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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第37話 キタキツネ

 ジュンさんが配膳台を押して艦橋に入ってきた。


「さ、みんな、温かいパンプキンスープとミックスサンドイッチを持ってきましたよ、30分あれば食べられちゃいますよね? なんてったって、まずは腹ごしらえですからね。」


「うっわー、さっすがジュンさん、わたし、ジュンさんのパンプキンスープ大好きなんだー。」

「そりゃそうだ、腹が減っては戦が出来ぬ、だもんな。」

「ちょうど小腹が空いてました。ありがとうございます、ジュンさん。」


「ユーさんもどうですか?」


なるほど、艦の皆の前ではユーさん、になるんだね。


「ありがとうございます。もちろん、いただきます。」


うん、このミックスサンドも美味いな。流石は食品3Dプリンター様ってことか、うーむ、それは思い出さなくて良かったヤツだな・・。


「ちょっとー、レイナ、なんでトマト全部避けてるのよー。」


「え、トマトは喰うなって、婆ちゃんの遺言なんだよ。」


「えー、トマトは栄養豊富な食材だって言うしー、美味しいしー。」


「はぁ? おいしくなんかないよ、なんか食感も外側だけパリってしてて、中はグニャってしてるし。」


「あれー?でもレイナ、パスタはトマト系食べてるよねー?」


「調理したトマトは良いんだよ。って、婆ちゃんが言ってた。」


「なにそれー。レイナのおばあちゃん、不思議な事言うんだねー。おばあちゃんって、レイナが何歳の時にお亡くなりになったの?」


「婆ちゃん?まだ生きてるよ。」


「えぇー?じゃ、遺言って話しはー?」


「言い訳しましたね、レイナ先輩。好き嫌いはダメなんですよ。」

ついにシオリも参戦した。


「これは好き嫌いじゃなくて、良いか悪いか、なんだよ。」


「もう屁理屈の極みです、レイナ先輩。」


「屁理屈も理屈の親戚だよ!」


皆でケラケラ笑ってる所へ無線が入った。


『たつなみからクローズ回線で通信です。艦橋スピーカーに繋ぎます。』


『こちらたつなみ。現時刻を持って苫小牧港奪還作戦、コードネーム『キタキツネ』を開始する。こちらは、護衛艦たつなみ、しらなみ、ふじ、掃海艇やくしま、そして陸自輸送艦のあさひだ。』


「こちら武蔵、現時刻を持って『キタキツネ』開始了解。本艦は引続き対空警戒を続けつつ、苫小牧への中間地点である合流ポイントへ移動、待機。貴艦隊が到着次第、船団護衛し、苫小牧港奪還、上陸を支援する。」


『本作戦の成功の鍵は貴艦にある。頼んだぞ、武蔵。』


「了解しました。武蔵は合流ポイントへ移動します。」


通信が終わった。


「さて、しっかり腹ごしらえも終わったし、第一の目標、北海道奪還へ向けて出発しますか! 『キタキツネ』作戦開始、艦内コンディションレッド発令、合流ポイントへ向けて第1戦速。」


「コンデイションレッド発令、合流ポイントへ向けて第1戦速。」

シオリの凛とした声が響く。


『北海道、千歳方面より敵航空機1機、早期警戒機です。』


早期警戒機が出てるということは、作戦開始に感づいている、ということだな。今すぐ脅威にはならないが、こちらの動きを逐一追いかけられては後々やっかいなことになるので、出来れば迎撃しておきたいところだけど、武蔵には艦対空ミサイルのような、遠距離攻撃が出来るが補給が必要な現代兵装は持ってないから、当面は放置しておこう。


『まもなく合流ポイントです。』


「よし、機関出力停止。引き続き対空警戒。」


「機関出力停止。」


『本艦右舷、約40キロに護衛艦隊。艦載ヘリ1機も確認。』


いよいよ合流だな。今のところ、敵さんは何も仕掛けてきてないけど、早期警戒機が飛んでた以上、必ず仕掛けてくるだろうな。


『こちらたつなみ。武蔵、見えたぞ!本当に武蔵、武蔵じゃないか!』


そうだよ、本当に武蔵だよ。とは言っても、実は外観だけ武蔵をコピーした異次元の兵器なんだけどね。あ、艦隊が見えたぞ。


「こちら武蔵、こちらも貴艦隊が見えました。」


『こちらたつなみ、ここからは武蔵を先頭にして、輸送艦あさひを守る輪形陣を提案する。』


「こちら武蔵、武蔵を先頭にした輪形陣、了解。」


ちょうど陣形が整ったところだった。


『北海道、千歳方面から敵航空機20機。』


おいでなすったか。


「こちら武蔵、敵航空機を発見。こちらで対処するので、速度そのままで進んで下さい。」


『たつなみ了解。』


「我々の使命は護衛艦隊を守ること、彼らにかすり傷の一つもつけさせちゃいけない。戦闘システムセーフティーロック解除、オールウェポンズフリー。対空戦闘用意。索敵、監視はムサシへ移譲。全クルー戦闘配置。」


「戦闘システムセーフティーロック解除了解。」

「オールウェポンズフリー、対空戦闘用意了解!」

「索敵、監視を移譲、速度このまま、戦闘配置了解!」


『敵航空機から飛翔体80発の発射を確認。』


「1番主砲、高エネルギーレーザーモードで連続発射、目標敵飛翔体!」

レイナがシステムに指示を出す。


クォォン、ブゥーン、 ババババババァーン。

1番主砲からレーザービームが連射される。


前方の空が爆発と煙で覆われる。


『飛翔体、全弾迎撃しました。航空機は反転離脱していきます。』


なるほど、戦法を変えてきたね。


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