表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

84/255

第84話 海に戻って来たよ

 昼食の後、久々に自室のフカフカベッドで少しゴロゴロしてから艦橋へ上がるとシオリが居た。


「あれ、シオリ、まだ集合時間前だけど、どうしたの?」


「追加のイッヌV2は50機全部発進済で、充電器の準備も出来ましたので。」


「そうか、お疲れ様。よし、それじゃ充電器も荷揚げしちゃおうか。今、受取を依頼するよ。」


無線の送信スイッチを入れる。


「こちら武蔵、イッヌの充電器が完成したので、今から陸揚げします。」


『こちら作戦司令部、了解。充電器の受領にトラックを向かわせる』


シオリに目で合図をすると荷揚げを開始した。


充電器、犬用キャリーがスロープのリニアモーターパネルに乗って次々とに岸壁に荷揚げされていく。


スロープの先には上陸部隊のトラックがやってきて、充電器を荷台に積み込み始めた。


「これが最後の充電器です。」


シオリがスロープが映し出されているモニターを見ながら言った。


再び無線の送信スイッチを入れる。


「こちら武蔵、50個全ての充電器の荷揚げが完了しました。」


『了解、確かにドッグキャリーを受領した。』


「それでは我々は1400作戦開始と共に小樽港へ向けて出航しますので、次は小樽港で会いましょう。ご武運をお祈りいたします。」


『了解、次は小樽で。貴艦のご武運を祈る。』


無線が切れた。


充電器の荷揚げ中にレイナとミズキも艦橋へ来ていた。


「全員揃ってるね。『ツキノワグマ』、ついに北海道奪還作戦が始まる、とにかくロビスコから日本を取り戻すことに全力を尽くそう。」


「了解ですー! 札幌で休暇を取るため、戦うのだー。」

「了解、次の休暇のために。」

「了解しました。私は今度は北海道鉄道技術館に行ってみたいんです。」


えぇと、皆さん、次の休暇のために戦う感じですね? そして、遂にシオリは中の人そのままの趣味が出ちゃってるよね? まぁ、正直でよろしい、といえばそうなんですけど。実際、オレもほぼそんな感じではあるんだけど・・。


「うん、兎にも角にも、武蔵、出航準備。出航シーケンス開始!」


「了解、スロープ収納、カタパルト扉閉鎖。出航シーケンス開始。」

シオリが指示する。


「核融合炉、1番、2番共に定格出力中、異常なし! ウォータージェットシステム正常!」

レイナはやっぱり力強いな。


「航行システム、戦闘システム、防衛システム、オールグリーン。統合管制AIとの接続を確認。武蔵、発進可能ですっ。」

ミズキもバッチリだ。


「よしっ、武蔵、発進! 微速前進!」


「了解、機関出力10%、武蔵、微速前進。」

シオリの指示で武蔵がゆっくりと動き出す。さぁ、次のステージへの旅立ちだ。


ここで銀河鉄道なんとか、とか、宇宙戦艦なんとか、のテーマ曲が流れてくれたら盛り上がるんだろうな、なんて思っているうちに、艦は岸壁から離れて、外洋に出るところだった。


「武蔵、小樽港へ向けて、速度30ノット。」


「30ノット、第一戦速了解。」

シオリが前方を指差した。


 2時間ほど経った所でムサシが

『まもなく津軽海峡です。域内に操業中の漁船を含めた多くの船舶が確認されました。速度15ノットでの海峡通過を提案します。』


そうか、制海権を取り戻したんで、多くの船舶が航行してるんだな。

多少小樽港への到着が遅れるけど、そもそも地上部隊の到着は明日の午後だから、安全に艦をすすめたほうが良いな。


「武蔵、速度15ノット、水上警戒体制を厳として航行。」


「了解、武蔵、15ノットで前進。水上警戒体制を厳とする。」

シオリが復唱する。


「津軽海峡を抜けるまではオレは艦橋にいるから、みんなは交代で休憩を回してて大丈夫だよ。」


「私は工房に行ってきます。」


「あ、そうか。よろしく頼むよ、シオリ。じゃ、レイナとミズキで交代で休憩回しちゃってな。」


「了解ー。じゃ、じゃんけんだねー、レイナ。」

「うん?ミズキが先に休憩取ってきていいよ。アタシまだ疲れてないからさ。」

「え?そうなの?じゃ、わたし休憩ーっと。」


シオリとミズキが艦橋を出て行った。


オレは調べ物をしていて、レイナは無言で身体を揺らしてエアギターでのワンマンライブ中なのだろう、2人だけの艦橋は静かだ。


「うわぁ、ユーさん、夕日が綺麗だよ。」

レイナが窓の外を指さした。


ちょうど水平線に半分太陽が沈んで、きれいなオレンジの空が広がっている。

「あ、ホントだ、いい色だね。」


「海に戻ってきたって感じだするな。」

レイナがうんうん頷きながら1人ゴチってる。


ミズキが艦橋に上がってきたときには、窓の外はすっかり夜になっていた。

「レイナー、交代だよー。」


「お、ミズキ。じゃ、休憩するかな。あれ?ミズキ、夕食は?」


「あ、わたし今食堂で食べてきたから、もう終わったよー。」


「そっか、じゃアタシも食堂行くかな。休憩行ってきます。」


レイナが出て行った。


「ユーさんは夜ご飯どうするのー?」


「ここに居るつもりだから、何か持ってきてもらおうと思ってるよ。」


「そう?じゃ、配膳ロボ呼ぼっかー?」


「うん、ありがとう。なんか悪いね、もうミズキは食べたのに。」


「ユーさんが何か持ってきてもらうなら、わたしも、もうちょっとデザート食べちゃおっかなーって。えへへ。」


そういうことか・・。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ