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107時間目「一刀の子育て日記」

一刀「今日はバレンタイン俺はみんなに会わないよう瞬間移動で登校したが及川にやられてしまい女子から逃げるはめになってしまった。その後女子達からチョコを受け取ったかと思えば今度は桃香達が攻めてきてもう大変!!だが断るわけにもいかずすべてのチョコを夜通し食べた俺は翌日、鼻血を出して倒れているのを発見されるのだった 」

ある日のこと


貂蝉「それじゃあいってらっしゃいね小町 」


フランチェスカ学園学園長である貂蝉は藤原保育園にやって来ていた。


尾野「ありがとうね貂蝉 」


尾野小町。貂蝉の友人で藤原保育園の園長をしている。さらに


貂蝉「同じ漢女(おとめ)道を極めたものの頼みなら聞かなきゃならないじゃない 」


尾野「そうね、それじゃあよろしくねんっ♪ 」


外見は貂蝉よりはましだが漢女である。


そして小町は去っていった。


貂蝉「さてとん、妹子ちゃんお母さんが出掛けている間お姉ちゃんが遊んであげるからねん♪ 」


ギュッ!


そんな貂蝉の手には小町の娘の妹子が抱かれていた。(一才)


フランチェスカ学園


妹子「おぎゃーっ!おぎゃーっ! 」


さっきまで寝ていた妹子が起きた途端いきなり泣き出した。別にお腹が空いたわけではなく、おむつも濡れていない。その理由は…


貂蝉「どうして泣いてるのよん? 」


バァンッ!!


起きた直後に貂蝉の顔を見たからである。


しかも


ガラッ!


卑弥呼「貂蝉、これから新入生を迎える講演会に行く時間じゃぞ 」


貂蝉「あらやだ!?忘れてたわん!? 」


貂蝉に用事ができてしまった。


妹子「おぎゃーっ!おぎゃーっ! 」


だが赤ちゃんをこのまま残していくわけにはいかないし、講演会にも行かなくてはならない。


貂蝉「どうしましょう? 」


貂蝉が悩んでいると


ガラッ!


一刀「学園長、来年の予算案を持ってきました 」


生徒会長である一刀が入ってきた瞬間


貂蝉「一刀くんちょうどいいわん♪この赤ちゃん預かってねん 」


パスッ


一刀「えっ!? 」


一刀がどういうことかわからずに戸惑っているうちに貂蝉は赤ちゃんを一刀に渡すと


貂蝉「その間、授業休んでも構わないからねん 」


ダダッ!


貂蝉は直ぐ様出ていった。


一刀「ちょっと学園長!? 」


一刀が貂蝉を追いかけようとすると


妹子「おぎゃーっ!おぎゃーっ! 」


妹子はさっきよりも高い声で泣き出した。


しかし


一刀「お〜よちよち 」


一刀があやすと


妹子「(ぴたりっ) 」


泣き止む妹子だった。


元々一刀は小さい時から忙しい親に代わって妹の一刃の面倒を見ていたので小さな子の相手をするのは得意だったのだ。


一刀「仕方がない、いつ帰ってくるかわからないけど面倒みるしかないな 」


妹子「だっ! 」


一刀は仕方がなく妹子の面倒をみることになった。


生徒会長室


とりあえず赤ちゃんを漢組につれていくわけにはいかないので一刀は生徒会長と一部の人しか入れない生徒会長室に赤ちゃんを連れてきた。


一刀「とりあえずここなら安心かな 」


一刀が息を吐くと


ガチャッ!


璃々「お兄ちゃん遊ぼ〜♪ 」


突然この部屋に一刀以外で入れる副会長の璃々ちゃんが入ってきた。


一刀「ごめんね璃々ちゃん、今赤ちゃんの面倒見てるから遊べないんだよ 」


一刀が言うと


璃々「赤ちゃん? 」


トテテーッ!


璃々ちゃんは一刀に抱かれている赤ちゃんを見ると


璃々「かわい〜い!ちょっとだけ抱っこさして〜♪ 」


璃々ちゃんはかわいいものに目がなかった。


一刀「いいけど落とさないようにね 」


璃々「うんっ! 」


スッ


璃々は一刀から赤ちゃんを受けとると


妹子「だっ? 」


璃々「かわい〜い!璃々も妹が欲しいな〜♪ 」


璃々ちゃんが言うと


妹子「ふぇっ… 」


ぶるぶるっ!


突然赤ちゃんが震え出した。


璃々「進化するの? 」


ポケ〇ンのやりすぎである。


一刀「そうじゃないよ、ちょっとかしてごらん 」


スッ


一刀が璃々から赤ちゃんを受け取った瞬間


じょろ〜


一刀「あっ!? 」


璃々「あっ!? 」


赤ちゃんは一刀の腕の中でおしっこをした。


しばらくして


妹子「だっ! 」


おしめを替えてもらい妹子はご機嫌だが


一刀「まさか男の子だったなんて!? 」


おしめを替えた時に偶然見てしまった結果、赤ちゃんは男の子だった。


璃々「お兄ちゃん、赤ちゃん散歩させようよ 」


一刀「確かにいつまでも会長室に入れとくのもかわいそうだし散歩に連れていくか! 」


璃々「うんっ! 」


一刀は璃々と妹子を連れて散歩に行くことにした。


廊下


妹子を背中に背負い校舎内をうろつく一刀


だが回りの人から見た評価は


男子「誰の子だ? 」


女子「桃香かな?華琳さんかな?それとも蓮華? 」


いらぬ疑いをかけられる一刀だった。


そして一刀が赤ちゃんを連れているという噂は学園中に広まり


ドドドーッ!!


当然のごとく


桃香「一刀くん!? 」


華琳「一刀! 」


蓮華「一刀! 」


月「一刀さん! 」


恋「…一刀! 」


天和「一刀! 」


雫「ダーリン! 」


凪「会長! 」


一刀大好きっ子に聞こえてしまった。


桃香「一刀くん、その赤ちゃんは誰の子なの!? 」


華琳「返答しだいではただではすまないわよ!♯ 」


蓮華「はっきりと言え! 」


月「怒っていませんからね♯(ニコニコ) 」


恋「…ずるい、まだ恋としてない 」


天和「ぶーっ! 」


雫「浮気は許さないなの〜!♯ 」


凪「会長!正直に言ってください! 」


次々と攻めよる一刀大好きっ子に一刀は


一刀「実は… 」


正直に話すことにした。


桃香「なぁーんだ、学園長からの預かりものなんだ 」


華琳「それならそうと早くいいなさいよね 」


蓮華「人騒がせなやつだな 」


勝手に騒いだのはみんなの方である。


一刀「みんなが俺をどう思ってるのかよくわかったよ 」


もはや一刀は他の人から見れば、女を見れば襲いかかって(とりこ)にするケダモノのようなものであった。


そんなとき


妹子「ふぇっ!おぎゃーっ! 」


赤ちゃんが急に泣き出した。


一刀「この泣き声はお腹が空いたようだな 」


一刀は経験から泣き声で赤ちゃんが騒ぐ原因がわかるのだ。


月「ではミルクですね。すぐ用意して持ってきますからね 」


スッ


月がミルクを取りに行こうとすると


雫「それじゃあ間に合わないから雫ちゃんのミルクを飲ませてあげるなの♪ 」


ぽろりっ!


一刀「うぉっ!? 」


雫は一刀がいるにも関わらず胸をさらけ出す。


そして一刀が雫の胸を直視しようとした時


ブスッ!♯


一刀は華琳から目潰しされた。


一刀「ぎゃーっ!? 」


ゴロゴロッ!


目を潰されて転げ回る一刀


蓮華「あなた何を考えてるのよ! 」


蓮華が平気で胸を見せる雫に注意すると


雫「別に雫はダーリンならおっぱいくらい見せても平気なの♪ダーリンがたのむならあそこだって… 」


華琳「やめなさい!この小説を18禁にする気! 」


華琳と蓮華が雫を何とか止めると


桃香「私だって負けないもん! 」


ぽろりっ!


恋「…恋も 」


ぽろりっ!


天和「じゃあ私も〜♪ 」


ぽろりっ!


凪「皆さんに負けるわけにはいきません!/// 」


ぽろりっ!


普段真面目な凪まで場の空気に流されてしまった。


華琳「やめなさいあなた達! 」


蓮華「人が来たらどうする気だ!? 」


胸を見せつけるみんなを止める真面目な華琳と蓮華


一刀「いたた〜 」


そして一刀の目が回復して桃香達の方を向こうとしたその時


ブスッ!


一刀「ぎゃーっ!? 」


ゴロゴロッ!


月「見ちゃいけませんよ一刀さん 」


またもや目潰しされて転げ回る一刀


結局、赤ちゃんのミルクは月が持ってきた。


またしばらくして


貂蝉「一刀くんありがとねん 」


ガシッ!


貂蝉が帰ってきて赤ちゃんを抱いた。


貂蝉「でもどうして目がそんなに腫れてるのん? 」



ひりひりっ


一刀の目は目潰しされ過ぎて赤く腫れていた。


一刀「俺にも何がなんだかわからないですよ 」


一刀が言うと


貂蝉「まぁとりあえずありがとねん♪さぁ妹子ちゃん帰りましょうねん♪ 」


スッ


貂蝉が赤ちゃんを抱いて去ろうとすると


妹子「か… 」


妹子「かうと〜 」


まだ喋れないが赤ちゃんは一刀と言ったらしい。


一刀「(元気で育てよ) 」


この時、一刀は赤ちゃんが男の子であることをすっかり忘れていた。


華琳「華琳よ。最近桂花の馬鹿(及川)を見る目がおかしいわね、何かあるのかと聞いてみたら驚いたわ!?そうだ♪面白そうだし一刀達を誘って桂花と馬鹿(及川)をくっつけてあげましょう♪次回、『及川と桂花』さぁて、二人の仲はどうなるのかしらね? 」

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