第二席 俺を助けてくれた人は・・・・・?
0と1話は前置きなので短かったのですが、ここから少しずつ長くなっていきます。
それと貞龍を助けた上泉の正体がわかります。
「おい、兄ちゃん、兄ちゃんそんなとこで寝てたら風邪ひくぜ。」
「ん・・・・・。ふぁ~~~~~~」(あれここはどこだ?俺は確か上なんとかという男に運ばれて・・・) 「やっと起きたな兄ちゃんよ~。ずっと寝ていたんぜ・・」 (頭がふらふらする・・。この人の服装すげぇな・・・サングラス掛けて、だぶだぶのコートを着ていて・・極め付きは金髪の髪の上に仁義と書かれたバンダナしているよ)
「どうしたんだ・・・・?調子でもわりぃんか?」
「いや、大丈夫です。(ホントは頭痛いけど・・)」
「なら、良かった、兄ちゃん見たところ、外から来ただろ?」
「へ??外?なんですか?外って?」
「兄ちゃん。ここは泰平京って言ってな、日本は日本だが陸の孤島だぜ、ここは」
(泰平京?さっきの男が言っていたな・・。ホントにここは陸の孤島なんだな・・。)
「それにしても、ここによく来れたな・・。俺もびっくりだよ。」
「どうしてですか?」
「どうしても何もここに来た人間や動物は偶然入るんだが、大概は殺されるか食われるぜ」 ( ・・・・・・。俺やばい所に来たかも・・・・・・。)
「それに大概は自殺志願者や犯罪者がよく来るから、お前みたいなのは久しぶりだぜ。」 「・・・・俺は山登りしている途中に迷って睡魔に襲われて寝てしまった所をだれだったけな・・・・?助けてもらったんですよ。」 「助けてもらった!!誰に??」
「そんなこと言われても分かりませんよ・・・・。」
「分らんのか・・・・。ここはさっきも言ったように陸の孤島なんだよ。だから、結界みたいなのが張ってあってそれを操れるのは十二人ぐらいだ・・・。」
「十二人ですか・・・。誰に助けてもらったのですか?」
「だから、それを今俺が聞いてんじゃん。」
「しょうがねぇな・・・。十二人言っていくからその人だと思ったらいってくんねぇか?」
「いいっすよ。」
「あ、そうだ、俺は名乗り忘れていたが幡随院守衛っていってさっきいた十二人の中に入っているぜ。」
(・・・・ふざけた格好している割には意外にすごいんだ・・・・。)
「俺を除くとあと十一人だな・・・。一人目はえぇーと飯岡助だな・・。容姿はくそ暑いのに年中ジャンバー着ていて、目がキョロッとしていて髪は短いほうだな・・・。こいつか??」
(あった人はロングだったな・・・。)「違います。」
「そうか。じゃ二人目んーと清水冥桜っていったな。容姿は・・・茶色のロン毛でネクタイ締めていていい男だ・・・。こいつか?」
(髪は長かったけど縛ってあったな・・・。)「違います・・。」 「次は・・・。三人目、法印八正だったか。容姿は・・・髪が横にのびていて、修行僧みたいな格好しているな・・。こいつか?」
(あの人はお坊さんスタイルじゃなかった・・。)「違います。」
「なかなか出ないな・・。四人目は、追分刀匠だけどコイツは他人と触れ合うの嫌っているからなぁ・・・。一応聞いとくが容姿は袴はいていて、ちょんまげ結っていて刀差していて目つきがすこしきついがな・・・・。こいつか?」 (勝手に話進められいるし・・髷は結ってたが目がきつくはなかった・・。)「違います。」
「ホントにお前は誰に助けてもらったんだ・・っって言っても覚えてないんだよな・・・。んじゃ五人目・・確か、大場久留里だったな・・。こいつはこの泰平京の中でも一位を争うぐらいでかくて、そして右目にハリーなんとかとかいう中に出てくる先生みたいな義眼を付けている。こいつか?」
(両目はあったよな・・・。てっか、なんでハリー・ポ〇ター知ってんの?)「ちがいます。」
「違うか・・・。六人目だな・・。えっーと、新門辰星だったな・・。容姿はでかいトランクスをいつも持っていて、でかい纏を持っているな・・。こいつか??」
(纏なんか持ってないし、バックも持ってなかったな・・。)「違います。」
「七人目か・・。うんと・・・・会津鉄山だっけな?関西弁ペラペラで、チビで、馬鹿で、態度でかくて、うざくて、髪に蝋燭立ってるし・・・・・・・・・・・」
(あれ?守衛さんの後ろにだれか来てる・・・?目が光ってるし・・・)「あの守衛さん・・。」
「更には音痴だし・・ってなんだ??」
「あの・・・後ろに誰かいるんだけど・・・。」
「後ろに・・・・・?・・・・・げっ!!!おめぇは会津!!」
「誰が馬鹿で態度がでかくて“チビ”だって・・・・!!!」
「じょ・・冗談だよ・・・。」
「冗談で済んだら警察はいらねぇ!!!!!」
~守衛ボコされ中・・・・・しばらくお待ちください・・。~ 「あいつじゃねぇのはたしかだな・・・・・お前。」
「まぁ・・・ハイ。」(大丈夫かよ!!!)
「で、八人目か・・・。唄観音観世えらい坊さんでなぁ・・・こいつは黒と白の袈裟を着ていて独特の冠をかぶってるんだ。こいつか?」
(着物だったから違うな・・・。)「違います。」
「あと少しになっちまった・・。九人目だな、国定怜治だ。こいつは人間でありながら不思議な力を持てる不思議なやつだからな・・・。鉢巻していて、ハッピ見たいなもん着ていて、お守りを首から下げてるんだ、こいつか?」
(鉢巻もお守りも何もしてなかったな・・。)「違います。」
「十人目か・・。大前田武尊・・。泰平京でも強い男だ・・・。えっと容姿は探偵帽みたいなのを被っていて独特の着物を着ているんだ・・・。コイツか?」
(ぼうしかぶってなかったよなぁ・・)「違います。」
「違う・・・。じゃぁ俺でも誰に助けられたか分からん・・・。」
「あれ、さっき十二人ぐらいいるっていいましたよねぇ・・・・?」
「あぁ言ったな・・・。」
「けど十一人しか言ってないじゃないですか・・・。」
「・・・・・・・・。ばれちまったか。・・十二人目は言ってもいいが多分そいつじゃない。なぜなら行方不明でこの里では死亡扱いになっているからなぁ・・・・。そいつの名前は上泉・・・・上泉剣聖っていうんだ。俺自身が最後に会ったのは今から・・・・・六十年以上たつかな・・・・?容姿は髪を束ねていて、ジャージみたいな着物を着ていて、目が少しでかくて、そして背中に竹刀を指しているんだが・・・・・」
(俺があった人の容姿にそっくりだ!!)「たぶんその人です!!!」
「はぁ~~。お前さっきも言っただろ。あいつはもう死んでるんだから絶対に会えるわけでもないだろうたぶんお前はそいつに似てるやつを見たんだろ・・・・・・。」
(たしかポケットの中になんか入っているような気がする!・・あった!!これだ!)
「これでも信じられませんか?」
「なんだ??そのぼろっちぃ紙は?何?見てくれ?わかったよ・・・・。」
(この人を助けてくれた人へというよりこの辺は幡随院しか通らんだろう・・・・。幡随院よ。手紙を通してで悪いが元気か?小生は一応元気に修行の日々だ。久しぶりに泰平京に帰ったがお前らには会えない・・・・。しかしこの男が倒れていたから助けてやった。たぶん、小生この泰平京に戻ったら幽霊と間違えられるだろう。だからまた小生は旅に出る。しかし心残りはこの男だ。普通の人間だから他の連中に襲われるかも知れん。だからお前には悪いがこの男を守ってくれ・・・・・・。また会う日までだ。さらば古き友よ。 上泉剣聖)
「こ、これはまさしく上泉の筆跡だ・・・・。お前はホントに運のいい男だ、ありがとよ古き友が生きていることを知らしてくれてよ。」
「は、はぁ・・・・。」
「ん!もうすぐ日が暮れる。帰るか・・・・お前も俺の家に来いよ。恩人だからな」
「はぁ・・・・でどうやってもどるんですか?戻る頃には日が暮れますよ・・・。」
「その心配はない!お~い相棒よ!」
(相棒?なんか人でも来るのか?)
ギュルルルルルルル・・・・・・・!!!!!
(え!バイク・・・。相棒ってバイクのことだったのか!!このド田舎にバイク・・・・)
「よし!お前後ろに乗れよ!!!」
「はぁ、ハイ!!」
「よしいくぜ!!」
チョットマッタ~~~!!!!!!!!!
「ん??」
「ウマソウナニンゲンガフタリヒサシブリニゴチソウニアリツケル!!!」
「な!なんなんですか?あの怪物は!俺たちを食うって言ってますよ!!」
「あいつは人食いの怪物だ。そう慌てるな、今からあいつをぶっ飛ばすから!!!」
「グォォォォォォォ・・・・・・・ゴチソウ・・・・・・・シネ・・・・・・」
「どうするんですか?こっちに襲いかかってきますよ!!あぁもう駄目だーーーー!!」
「チッ・・お前にはまだこの俺には早すぎるぜ・・・・・・。これでも喰らって出直してきな・・」 (必殺!! 暫!!!!)チュドーーーーーン!!!(爆破の音) 「あ、あれ?あの化け物はどうしたんですか?黒こげになっていますよ??」
「ああそれか、そいつは俺がぶっ飛ばした・・・。」
「ぶっとばすって普通じゃこうにはならないはず・・・・・。」
「・・・。俺たちは普通じゃない。今のは俺の能力、光線を操って相手を飛ばしたんだ。」
「えっ・・・・。そんな夢みたいな話嘘ですよね・・・。」
「ホントだ・・・。この泰平京の裏には悲しい過去がありその過去から逃れるためにみんなそれぞれ不思議な力を蓄え上げた・・・・。なんならこの力もう一回しょうめいしてみよか?」
「あぁ・・・。ハィ・・・。」
「あそこに木があるだろ・・・」
「ありますね。・・・」
「あれを折ってみる!!」
「ってええええええ!!」(あんなごぶっとい木斧何本使っても折れそうじゃないのに・・・・。」
「んじゃいくで」~必殺・暫!!!!!~(ここで人差し指から光線が出る・・・。)
ひゅ~~~~~~~・・・・・チュド~~~~~~~~~ン!!!!!!
「どうだ・・・・。真っ二つだろう。」
「す、すごい・・・・。」(もしやここの人達はこのほかにも能力を操るわけ??)
「んじゃいこか・・・。」
幡随院さんとおれは真っ赤な夕日に向かって・・・バイクを進めていった・・・・。
いや~~時間なくて結構作り上げるのに時間かかりましたよ・・・。
疲れた肩痛い・・・。