表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

86/255

第86話 味は?

「千歳からの地上部隊が到着すれば、敵兵は地上部隊が制圧出来ると思います。各部隊にはイッヌV2も配備済ですから。ということは、問題になるのは戦車とかの大型の兵装ってことですよね?」

シオリが言った。


「そうなんだよ。でも、どうやったら周辺に被害を出さずに戦車を行動不能にできるんだろうな?」


「例えば、対ドローン液の粘度をもっとあげて、戦車1台づつに主砲でピンポイントで打ち込んで動きを封じる、とかはどうでしょう? それなら戦車の動きは止められけど、爆発したりしないので周囲への影響は少ないと思います。」


「シオリ、それ良いじゃない、対ドローン液の改造って直ぐに出来るのかな?」


「出来ると思いますよ。今からすぐに工房で試作してみます。」


「よろしく頼むよ、シオリ。」

シオリが艦橋を出て行った。


「シオリの対ドローン液改造が終わるまでは、このまま敵とお見合い状態を続けるしかないね。でも、これでも敵の戦車はこっちを向いてるから、地上部隊の支援にはなってる訳だしね。この距離なら敵戦車の主砲があたるとは思わないけど、弾丸が届く距離ではあるから、敵戦車の監視を厳として、この場で待機するとしようか。」


窓の外は、すっかり日が昇って明るくなっていた。

モニターの中の小樽港岸壁の敵戦車にも大きな動きはない。


「膠着状態の今のうちに、軽く朝飯食べちゃおうか。」


「賛成ー。配膳ロボ呼びまーす。」

「いいね、腹が減ってはなんとか、だからな。」


「今朝のメニューは、おにぎり、ハムチーズベーグル、サラダトルティーヤ、ピザスティンクだって。あ、全部ワンハンドメニューになってるんだ。さっすがジュンさん、ちゃんとこっちの都合に合わせてメニュー作ってくれてるんだねー。」

ミズキが配膳ロボのタッチパネルを読み上げた。


「オレはおにぎりだな。やっぱり米食べとかないとな。」

「アタシはピザスティックが良いな。」


「はい、了解ー。わたしは何にしようかな。ヘルシーっぽいからサラダトルティーヤにしよーっと。はい、注文確認ボタン、ポチッっとなー。」


配膳ロボが持ってきてくれたおにぎりは、ほかほかご飯にしっとり海苔が巻かれていて、中には種を抜いた梅干しが入ってて、コンビニおにぎりじゃない、ザ・家庭のおにぎりって感じで美味いな。


「このサラダトルティーヤ、野菜がたっぷりでヘルシーだし、めっちゃおいしー。」

「ピザスティックはチーズもペパロニもイタリアンハムもたっぷり入ってて、これはばっちりパワーが出せるぜ。」


食後のコーヒーを飲んでるところへシオリが入ってきた。


「対戦車用強粘弾の試作品が出来ました。」


「そうか、早速試してみよう。」


「あと、主砲に放物線軌道モードを追加しましたので、最初は私が試射してもいいですか?」


「放物線軌道モード? それってどういうものなの?」


「対戦車用強粘弾は砲塔全体に付着した時に一番効果があるんです。なので、弾を戦車の真上から落としたいんです。そこで、弾の速度よりも、上空からの着弾に重点を置いたのが、放物線軌道モードを作ってみました。」


「なるほどね、山なりに、そう、砲丸投げみたいなイメージで発射するってことだよね? 早速やってみようよ。」


「了解、1番主砲、放物線軌道モード、対戦車用強粘弾を装填、目標左端の敵戦車!」


クォォォン。

砲塔がいつもよりも上を向いた。


バッシュッ。


黄色い丸い塊のようなものが上空に向かって発射された。


黄色の塊は見事なまでに綺麗な放物線を描いて、一番左の敵戦車の上に落ちた。


『着弾しました。』


確かに着弾したね。モニターでも黄色くなった戦車が写ってるんで着弾は確認出来たんだけど、でも、これって効果はどうやって判断したら良いんだろう?


「ユーさん、武蔵を移動させて下さい。」

シオリがオレの方を向いた。


「移動?どこへ?」


「敵戦車から向かってどちらでも良いので左右方向へお願いします。」


「あ、そういうことか、解ったよ。武蔵、面舵一杯、微速前進、小樽港岸壁に対して並行なまま艦を進めて。」


「了解、面舵一杯、機関出力10%、武蔵、微速前進。小樽港岸壁に対して並行。」

シオリが操艦する。


武蔵がゆっくりと動き出すと、岸壁の敵戦車の砲塔が武蔵の移動にあわせて追尾している。でも、対戦車用強粘弾が着弾した左端の戦車の砲塔は動かない。


「砲塔動かないね、これって成功だよね?」


「はい、成功です。早速量産に入ります。」


「シオリ、これって、対ドローン液の改造だったよね?」


「はい、粘度をあげるためにオクラのみじん切りの代わりに水飴とピーナツバターを使って、そこに寒天と片栗粉を加えてみました。」


「やっぱり食べ物なんだね・・。でもイメージしただけでもベタベタ感があるね、その組み合わせは。でも、弾は黄色かったよね?」


「はい、水飴を加えて甘みが増したので、 ターメリックを加えたところ、黄色になってしまいました。」


・・甘いとか、今、味は全然関係ないよね・・。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ