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120時間目「玩具の障害」

一刀「華佗の捨て身の攻撃と飛琳先生の一撃により黒龍は倒され、俺達は二人を置いて次の世界にいった。そしてついた先は機械都市ファクトリーランド、この街でロボット達に追われた俺達は熊型龍人ベアードのおかげで何とか助かる。だが今度はベアードの仲間が七天皇将軍のひとりである木龍に囚われたため俺達が救出しに行くことになったのだった 」

ファクトリーランド


カタンッ!


この国にあるマンホールの蓋が開いて中から現れたのは…


霞「どうやら見張りはおらへんらしいな 」


霞だった。


しかも霞だけではなく


華雄「そんなことより早く出てくれ!臭くてたまらん! 」


ねね「恋殿を早く出すのです! 」


鈴々「臭くて鼻が曲がるのだ〜! 」


恋「…せまい 」


ドンッ!!


全員『うわっ!? 』


ドバッ!


恋が無理矢理押し出したことにより、霞達(霞、恋、華雄、ねね、鈴々)も押し出された。


霞「アホかい!見つかったらどないすんねん!♯ 」


霞が怒鳴ると


ねね「恋殿は悪くないのです!悪いのはさっさと出ない霞なのです!♯ 」


喧嘩を始める二人を


?「いい加減にしなさい! 」


誰かが止めに入る。


止めに入った人(?)は


?「ハァ〜、まったくこんなメンバーで大丈夫なのかしら? 」


恋達についてきた人物(?)は


茶髪の髪を結わえて緑目、短いジーパンと鎖骨が出てる服を着て(ノーブラ)、背中には龍の翼と狼の耳を持ち、巨乳でスタイルのいいお姉さん的な人間の姿をした犬龍の相棒である狼龍だった。


おもわずため息をつく狼龍。ちなみになぜこのメンバーが選ばれたのかというと


数時間前


一刀「それじゃあ行ってくるぜ! 」


最初は一刀だけで行こうとするのだが


焔「まて一刀、俺が行く 」


孤狼「俺に戦わせろ!戦いたくてうずうずしてるんだ! 」


武道派のこの二人が許してくれるはずがなく


桃香「一刀くんが行くなら私も! 」


蓮華「あっ!ずるい!私だって 」


華琳「あら私の方があなた達より武力は上よ 」


恋「…恋はそれより上 」


一刀大好きっ子まで許してはくれなかった。


一刀「かといって全員で行くと目立つしな 」


数人減ったとはいえまだ50人はいるのだ。


普通単なる救出作戦ならば隠密である思春や明命が行くべきなのだろうが


みんなの頭に血がのぼっていたため考えてなかった。


一刀「仕方がない、時間もないしくじで決めよう!いきたい奴は手をあげてくれ! 」


サササッ!


ほとんどが手をあげるなか


及川「(アホくさ、何であんな危険な場所にガキを助けにいかなあかんねん。ワイは手をあげんとこ…) 」


別に来なくても構わないのだが及川が手をあげないでいると


ベアード「犬龍を探すならこいつも連れていってくれ 」


スッ


ベアードが指した先には


モワ〜ン♪


美女のお姉さんがいた。


狼龍「アタシの名は狼龍(ろうりゅう)よ、よろしくねん♪ 」


話し方は貂蝉に似ていたが色気なら月とすっぽん、紙つぶてと隕石のごとく差がありすぎた。


そして狼龍を見た及川は


及川「(あんなお姉ちゃんと行けるなんて天国や!)ワイも行くで! 」


シュッ!


欲望丸出しで行く気満々だった。


そしてくじの結果…


恋達が選ばれることになった。ちなみに出掛ける直前


狼龍「一刀くんって言ったわよね。帰ったらアタシがサービスしてあげるわん♪ 」


一刀「はいっ!/// 」


一刀が狼龍にデレデレしていると


ギュギュギュッ!!♯


一刀「いははっ!?(いたたっ) 」


一刀は恋を除く一刀大好きっ子におもいっきり頬を引っ張られたという


そして現在に至る


華雄「しかし、この広い街でどうやって探すというのだ? 」


それが問題なのだが


狼龍「それなら大丈夫。この街については仲間で調べあげてるの、犬龍が囚われたのならこの街の中央にある塔にいるはずよ 」


スッ!


狼龍が指差した先には大きな塔があった。


鈴々「あそこまでだいたい3kmってとこなのだ 」


霞「しかも見張りがおるかもしれへんから行くのが大変やで!? 」


かといって今さら思春や明命をつれてくるわけにはいかない。


ねね「仕方ないからねね達だけで行くのですよ 」


と決めた瞬間


恋「…ちょっと待って 」


恋が止めに入った。


恋「…その前に 」


全員『その前に…!? 』


全員が恋に注目する。


ぐぅ〜っ!


恋「…お腹空いた 」


ズコッ!


ねね「今、ご飯を用意しますぞ! 」


ねね以外のみんながずっこけるのだった。


しばらくして


ガシンガシンッ!


ロボット「異常ないか? 」


ロボット「異常なしだ 」


ロボット達が街を巡回するなか


カランッ!


ロボット「あっちで音がしたぞ! 」


ロボット「いくぜ! 」


ガシンガシンッ!


ロボット達が音のする方に向かっていくと


ひょこっ


物陰から霞達が現れた。


霞「プフフッ♪やっぱ機械は単純やな物音する方に向かってくなんて今時の人間でも引っ掛からへんで♪ 」


ダダッ!


そして霞達はロボット達を無事に通り過ぎた。


華雄「あいつらに見つかったら厄介だからな 」


狼龍「だけどもこの先はもっと大変だよ。この街は塔に近づくほど困難になるんだ 」


しばらくして


鈴々「ロボットを抜けたと思ったら今度はなんなのだ? 」


恋達の前には黒い橋が立ち並んでいてしかも


ゴポゴポッ!!


恋「…下は熱そう 」


霞「当たり前やん、下は溶岩やねんから!? 」


ねね「罠かもしれないけど渡るしかないのです 」


タタッ!


そして仕方なくみんなが橋を渡っていると


鈴々「にゃっ?変なボタンがあるのだ 」


鈴々が『押しちゃダメ』と書かれたボタンを見つけた。


鈴々「こう書いてあったら… 」


ポチッ!


押してしまうのが鈴々だった。


そして押した瞬間…


ゴゴゴッ…!!


地鳴りがしたかと思うと


ガラガラーッ!


橋が後ろの方から崩れ出してきた。


実はこの橋はドミノ倒しのドミノでできているのだ。


ガラガラーッ!


霞「何の音や? 」


前を歩いていた霞が後ろを振り向くと


ドダダーッ!!


鈴々「みんな、急いで走るのだ〜!? 」


鈴々が崩れる橋の上を急いで走っていた。


霞「何やってんねん!? 」


華雄「とにかく今は逃げるのが先だ!ねねは私に捕まれ!? 」


ガシッ!


ねね「どうせなら恋殿がいいのです〜! 」


華雄「つべこべ言うな!? 」


ダダーッ!


みんなは一斉に走り出した。


霞「へんっ!『神速の張遼』と呼ばれたウチやで!こんな障害屁でもないわ! 」


2年C組 張遼霞。馬術部で脚が早く陸上部からも勧誘される関西人。初めて出会った時以来、愛紗に片思いしている。


そして何とか全員走り終えたのだった。


恋「…考えてみたら、恋が超進化して飛べばよかった 」


全員『あっ!? 』


今さらそのことに気づくみんなだった。


そして最後の通路にある門


狼龍「ここを通れば塔にたどり着くよ 」


鈴々「もうこうなったら鬼でも蛇でも出てくるのだ! 」


スッ!


そして鈴々が門を通ると


ひょこっ♪ひょこっ♪


くまのぬいぐるみが歩いていた。


鈴々「熊なのだ〜♪ 」


ぴょんっ!


子供のように熊に向かっていく鈴々


華雄「まったく、これだから子供はダメだな。なぁねね 」


華雄がねねの方を向くと


ねね「ホントに鈴々は子供なのです 」


ぷるぷるっ


と言いながらもホントは遊びたいねねだった。


だがそんなとき


シュッ!


熊のぬいぐるみから鋭い爪が出てきたかと思うと


ブォンッ!!


鈴々「おわっ!? 」


ガキンッ!!


とっさに熊の攻撃を防いだ鈴々


そして熊達が一ヶ所に集まると


くま「我々は癒しのハンター、名付けてプリティベアズ!この我々の癒しの顔の前では誰であろうと攻撃できないのさ! 」


ところがだ


ドグボッ!!


くま「グホッ!? 」


ドサッ!


一人のくまが恋にブッ飛ばされた。


くま「何故我々の癒しが効かないんだ!? 」


くまが驚くと


恋「…悪いくまは嫌い 」


いくらかわいいものが好きな恋でも悪い奴は許せないのだった。


ゴゴゴッ…!!♯


そして恋から流れ出る覇気に


くま達『うわーっ!? 』


ダダーッ!


熊達は逃げていった。


華雄「あれのどこがきついんだ?むしろ他の障害より簡単ではないのか? 」


狼龍「さぁ、相手によって違うんじゃない? 」


ねね「さすがは恋殿なのです! 」


それぞれが反応を示すなか


霞「んじゃ熊達も逃げたことやし、塔の中に入ろうか 」


そしてみんなは塔の中に入っていった。


塔の中


霞「罠だらけかと思ったけど中は意外と普通なんやな 」


華雄「こうも何もないと逆に不気味だ 」


そして塔の中を突き進んでいくと


バンッ!


一つの部屋にたどり着き、部屋の中には檻があった。


そして檻の中には


狼龍「犬龍!? 」


ボロボロの姿になった狼龍の相棒である犬龍がいた。


タタッ!


すぐさま檻に近づくみんな


だが体をよろけながらも立ち上がった犬龍は


犬龍「狼龍、来ちゃダメだ!これは罠だ!? 」


犬龍は必死に叫ぶがもう遅い


ガチャンッ!


鈴々「なっ!? 」


恋達が入ってきた扉がいきなり閉められた。


華雄「しまった!?罠だったか!? 」


誰が見てもわかるであろう


狼龍「でもいいんだよアタシは犬龍さえ救い出せればさあ、早くこの檻から出してあげるからね 」


スッ


そして狼龍は懐から短剣を取り出す。


犬龍「ありがとう狼龍お姉ちゃん!でも檻は切らなくてもいいよ 」


狼龍「何でだい? 」


狼龍が聞くと


犬龍「だって… 」


ジャキンッ!


犬龍「檻があろうがなかろうがこいつなら関係ないからさ 」


ドキュンッ!


そして犬龍は懐から取り出した矢を狼龍めがけて撃った。


恋「…恋。いきなり襲い掛かってきた犬龍は実は偽物だった。そして恋達が攻撃すると本性を現してきた。非常な敵に恋は怒って究極進化したけどなかなか強い奴に恋達は苦戦する。次回、『董卓防衛陣・猪鹿蝶!』恋は絶対にこいつを許さない! 」

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