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第十四話  百合猫を飼う

 百合はその後もロンに会いに帰って来たが、百合が帰ると二階に逃げたり押し入れに隠れたりした。女房が

「お姉ちゃんが可哀想じゃけん、もう許してやりんさいや」と言っても駄目だった。


 百合は彼氏が出来て25歳で結婚した。おかげでバージンロードを、花嫁と腕を組んで歩く、と言う経験をさせてもらった。

 旦那様は悟君と言う名で、関東の方の出身で、実家では猫を3匹飼っていた。24歳迄生きた猫もいたそうだ。

 悟君のお父さんから家族紹介の手紙が届いたので、私も家族紹介を書いた。その中に愛猫ロンゾも家族の一員として紹介して送った。


 二人は猫を飼いたかったが、社宅に入った為飼えなかった。その社宅は7年間したら出なければならなかったので、7年経って中古の一軒家を購入した。

 念願の猫が飼えると探していたら

「近くで野良猫が、子供を生んで困っている、誰かもらってくれないか」と言う情報をくれた人がいた。二人は喜んで見に行った。生後1ヶ月位の子猫で、一匹は茶トラもう一匹は真っ黒だった。二人は気にいって貰う事にした。くれる人は2万円のお金を付けてくれようとしたので

「自分達で育てるのだから」とy、それをお返しした。

 首輪を買って可愛がっていたが、真っ黒の子が3年位で病気になって死んだ。

「キキ」と言う名前を付けていたが、二人は泣いた。特に悟君は

「キキごめんよ、キキごめんよ」と随分泣いたそうだ。

 その後譲渡会へ行って、もう2匹の猫を貰って帰って今では3匹の猫を飼っている。



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