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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第3話 結婚して下さい

 「ここからが本題なのですが・・。」

気のせいか、ジュフラン大佐が暗い表情に変わったようだ。 これは、間違いなく良い話ではないのだろう。


「はぁ、ハイ。」


「概要はご説明した通りなのですが、理由と事情はともかく、わたくし達以外がここの存在を知ることは許されません。仮に、故意に不法侵入した場合は死刑となります。 今回のように不可抗力で知ってしまった場合は、裁判で対処が決まりますが、過去の事例では、生涯この隔離施設で過ごした事例と、一切の記憶を削除して記憶喪失状態で地球へ帰還した事例があります。」


「はぁ・・・。」

死刑、一生ここで隔離、記憶喪失、どれを選んでも最悪じゃないか…。何とかしないと…。


「あの。。その過去の2例以外の方法は無いのでしょうか?」


「そうですよね。どちらも良い選択肢ではないですよね。しかも、わたくしのミスでこんなことに巻き込んでしまって。。本当に申し訳ないと思っております。でも、例えば、他にどんな方法が考えられますか?」

ジュフラン大佐が申し訳なさそうな表情でオレを見た。


「そうですね…」

このままでは最悪の結末しかない。こんな馬鹿げた話はまともに考えたってどうにもならない。


そうだ、得意のギャルゲーで鍛えたノリと勢い、屁理屈とはったりかまして超適当に言いたい放題言ってみよう。どうせ失敗したって、もうこれ以上最悪にはならないのだから。

軽く目を瞑り、右手で首から後頭部にかけてマッサージを始めた。

すぅっと、頭がスッキリして冴えてきて、だんだんと頭の芯の部分が熱くなってきたぞ。よし、ゲーム開始だ!


「『わたくし達以外がここを知ることは出来ない』、ということは、オレが『わたくし達』になれば問題無い、ということですよね? では、オレがエーデルシュタイン連邦民になる方法はありませんか?」


「え? 仮に貴方がエーデルシュタイン連邦民になったとしても、結局、生涯をこちらの世界で過ごすことになりますよ? 確かに隔離施設だけで過ごすよりは自由だと思いますが、根本的な問題は解決できないかと。」


「いえ、エーデルシュタイン連邦民になったあと、あなたと同じ、対外情報部に所属する対地球のエージェントにして下さい。そうすれば、オレは地球にも戻れる。」


「えぇぇぇ? 地球の人が対地球のエージェントですか?」


「はい、そうです。地球でも、CIA、MI6、モサド、別班などなど、各国に諜報機関があって世界中で活動してます。そして、諜報活動の実働部隊として最も適しているのは、活動先国の人間を使うことです。ちなみに、連邦軍のエージェントに地球人は居ますか? あなたは対地球向けエージェントのプロフェッショナルで、地球で活動しても違和感が無い姿と知識だと思いますが、オレは本物の地球人で、誰もがエーデルシュタイン連邦の存在を知らない以上、絶対にオレがエーデルシュタイン連邦のエージェントだとバレることはありません。」


「・・確かに理論的にはそうですね。でも、貴方のような監視対象の異次元の人がエーデルシュタイン連邦民になることだけでも前例も無い話なのに、更に連邦軍に入って、対地球のエージェントになるなど、夢のまた夢の世界の話です。特にエージェントは連邦に忠誠を認められた一部の人間しかなれないのですよ。」


「ジュフラン大佐もエージェントですよね?」


「・・そうですね。 もっと細かく説明すると、エーデルシュタイン連邦は名前の通り、連邦国家です。そして、連邦軍の対外情報部でエージェントとなる忠誠を認められている人間とは、連邦構成国の要人のことなのです。実は、わたくしは、連邦構成国の一つ、ブランディーユ公国の王族なのです。ですからエージェントなのです。」


・・異次元の次は王族・・もはや、理解しようとすることすら間違いなのかもしれないな。もう想像も追いつかない話になってるよ、こりゃ・・でも、だからって、ここで引いたら終わっちゃうんだ。ノリと勢いで、はったりをブチかますしかないんだ!


「ジュフラン大佐は、ブランディーユの王族の方なのですね。 では、オレをブランディーユ王族に加えてもらえませんか?」


「はぁぁぁ?」ジュフラン大佐の声は裏返ってしまった。

良いぞ、この調子だ!もっと、もっとノリと勢い全開で攻め込むんだ!


誰もが驚く大逆転の策を出すんだ。何か無いか、何か。

そうだ、もう、どうせやけくそなんだから、これで行くか!


「それならオレと結婚して下さい!」


「ふあぁぁぁぁ?」

ジュフラン大佐は、既に声ではなく悲鳴に代わってしまった。

同じように軍服の3人も両目が落っこちそうなほど見開いて、後ずさりしてしまった。


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