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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第65話 名前がついてる?

 カタパルト扉横でシオリとマリカーに乗り込む。


マリカーがゆっくりとスロープを降りる。何度乗っても、この幅の狭いスロープを進むのは怖いな。マリカーが岸壁に降りると、作戦司令本部へ向かって走り出した。


前回来たときには作戦司令本部は岸壁の上のテントだったが、市街地の公園の中に更に大きなテント群へ移っていた。


公園脇の駐車場にマリカーを止めると、テント群左奥のテントに案内された。

テントの中にはたつなみの大隅1佐と上陸部隊、作戦司令部の山喜3佐が待っていた。


「小笠原3佐、日本海制海権確保、ご苦労さま。本当にたった3日で日本海を収めてくるとは、驚きしかないよ。」

大隅1佐がオレの両手を握って、大きな声で言った。


「こちらも想定よりも早く、千歳が奪還できた、これもイッヌが大活躍してくれたおかげだよ。」

続けて山喜3佐もオレの両手を握った。


「それでは、艦に戻って充電済のイッヌを発進させていきますので、随時、稼働中のイッヌとの交代をして行きます。」


「そうか、イッヌは交代になるんだったね。各隊が自分の隊のイッヌに名前を付け始めて、今では全部のイッヌが名前を持ってるんくらい人気者になってるんだよ。」

山喜3佐が笑顔で言った。


「え、全てのイッヌに名前って、50機あったと思いますが。」


「あぁ、そうだよ、50匹、全部名前があるんだよ。イッヌは隊員を守ってくれるだけじゃなく、あの姿で隊員たちの癒やしにもなってくれてるんで、本当に大助かりだよ。」


「50匹・・。」

シオリが小さな声で呟いた。そうだよね、シオリはあくまでも兵装として作ってるから、匹じゃなくて機だよね。あ、そうだ、シオリを紹介しておかないと。


「大隅1佐、山喜3佐、こちら神津3尉、イッヌ、いえ、J4K-1の開発担当者です。」


「そうか、君がイッヌの生みの親か。はじめまして、たつなみ艦長の大隅1佐だ、こ

れからもよろしく頼む。」

大隅1佐がシオリと握手をする。


「作戦司令部の山喜3佐です。神津3尉、早速ですが、お願いがあるのですが。」

続いて山喜3佐も握手をしながら、話し始めた。


「は、はい?どんなことでしょうか?」


「イッヌなんだけど、ブチ柄以外の模様は作ってもらえないだろうか。皆イッヌを大事にしているんだけど、50匹全部同じ模様なんで、見分けがつかないんだ。」


あぁ、もう完璧にペットロボになってるよ・・。でも、それだけイッヌが愛されてるってことだからね。そもそもペットロボをベースに使ったのはシオリだしね。


「・・なるほど、わかりました。検討してみます。」


「そうか、期待してるよ。」

山喜3佐は満面の笑みだ。


あ、そうだ、こっちにもお願いがあったな。


「あの、大隅1佐、山喜3佐、実は、我々もお願いがありまして。もし可能であれば、クルーを上陸させて、休暇を取らせたいと思ってるのですが。」


「あぁ、なるほど、武蔵のクルーは本職の自衛官ではないんだから、こんな戦闘続きではキツイな、確かに。うーん、出来れば札幌辺りで休暇を過ごさせてあげたいけど、札幌近辺はほぼ奪還しているとは言え、まだゲリラ的な攻撃があるので、安全を考えるなら、苫小牧市内か千歳市内で過ごすことをお勧めするな。どちらにもモールもあるし、美味しい店も沢山あるしね。」


「そうですか、それは喜ぶと思います。では、上陸して休暇を取れるように、統幕に連絡して相談してみます。」


シオリとマリカーに乗って艦へ向かった。


「ユーさん、交代のイッヌの発進を少し待ってもらえますか?」


「え、何かあるの?」


「山喜3佐の依頼が気になってまして・・」


「既に3日目だから、今のイッヌのバッテリーさえ大丈夫なら問題ないけど。」


「それは大丈夫です。稼働期間は3日間ですが、もちろんバッファは持ってますから、まだ稼働します。」


「そう。ま、兵装に関してはシオリにお任せするよ。」


艦に戻ると早速シオリは工房へ向かった。


オレはジュンさんと相談するために食堂へ向かった。


「ユー、お帰りなさい。どうでしたか?」


「イッヌが大活躍だって喜ばれました。あと、イッヌは違うデザインも欲しいって・・」


「・・えぇと、大きな問題は無いからこそのリクエストだと理解しましたわ。」


「ですね。で、良いニュースなんですが、メンバーの上陸、休暇が取れそうです。」


「あら、それは良いじゃないですか。」


「札幌はまだゲリラ的な戦闘があるそうで、ここ、苫小牧市内か、千歳市内なら安全そうです。どうしましょうか?」


「プリマベーラにも問い合わせてみましょうか。」

ジュンさんが左腕の通信機に軽く触れた。ジュンさん達、エーデルシュタイン連邦の人達は思考伝達だけで通信機が使えるから便利だよな。


「そうですね、人口も大型商業施設も苫小牧の方が多いみたいですね。武蔵からも近いですし、苫小牧市内で休暇にしましょうか。早速、統幕のオルフェン少佐、あ、下里1佐でしたね、に連絡して調整してもらいますわね。」


「お願いします。オレは艦橋へ上がります。」


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