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123時間目「水中大決戦!」

一刀「木龍を見事撃破した俺達は次の世界に向かった。向かった先はアクアランドという水の世界であり俺はそこで出会った蛟と仲良くなろうとするがそれを焔が拒否し、俺と焔が戦いを始めようとした。だが実はその戦いは蛟をはめようとした俺達の作戦で作戦は見事に成功した。そして正体を現した蛟は本来の名である水龍になり俺達に戦いを挑むのだった 」

アクアランドにて戦う選手(焔、雫、秋蘭、亞莎、天和)が決まり、いよいよ戦いが始まろうとしていた。


焔「お前みたいな騙し討ちする卑怯もんは俺が焼き殺してやるぜ! 」


雫「あんなナルシストな奴なんてどっかの奴を見ている気がして嫌なの〜 」


その理由は二人が在籍していたデスドラゴンナイツのなかに天宮零霧という男好きのナルシストがいたからだ。


水龍「それでは準備ができたようだし、戦いを始めようとするか 」


パチンッ!


水龍が指を弾くと


ゴゴゴッ…!!


いきなり水が割れてきて


バッシャーッ!


水中へと続く道が開かれた。


水龍「これが私の戦場、名付けてアクアドーム怖じ気づいて逃げるなら今のうちだぜ! 」


水龍が言うと


焔「悪いが逃げる奴なんて一人もいないんだよ 」


秋蘭「貴様のような奴は一度痛い目を見た方がいいからな 」


亞莎「ゆ…許しません! 」


天和「私だって頑張っちゃうもんね〜♪ 」


やる気満々の五人


水龍「そんなに早く死にたいのなら別に構わないさ、ギャラリー(観客)は邪魔しないように上にいってね 」


水龍「それではバトルスタンバイ! 」


パチンッ!


水龍が指を弾くと


ザッパーンッ!!


回りからいきなり水が流れ出してきた。


亞莎「何が起きてるんですか!? 」


天和「溺れちゃうよ〜!? 」


しかし何故か観客席の方には水が現れず闘技場だけが水だらけになってしまった。


孤狼「どうなってるんだよ!? 」


地和「姉さんは大丈夫なの!? 」


その頃、闘技場では


亞莎「あれっ!? 」


天和「水の中なのに息ができるよ!? 」


秋蘭「どういうことなのだ? 」


水龍「フフフッ!この水は普通の水ではない!時水(じすい)という龍界にしかない水だ! 」


時水…普通に触れても指定された時間が来ない限り水の感触(冷たさ等)が現れない水、時間が来る前なら水の中で呼吸も可能


水龍「だがあと一時間もすればこの水は普通の水と化する。つまり一時間以内に私を倒さなければ貴様らは溺れ死ぬのさ! 」


水龍が言うと


及川「何言っとんねん!こんな水、わいが助けたるで♪ 」


この時、及川は泳げないのを忘れて飛び込もうとする。


だが


水龍「言っておくが、この闘技場には戦いが終わるまで選手以外の奴ははいれん!おまけに入ろうとすればそいつは死ぬ! 」


水龍が言うと


及川「やっぱ邪魔したあかんよな〜!? 」


飛び込むのをやめる及川だった。


焔「へっ!一時間なんて要らねぇよ!テメェなんて奴は五分で片付けてやるぜ! 」


バシュンッ! ボッ!


超進化した焔は拳に炎を出すが


シュボッ!


焔「なっ!? 」


その炎はすぐに消えてしまった。


水龍「バカめ忘れたのか!ここは呼吸はできても水の中なのだぞ水中で炎が作れるわけなかろうが! 」


そのことをすっかり忘れていた焔だった。


秋蘭「ならばこの場は任してもらおうか! 」


ぐぐっ! ヒュンッ!


秋蘭は水龍に弓を放つが


のろ〜っ!


秋蘭「なっ!? 」


弓の早さはいつもより確実に遅かった。


春蘭「秋蘭よ!遊んでいる場合じゃないぞ! 」


春蘭は叫ぶが別に遊んでいるわけではない


水龍「ここは水中だよ。物を投げたところで早さが遅くなるのは当たり前じゃん! 」


おまけに遅くなるのは弓だけではない


亞莎「動きにくいです〜!? 」


水中では体の動きも遅くなるのだ。


水龍「それじゃあこちらからいかせてもらう 」


スッ!


水龍は構えだす。


焔「バカかあいつ、さっき自分で水中では遅くなるって言ったばかりじゃねぇか 」


確かに普通なら焔の言う通りなのだが


水龍「この私を貴様らと同じだと思うなよ! 」


ギュンッ! ドグボッ!!


焔「ごほっ!? 」


水龍は驚くべき早さで魚雷のように焔に突進してきた。


水龍「これが私の『魚雷突撃(トーピードタックル)』だ!私は水中ならば陸の三倍ほどの速度で移動可能なのだよ! 」


観客席


孤狼「あいつ、自分に得意なフィールドにしたってわけかよ!? 」


及川「騙し討ちしたり回りを水にしたりとほんまに卑怯もんなやっちゃで 」


及川が言うと


ビシッ!


水龍「そこのブ男!こいつらを殺したら次は貴様の番だから覚悟しておけ! 」


及川を指さす水龍


及川「だそうですよアニキ 」


孤狼「俺のどこがブ男だ!♯明らかにお前だろうが! 」


孤狼になすりつける及川だった。


焔「なめるなよ!テメェの動きが早いからってなんだよ!悔しかったらこっちに来やがれ! 」


水龍を挑発する焔


水龍「そんなに早死にしたいならすぐに殺してやるぜ! 」


スッ


水龍は構える。


水龍「『魚雷突撃(トーピードタックル)』! 」


ギュンッ!!


ものすごい早さで焔に向かっていく水龍


ドグボッ!!


焔「ごほっ!? 」


そして水龍は焔に激突した。


だがこれこそが焔の狙いだったのだ。


ガシッ!


水龍「なにっ!? 」


焔は水龍をガッチリ掴むと


焔「確かにテメェの早さは認めてやるよ。だが一度捕まえれば… 」


ジャキンッ!


焔は水龍を取り押さえながら大剣・邪魂大蛇丸を取り出すと


焔「身動きとれないだろうが! 」


ズバッ!!


水龍「ぐはっ!? 」


焔は大剣で水龍の胴体を切り裂いた。


焔「どうだこの野郎が! 」


今の一撃で勝利を確信した焔だったが


水龍「な〜んちゃってね 」


焔「なにっ!? 」


焔は水龍が平気な顔をしているのに驚いていると


ぐにゃぐにゃっ


何と!?斬られたはずの胴体がくっつき始めたのだ


パァーンッ!


そして水龍の体が元に戻ると


水龍「残念だったね、私は自分の体を水にすることができるのだよ。切り裂かれる寸前に液体化したのさ 」


秋蘭「液体人間(?)だと!? 」


亞莎「斬られても平気ならどうやって倒せばいいんですか!? 」


水龍の能力に驚くみんな


そんなとき


天和「あれっ?雫は? 」


天和がさっきから雫がいないことに気づいた。


雫はどこに消えたのかというと


雫「フフフッ!水の中ならば… 」


何処からか雫の声が聞こえたかと思うと


もわ〜っ


雫「雫ちゃんの得意なフィールドなの! 」


シュッ!


いきなり水龍の後ろから雫が出現し、水龍にチョップを食らわせようとする。


実は超進化した雫は水の中ならカメレオンのように体を一体化させて消えることができるのだ。


水龍「フンッ!私に不意打ちがきくものか! 」


サッ!


しかし銃が主体の雫ではチョップの早さが遅すぎてしまい食らわす前に逃げられてしまった。


だが


ガシッ!


水龍「なんだこいつは!? 」


いきなり水の人型が現れて水龍を捕らえる。


雫「フフフッ!その子は雫の分身体アクエリアンなの♪それじゃあ止めを指してあげるなの♪ 」


にょろりっ


いきなり雫の舌が伸び出した。


実は雫の舌は蛇のように長くすることができるのだ。


舌を伸ばした雫は身動きのとれない水龍の首を絞めようとする。


水龍「おのれっ!七天皇将軍の一人であるこの水龍様をなめるなよ! 」


ぐぐっ!


捕らえられながらも水龍は雫に指を向けると


水龍「『スプラッシュプレッシャー』! 」


ドキュンッ!!


水龍の指から強力水鉄砲が撃ち出され


ブシュンッ!!


雫の胸を貫いた。


雫「がはっ!? 」


ばたっ!


雫はその場に倒れる。


水龍「手強い奴だったが所詮私の敵ではなかったようだな 」


観客席では


及川「おのれーっ!!よくも雫ちゃんの巨乳を撃ちやがったなー!!わいが相手するからかかってこいや!♯ 」


いつになく怒る及川


一刀「待てよ及川、お前が行ったところで勝てる相手じゃない! 」


一刀が及川を止める。


及川「放せやかずピー!『男にはたとえ勝てなくても逃げちゃいかん時がある。それは…女体を汚されたときだ』って鼻の長い嘘つき男が言ってたやんか! 」


確かに似たような台詞をいっていたがそれは仲間の夢を笑われたときである。


一刀「落ち着け及川!雫は無事だ! 」


及川「何言っとんねん!心臓を撃ち抜かれたんやで!心臓が別のとこにあるちゅうんか! 」


一刀「いいから落ち着いて闘技場を見てみろ! 」


一刀に言われて及川が闘技場を見てみると


水龍「さて、残った貴様らカスを殺すのにあまり時間をかけたくないのでな、まとめてかかってこい! 」


くるっ


水龍が雫から目を離した瞬間


ドキュンッ!! ピュッ!


水龍の後ろから水の弾丸が撃たれて水龍の頬をかすった。そして水龍の後ろには


バァーンッ!


雫「残念だったなの、雫ちゃんも体を水に変えることができるなの♪ 」


無事な姿の雫がいた。


及川「雫ちゃ〜ん!生きとったんかいな!? 」


一刀は前に雫が水になれることを見て知っていたのでたいして驚かなかったのだった。


そして顔を傷つけられた水龍は


水龍「私の美しい顔が!? 」


ぷるぷるっ!!


水龍の体が震えだすと


水龍「貴様ら、絶対殺してやるー!!♯ 」


ボゴッ!! めきめきっ!!


水龍が叫んだあと、水龍の体が変化していき


バァーンッ!


最後には醜い姿の巨大龍と化した。


秋蘭「秋蘭だ。真の姿である醜い巨大龍へと化した水龍は我々の想像を越えた力を振りまくってくる。対する我々にはやつに対抗できる手段がない、もしその手があるとすれば…次回、『炎と水の龍合体(ドラゴンクロス)』それより姉者はいつ出るのだろうか? 」

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