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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第27話 武蔵

 「そうですか、そう言ってもらえると話が早いですね。それでは具体的な説明に移りましょうか。まず、皆さんは現時点をもって、特別職の自衛官に任命され、武蔵に乗艦します。研究員のリーダーであり、唯一の成人である小笠原さんは艦長代理として3佐に任命します。神津さん、三宅さん、大島さんは3尉に任命します。」


「うわぁ、3尉とかって、なんだか軍人さんみたいですねー。」


「えぇと、軍人さんと言うか、自衛官になりますので、ね・・。」

ミズキのまったく緊張感の欠片もないコメントに下里1佐も多少困惑気味のようだ。


「3尉といったら『士官』ですよね?私達、訓練も受けてないのにいきなり士官になって、自衛隊の組織統制上、問題は無いのですか?」

知識もあって、分析も出来て、問題点も洗い出せるシオリちゃん、やはりチームの頭脳担当はシオリちゃんで決まりだな。


「武蔵は水上艦艇ですが、海上自衛隊の所属ではなく、統合幕僚監部直属の独立遊撃艦になります。よって、皆さんが、陸海空の自衛隊の指揮下に入って、士官として行動することはなく、あくまでも武蔵が独立艦として動くための便宜上の対応だとご理解下さい。」


「そっか、じゃ、アタシらは自衛官っていっても、武蔵にしか乗らないんだね。」

レイナが軽く頷いた。


「そういうことです。逆に言えば、武蔵を動かせるのは研究員である皆さんしか居ないんです。そして、その武蔵は伊豆鳥島の専用基地で最終点検中ですので、そちらへ向かいましょう。着替えを終えたら屋上に集合してもらえますか?」


着替えを済ませて屋上へ上がった。屋上のヘリポートにはヘリコプターと下里1佐だけが待っていた。


「あれ?他のメンバーはまだですか?」


「ユーさん、ユーさん以外は女子チームなんで着替えには時間が掛かってると思います。あ、そうだ、ユーさん、今ジュフラン大佐から連絡があったのですが、大佐も武蔵に乗り込むことが決まったそうです。」


「え?ジュンさんが?どうやって乗り込むんですか?自分で自分の姿では武蔵に乗れないって言ってたんですよ?」


「そうなんですが、私も聞いてみたのですが、教えて貰えなかったので詳細は分からないのですが・・そういう連絡がありましたので、お伝えだけしておきました。」


「・・了解です。」


ガチャッ。

屋上のドアが開いてシオリ、レイナ、ミズキの3人が海自の制服に身を包んで屋上へ出てきた。おー、制服姿になると急に大人びて見えるものだね。


下里1佐と一緒にクルー全員がヘリに乗り込むと、エンジンの音が大きくなって、フワッとした感覚とともにヘリが離陸した。


オレはヘリに乗るのは初めてなんで外を見たり、パイロットの操縦を見たりとキョロキョロしていたんだけど、女子チームはヘリには全く興味が無い感じでキャピキャピと皆で何かを話をして、ケラケラ笑いながら盛り上がっていた。


 眼下に島が見えてきたところで機長からヘッドホン経由でアナウンスがあった。

「伊豆鳥島基地に着陸します。」


飛行機の着陸とは全く違う感じで着陸をすると、エンジン音が小さくなり、外からヘリのドアが開けられた。


「ユー!お疲れ様!」


あ、ジュンさんだ。でも、制服ではなく白衣姿だ。


「ジュンさん、どうしたんですか、その恰好は?」


「あ、わたくしが食堂担当兼看護師としてご一緒することになりましたの。」


何が起きてるのか良く解らなかったが、クルーの3人も一緒なので細かい話をすることもできず、困惑していると下里1佐が歩き始めた。


「さ、こちらへどうぞ。」


ヘリポートの端に物置のような小さな小屋が建っている。

そのドアを下里1佐が開けると、中にはエレベーターの扉があった。


「うっわ、なんだコレ。」

「何だか面白そうねー。」

「これは、偽装ですね?」


3人がはしゃいでいる。


「この基地は気象観測の施設に見えるようにカモフラージュされてます。さ、乗ってください、武蔵はこの下です。」


エレベータが止まって扉が開く。

目の前には視界いっぱいにそびえ立つ壁のような建造物。これが、武蔵、デカイ、デカすぎるよ。


「ここが武蔵の専用基地です。海岸から断崖絶壁をくり抜いて作ってあるので、衛星写真にも写りません。」


下里1佐に続いて、ラッタルを上り、武蔵の艦内に入った。


え?これが戦艦の内部?外観と全く違ってシンプルでまるでアニメに出てくる宇宙船みたいじゃないか。


驚いて軽くフリーズしているオレにジュンさんが小声で耳打ちしてきた。

「どうですか?エルダルン研究主任が地球の色んな資料を調べて作った自信作だそうですわ。他のクルーは研究員だったという記憶と共に、操作運用方法も含めて艦の情報がインプットされてるので、これを初めて見るのはユーだけなんで、捕捉説明しておきますね。」


「なるほど、そうですよね。オレ達はこの艦のことを知ってるはずですもんね。いや、これは驚きました、というか、既に地球の実際のテクノロジーじゃない気もしますけど。。」


「そうですか?でも、ユーが大和とか言う艦の話は史実だと思われてる、と言いましたよね?」


あ・・いや、確かにそうは言ったけど、これはやりすぎだって・・


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