表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/244

10時間目「恋の予感?」

何とか10話に到達しました。これからも頑張って投稿していきます!。

女子寮シャワー室


シャー!


ここに朝シャワーをしている華琳がいた。


華琳は頭にシャワーを浴びながらうなっていた。


華琳「この私が何であんなことを言ってしまったのかしら!? 」


シャワワーッ!


華琳は前回一刀に言ったことを何故言ったのか疑問を感じていた。


華琳「(まさかこの感じって!?) 」


同時刻、女子寮桃香・愛紗・鈴々の部屋


桃香「…ポケ〜… 」


桃香はまるで魂が抜けたように呆然と朝食を食べていた。


するとそんな桃香に


鈴々「桃香お姉ちゃんどうしたのだ? 」


鈴々が聞いてきた。


愛紗「姉上、さっきから何ボケッとしてるのですか? 」


愛紗も言うと桃香は目を覚まし


桃香「えっ!?別になんでもないよ!? 」


すごく慌てていた。


実は桃香は会長争奪戦の時に一刀から受けたスマイルが忘れないでいた。


桃香「あっ!?もうこんな時間だ!早く食べて学園に行かないと! 」


スッ!ヌリッ!パクッ!


そして桃香は慌てて食パンを食べた。


愛紗「姉上!?それはバターではなく!? 」


そう、桃香がパンに塗ったのはバターではなく、味噌だった。


桃香「えっ…!?ひ〜ん!! 」


味噌を塗った食パンを食べながら桃香は思った。


桃香「(この気持ちってまさか!?) 」


同時刻、学園職員室


ここに日直である蓮華がいた。


ガラッ!


蓮華「失礼します!黄蓋先生、日誌を渡しに来ました! 」


この学園では前の日の日直の人が出し忘れると次の日の日直の人が日誌を届けるのだ。(前の日の日直には×をつけられ、×が10個貯まると補習を受けさせられる)


祭「おぉっ、ご苦労じゃったな! 」


蓮華のクラス2-A担任の黄蓋 祭。授業よりも酒が好きな先生。


そして祭は日誌を受けとると


祭「んっ!待たぬか孫! 」


祭は去ろうとした蓮華を呼び止めた。


蓮華「どうしましたか祭先生? 」


蓮華が聞くと


祭「これは日誌ではなく、お主のノートではないか! 」


バァンッ!


祭が見せたのは確かに蓮華のノートであった。


蓮華「すみません!間違えてしまいました!? 」


蓮華は慌てていた。


祭「いつも真面目なお主が珍しいのぅ、さては恋でもしたか? 」


これを聞いた蓮華は


ボンッ!///


顔がゆで蛸になった。


蓮華「祭先生!冗談はやめてください!/// 」


ダッ!


蓮華は顔を赤くして去って行った。


実は蓮華は争奪戦の時に一刀のことが気になっていたことに疑問を感じていた。


蓮華「(もしかしてこの気持ちって!?) 」


そして三人は同時に思った。


華琳・桃香・蓮華『(私は恋をしているの?) 』


そして学校が始まった時


ズラリッ!


いつの間にか三人は漢組の前に立っていた。


華琳「あら、奇遇ね桃香、蓮華、あなた達が漢組に何の用かしら? 」


蓮華「それはこちらのセリフよ華琳、あなたこそ何故ここに? 」


桃香「どうやら皆さん目的は同じようですね 」


バチバチッ!


今、三人は見えない火花を飛ばしていた。


そして三人は


ガシッ!


同時に扉に手を触れると


ガララッ〜!


扉を開いた。


急に開いた扉から入ってきた三人に男達は


男達『おんなー!! 』


バッ!


以前のように(2話参照)飛びかかってきたが


ドカカッ!


今回は相手が悪かった。相手に覇王である華琳がいたからだ。


華琳は死神鎌・絶を取り出して男子達をけちらした。


そして男子達が誰も近寄らなくなると


華琳「短刀直入に言うわ!一刀はいるの! 」


ビシッ!


華琳の問いに誰もが静まるなか、


華佗「一刀なら副会長のお供で午前はいないぞ! 」


華佗の話を聞いた三人は


華琳・桃香・蓮華『副会長のお(ですって・ですか・なの)!? 』


三人は驚いた。


その頃、一刀はというと


場所は変わって璃々の通うカタリナ学園。


先生「はい、ではこの絵は何ですか? 」


先生が犬の絵を見せると


子供達『はいっ!はいっ! 』


子供達が一斉に手をあげる。


先生「それじゃあ、璃々ちゃん! 」


そして先生が璃々を指名すると


璃々「それは犬です! 」


璃々が正解すると


一刀「さすが璃々ちゃんだ! 」


後ろにいた一刀が璃々を褒めた。


実は今日はカタリナ学園の父親参観日で一刀は紫苑に頼まれて父親代理として来ていた。


璃々「お兄ちゃんやったよ!(V) 」


璃々も一刀にVサインするのであった。


そして昼過ぎになり場所はフランチェスカ学園に戻る。


帰ってきた一刀は璃々を生徒会室に送った後、お昼を食べに食堂に向かった。


スッ!


それを見ていた三人も食堂に向かっていった。


食堂


及川「かずピーの弁当相変わらず豪華やなぁ!? 」


左慈「よく低コストでそんなもんが作れるぜ!? 」


于吉「ちょっとしたコツがあるんですよ!おかげで私も自分の分を節約できて、左慈の分を豪華にできてますからお世話になってますし! 」


それはちょっと危ないのでは…


一刀の弁当を遠くから見ていた三人は


華琳「(以前よりも料理の腕をあげてるわね。絶対に私の専属シェフにしてあげるわ!) 」


桃香「(美味しそうなお弁当〜!私も食べたいな〜♪) 」


蓮華「(私より美味しそう!?私ももっと腕をあげないと!) 」


そしてそんな三人を見ていた人は思った。


(この三人は何をしているんだろう?)


と疑問を感じるのであった。


お昼終了後


一刀「じゃあ俺は会長の仕事があるから! 」


華佗「わかった!卑弥呼先生には伝えておくぜ! 」


そう言って一刀は会長室に向かっていった。


華琳「さすがにこれ以上は授業があるから尾行できないわね!? 」


蓮華「授業をさぼったら先生に叱られるからな! 」


桃香「決戦は放課後だね!(でも何で尾行しているんだっけ?) 」


桃香はそれが疑問に感じていた。


そして放課後


璃々を紫苑に渡した一刀は寮に戻る。


そして一刀は生徒会の仕事で遅れたため一人で帰るのだった。


それを尾行していた桃香達も後をつける。


帰りのバスの時間はとっくに過ぎたため歩いて帰ることになった。


華琳「ようやく帰るようね! 」


蓮華「この先何があるのか? 」


桃香「ドキドキですね〜!! 」


しかし三人は気付いていなかった。これはもはやストーカーだということを!


その後、一刀は普通に帰る途中にコンビニに立ち寄り、おにぎりやジュースを買うという普通なことをしていた。


これを見ていた三人は


華琳「私達って何をしてるの? 」


蓮華「さっきから見ていればあいつは普通な行動ばかりだな 」


桃香「というより私達がしていることって… 」


そして三人は同時に思った。


華琳・蓮華・桃香『これってストーカーじゃん!? 』


今更である。


華琳「(一体私の一日は何だったのかしら!?)アホらしくなってきたし私は帰らせてもらうわ! 」


スッ!


華琳が帰ろうとすると


ガシッ!


誰かに腕を掴まれた。


アニキ「可愛いい顔のお嬢ちゃん♪俺達と遊ばない♪ 」


よく見ると桃香と蓮華にも男達が近寄っていた。


桃香「いやっ!はなしてください! 」


蓮華「この無礼者め! 」


桃香と蓮華は暴れるが


チビ「嫌がる顔も可愛いいねぇ♪ 」


デク「おとなしくするんだな♪ 」


二人は手をはなさなかった。


華琳「二人共!? 」


スッ!


華琳は絶に手を触れようとするが


アニキ「おっと!二人がどうなってもいいのかな? 」


ジャキンッ!


三人は桃香と蓮華の首にナイフを突きつけた。


華琳「くっ!? 」


パッ!


二人を助けるため華琳は絶を手放した。


アニキ「それでいいんだよ! 」


ガシッ!


アニキは華琳の肩に手を掛ける。


チビ「それじゃあこいつらを連れてラブホでも行きましょうや! 」


デク「賛成なんだな! 」


三人は言いたい放題だ。


華琳・桃香・蓮華『(誰か助けて!) 』


三人は祈るが周りの人はみてみぬふりをしていた。


もうダメだと三人が思った時、


?「あれ〜!?お前ら久しぶりだな! 」


声に反応して三人が振り向くと


一刀「うちの生徒に手を出すんじゃあ、会長としてほうっておけないなぁ! 」


ジャーンッ!


そこには一刀がいた。


アニキ・チビ・デク『おっ…おとしの北郷!? 』


三人はこれまで三度も一刀にやられていてそれがすっかりトラウマになっていた。


そして三人は直ぐ様華琳達を解放すると


アニキ・チビ・デク『失礼しました!? 』


ピューッ!!。


三人は直ぐ様逃げ出した。


スッ!


三人が去った後、一刀は華琳達の方を向くと


一刀「大丈夫かい? 」


スッ!


手をさしのべてきた。


それに対し華琳達は


華琳「い…一応礼を言っとくわ/// 」


桃香「あ…ありがとうございます/// 」


蓮華「感謝する/// 」


三人はそれぞれ顔を赤くしながら礼を言った。


一刀「それじゃ、俺は帰るから! 」


タタッ!


一刀はすぐに立ち去った。


そして三人はその場でしばらくしたあと同時に思った。


華琳・桃香・蓮華『(私は(一刀・北郷くん・北郷)に恋をしている!) 』


三人が何故そう思う理由は一刀を見ると胸がドキドキするからであった。


そして次の日のお昼


及川「あれっ?かずピー今日は弁当やないんやな! 」


この日、一刀は珍しく弁当を持ってこなかった。


一刀「たまには食堂のメニューを食べようと思ってな! 」


ガラッ!


そして一刀達が食堂にたどり着くと


華佗「おいっ、一刀! 」


華佗が寄って来て


華佗「華琳達がお前に用があるらしいぞ! 」


ビッ!


一刀が華佗が指さした方を見てみると


ズラリッ!


そこには華琳・桃香・蓮華が一刀が来るのを待っていたかのように座っていた。


一刀「俺に何か用? 」


一刀が三人に聞くと


スッ!スッ!スッ!


三人はほぼ同時に鞄から


バッ!バッ!バッ!


弁当箱を取り出した。


一刀「えと!?、これは何? 」


一刀が聞くと三人は


華琳「感謝しなさい、昨日助けてくれたお礼に滅多に食べられない私の弁当を食べられるんだから/// 」


桃香「朝早くから起きて感謝の気持ちを込めて作りました!/// 」


蓮華「料理は初めてなので見た目は悪いが食べてくれ!/// 」


三人は顔を赤くしながら言った。


実は昨日三人は寮に帰った後、一刀への手作りお弁当を作っていたのだ。


これは以前、祭先生が言っていた『男は胃袋からおとせ!』からとっている。


三人に弁当箱を渡された一刀は


一刀「あ…ありがとう 」


パクパクッ!


三人からの弁当を食べるのだった。


これで終わればよかったのだが、


桃香「これからは毎日作るからね♪ 」


桃香の言葉をきっかけに


華琳「私も毎日作るわよ!! 」


蓮華「私だって!! 」


こうして一刀はしばらくの間、三人からの弁当により食費が削られることになった。


それと同時に及川を含み、周りにいる男子からは『(おのれ北郷め!!!)』睨まれる日々が続いたという。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ