122時間目「第四の国アクアランド」
一刀「木龍の化けた犬龍に不意打ちをくらって倒れた狼龍。そして弓使いである木龍と戦いを繰り広げる恋達、だが木龍の力は想像を越えていて苦戦するが華雄の能力(?)によって無事に本物の犬龍を救出する。そしてあまりの木龍の残忍的な性格にキレた恋は究極進化をする。だが恋はダメージが大きくまともに動けなかった。そこで霞の発案により合体陣形で木龍にきつい一撃を食らわしたのだった 」
木龍「バカな!?この私が負けるなんて…あり得ないのだー!? 」
ドッカーンッ!!
究極進化した恋の一撃を受けて木龍は爆発した。
恋「…やった 」
勝利を喜ぶ恋だが
よろりっ バタンッ
毒で体力が消耗されてしまい恋はその場に倒れてしまった。
もちろん恋だけではなく
霞「ウチももうあかんわ 」
華雄「タフがうりな私でもさすがにもうダメか 」
バタバタンッ!
恋を投げた霞、そして木龍の一撃を必死で止めた華雄も疲れて倒れてしまった。
華雄「それにしてもさっきの陣形はよかったな 」
恋「…今までで一番のできだった 」
霞「そうやったな〜、ウチらの最強陣形・董卓防衛陣・猪鹿蝶は無敵やで!まぁ今までは華雄が耐えきれへんかったから失敗しとったけどな♪ 」
華雄「仕方がなかろう。今まで命を懸けるほどの戦いがなかったからな 」
恋「…ぶっつけ本番でいい感じだった 」
三人が話をしていると
ねね「恋殿〜!! 」
ダダッ!!
逃げていたはずのねねがやって来た。
恋「…ねね 」
恋はねね来たことに驚いていると
一刀「大丈夫か!? 」
ババッ!
ねねに続いて一刀達も現れた。
霞「何で来たんやい!? 」
霞が聞くと
焔「そこのパンダチビ(ねね)が助けを呼びに来たんだよ 」
ねね「ねねはチビじゃないのです!♯ 」
雛里「あわわ〜!そんなことより傷の手当てをしませんと!? 」
雛里達は華佗から預かった薬で五人(恋、霞、華雄、鈴々、狼龍)を治療する
そんなとき
美羽「おやっ? 」
キランッ☆
美羽が木龍が倒れていた付近に宝石が落ちているのを見つけた。
美羽「きれいなのじゃ〜♪妾の宝物にするのじゃ〜♪ 」
美羽は宝石を拾い上げると
麗羽「おーほっほっほっ!美羽さん、それは持っていると蜂蜜を腐らせる呪いの宝石ですわよ 」
美羽「なんじゃと!? 」
麗羽「美羽さんの大事な蜂蜜を腐らせるわけにはいきませんからそれはわたくしが処分しておきますわ 」
美羽「ありがとうなのじゃ〜 」
スッ
美羽は麗羽に宝石を渡した。
麗羽「(これだから美羽さんは扱いやすいですわ) 」
まんまと美羽から宝石を奪い取った麗羽だった。
そして一刀達は光を通って次の世界に進もうとすると
ベアード「お前達には感謝している 」
ディア「絶対皇龍を倒してくれよ! 」
一刀達を励ますベアード達
狼龍「確か恋って言ったね。犬龍を助けてくれてありがとう 」
犬龍「恋お姉ちゃんありがとう!いつかお礼にいくね♪ 」
二人がお礼をいうと
恋「…待ってる。それと…狼龍って呼びにくいから明って呼ぶけどいい? 」
恋が狼龍に聞くと
狼龍「明か、気に入ったからいいよ♪ 」
狼龍の名前が明になった。
そして一刀達は次の世界に向かっていく、ついた先は
パァーンッ!
そこは辺り一面が水に囲まれていて未来都市のような町並みだった。
一龍「どうやらここはアクアランドみたいだな 」
一龍が言うと
ぶるぶるっ!!
いきなり雫の体が震え出していた。
一刀「どうしたんだ雫? 」
及川「進化かいな? 」
二人が雫に近寄ると
雫「もう我慢できないなの〜♪ 」
バサッ!
一刀「うおっ!?/// 」
及川「うひょーっ!/// 」
いきなり雫が服を脱ぎ出したことに興奮する二人
そんな二人には当然のごとく
ゴツンッ!!☆ミ
乙女達からの鉄槌がくだされた。
華琳「あなたいったい何してるのよ! 」
そして下着姿になった雫は(雫はノーブラ)
雫「だって〜、こんなにきれいな水なんだし〜少しばかり泳いでくるなの〜! 」
バシャッ!
そして雫は水に飛び込んだ。
焔「まぁ雫の奴は水泳が得意だから心配要らないだろ 」
及川「しかし平和な国やな〜、いつもやったらそろそろ敵の軍隊が出てくるのに一向に出えへんなんて 」
及川が言うと
一龍「確かにおかしいな。確かこの世界には魚類型龍人が住んでいるはずなのに住民どころか兵隊すら出ないなんて 」
一龍が言った直後
ポロポロポロロンッ♪
蓮華「この音はなんだ? 」
冥琳「ハープのようだが何処から聞こえてるんだ? 」
そして音の場所を探ってみると
?「皆さんようこそ 」
バッ!
そこに現れたのは水色のロング髪で白スーツを着た美男子だった。
蛟「僕の名前は蛟、あなた達の噂は聞いていますよ。龍界の七天皇将軍を三人もやっつけた強い人物だとね、よかったら記念に握手してくれませんか? 」
スッ
蛟が握手を求めると
一刀「こりゃあどうも 」
スッ
握手をしようとする一刀
だが
パシンッ!
その手は焔に弾かれた。
一刀「何するんだよ! 」
焔「お前バカか?似たような手口でコウモリに騙されただろうが! 」
※時間目参照
焔「こいつだって見かけは弱々しいが信用できる奴じゃないだろうが! 」
焔が言うと
蛟「ひ…酷い!僕はただ単に握手したいだけなのに 」
ほろりっ
蛟の目から涙がこぼれ出す。
焔「嘘泣きしたって俺は馬鹿正直な一刀と違って騙されないからな 」
焔が言うと
一刀「待てよ焔!そんなに疑っちゃダメだろうが! 」
焔「だからお前はバカなんだよ!そんなんじゃいずれ死ぬぜ! 」
一刀「何だと!!♯ 」
焔の言葉に一刀は激怒した。
焔「やるってのか?俺は別に構わないぜ!♯ 」
すぐにでも喧嘩をしそうな二人に
桃香「二人共やめてよ!私達が争ったってなんにもならないじゃん! 」
喧嘩を止めようとする桃香
焔「うるせぇ!女は黙っていろ!これは俺と一刀の問題だ 」
桃香「孤狼さんも止めてくださいよ! 」
桃香はこの中で唯一二人を止められそうな孤狼に助けを求めるが
孤狼「・・・ 」
孤狼は何も話さなかった。
そしてついに
焔「俺は前からお前のような奴が気に食わなかったんだよ! 」
一刀「それはこっちの台詞だぜ! 」
ブンブンッ!
二人は殴り合いの喧嘩を始めてしまった。
桃香「どうしてみんな止めないの!? 」
そして桃香以外の誰もが二人を止めようとしなかった。
主な理由として
・この二人を止められるわけがない
・好きにやらせろ
・このまま二人がいなくなればわたくしがリーダーになれますわ
であった。(勿論一番下は麗羽である)
蛟「二人共僕のことで喧嘩なんてやめてください 」
スッ
二人を止めようと蛟が入ろうとすると
焔「くたばりやがれっ! 」
一刀「お前こそな! 」
蛟「やめてください! 」
ブンッ!!
二人が殴り合おうとした途端、蛟が輪に入ると
一刀・焔『にやりっ 』
蛟「えっ!? 」
くるっ! ドガッ!!
蛟「がふっ!? 」
二人は拳を急に止めて狙いを互いから蛟に変えて蛟をぶん殴った。
蛟「な…何するんです!? 」
蛟がいきなり殴った理由を聞くと
焔「もう芝居はやめにしろ 」
一刀「とっくにバレてるんだよ悪人さん 」
バンッ!
二人が言うと
桃香「どういうこと!? 」
わけがわからず一人驚く桃香
焔「こいつは俺達を騙し討ちしにきた悪人なんだよ 」
一刀「お前が怪しいことなんて出会った時から気の色でわかっていたからな 」
気にも色がある。
悪い奴は黒
良い奴は白
腹黒い奴は灰色といった感じなのだ。
これを見切れる人は数が少ない
バットルに騙された一刀は一応気の色で悪人かどうか確かめるようにしたのだ。(ちなみに気の色を消すのは余程の熟練でしか不可能である)
気の色で蛟が悪人と判断した一刀は信じる振りをして焔を怒らせ、とっさにアイコンタクトで焔に連絡し、ひと芝居をしたのだ。
孤狼「(見事だぜ一刀、焔) 」
この事を孤狼は知っていたのであえて手を出さなかったのだ。(もし知らずにいたら孤狼も喧嘩に混じっていただろう)
一刀「焔、お前の色は白だぜ!多分昔は黒だったかもな 」
焔「うるせぇ、お前なんかと数ヶ月いたら俺も丸くなるもんだぜ 」
そして全てをバラされた蛟は
蛟「フフフ…さすがは七天皇将軍を三人も倒した奴らだ、騙し討ちは効かないようだな 」
さっきまでの態度が嘘のように蛟の性格が急変した。
蛟「私の名前は蛟なぞではない!皇龍様の配下、三大龍将軍の配下の中でも一番信用が高い七天皇将軍の一人、水神の水龍様なのさ! 」
バンッ!
水龍「貴様らのことは皇龍様から聞いていたからな、聞けば七天皇将軍を三人も倒したらしいが私を他の三人と一緒にしない方がいい!なぜなら私は皇龍様から一番の信用を得てるのだからな 」
及川「他と違うと言っておきながら騙し討ちとは卑怯な奴やで 」
及川が言うと
ビシュンッ!! ザシュッ!
水龍の指先から水鉄砲が発射されて水鉄砲が及川の頬をかすって少し切った。
水龍「役に立たないブ男は黙っていろ 」
及川「は…はいっ!? 」
じょろ〜っ
水龍の迫力に少しちびる及川だった。
水龍「さてと、私と戦うのは誰だ?本来なら貴様らは五人だが何人でも構わんぞ 」
水龍が言うと
焔「俺にやらせろ!テメェなんて俺一人で十分だ 」
亞莎「では軍師として私もいきます 」
秋蘭「ああいう奴は嫌いなタイプでな、私もやらせてもらうぞ 」
天和「面白そうだから私もやるよ♪ 」
出場者の四人が決まりあと一人という時に誰かが手を挙げようとした瞬間
ザッパーンッ!!
いきなり水飛沫が噴射されたかと思うと
雫「話は聞いたよん♪雫もやるなの♪ 」
水の中から雫が現れた。
及川「(ハッ!?雫ちゃんはノーブラで水に入ったってことは…) 」
カチャッ!
及川は直ぐ様カメラを用意して雫を撮ろうとするが
バンッ!
雫「んっ? 」
すでに雫は超進化していたため鎧を身に纏っていた。
ガーンッ!?
及川「ショックやんけ!きっと読者も雫ちゃんの裸を期待しとったのに! 」
わけのわからぬことを叫ぶ及川だった。
焔「焔だ。俺がまさか一刀とあんな手を使うとは思わなかったぜ!普段ああいうのは蒼魔の役目だしな。あんな奴はこの俺が焼き殺してやるぜ!と言いたいところだが、場所が水中じゃあ炎が使えねぇよ!?次回、『水中大決戦!』せっかく天和ちゃんがいるんだからいいとこ見せてやるぜ! 」