


ワサワサッ!


一刀「くっそー! 」


ブスブスッ!


みんなは蠍に刺されてしまった。


そして刺されたみんなは


沙和「体の調子がおかしいなの〜!? 」


美羽「七乃〜、苦しいのじゃ蜂蜜水を用意するのじゃ〜!? 」


七乃「私も苦しいから無理です〜!? 」


いきなり体がしびれて苦しみだした。


一刀「(おかしいぞ!?体が苦しむだけならともかく気まで練れないなんて!?) 」


普通は体がボロボロになっても少しの気ならば練れるのだがそれすらできないのだ。


そんなとき


?「フフフッ!ドラゴルピオの猛毒に手も足もでないとはな 」


砂の中から声が聞こえてきた。


左慈「誰だ!出てきやがれ! 」


すると


ザバッ!


砂の中から黒髪ロング、ねずみ色の鎧を着た龍が飛び出してきた。


砂龍「はじめまして人間界の諸君、我が名は七天皇将軍一の非道の策略家『重神の砂龍』だ 」


砂の中から出てきたのは七天皇将軍の一人だった。


砂龍「我の得意技は重力を操ること、貴様らはまんまと我の重力波にかかって動きが鈍くなったところを… 」


スッ


砂龍は蠍を手のひらにのせると


砂龍「この龍界一の猛毒の持ち主、ドラゴルピオに刺されたというわけさ! 」


体の動きがおかしくなったのは砂龍のせいだったのだ。


砂龍「貴様らが二十歳未満の学生集団でよかったよ。何故ならドラゴルピオの猛毒は二十歳以上には効かないからな!ほっておいても貴様らはあと1時間もすれば死ぬ運命なのさ! 」


もちろん一刀達が学生集団だと知っていて砂龍はドラゴルピオを仕掛けたのだった。


砂龍「おや〜、戦いを始めようというのに貴様ら全員が戦えないのでは我の不戦勝のようだな〜。これでは我の持つ解毒薬も手に入れられないわけか〜 」


一刀「この野郎…! 」


こんな悪どい奴はブン殴らなければ気がすまない一刀だが体がしびれていては戦うこともできない。


だが砂龍には一つだけ誤算があった。


それは…


孤狼「なるほどな、大人には効かない毒か! 」


砂龍「なっ!? 」


すくっ! すくっ!


この場には二十歳以上が数名いたことを砂龍は知らなかったのだ。


砂龍「貴様ら、倒れたふりをしていたのか!? 」


孤狼「その通り、あわよくばお前が解毒方法を教えてくれると思ってな 」


この場で立ち上がったのは孤狼の他に


雪蓮「まさかホントに解毒方法を教えてくれるとはね♪ 」


冥琳「案外馬鹿なのかもしれないな 」


祭「わしは初めて年をとってよかったと思ったぞ 」


桔梗「意外と役に立つものだな 」


紫苑「璃々、しっかりしなさい 」


教師であった冥琳、祭、桔梗、紫苑と女子寮管理人の雪蓮だった。


ちなみに孤狼は学年は3年だが修行によって出席日数が足りなく留年を繰り返していたため年齢は二十歳を越えていたのだった。


一刀「兄貴、すまない 」


孤狼「気にするな!お前達は休んでいてくれ、あいつは俺が倒すからよ! 」


そして無事な孤狼達が砂龍に挑むことになったのだが


紫苑「私は璃々を見なくてはいけませんので 」


桔梗「わしは他のやつらの看病せねばいかんからのう 」


紫苑、桔梗が降りることになり


雪蓮「となると私達4人で戦うことになるのね 」


祭「まぁ、わしらにかかればあんな奴軽く倒せるじゃろうて 」


冥琳「在学時代最強トリオと呼ばれた実力を見せてあげましょう! 」


孤狼「よっしゃ!いくぜ! 」


4人で挑もうとするのだが


実はこの場にもう一人無事な奴がいた。それは…


及川「ようやく重力から解放されたで! 」


全員『えっ!? 』


みんなは及川が無事なことに驚く


砂龍「貴様、ドラゴルピオに刺されても平気なのか!? 」


砂龍が聞くと


及川「こいつほんまに蠍なんか?刺した途端にこいつの方からくたばりおったで 」


ぶら〜んっ


及川の手には死んだドラゴルピオがぶら下げられていた。


一刀「そういえば寮に()が入ってきた時も及川を刺した蚊は死んでいたな!? 」


恐るべし及川の体!?


ちなみにさっきまで重力波が張られていたので動けなかっただけである。


孤狼「仕方ねぇ 」


グイッ!


及川「へっ!? 」


孤狼は及川の襟をつかむと


孤狼「数あわせだ。お前も少しは人の役に立ちやがれ! 」


及川「な〜っ!? 」


孤狼は及川を無理矢理戦いに参加させるのだった。


雪蓮「はぁい雪蓮よ♪まさか連続女子寮覗き魔の及川くんが選ばれるなんて驚きだわ!?そして砂龍と戦おうとする私達の戦いが始まる。次回、『最強のメンバー?』私達は無敵のメンバーよ! 」


飛琳「飛琳先生と軍師達のキャラ紹介コーナー 」


飛琳「はじめに言っておきますがこちらに書かれている情報は現在までの情報だから後に変わることがあるので注意しようね 」


桂花「フンッ!だったら最初から書けばいいのよ!それで今回は誰なんですか? 」


飛琳「第二弾はこの人です! 」


及川祐(たすく)


漢組 2年 18歳


武器・武器マニアのおじさんから借りた武器


好きなもの:美女、爆乳


嫌いなもの:オカマ、性格の悪い女、桂花、イケメン


弱点:オカマのキス


この小説の脇役であり一刀の親友でその仲はエログッズを借りあうほど、長編が始まると相手の攻撃を受けるが不死身なため死ぬことはない。体が臭くおまけに毒もあり、及川を食べようとしたピラニアを退かしたり、蠍に刺されても返り討ちにするほど。桂花とは幼稚園からの付き合いだが犬猿の仲。相手の幸せを破壊する幸せクラッシャーの異名を持つ。女には好かれようとしているが墓穴を掘ってしまい学園女子全員から嫌われている。メスゴリラやチョウチンアンコウによく好かれる。頭が悪く成績は漢組最低。

家族はゴジラ似のおかんと成績優秀な弟がいる。武力はない

大阪出身


飛琳「どうかな桂花? 」


桂花「どうって…みんな私が知ってることよ! 」


飛琳「ほほぅ、徹底的に調べあげていると 」


桂花「ちがーう!♯ 」


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